株式会社アドバンスフロー 代表取締役
中塚 章浩
著書「面接の疑問 Q&A」・Twitter
パーソルテンプスタッフ株式会社に約6年在籍し、現在は人材紹介会社「株式会社アドバンスフロー」の代表取締役。
のべ約2,000名もの転職支援を行い、求職者が希望する仕事を得られるよう尽力。人材業界16年の経験から「転職はしっかりとした情報が得られれば得られるほど、理想の職場を見つけられる」と確信し、多くの人が情報を得られるよう、記事の監修も行う。
「第二新卒で転職するんだから、妥協したくない!成功するコツってないの?」と、思っていませんか?
売り手市場と言われる「第二新卒」でも、転職成功率は70%程度(※当社調べ)。準備不足だと、成功率はどんどん下がってしまいます。
そこで、せっかくなら最高の転職にするために、第二新卒が転職する上で、知っておいて欲しい転職の3つのコツをご紹介します。
これを読めば、どうやって転職活動をしたらいいか、最初から最後までまるっと分かります!ぜひ、ご紹介したコツを参考に、最高の転職にするべく転職活動に励んでください。
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目次
コツ1.転職・退職をスムーズにする2つの方法
転職や退職のタイミングなどのスケジュール作りは、結果にも影響を与える重要なものです。
転職をするなら、以下の点に注意すべきです。
△クリックすると、各項目の解説まで遷移します。
なんでこのタイミングがいいの?ここからは、それら理由を合わせて、求人検索のタイミングと退職のタイミングを詳しく解説します。
1.求人の検索・応募は1月から3月に
1月から3月にかけて、全力で求人の検索や応募ができるように、必要な準備を1月までに行いましょう。
なぜ、1月から3月なのか?それは、この時期が一年で最も求人の種類が豊富になるからです。
企業活動のなかで、1月から3月は比較的落ち着いた時期のため、その間に中途採用できるようにこの時期に求人を出す企業が多いのです。
しかしながら、ここから転職活動をスタートすると、応募書類の作成・自己分析・面接対策などの準備が間に合いません。
だからこそ、1月を万全の体制で迎えられるように、その前から事前に準備をしておきましょう。
≪関連記事≫
■第二新卒の転職時期はいつ?転職済み先輩に聞いた「転職タイミング」
■【先輩100人に聞いた転職成功率】第二新卒の転職成功率はやっぱり高かった!
2.退職申し出は内定が出てから
退職を申し出るのは、内定が出てから!転職先が決まる前の退職は、絶対におすすめできません。
内定は、どの会社が出してくれるのか、いつごろ出るものかまったく予想ができません。
そのため、転職先が決まる前に退職してしまうと、長く内定が出ないことで経済的・精神的に追い詰められ、希望とは違う転職先でも辛抱して転職してしまう可能性が出てくるからです。
また、退職してからの空白期間が空いてしまうと「この人には何かしら採用されない事情をもっているのでは?」と思われ、書類選考や面接で不利になることもあります。
コツ2.求人検索を上手にする3つの方法
転職サイトや求人情報誌を使ったりする求人検索にも、次のような成功するコツがあります。
△クリックすると、各項目の解説まで遷移します。
これらを行っていけば、情報の多さと質の高さをキープできるため、より自分の希望の転職先を見つけやすくなります。
1.転職エージェントの活用する
非公開求人やキャリア面談ができる転職エージェントは、第二新卒でも使うべきサービスです。
転職エージェントは、豊富な転職支援の実績と非公開求人をもっているため、利用するだけでも転職が成功しやすくなります。
さらに転職エージェント使えば、必ず「キャリア面談」ができる点もおすすめする理由の1つです。
登録すると、まずは転職エージェントの担当者と面談があり、今までの経歴や退職希望する理由、今後の希望などを話していきます。
この作業をすると、転職活動の方向性を決めることができ、今後の求人検索や面接などでブレてしまうことが少なくなるのです。
≪関連記事≫
■【転職エージェントおすすめ18選】職種別に徹底調査!
2.さまざまなサービスを併用しよう
転職するなら、転職エージェントはもちろん、転職サイトや口コミサイトなども併用しましょう。
特定のサービスだけを使っていると、情報量がかたよって少なくなってしまうため、転職の成功が遠ざかるだけでなく、ブラック企業に応募してしまう危険も出てきます。
だからこそ、さまざまなサービスを併用して使うことで、あらゆる角度の情報に触れて、いい求人の情報を得ましょう。
- 1.転職エージェント
- 例:リクルートエージェント 他
- 2.転職サイト
- 例:リクナビNEXT/doda 他
- 3.企業口コミ情報サイト
- 例:転職会議/open work(旧VORKERS)他
3.企業への応募はどんどん同時に
第二新卒は少ない応募数でも内定が出やすいですが、そこで油断は禁物!どんどん応募していきましょう。
弊社が実施したアンケートでは、第二新卒の87.5%が応募者数5社以下で転職を成功させていました。
※アンケートは、2018年8月29~30日にクラウドワークス社経由で実施
第二新卒は、応募する件数が少なくても転職が決まりやすいですが、先程のアンケートの12.5%は6社以上応募していましたし、なかには、16社以上応募した第二新卒もいました。
できるだけ早く転職を決めたいなら、1社1社結果を見ながら進めるのではなく、どんどんと同時に応募していきましょう。
コツ3.応募書類や面接をうまく通過させる3つの方法
企業への名刺代わりとなる応募書類や、人柄を知ってもらう面接にも、次のようなコツがあります。
ここからは応募書類の書き方や面接での受け答えについて、詳しくご紹介します。
1.書類や面接対策はフォーマット通りに
社会人マナーが備わっていることをアピールするためには、まずはフォーマット通りに沿って作成すべきです。
応募書類でも面接でも自己流にやると、支離滅裂でまとまりがなくなります。そのような書類や面接だと、社会人としての最低限のマナーがない=仕事はできないと思われてマイナス評価にしかなりません。
さらに、応募書類を独自で作成すると、「隠したいこと隠すために独自に作ったのでは?」と勘ぐられてしまう可能性も潜んでいます。
そのため、まずはそれぞれの基本のフォーマットを知り、その流れに沿ってまずは準備すると、抜け漏れもなく最低限のマナーを守ることができます。
書類を簡単に作れるサービス
履歴書や職務経歴書のひな形は、多くの転職サイトでも無料で配布しています。
パソコンで作成するなら、これらのひな形をまずは使うと楽に作成ができます。
参考 かんたん履歴書作成!書き方見本&ダウンロードリクナビNEXT 参考 使える!職務経歴書フォーマット【書き方見本集】リクナビNEXTまた、転職エージェント「リクルートエージェント」なら、面談後でないと使用はできませんが、設問に答えるだけで簡単に職務経歴書が作れる「レジュメnavi」というサービスがあります。
面接対策ができるサービス
面接対策なら、マイナビ転職の「激辛面接攻略法」がおすすめです。応募職種や年齢など細かく設定されているため、自分と同じ境遇の模擬面接も確認できるかもしれません。
参考 激辛面接攻略法マイナビ転職2.さらに自分の個性や経験を詰め込んで
フォーマット通りに進められたら、自分の個性や経験を具体的な事例を織り込んでアピールできるようにしましょう。
前段で「書類や面接はフォーマット通りに進めるべき」とご紹介しましたが、実はそれだけでは応募書類や面接の対策として不十分です。
採用担当者は、今までの経験から型通りの回答はすぐに分かっています。だからこそ、個性やオリジナリティを出してあなたの魅力をアピールすることで、採用担当者の目にも止まりやすくなります。
社会人としての実績や経験が少ない第二新卒は、学生時代の経験でも構いませんので、具体的な事例を加えながら、若さやフレッシュさを武器に「自分を採用することはメリットになる」とアピールしましょう。
以前、このような方がいらっしゃいました。
某広告会社の編集者に応募した方で、一般事務の経験だけで制作は未経験でしたが、学生時代に学生新聞の制作に携わっていた経験を記載し、面接でも熱心に話したことが評価されて内定をもらっていました。
今までの経験をすべて総動員して、自分を採用することのメリットをアピールすると、経験が少なくても内定を得られる可能性は高まります。
3.転職理由や志望動機はポジティブに
早期退職するがゆえに「また退職される」と思われないように、前向きな転職をアピールすべきです。
転職理由や志望動機は、人それぞれ違うもので、なんかには「人間関係」「ノルマの厳しさ」など、他人や会社を理由に退職する方もいるものです。
ぶっちゃけた話はそうでも、そのまま企業側に伝えてしまえば、内定は得られません。
第二新卒の採用には「採用しても、またすぐに退職するかも」という不安がつきまといます。ぶっちゃけた理由では、それらの不安を払拭することはできないのです。
そういうときは、自分に目を向けて、将来どうなりたいかを考えて、転職が前向きなものであることをアピールしましょう。
まとめ:転職活動は初動が大切!早めに転職エージェントへ登録を
第二新卒が転職する際に使えるコツやポイントについて、スケジュールの立て方から書類・面接対策までご紹介しましたが、いかがでしたか?
転職するならば、まず「転職エージェント」への登録が大切です。
転職エージェントに登録しキャリア面談も済めば、非公開求人への応募はもちろん、自分で検索して見つけた求人への応募もできるようになります。
さらに、各種ご紹介した応募書類や面接のコツも、転職エージェントからアドバイスを受けることも可能になります。
1月から3月に全力で転職活動ができるように、秋・冬から転職エージェントの選定・登録をすすめ、よりよい転職先が見つかることをお祈りしています。
【転職のプロが比較】転職エージェントおすすめ比較ランキング/評判や口コミも掲載