派遣会社に登録するには以下の2つの登録方法があります。
・派遣登録会(派遣会社に直接行き派遣登録する方法)
・WEB登録(インターネットから派遣登録する方法)
派遣登録自体は簡単で、必要情報を伝えるだけで自動的に登録完了する場合もありますが、登録する前に必要な持ち物をそろえておく必要があります。
そこでこの記事では、派遣登録に必要な持ち物の準備について解説していきます。
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派遣登録会に必要な持ち物は?
派遣登録会に必要な持ち物を一つずつ紹介していきます。
身分証明書
派遣登録には必ず身分証明書が必要です。
なぜなら派遣会社は身元がわからない人を採用し、派遣先に派遣するわけにはいかないからです。
まず身分証明書として使えるものとして以下が挙げられます。
身分証明書として使えるもの
- 免許証
- マイナンバーカード
- 住民基本台帳カード
- 健康保険証
- 年金手帳
- パスポート
- 学生証
- 顔写真付きの資格証明書
- キャッシュカード、通帳
- 住民票
- 公共料金の領収書
詳細は派遣会社によって異なるのですが、基本的には以上のようなものが身分証明書として使えます。
一つだけで身分証明書になるものもあれば、二つ組み合わせることで身分証明書として使える場合もあります。
目安としては顔写真のついているものは一つだけで使える場合が多く、顔写真が付いていないものは二つ必要、といった傾向があります。
派遣会社の登録会に行く場合はどれが必要なのか調べておくとスムーズに登録ができます。
また、未成年者が派遣会社に登録する場合は親権者の承諾書が必要になります。
未成年でも18歳、19歳であれば親権者の承諾書は不要です。
ただし、高校生の場合は18歳であっても親権者の承諾書が必要になります。
まとめると、高校生の場合は年齢に関わらず親権者の承諾書が必要、中卒の場合は18歳未満だと親権者の承諾書が必要、高校を卒業している場合は親権者の承諾書は不要ということです。
身分証明書として使えないもの
- 卒業証書
- 賃貸証明書
- マイナンバー通知カード
以上のものは身分証明書になりません。
特に、マイナンバー通知カードをマイナンバーカードと勘違いしてしまうケースがあるようです。
マイナンバー通知カードはマイナンバーカードが普及したとき、自動的に国民に送られてきた用紙のことです。
マイナンバーカードは顔写真が付いたカードのことで、インターネットで手続きし市役所などで受け取ります。
マイナンバーカードを自分で発行した記憶がない方は、マイナンバー通知カードしか手元にないかと思われますので注意しましょう。
給与振込先の情報
派遣会社の給与は多くの場合銀行振込になるので、銀行振込口座の情報が必要です。
具体的には、通帳かキャッシュカードを用意します。
銀行口座をお持ちでない方は、銀行窓口で作成することができます。
印鑑
登録会で派遣登録する場合、印鑑が必要になります。
印鑑を用意するにあたって出てくる疑問は、シャチハタでも問題ないのか?ということかと思います。
シャチハタで問題ないかどうかは派遣会社によります。
それぞれの派遣会社がシャチハタOKかどうかは、公式サイトに書かれています。
職務経歴書
職務経歴書が必要かどうかは派遣会社によって異なります。
また職務経歴書が必要な場合の提出方法も派遣会社によって異なり、事前にWEBで入力する場合もあれば、職務経歴書を持参する場合もあります。
具体的なことは各派遣会社の公式サイトに記載されています。
マイナンバー
派遣会社は社会保険や税金の手続きのために年金事務所などに派遣登録者のマイナンバーを提出する必要があります。
そのため、派遣会社に登録する際にはマイナンバーの提出が求められます。
派遣会社は社会保険や税金の手続きのために年金事務所などに派遣登録者のマイナンバーを提出する必要があります。
そのため、派遣会社に登録する際にはマイナンバーの提出が求められます。
派遣登録時にはマイナンバーの提出が不要な派遣会社もあるのですが、派遣先に派遣されるまでには用意しておく必要があります。
マイナンバーが記載されている書類は以下になります。
- マイナンバー通知カード
- マイナンバーカード
- 住民票の写し(申請する際にマイナンバーを追加するか否かのチェック項目があります)
WEB登録の場合に必要な物は?
WEB登録で必要な物は、登録会とほぼ同じ場合が多いです。
違いがあるとすれば、WEB登録の場合は自撮り写真が必要、逆に印鑑は不要です。
派遣登録の流れ
次に具体的な派遣登録の流れをご紹介していきます。
来社登録の場合
来社登録の場合以下のような流れになります。
- 事前に派遣会社公式サイトで登録会の予約・登録情報の入力をする
- 予約当日派遣会社へ行き、登録会へ参加する
以上の2ステップで来社登録は完了します。
まず登録会の予約方法に関しては派遣会社によりますが、
- 電話予約
- メール予約
- 公式サイトからの予約フォームを利用
大手派遣会社の場合は公式サイトから予約フォームが使えることが多いので、利用すると便利です。
次に登録情報の入力では、自分の基本的なプロフィール、希望する仕事、経歴などの情報を入力します。
履歴書や職務経歴書として持参を求める派遣会社もあるのですが、事前にサイトから入力すれば持参は不要というケースが多いです。
事前準備が完了したら、当日登録会に参加します。
登録会の持ち物は公式サイトに記載されていますが、上でご説明した通り、身分証明書、給与振込先の情報、印鑑、マイナンバーなどが必要です。
登録会では担当者からの説明と、簡単な面談、スキルチェックが行われるのが一般的です。
登録会後は派遣会社から連絡があり、派遣先の紹介などが行われます。
リモート面談が必要な場合
今はコロナ禍ということもあり、派遣登録会に行かずWEB上での登録が増えてきています。
WEB上で必要な書類や自撮り写真をアップロードし、登録情報を入力すれば登録完了という流れです。
しかし登録者のことを詳しく知るという理由で※リモート面談が必要な場合があります。
※リモート面談とは、スマホやパソコンで顔を映しながら担当者と面談することです。
電話登録のみで完了する場合
電話登録のみというのは、WEB登録後に担当者と電話をすれば登録が完了するということです。
上のリモート面談の場合と流れとしては同じなのですが、顔を映す必要がないという点で違いがあります。
通話料が心配という方は派遣会社側から電話をかけてもらえるため、電話登録でも通話料を心配する必要はありません。
電話登録も自宅のみで完結し出歩かなくてもいいため便利です。
WEB登録のみで完了する場合
WEB登録のみで完了する場合とは、WEBから派遣登録に必要な情報を登録したら、登録会、リモート面談、電話登録のいずれも不要な場合を指しています。
つまりスマホやパソコンからWEB登録をしたら、後は派遣会社からの連絡を待ち、採用の連絡があれば派遣先を紹介してもらうだけ、という流れになります。
派遣登録の中でももっとも簡単な方法と言えるでしょう。
派遣登録の服装は?
派遣登録の服装に関して、明確なルールはありません。
希望する仕事内容によってはカジュアルの印象が強くても問題ないのですが、基本的にはスーツやオフィスカジュアルが無難です。
事務などのオフィスワークを希望する場合、間違いなく実際に就業するときの服装であるスーツやオフィスカジュアルが良いですし、一方で肉体労働や倉庫内での軽作業を希望するような場合は、オフィスカジュアル寄りの服装で登録会に臨むことをおすすめします。
実際の就業時の服装に近いTシャツやパーカーで登録会に参加しても問題ないケースもありますが、社会人としての印象という意味でラフすぎる服装は控えたほうがいいでしょう。
靴やカバンについて
スーツを選択する場合特にそれ以上迷うことはないかと思いますが、オフィスカジュアルの場合は靴や鞄について悩むことがあるかもしれません。
スニーカーやショルダーバッグが黒や茶色のシンプルなデザインであればオフィスカジュアルとして対応するはずです。
逆に色や形状が派手なものは控えたほうが無難です。
各大手派遣会社の登録に必要な物
初めに登録する方は、大手派遣会社を選択すると間違いありません。
以下は各大手派遣会社の登録に必要な物を記載しました。
パソナ
パソナに派遣登録する際に必要になる持ち物は以下です。
パソナの公式サイトからの引用です。
Q:登録時の持参物・服装について教えてください。
A:当日の持ち物は以下のとおりです。
1)職歴メモ(企業名、勤務期間、業務内容など)
2)ご本人が確認できる公的書類
●写真付き書類の場合は下記から1種類お持ちください
・個人番号カード(2016年1月以降)
・運転免許証
・運転経歴証明書
・パスポート
・(写真付)住民基本台帳カード
・障害者手帳
・在留カード
・特別永住者証明書
●写真なし書類の場合は下記から2種類お持ちください
・保険証
・年金手帳
・児童扶養手当証書・特別児童扶養手当証書
・健康保険日雇特例保険者手帳
・(写真なし)住民基本台帳カード
・住民票の写し
・住民票記載事項証明書
・印鑑登録証明書
・自治体発行の公共料金領収書等
※現在お住まいのご住所と住民票住所は一致していることが前提となります。
※公的書類に記載されている住所は、現在お住まいのご住所が記載されていることが必要となります。
3)印鑑(シャチハタ以外)
4)MYPAGE登録時のご自身のIDとパスワード
パソナでは顔写真付きの身分証明書であれば一点、顔写真がない身分証明書の場合は二点準備する必要があります。
またIDとパスワードについては最初にWEB登録する際に発行されるので、保管しておけば問題ありません。
リクルートスタッフィング
リクルートスタッフィングの登録に必要な物は以下です。
- 本人確認書類
- 経歴がわかるもの
- 給与振込口座のキャッシュカードまたは通帳
本人確認書類に使えるものは以下です。
- 運転免許証
- パスポート
- 住民基本台帳カード(写真付き)
- 住民票の写し
- 健康保険証
- その他の書類
その他の書類に関しては公式サイトでも細かくは言及されていません。
ただし、年金手帳と学生証は身分証明書には使えないようです。
お手持ちの書類で本人確認書類として使えるか判断が難しいものがありましたら、リクルートスタッフィングに問い合わせてみることをおすすめします。
外国籍の方の場合、以下が本人確認書類となります。
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 外国人登録証明書
外国籍の方の場合、上記書類のいずれかが必要です。
テンプスタッフ
テンプスタッフに派遣登録する場合、以下の書類が必要になります。
- 本人確認書類
- ご本人名義の銀行口座の通帳またはカード
上記にくわえ、WEB登録の際に「登録情報の事前入力シート」を入力していない場合は、職務経歴書が必要です。
また身分証明書として使える書類について、公式サイトでは以下のように記載されています。
基本的には有効期限内の公的機関発行の証明書であり、かつ現在の氏名・住所・生年月日の3点を確認できる必要があります。たとえば「免許証」「パスポート」「健康保険証」「住民票」などが該当します。ただし期限切れの免許証やパスポート、過去の学生証や保険証、発行から何ヶ月も経ってしまった住民票は効力を持ちませんので、普段から有効期限を確認しておきましょう。また引越しなどで住所が変わった際には、忘れずに住所変更の手続きをしておくことが大切です。
引用:テンプスタッフ 派遣に登録するときに身分証明書は必要?
条件を満たしていれば、上に列記されていない身分証明書も使えるということです。
具体的には、たとえば公的な資格の証明書類なども身分証明書として使える可能性があります。
スタッフサービス
スタッフサービスの公式サイトでは、登録に必要な物として以下のように記載されています。
(1) ご本人様確認用の書類(運転免許証、パスポート、個人番号カード、公的医療保険の被保険者証、住民票など)
※年金手帳・マイナンバー「通知カード」でのご本人様確認は行っておりませんので、それ以外の書類をお持ちください。
※住民票は「本籍」・「個人番号(マイナンバー)」が記載されていない物
(2) 印鑑
(3) 職務経歴メモ(職務経歴が確認できるものを持参されると、登録手続きがスムーズに済みます。ただし職務履歴書をこちらでお預かりすることはございません。)
(4) 予約ID・予約パスワードの控え(予約完了メールに記載、または電話予約時に通知)。
スタッフサービス 登録会について
外国籍の方の場合は必要な物が異なり、以下のようになっています。
※外国籍の方は持ち物が異なります
日本での就労が可能な在留資格をお持ちの方は、定められた在留期間、職種・活動内容に限り、派遣での就労が認められております。
【日本での就労が可能な在留資格とは】
日本人の配偶者等、永住者の配偶者等、定住者、外交、公用、教授、芸術、宗教、報道、投資・経営、法律・会計業務、医療、研究、教育、技術、人文知識・国際業務、企業内転勤、興行、技能、特定活動
【日本での就労が原則認められていない在留資格とは】
家族滞在・留学・研修・文化活動・短期滞在
日本での就労が可能な在留資をお持ちの場合、登録の際には在留資格の確認のため、以下をご持参ください。
■中長期の滞在の方 : 在留カード 又は 外国人登録証明書
■特別永住者の方 : 特別永住者証明書 又は 外国人登録証明書
スタッフサービス 登録会について
外国籍の方の場合、在留資格を証明する書類が必要になります。
アデコ
アデコは他の派遣会社とは異なり、公式サイトでも必要な物について明言していません。
他の派遣会社同様に身分証明書は必要であると考えられますが、身分証明書の詳細について明言していない分ある程度臨機応変に対応してもらえると考えられます。
外国籍の方に関しては登録に際して必要な物が公式サイトに記載されています。
Q.
外国籍ですが、登録はできますか
A.
日本に在留する外国籍の方は、入国の際に与えられた在留資格の範囲で、定められた期間、職種に限って派遣での就労が認められています。「在留カード」「外国人登録証明書」にて、在留資格・在留期間などを確認させていただきます。
※
特別永住者の方は、日本発行の本人確認書類もしくは「特別永住者証明書」 「外国人登録証明書」にてご本人確認をさせていただきます。
Adeco 登録について
「在留カード」「外国人登録証明書」が必要であると記載されています。
特別永住者の方は、日本発行の本人確認書類、または「特別永住者証明書」 「外国人登録証明書」での本人確認となっています。
日本発行の本人確認書類についての詳細は記載されていないので、これに関してはある程度柔軟に対応してもらえると考えられるでしょう。
ウィルオブ
ウィルオブの来社登録で必要なものについて、公式サイトでは以下のように記載されています。
■ 持ち物 筆記用具、印鑑、身分証明書
ウィルオブ 来社登録
次にウィルオブで身分証明書として使える物は以下のように記載されています。
身分証(身分証明書)の種類
運転免許証
健康保険証
マイナンバーカード
年金手帳
ウィルオブ 身分証明書になるものは?全くない場合の発行方法や注意点をくわしく解説
また身分証明書が何もない場合の対策も記載されていて、以下のように住民票の写しの取得が推奨されています。
身分証が何もない人は、市区町村の役所で住民票の写しを取得することをおすすめします。
理由は、国民年金の被保険者の資格や国民健康保険の確認など、他の身分証を発行するときに役立つためです。
ウィルオブ 身分証明書になるものは?全くない場合の発行方法や注意点をくわしく解説
そして住民票を取得する際に必要な物は以下です。
本人確認書類がないときに住民票の発行をするときは、いずれか2点(1~7から1点、8~12から1点)の下記書類を提示してください(熱海市を例に紹介してあります)。
1.学生証(写真付)
2.生徒手帳(写真付)
3.勤務先が発行した身分証明書(写真付)
4.国や地方公共団体の機関が発行した資格証明書(写真付)
5.公の機関が発行した資格証明書で写真のあるもの
6.公の機関又は公益法人の発行する資格者証・登録証・会員証など
7.運転経歴証
8.クレジットカード
9.通帳
10.診察券
11.定期券
12.キャッシュカード etc
ウィルオブ 身分証明書になるものは?全くない場合の発行方法や注意点をくわしく解説
公式サイトでは熱海市の場合が例になっていますが、詳細は市区町村によって異なります。
住民票の写しを取得するために必要な書類についてはほとんどの場合市区町村のホームページに記載されているので、確認すると良いでしょう。
また住民票の現住所が異なる場合、公共料金の領収書などの住所を証明できる書類と合わせて提示することを求められる可能性が高いです。
ある程度臨機応変に対応してくれるかもしれないのでウィルオブの担当者に確認する方法もありますが、可能であれば住民法を現住所に移してから取得するのが確実です。
マンパワー
マンパワーの登録に必要な物は以下のように記載されています。
• ご印鑑(シャチハタ可)
• ご本人を確認できる書類
[1点でOK] 運転免許証、パスポート、個人番号カード、住民基本台帳カード/写真あり、障害者手帳
[いずれか2点でOK] 住民票/発行から3ヶ月以内、印鑑証明書/発行から3ヶ月以内、健康保険証、年金手帳、住民基本台帳カード/写真なし、公共料金領収証•外国籍の方は、日本での就労が可能な在留資格をお持ちの方は定められた在留期間、活動内容に限り、就労いただくことができます。登録の際は、「在留資格」「就労制限の有無」を確認させていただくため、在留カードをお持ちください。(就労制限について追加確認させていただく場合もございます)
※ご本人を確認できる書類をお持ちでは無い場合は登録される拠点にお問い合わせください
※語学や簿記などの資格をお持ちの方は、ご希望の職種に合わせて証明書をお持ちください
※30日以内の短期の就業をご希望される場合は、日雇い派遣禁止の例外者に該当する確認書類が必要な場合があります
※登録当日は、お写真の撮影をさせていただきますのでご了承ください
マンパワー [初めての方]派遣登録の流れ・好印象の服装や履歴書など持ち物について
マンパワーは公式サイトで登録に必要な書類を明記しています。
本人確認書類に使える書類もはっきりと記載されているのでわかりやすいでしょう。
間違いやすいポイントとしては、個人番号カードが挙げられるかと思います。
個人番号カードはマイナンバーカードとも呼ばれるものですが、個人番号通知カード、マイナンバー通知カードとは異なるものです。
個人番号通知カードは国民全員に届いた、個人番号カードを取得するための紙です。
一方で、個人番号カードは顔写真付きのカードです。
自分で市区町村の役所で手続きをしていない場合は手元に個人番号カードはないはずなので、通知カードの方と勘違いしないようご注意ください。
派遣登録会に関するQ&A
次に派遣登録会に関するよくあるQ&Aをご紹介します。
資格証明書は必要?
資格証明書は基本的には不要です。
ただし例外があって、派遣会社に提出を求められた場合は提出が必要です。
ではどのような場合に資格証明書の提出が求められるかですが、業務への関連性が深い、特定の資格の保有者にのみその仕事を紹介している、といった場合になります。
たとえば派遣先の仕事が経理事務で簿記資格を持っている人のみを募集している、または簿記資格を持っている人を優先したい、といった場合は資格の証明書の提出を求められるでしょう。
逆に、たとえば簿記の資格を持っている人が倉庫内の軽作業や力仕事に応募するのであれば、資格の記入は参考程度であるため資格証明書は特に必要ない、といったことが考えられます。
このように、業務に直結する資格を強くアピールする場合のみ資格証明書が必要ということです。
詳細は派遣会社ごとの判断にはなりますが、このように考えておくと無駄に資格証明書を取り寄せるような手間が省けるかと思います。
WEB登録でも持ち物の準備が必要?
WEB登録でも持ち物の準備は必要です。
身分証明書などは写真で撮影してアップロードします。
ただし登録会に参加する場合とは持ち物が微妙に異なる場合があり、WEB登録の場合は印鑑が不要といったことがあります。
逆にWEBで顔が見えない分、登録しているのが本人だという証明のために自撮り写真などが求められる場合もあります。
印鑑はシャチハタでもいい?
印鑑がシャチハタでいいかどうかは派遣会社によって異なります。
派遣会社の公式サイトに記載されているか、登録会の前に指定されるでしょう。
シャチハタでも問題ない派遣会社ならシャチハタの印鑑を持って行けば良いのですが、これから印鑑を用意するのであればシャチハタではない印鑑にした方が良いかと思います。
その方が複数の派遣会社に登録しやすい、登録したい派遣会社がシャチハタOKかどうかわからなくても確実に使える、といったメリットがあるからです。
朱肉もセットで用意しておいた方が無難ですが、朱肉は派遣会社にも置かれているはずです。
登録用写真のサイズは?
登録用写真のサイズは指定されている場合もあれば、フリーサイズの場合もあります。
履歴書に写真添付して提出するような場合は、サイズも指定されていることが多いでしょう。
一方で、自撮りしてアップロードする場合は、特に写真サイズの指定はないことも多いです。
傾向としてはWEB登録で自撮り写真をアップロードすれば完了するケースが増えているため、フリーサイズが一般的になっています。
身分証明書がない場合はどうすればいい?
身分証明書がない場合、もっとも用意しやすい身分証明書を用意することになります。
具体的には、住民票の写しです。
住民票の写しは派遣登録の身分証明書として使うことが可能で、なおかつ以下のような書類があれば発行できます。
1.学生証(写真付)
2.生徒手帳(写真付)
3.勤務先が発行した身分証明書(写真付)
4.国や地方公共団体の機関が発行した資格証明書(写真付)
5.公の機関が発行した資格証明書で写真のあるもの
6.公の機関又は公益法人の発行する資格者証・登録証・会員証など
7.運転経歴証
8.クレジットカード
9.通帳
10.診察券
11.定期券
12.キャッシュカード
上記の書類は派遣会社に登録するための身分証明書としては使えない場合が多いのですが、住民票の写しを取得するのに使えます。
そのため上記書類を利用してまずは住民票の写しを取得して、それを派遣会社に登録する際の身分証明書として利用するという流れです。
また住民票の住所と現住所が異なる場合も、身分証明書として使える可能性があります。
ただし現住所を証明するための書類と合わせて提出するなど手間がかかるかもしれません。
住民票を現住所に移しても問題ないのであれば、現住所に移してから住民票の写しを取得する方法がより確実でしょう。
来社登録の場合、何分前に会場に着けばいい?
来社登録で何分前に会場に着くべきかについて明確な答えはありません。
しかし、交通機関が遅延する可能性がある、到着がぎりぎりになりすぎるとあまり印象が良くない、といった社会的な常識を考えると、10分前くらいには会場に着くように出発することをおすすめします。
5分前だとぎりぎりすぎる、30分前だとさすがに早すぎると思われます。
より余裕を持ちたい場合は、15分~20分程度前に会場に着くように出発するのも良いかもしれません。
派遣登録をしたら必ずその会社で働かなければいけない?
派遣登録後にその派遣会社では働かないという選択も可能です。
実際、派遣会社に登録だけして働かない人も多いです。
理由としては人それぞれですが、以下のようなことが考えられるでしょう。
- 派遣登録後に自分自身の状況が変わった
- 派遣会社の雰囲気が合わないと感じた
- 紹介してもらった仕事があまり魅力的ではなかった
- 同時期に登録した他の派遣会社の仕事の方が良かった
いずれの理由も問題はなく、また派遣会社も想定していることです。
派遣会社は一か所に絞らなければならないわけではなく、むしろ複数の派遣会社に登録した方が比較検討できる分有利でしょう。
派遣会社は登録者になるべく働いてもらいたいので積極的に営業をする可能性が高いですが、仕事を断っても問題ありません。
複数の派遣会社に登録し、それぞれ比較検討し、なるべくご自身に条件の良い形で働くようにすることをおすすめします。
まとめ
派遣登録に必要な持ち物は以下です。
- 身分証明書
- 給与振込先の情報
- 印鑑
- 職務経歴書
- マイナンバー
基本的な持ち物は上記の通りですが、派遣会社や、登録会参加かWEB登録かなどの条件によって多少変わってきます。
身分証明書が何もない場合は、住民票の写しを取得するのが最短ルートです。
派遣登録をしたからといって必ずその派遣会社で働かなければならないというわけではないので、まずは登録してみることをおすすめします。
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