株式会社アドバンスフロー 代表取締役
中塚 章浩
著書「面接の疑問 Q&A」・Twitter
パーソルテンプスタッフ株式会社に約6年在籍し、現在は派遣会社「株式会社アドバンスフロー」の代表取締役。
のべ約2,000名もの転職支援を行い、求職者が希望する仕事を得られるよう尽力。人材業界16年の経験から「派遣はしっかりとした情報が得られれば得られるほど、理想の職場を見つけられる」と確信し、多くの人が情報を得られるよう、記事の監修も行う。
「20代で派遣社員になる人はいる?」
「20代で派遣社員で働くメリット・デメリットは?」
と思っていませんか。
この記事では、20代の派遣について解説します。
20代で派遣社員として働こうか悩んでいる方にとって、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
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目次
20代で派遣社員として働くと後悔するって本当?
自分が将来的にどうしたいのか、どんなスキルを身に着けていきたいかを探すきっかけとして、20代で派遣社員として働いている方は多くいらっしゃいます。
逆に何がやりたいことなのかを持っておらず、漠然と正社員として就職できた人の方が後悔されている方は多いこともあります。
実際に派遣で働いている20代の方の中には、高校を卒業して先生から紹介された企業に正社員として就職したがうまくいかず、1年ほどで辞め派遣会社に就職してスキルを身に着けながら働いているという方がいました。
その方は派遣先企業を回りながらやりたいことをはっきりとさせ、目標に向かって今も派遣社員として働いています。
20代で派遣社員として働く人は実際に後悔しているの?
20代で派遣社員としている働いている方のなかで後悔している人は少ないです。
実際に派遣の現場で見た感覚ではありますが、全体の7~8割の方は満足して就業しています。
満足度が高い理由として、派遣会社からのフォローがあることが挙げられます。
正社員として働く場合、基本的には自分で相談できる上司や同僚を見つけなければなりません。しかし派遣社員の場合は、派遣会社の営業が自動的に相談相手となってくれます。
相談しやすい体制が整っているという点をみると、普通の正社員として働くよりも働きやすい環境が整っています。実際に私は派遣会社の営業として働いてきましたが、職場の相談はかなり多く、その相談をもとに派遣先企業に相談をしたりもしました。
20代で派遣社員として働くデメリットは?
20代で派遣社員として働くことには確かにデメリットもあります。
- 派遣社員が非正規社員である
- 派遣社員は業務範囲が制限がある場合がある
- 派遣先企業の都合で契約を切られてしまう可能性がある
それぞれについては、以下で詳しくご紹介します。
1.派遣社員が非正規社員である
派遣社員が非正規社員であることから、周囲からなぜ?という視線で見られます。
もし派遣社員として就業後に転職をする場合、企業面接では必ずと言っていいほどなぜ派遣社員で働いていたのかを聞かれます。なぜなら日本の場合、新卒採用が当たり前で20代で正社員として働かないことの方が一般の企業からすると不思議だからです。
周囲からのなぜ?という視線があっても、なぜ派遣社員として働くのかという理由を明確にしておくことが重要になります。
2.派遣社員は業務範囲が制限がある場合がある
派遣社員と正社員では、携わることのできる仕事に違いがある場合が多いです。
派遣社員は、派遣社員の責任の範囲が派遣契約で決められています。そのためどんなに頑張っても派遣契約で決まられている以上の責任のある業務に就くことはできません。
今従事している仕事以上の責任ある仕事に従事したいならば、派遣先企業を変えるか正社員として働くしかありません。
3.派遣先企業の都合で契約を切られてしまう可能性がある
派遣社員の最も重大なデメリットは、契約を切られてしまう可能性があることです。
多くの派遣社員は一定期間以上同じ部署で働くことはできません。また派遣は決められた派遣契約を更新しながら業務を進めるため、派遣契約の更新がされずに契約を切られたり、派遣契約中でも途中解雇される可能性があります。
正社員の場合だと長年働くことでスキルと経験を身につけていくことができ、年齢やスキル・経験に応じて賃金も上がります。しかしながら派遣社員は長く勤めてスキルと経験を積むことができないため、他の会社でも武器となるようなスキルを身に着けていないと最悪職を失う可能性があります。
逆に20代で派遣社員として働くメリットは?
20代で派遣社員として働くメリットとして、以下の3つが挙げられます。
- 仕事に対する自由度が高く働きやすい
- 派遣会社という後ろ盾を持ちながら働くことができる
- 派遣会社に相談することができる
これらのメリットは正社員では享受することはできません。
1.仕事に対する自由度が高く働きやすい
派遣社員は多くの場合、適性に応じて派遣先企業を選ぶことができます。
またどうしても派遣先企業が我慢できないことがあった場合、派遣会社に相談し派遣先企業を変えてもらうことができます。
正社員の場合は会社からの命令は絶対ですから逆らうことはできません。しかしながら派遣社員の場合は、派遣会社に相談の上ではありますが比較的自由に派遣先企業を選ぶことができるということがメリットのひとつといえます。
2.派遣会社という後ろ盾を持ちながら働くことができる
派遣社員は、派遣会社という第三者を後ろ盾として働くことができます。
正社員の場合は何かしらのトラブルを引き起こしてしまったら、自分で責任を取らなければなりません。
しかしながら派遣社員の場合、トラブルに対する派遣社員へのクレームは基本的に派遣会社を通してという形になります。そのため派遣先企業から理不尽なことで怒られるということは少なくなりますし、トラブルが起こっても派遣会社がフォローをしてくれます。
3.派遣会社に相談することができる
派遣社員の場合、派遣会社にさまざまな相談をすことができます。
正社員だと、仕事や転職などを相談できる相手を自ら作らなければいけません。
しかしながら派遣社員の場合、派遣会社の営業担当が相談相手になれます。仕事であった理不尽なことや仕事先を変えたいといった誰にでもある相談を聞いてくれます。
あまりにも派遣先企業の対応等がひどいようであれば、派遣会社から派遣先企業に相談を入れたり、派遣先企業を変えるといった対応をしてくれる場合もあります。
仕事に関することであればいつでも相談可能なので、特に社会人経験が浅い20代であれば心強い助けとなってくれるかと思います。
20代が派遣社員になるのはもったいない?
派遣社員は様々な派遣先企業をまわることで、スキルを身に着けることができます。
やりたい仕事がないのであれば、派遣先企業をまわって仕事をすることでやりたいことを見つけることもできます。
正社員として働いた場合は履歴書に就業した企業として記載する必要がありますが、派遣の場合は違います。いろいろな経験をしたうえで、自分に何ができて何をしたいのかを見極めるために、派遣社員をするというのは効率的な働き方ではないでしょうか。
20代は派遣の経験を元にキャリアアップ転職できる可能性はある?
技術系の派遣社員として就業された方は、キャリアアップ転職をされる方が多いです。
一般職でのキャリアアップ転職は厳しい面がありますが、技術職の場合は業界によって20代が少なかったりするので派遣での経験を活かして転職する方は多いです。
実際にあった例としては、建設業界で派遣社員として施工管理の経験を3年ほどあった20代の方は、年収もアップして就業環境がいい大手企業に就職されていった方がいました。技術職で若手が少ない業界であればあるほど、20代の派遣社員もその経験をもとにキャリアアップ転職はできます。
まとめ
この記事をまとめると、
20代で派遣社員として働いている方はたくさんいます。
派遣社員のデメリット、メリットを知ったうえでうまく活用することが重要です。自分がどの道に進みたいのか迷っているのであれば派遣という働き方も選択肢の一つに入れてみてもいいかと思います。
この記事があなたの転職活動に役立てば幸いです。
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