第二新卒は派遣に向いている?第二新卒派遣の実態と注意点

「もし、自分が第二新卒として転職する時に派遣社員を選んでも大丈夫なのか心配・・・」
と不安に思っていませんか?

派遣会社に約6年勤務した「#就職しよう」編集部の中塚が、第二新卒派遣について解説します。
この記事で、第二新卒の方も派遣社員という働き方を選択肢のひとつとして考えていただければ幸いです。

第二新卒の派遣が注目される実態とは?

第二新卒が派遣の人材として注目されている実態について、派遣会社や派遣先企業に求められている理由を紹介します。

第二新卒だからこその強みを活かすことができれば、派遣社員としてより良い派遣先企業で働ける可能性が高まります。

社会人としての経験が評価されるため

第二新卒は、一度社会人として働いた経験のある人材でもあるため、高校や大学を卒業してから初めて社会に出る新卒者と比べて、社会人としての経験が評価されます。

一度でも働いたことがあれば、マナーや同じ仕事での業務方法などもスムーズに行いやすくなるため、派遣先企業は第二新卒の人材を求める傾向にあります。

また、若い年代の多い第二新卒は仕事にやる気を持っている人材が多いことから、業務経験が浅くても活躍を期待されている人材です。

新卒が短期間で仕事を辞める影響による人材不足の解消

新卒者が短期で仕事を辞めてしまったことにより、人材不足に陥ってしまった企業が、その穴を埋めてくれる派遣社員を求めて、派遣会社に求人を掲載しているケースが多くあります。

現在の就職事情では、終身雇用という考えを持っている人材が減ってきている傾向もあり、特に新卒では、3年未満で転職や退職をする社員なども増え始めています。

若手の人材不足を解消するひとつの手段として、社会人としての経験もある第二新卒が注目を集めています。

そもそも第二新卒とはどんな人?

第二新卒とは、法的にしっかりと明言されているわけではありませんが、一般的には新卒で3年未満の求職者をさすケースが多くあります。

具体的な年齢でいうと、高卒であれば18歳から21歳、大卒であれば22歳から25歳ぐらいです。

派遣会社によって定義も違うため年齢にはばらつきはありますが、高校や大学を卒業した後に短期間でも入社した経験のある人材が第二新卒と呼ばれます。

第二新卒が派遣会社に登録しやすい時期ってあるの?

第二新卒として派遣会社に登録しやすい時期は、転職者向けの求人数が多くなる傾向にある4月や9月の時期です。

4月や9月は求人も多くなることから、派遣会社にも登録しやすい時期です。

派遣会社への登録自体はいつでもできるので、4月や9月は派遣先が見つかる可能性が高まる時期だと把握しておくだけで問題ありません。

第二新卒が派遣を選ぶメリットとデメリット

第二新卒が派遣を選ぶことで得られるメリットと、デメリットに分けて解説します。

良いところと悪いところを見極めて、第二新卒で派遣を選ぶのかどうか考えるひとつの参考としてお使いください。

第二新卒の派遣におけるメリット

第二新卒から派遣を選ぶメリットには、

  • 大手企業の求人に応募しやすくなる
  • 自分のライフスタイルに合わせて仕事ができる
  • スキルを活かした仕事が選べる

などがあります。

社会人経験のある第二新卒は、転職前に働いていた企業と同じ業務を行う大手企業の求人であれば評価してもらいやすくなります。

また、プライベートな時間も重視したいと考えている方は、勤務時間や勤務日数などの条件を指定して求人を探すことができるため、ライフスタイルに合わせて仕事を選ぶことも可能です。

自分の持っているスキルを活かせるような仕事を選んで、時間的にも余裕を持って働ける魅力を派遣は持っています。

第二新卒の派遣におけるデメリット

第二新卒から派遣を始めるデメリットには、

  • 正社員に比べて収入が低くなりがち
  • 同じ派遣先企業で3年以上働けない

などがあります。

派遣社員は契約以上の仕事をしなくて済むため楽に感じますが、社員よりも仕事の範囲が狭まることから、収入が低くなりがちです。

安定した収入を得ながら仕事をしていきたいと考えている方にとっては、デメリットになります。

また、派遣社員は働く期間に定めがあるため、最長でも3年までしか同じ派遣先企業で働くことができません。

いくら気に入った派遣先企業でも、契約満了を迎えてしまえば違う派遣先企業で働くか、派遣以外の働き方に変える必要性が出てくる特徴を持っています。

第二新卒が派遣を選ぶ時の注意点

第二新卒で派遣を選ぶ時の注意点を、大きく2つに分けて紹介します。

派遣社員として働く以上、避けては通れないポイントでもあるため、事前に把握して対策を取れるようにしておくことをおすすめします。

1.派遣社員を続けるなら計画性が重要

第二新卒から派遣社員になって、この先も派遣としての働き方を続けていこうと考えるのであれば、収入面についても考えていく必要があります。

派遣社員の場合、今は高時給の仕事ができていたとしても、将来的に同じような条件で働けるような派遣先企業が見つかるとは限りません。

また、老後などの生活も考えて貯蓄をしていくことを考えると、収入が不安定になる点にも注意していく必要もあります。

収入が足りないのであれば副業をしたり、少しでも好条件の派遣先企業で働くためにスキルアップや資格の取得をしたりするなど、安心した生活を送るために計画的に仕事をしていくことが大切です。

2.派遣会社選びは慎重に行おう

派遣社員にとって、派遣会社は自分の希望通りの派遣先企業を探してくれるパートナーのような存在です。

しかし、派遣会社にも特定のジャンルに強い派遣会社や、若手、ベテラン向けの派遣会社など様々あるため、どの派遣会社も同じ求人が見つかるわけではありません。

また、受けられるサポートや給料体制なども異なってくるため、事前にいくつかの派遣会社を比較して、自分に合った派遣会社を慎重に選んでいくことが重要です。

どの派遣会社がいいかいまいち分からない時は、複数登録を行うことも可能なので、実際に利用しながら自分に合っているのか確かめることも可能です。

第二新卒派遣の求人に多い仕事は何?

第二新卒向けの派遣としても、多くの求人が出ている仕事の一部を紹介します。

社会人としての経験やスキルなどが活かせる業務がほとんどです。

電話オペレーター

電話オペレーターは、コールセンターなどで顧客からの、会社への問い合わせの電話に対応する仕事です。

商品やサービスについて説明をしたり、クレームの対応、注文受付などを担当したりします。

企業によって電話対応する内容も変わりますが、男性や女性、お年寄りなど電話先の相手に合わせて話し方を変えるなど、企業の印象を悪くしないように適切な応対ができなければなりません。

社会人の経験がある第二新卒であれば、言葉遣いに気をつけながら電話対応を行いやすいということが理由で、第二新卒の派遣を求める求人が出ています。

一般事務やOA事務

基本的なマナーや、コミュニケーションスキルが身につきやすい第二新卒向けの求人として、一般事務やOA事務などの仕事も派遣会社で紹介されています。

パソコン業務などについても基本的な操作が身に付いていれば、資料作成なども行えるため、既に業務の経験がある第二新卒は事務仕事の即戦力にもなると期待されることもあります。

先ほど紹介している「電話オペレーター」に比べ、求人倍率が高いです。そのため事務経験者の即戦力を企業から求められるケースが多いです。

また、専門的な知識を身につけて、営業事務や経理事務などの業務にチャレンジすることもおすすめです。

アシスタント業務

アシスタント業務は、電話対応から書類整理、計算業務まで、庶務業務などの幅広い仕事を行います。

派遣先企業によっては経理や労務的な仕事を担当するケースもあります。

一般的な事務業務よりも幅広い仕事を行いやすくなるため、仕事の経験のある第二新卒向けの派遣求人としても扱われることがあります。

派遣先企業がどのような会社なのかによって業務内容も変化するため、事前にどのような仕事を行うのか把握しておくことが大切です。

エンジニアやプログラマ

急成長を続けているIT業界の中でも、人材が不足しがちなエンジニアやプログラマの仕事も派遣会社の求人で多く掲載されています。

大学でパソコンの勉強をしていたり、すでに働いていた会社でエンジニアやプログラマの経験があったりすれば、第二新卒としての経験をより活かすことができます。

専門知識も必要となるため、エンジニアやプログラマの仕事に新しくチャレンジしたいという方は、まずは勉強する事から始めてください。

第二新卒の派遣から正社員は狙える?

第二新卒の派遣から正社員を狙うことは可能です。

しかし、登録型派遣なのか、紹介予定派遣なのか、無期雇用派遣なのかによって事情も変化してくるため、それぞれのケースで正社員を狙うことができるのか解説します。

登録型派遣のケース

登録型派遣とは、求職者が派遣会社が紹介する派遣先企業で、雇用期間を定めて働く形です。

3年以上同じ派遣先企業で働けないというルールもありますが、契約満了を迎えた後は、派遣先企業の直接雇用になるか、派遣先企業を変えて派遣社員として働くかなどの道があります。

うまく派遣先企業の意向とマッチすれば、派遣先企業の直接雇用になることもあります。

しかしながら、派遣契約を行ったから、必ず直接雇用になれるわけではない点にはご注意ください。

派遣先企業で直接雇用された派遣社員もいるため、日々の業務に真剣に取り組んで行くことをおすすめします。

紹介予定派遣のケース

紹介予定派遣は、直接雇用を前提とした契約を派遣先企業と結び、最長6ヶ月までの雇用期間で業務を行うことになります。

雇用期間の最後まで派遣社員として働いて、派遣社員の就職意思と、派遣先企業の雇用意思の両方があれば、正社員や契約社員などの直接雇用として働けるようになります。

必ず直接雇用になれるというわけではありませんが、登録型とは違い、直接雇用を目的とした働き方のため、第二新卒から直接雇用を重要視するのであれば紹介予定派遣がおすすめです。

無期雇用派遣(正社員型派遣)のケース

無期雇用派遣は正社員型派遣とも呼ばれ、派遣会社に直接雇われて派遣社員が働く方法です。

登録型派遣とは違い、雇用期間が定められていない働き方となるため、3年を超えて同じ派遣先企業で働くことも可能です。

派遣から正社員に転職するためにしておきたいこと

派遣社員の契約途中での転職は禁止されていますが、契約更新のタイミングであれば正社員への転職も可能です。

そのため、派遣社員をしながら、正社員などへの転職就職活動を進めていくこともできます。

ここでは、派遣社員が正社員に転職をするためにしておきたいことを紹介します。

派遣会社の転職サポートを使ってみる

派遣会社によっては、派遣社員が転職する際のサポートを行なっている派遣会社もあります。

派遣社員人材の育成に力を入れている派遣会社もあるため、派遣社員として仕事をしながら、正社員になるためのキャリアアップを目指した働き方も可能です。

どのような転職サポートが行われるかは派遣会社によって異なるため、キャリアアップを目指した講座など、正社員になるために役立つサポートが受けられるのか事前に情報を集めておくことをおすすめします。

転職理由を考えておこう

派遣社員から正社員へ転職を目指す際は、なぜ派遣を辞めて正社員になろうとしたのか理由を述べられるようにしておくことも重要です。

「派遣社員として働いてきた経験を業務に活かしていきたい!」、「より働きに見合った評価をしてくれる会社で働きたい!」など前向きな理由を考えておくことをおすすめします。

面接でのアピールも重要

転職面接では、派遣会社で働いてきた経験がどのように活かせるのか、どのような資格やスキルを身につけたかなど、即戦力として働く実力があることをアピールすることが大切です。

新しい業務に転職する場合でも、多くの人達と関わってきたコミュニケーション能力や、 新しい仕事に向けての意気込みなど、自分のアピールポイントを探してください。

面接でどのようなことをアピールするのかまとめておくと、落ち着いて面接に向かうことができます。

大手派遣会社の第二新卒派遣へのキャリアサポート

実際にある大手派遣会社では、どのような第二新卒派遣へのキャリアサポートを行なっているのか紹介します。

どんな仕事が紹介されているのか注目しがちですが、手厚いサポートをしてくれるかどうかも、派遣社員にとって良い派遣会社かどうか判断することに役立ちます。

テンプスタッフの第二新卒への取り組み

テンプスタッフでは第二新卒向けのキャリアサポートとして、講座を活用したスキルアップサポートや、仕事に関する悩みについて相談できるプロのコンサルタントが用意されています。

転職のタイミングや、派遣社員として働いてきた強みをアピールするための方法など、第二新卒の経験を活かした就業決定から就職中のサポートもしてくれます。

パソナの第二新卒への取り組み

パソナでは、新卒や第二新卒の方向けに、ビジネススキルの習得や紹介予定派遣などの就職プログラムが用意されています。

インターンシップや、農業やベンチャーなど幅広い仕事に対応したサービスで、地域活性や芸術活動などに向けたパソナ独自のサポートが受けられます。

第二新卒の派遣におすすめの派遣会社3選

大手派遣会社の第二新卒派遣へのキャリアサポートで紹介した、テンプスタッフとパソナとスタッフサービスの3社を紹介します。

1.テンプスタッフ

テンプスタッフは、派遣会社の満足度でも高い評価を受けている派遣会社のひとつです。

第二新卒などの若年層のスタッフへのフォロー体制も充実していることから、派遣社員をしながら正社員を目指すなどの働き方もしやすくなっています。

2.スタッフサービス

スタッフサービスは、派遣会社の中でも求人数の多さが特徴で、数万件という求人から自分のニーズに合わせた派遣先企業を探すことができます。

人材業界大手であるリクルートのグループ会社としても有名で、大手の企業が運営している派遣会社ということで、周りからの信用度も高い派遣会社となっています。

3.パソナ

パソナは、登録スタッフを大切にするテンプスタッフに似た社風であることが知られています。

歴史も40年と長く、古くからある派遣会社だからこそ培ったノウハウを活かした就職サービスが受けられます。

扱っている求人数も事務系から医薬、研究開発など幅広く、高時給の仕事も多く扱っています。

まとめ

この記事をまとめると、

第二新卒の派遣は社会人としての経験が評価される
第二新卒の方は、派遣の人材としても注目されています。

特に、一度社会人として働いてきた経験があることで、即戦力として働いてもらえる人材として評価されるケースがあります。

資格やスキルなどを持っていれば、働ける派遣先企業も広まっていくことになるため、第二新卒としての強みを活かしながら、スキルに見合った派遣先企業を探すことも可能です。

目的に合わせて働き方を変えていこう
派遣には、派遣会社からの紹介で派遣社員として働き続けていく登録型派遣と、直接雇用を目的として働く紹介予定派遣、派遣会社に直接雇用されて働く無期雇用派遣などがあります。

  • 様々な企業で経験を積んで行きたいのであれば登録型派遣
  • 将来的に正社員や契約社員などの直接雇用を目指すのであれば紹介予定派遣
  • 派遣社員として働きながら収入を安定させたいのであれば無期雇用派遣

などのように、自分の目的にあった働き方を考えることをおすすめします。