【派遣のプロが教える】派遣事務未経験の40代は登録して活躍できる？

記事監修
株式会社アドバンスフロー 代表取締役
中塚 章浩
著書「面接の疑問 Q＆A」・Twitter

パーソルテンプスタッフ株式会社に約6年在籍し、現在は派遣会社「株式会社アドバンスフロー」の代表取締役。
のべ約2,000名もの転職支援を行い、求職者が希望する仕事を得られるよう尽力。人材業界16年の経験から「派遣はしっかりとした情報が得られれば得られるほど、理想の職場を見つけられる」と確信し、多くの人が情報を得られるよう、記事の監修も行う。

「派遣事務未経験の40代が登録して、派遣事務になれるの？」

と思っていませんか。

この記事では、派遣事務未経験の40代の就業について解説します。

40代から派遣登録して事務職を目指している方にとって、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。

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派遣も事務も未経験の40代は派遣事務として活躍できる？

現状は厳しいですが、希望条件をこだわらなければ見つかる可能性はあります。

現在コロナ禍もあって、派遣登録者の数が増えている状況です。登録者が増えているなかでは、事務職求人は経験ある方や今後伸びしろが見込める若い方がやはり優遇されます。

ただ条件にこだわらず数多く求人応募し続ければ、仕事が見つかる可能性はあります。

また事務職が未経験でも、簿記や社労士、宅建など業種職種によって資格があることで優遇される可能性もあります。

他にも事務を兼務した営業やIT関連業務など複数の職種に携わる場合、事務以外の職種の方で経験があれば見てもらえる可能性もあります。どうしても事務しか嫌ということでなければ、事務と他の業務を兼務している求人を探すのもひとつの方法です。

事務の経験はあるけど派遣は未経験の40代は派遣事務として活躍できる？

40代で事務未経験の方と比較すると、経験があることで大分可能性が高くなります。

なぜなら派遣という働き方が未経験というのは、ほとんど影響せずどちらかと言えば事務業務の内容や期間を見られるためです。

事務にも一般事務、営業事務、経理事務、総務事務等様々な種類があり、求人と似ている業務内容を経験しているほど採用してもらえる確率は高くなります。

また、働いた期間やいつ働いていたかも必ずと言っていいほど見られます。1年未満で辞めていたり10年以上ブランクがあったりすると、企業側としても不安材料となるため選考に不利となります。

派遣事務未経験の40代が就業しやすい職種は？

事務職の中では、書類手続き・資料封入などの単調な作業が中心の一般事務が就業しやすいです。

一般事務では未経験でも、すぐに業務内容を覚えられるかどうかがポイントとなります。

ある程度の知識が必要な業種（医療系や金融系、IT系など）の事務や、日々業務内容が変わりやすく臨機応変さを求められる営業事務や経理事務、人事事務などは経験者が優遇されやすいです。

しかしながら知識が必要な業種での事務の場合、他の職種（例えば営業職など）での就業経験があれば専門的な知識があることで優遇される可能性はあります。

事務経験がある40代は経験がある職種だと就業しやすい？

就業経験のある職種のほうが、やはり就業できる可能性は高くなります。

なぜなら経理事務の仕事内容や業務の流れをある程度分かっているためです。例えば経理経験が数年～10年程度あるけど、派遣未経験の方だとすれば経理系の派遣は就業できる可能性が高くなります。

企業もコストをかけて人を採用するので、より早く成果を出し、企業に貢献してくれる方を求めています。先程もお伝えしたように、派遣未経験等雇用形態はほとんど重視されません。

派遣事務未経験の40代が事務の派遣社員になるために必要なことは？

派遣事務が未経験の40代が就業するために必要な点として、以下4点をご紹介します。

1.パソコンスキルを磨いておく

WordとExcelは最低限使えたほうがいいです。PowerpointやAccessが使用できるとさらに幅が広がります。

2.簿記や宅建、ファイナンシャルプランナー、社労士など事務職の中でも目指す職種に合う資格を取得する

3.短期アルバイト等で事務経験を積んでおく

アルバイトでも事務の経験があれば、経歴として話せるようになります。

4.これまで経験してきた事務以外の職種でも、事務関連の業務に携わっているかもしれないので思い出しておく

事務専門でなくても事務の人が休んでいる間手伝ったなど少しでも業務に携わった経験があれば、その部分を詳細に話せるようにしておくと任せたいと思ってもらえる可能性があります。ただ少し大げさ目に伝えるのはアピールとして良いですが、あまりにも誇張しすぎると就業することになった際に大変になるので注意が必要です。

他にはやはり未経験ですので、求人が少ないことを念頭におき希望条件にこだわらないことが重要です。

まとめ

この記事をまとめると、

この記事があなたの転職活動に役立てば幸いです。