株式会社アドバンスフロー 代表取締役
中塚 章浩
著書「面接の疑問 Q&A」・Twitter
パーソルテンプスタッフ株式会社に約6年在籍し、現在は派遣会社「株式会社アドバンスフロー」の代表取締役。
のべ約2,000名もの転職支援を行い、求職者が希望する仕事を得られるよう尽力。人材業界16年の経験から「派遣はしっかりとした情報が得られれば得られるほど、理想の職場を見つけられる」と確信し、多くの人が情報を得られるよう、記事の監修も行う。
「派遣は楽だと聞くけど、本当に楽な仕事を選べるのか分からなくて不安・・・」
とお悩みではありませんか?
この記事では、派遣の楽な仕事について解説します。
この記事で、できるだけ負担の少ない仕事を見極めて、自分に合った働き方を探す参考になっていただければ幸いです。
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目次
そもそも派遣は楽な仕事なの?
派遣の仕事が楽かどうかは、人それぞれで感じ方や基準が異なることから一概には言えませんが、派遣の仕事は楽と言われることもあります。
派遣の働き方は、自分の希望に合った働く期間だったり、就業時間だったり、派遣先企業なども選ぶことができます。
そのため、残業がない・重たい責任を負う業務ではない仕事を選ぶことができる一方で、あえて難しい職場を選んでやりがいを求めることもできます。
派遣は楽な仕事というよりも、さまざまな選択ができることから、楽な仕事が選べる働き方なのです。
派遣の魅力とは?
派遣の仕事には、以下のような魅力があります。
- 派遣社員の精神的な負担が少ない
- 派遣社員の肉体的な負担が少ない
- プライベートと仕事を両立しやすい
- 派遣会社という相談相手ができる
1.派遣社員の精神的な負担が少ない
派遣の仕事では、自分で仕事を選ぶことができる他、責務を伴う仕事を振られることが少ないため精神的な負担が少ない働き方です。
例えば、接客など人とコミュニケーションをとる業務に負担を感じるならば、あまり人と接しない業務や同じ作業を黙々と続けられる仕事を選ぶことができます。
また派遣社員は、正社員と違って期限のある雇用形態であることから、重要な業務を任されることが少ないです。そのため派遣社員は精神的な負担が少ないと言われています。
2.派遣社員の肉体的な負担が少ない
派遣社員は、自分への肉体的負荷がかかりづらい仕事を選ぶことができるため、肉体的な負担が少ないと言われます。
体力に自信がないという方にとって、重たい荷物を運ぶなどの仕事は大きく疲れを残してしまうことになり、長く業務を続けられないということにもなりかねません。
その点派遣は、自分で選ぶことができる働き方であることから、パソコン操作や資料の作成、電話対応などといった肉体的な負担が少ない仕事を選ぶことができます。
3.プライベートと仕事を両立しやすい
派遣社員は、業務時間が契約で決められることからプライベートと仕事を両立しやすくなります。
派遣の求人には、9時~17時のようなフルタイムの仕事が多数ありますが、同時に短時間や短期間の求人も豊富にあります。
そのため、家事や育児、介護との両立をするために4時間だけの勤務ができる求人を探すこともできますし、なかには次の仕事までの2か月間だけ派遣として働ける仕事を探すという方もいらっしゃいます。
また派遣では、残業の有無が就業する前の契約時にしっかり定められます。まったく残業なしの契約である場合は、残業を依頼されても断ることができるのです。
事前に勤務時間や残業の有無などを確認してから契約して仕事をすることができるため、派遣はプライベートと仕事を両立しやすい働き方なのです。
4.派遣会社という相談相手ができる
派遣社員は、派遣社員は派遣会社から派遣されて働いているという立場になるため、なにか疑問や不安、トラブルがあった場合に気軽に派遣会社に相談することができます。
派遣先企業で働いている間、業務の内容や人間関係などで不安や悩みを抱えてしまうことも少なからずあるものです。
その先、派遣会社の担当営業や派遣会社の拠点、相談窓口などへ気軽に相談することができます。
特に派遣会社の担当営業は、定期的に派遣先企業に訪問していて、派遣先企業だけでなく派遣社員とも話をする機会を設けています。状況を伺って、必要であれば派遣先企業との間に入ってトラブルを解決することもあります。
派遣の魅力をより感じられる具体的な職種は?
派遣の魅力である、
・精神的な負担が少ない仕事
・肉体的な負担が少ない仕事
として、ここから10つの職種をご紹介します。
どのような仕事なのかを見極めた上で、より自分に合った仕事を選ぶことが大切です。
1.受付
受付の仕事は、デパートや企業、病院などに派遣されて、来客の対応をする仕事になります。
来客が多い企業や病院、デパートなどの派遣先だと、対応する人数が多く多忙になりますが、逆に来客が少ない派遣先であればそれほど対応に追われることなく業務を終えることができます。
また残業もなく定時で帰れたり、休日出勤もなかったりする求人が多いため、プライベートと仕事を両立しやすい仕事でもあります。
しかしながら、来客が少ない派遣先の場合、来客がなく空いた時間が多くなることもあり、暇と感じてしまう可能性もあります。
2.施設警備員
施設警備員は、基本的に施設内を巡回したり、モニターを監視したりして施設内に異常がないか確かめる仕事です。
業務は一人で仕事を行うことが多く、資格なども必要のない仕事になります。そのため未経験でも就業の可能性がある仕事ではありますが、時給が他の職種よりも低くなることもあるため注意が必要です。
3.仕分けをするピッキングなどの倉庫作業
倉庫作業は、商品や荷物を仕分けするピッキングの仕事の他、梱包やチェックなどさまざまな業務があります。
倉庫作業や仕分けを行うピッキングでは、作業に慣れるまで順番を覚えたり、コツを掴んだりする必要はあります。しかしながら業務内容を覚えてしまうと、作業はかなりしやすくなります。
倉庫内のルールやスタッフの間での取り決めが決まっていることが多いため、指示通りに仕事を進めたい方は特に働きやすく感じる仕事です。黙々と同じことを繰り返すことが得意だという方におすすめです。
4.試験監督
試験監督は、会場のセッティングや注意事項の説明、問題用紙等の配布と回収、試験中の監視などを行います。
会場のセッティングでは、注意事項をホワイトボードに書いたり席をセッティングしたりします。事前に用意されている注意事項をしっかりと受験者に説明し、規定の時間に問題・解答用紙を配り、そして受験者がカンニングなどをしていないか監視したりと試験を正しく進行していく業務を行っていきます。
試験監督が行う作業は多岐に渡りますが、それぞれの業務内容はさほど難しくはありません。しっかりと試験の流れを覚えてスムーズに進行していくことが大切です。
5.配送スタッフ
配送スタッフは、ドライバーの人とトラックに乗り、家具や家電などを運んで届ける仕事です。
配送スタッフの仕事は、家具・家電などをトラックの出し入れからお届け先まで運ぶ仕事になります。そのため体力や筋力が必要になることから、特に男性の応募が多い仕事になります。
休憩時間がなかなか取りづらい面を持っていますが、拘束時間として派遣会社に申請してくれるため、時給も比較的高く設定されています。
6.イベントスタッフ
イベントスタッフは、スポーツ会場やライブ・コンサート会場などで行われるイベントや様々なお店で開かれるキャンペーンなどのスタッフとして働きます。
業務内容はさまざまで、会場の設営や受付、警備、スポーツの試合やコンサートであればグッズ販売などがあります。
イベントの規模やどのような業務内容かによって時給も変化しますが、会場の設営や警備は男性が行い、受付やグッズ販売などの作業は女性が担当することが多いです。
単発バイトであり高時給になりやすいことから、1日しっかり働いて稼ぎたいという方には特におすすめです。 ただイベントでは人がごった返すことが予想されることから、人混みが苦手という方や体力的に長時間の労働に不安を感じるという方は注意が必要です。
7.看板持ち
看板持ちは、お店などのプラカードを指定された場所で持ち続ける仕事です。
基本的に接客なども必要とならない仕事ですが、お店の位置などを聞かれることもあるため、簡単な道案内ができるようにしておくことをおすすめします。
また、長時間立ち続けていたり、雨の中や炎天下の中でも看板を持ったりすることになるので、体調にはご注意ください。
高時給を期待できる仕事ではありませんが、空いた時間で働く方が多くいます。
8.事務
派遣の事務では、電話対応やパソコン操作、資料作成など派遣先企業によって仕事が異なる場合もありますが、来客などの対応は少ないです。
派遣先企業の社員の方などと一緒に仕事する上で、挨拶や業務連絡などのコミュニケーションは必要になりますが、接客などの業務に必要なレベルのコミュニケーション力はなくても大丈夫です。
残業などのある正社員に「定時で上がってずるい」や、「派遣の方が、業務が楽なのに給料差がないのが気に入らない」などと嫉妬された派遣社員もいます。
また派遣社員は契約内容の仕事のみをすることが決められているのにも関わらず、雑用なども押し付けられて激務になってしまって、きつい思いをしてしまった方も少なからずいます。
上記のようなことは頻繁に起こるケースではありませんが、派遣先企業によっては事務の仕事が大変な場合もある点には注意が必要です。
9.データ入力
派遣のデータ入力の仕事は、会社に用意されたパソコンを使って指定されたフォーマットでデータ入力をしていく形になります。
派遣先企業によっては電話対応なども含まれる場合もありますが、それ以外は都度業務の状況報告などを行い問題がなければ、黙々とパソコンの前で仕事をすることになります。
WordやExcelなど、派遣先企業によって扱うソフトも変わってくるため、事前に業務内容を確かめて自分が問題なく使えるソフトかどうか確認しておくとスムーズです。
10.コールセンター
コールセンターでは、商品やサービスの説明を行ったり、クレームに対応するなどの電話対応をする仕事です。
コールセンターはクレームの多いイメージを持たれがちですが、顧客の質問に答えたり、サービス案内をしたりするだけで済むような派遣先企業も少なくありません。
クレームの多い派遣先企業で働く場合は、メンタル面の強さも必要になるので、仕事と割り切って対応できなければ苦労してしまう仕事でもあります。
また、自分が担当するサービスや商品のことについてしっかりと説明できるように、マニュアルなどもしっかりと把握しておかなければなりません。
派遣の魅力をより感じられる職種の注意点とは?
派遣の魅力をより感じられる職種を選ぶ際は、以下の2つの点に注意が必要です。
- 時給が低くなる可能性がある
- 単純作業が続いて飽きてしまう可能性がある
派遣の仕事は、精神的な負担が少なく肉体的にも負担が少ない仕事を選ぶことはできます。しかしながら、負担が少ないという点だけで仕事を選んでしまうと、こんなつもりではなかったと再度転職することにもなりかねません。
ぜひ今後のことも考えて選択することをおすすめします。以下で注意点として挙げた2つの点について、より詳しくご紹介します。
1.時給が低くなる可能性がある
負担が少ない派遣の魅力をより感じられる仕事を選択した場合、時給が他の求人と比べて低くなる場合があります。
以下では、上記でご紹介した「派遣の魅力をより感じられる」10つの職種の平均時給をご紹介します。
受付 | 1,408円~1,421円 |
---|---|
警備・交通整理 | 1,074円~1,081円 |
品出し・ピッキング | 1,207円~1,220円 |
試験監督 | 1,200円 |
ドライバー(配達・配送) | 1,164円~1,224円 |
イベントスタッフ | 1,329円~1,339円 |
一般事務・OA事務 | 1,498円~1,527円 |
データ入力・タイピング | 1,459円~1,489円 |
コールセンター | 1,499円~1,527円 |
比較的経験がなくてもできるような仕事に関しては1,400円以下と時給が低くなりがちです。
一方、コールセンターや一般事務などの仕事範囲が広かったり、知識が必要になったりする仕事については時給1,500円以上の仕事もあります。
2.単純作業が続いて飽きてしまう可能性がある
精神的な負担や肉体的な負担を和らげようと考えると、どうしても単純作業の仕事が多くなってしまうため、派遣社員が仕事に飽きやすくなってしまう面もあります。
単純作業の仕事は、黙々と作業を続けることが得意な方にとっては負担に感じづらい仕事です。
しかしながら、同じ作業を繰り返すことにストレスを感じる方や仕事にやりがいを求めている方にとってはデメリットになってしまうことにご注意ください。
派遣の魅力をより感じられる職種が向いている人・向いていない人
派遣の魅力である「精神的・肉体的負担が少ない」職種は、やりがいや楽しさを感じる方もいれば、つらいと感じてしまう方もいらっしゃいます。
人それぞれ仕事に求めることも違うため、まずはどんな仕事をしたいのか考えることをおすすめします。
以下では、派遣の魅力をより感じられる仕事に向いていると向いていない人で、それぞれどのようなタイプの方が当てはまるのかご紹介していきます。
派遣の魅力をより感じられる職種に向いている人
派遣の魅力をより感じられる負担が少ない仕事に向いている人として、以下の3つのタイプが挙げられます。
- 単純作業が続いても苦にならない人
- 目の前の細かな仕事に集中して取り組める人
- 収入よりもストレスなく働ける職場環境を求める人
1.単純作業が続いても苦にならない人
負担が少ない仕事には、単純作業が続く仕事が多く、単純作業が長く続いても継続できて苦にならない人が向いています。
単純作業を行うだけの仕事は一見楽なように感じますが、同じ作業を業務中にずっと続けていくことにストレスを感じてしまう人も少なくありません。
同じ作業を続けるルーティンワークを楽しめたり、黙々と同じ仕事を続けたりすることができる方は特に向いている仕事と言えます。
2.目の前の細かな仕事に集中して取り組める人
責任や影響力のある大きな仕事をすることにやりがいや達成感を感じるのではなく、目の前の仕事に対して責任をもってやり遂げようと考える方は、派遣の魅力をより感じる職種が向いています。
派遣の仕事は、全体的に有期雇用であることから、責任が重い仕事や社会や企業全体に影響を及ぼすような仕事を任されることは少ないです。特に派遣の魅力をより感じられる職種は、大きな責任を伴うような仕事であることは少ないです。
しかしながら影響力などは小さくとも、与えられた目の前の仕事に対して1つ1つこなしてやり遂げていくことに魅力を感じている方は、派遣の仕事が特に向いていると言えます。
3.収入よりもストレスなく働ける職場環境を求める人
収入よりも人間関係などでストレスを抱えることを避けたいと考えている方は、特に派遣の魅力をより感じられる職種の仕事は向いています。
派遣の仕事でも高額な収入や待遇を求めると、仕事の範囲が広くなったりノルマやより責任のある仕事を選んだりする必要があります。ノルマや責任を伴う分、緊張している状態が続いて負担になってしまうこともあります。
逆に上記でもご紹介しましたが、派遣の魅力をより感じられる職種は、時給が低い傾向があります。その分責任の範囲は狭い仕事が多くなっています。
収入はそこそこに、より自分に負担をかけずに働ける仕事がしたいという方は、派遣の魅力をより感じられる職種が向いていると言えます。
派遣の魅力をより感じられる職種に向いていない人
派遣の魅力をより感じられる負担が少ない仕事に向いていない人として、以下の3つのタイプが挙げられます。
- 高収入な仕事をしたい人
- 責任のある仕事とやりがいを求める人
- コミュニケーションをとるのが好きな人
1.高収入な仕事をしたい人
安定した高収入が得られる仕事をしたいという方は、派遣の魅力をより感じられる職種を選ぶことをあまりおすすめできません。
上記でもご紹介しましたが、派遣の魅力をより感じられる職種は責任の範囲が狭く、負担が少ない分、時給も傾向があります。
時給や待遇だけで選ぶのであれば、専門性やノルマなどが高い他の仕事を探す方がより高時給の仕事が見つかりやすいです。
ただ時給が上がる分負担も増えることから、自分がどれだけの収入を欲しいのか考えた上で、仕事の難易度も考えていくことが大切です。
2.責任のある仕事とやりがいを求める人
責任の範囲を広くしてやりがいを求めるのであれば、他の高時給な派遣求人を探す方がいいでしょう。
派遣の仕事は、そもそも責任の重い仕事を渡すことが少ないです。
しかしながら専門性やスキルが必要な仕事やノルマなどの達成を必要とする仕事であれば、より責任の範囲も広がり自分で考えて行動する必要も増え、やりがいを感じられる場面が多くなります。
3.コミュニケーションをとるのが好きな人
派遣の魅力をより感じられる職種は、コミュニケーションを取ることが好きな人にとって退屈な仕事になってしまう可能性があります。
派遣の魅力をより感じられる職種は、負担が少ない分、あまり人と接する機会が少なかったりする仕事が多いです。
そのため、人と話をする機会が限られてしまうことから、退屈と感じてしまう可能性もあるのです。
人とのコミュニケーションが取れるような仕事をしたい方は、派遣先企業で労働者同士の交流が盛んに行われているような職場や、接客などを行う仕事を選ぶことをおすすめします。
自分なりに働きがいのある派遣の仕事を見つける方法
自分なりに働きがいのある派遣の仕事を見つける方法として、以下の2つのことをおすすめします。
- 自分にとって働きがいのある仕事はどんなものか把握する
- 相談しやすい派遣会社を選ぶ
働いてみたら、自分にとっては辛い仕事だったかということにならないようにするためにも、ぜひ以下の方法をまず実行してみてください。
1.自分にとって働きがいのある仕事はどんなものか把握する
自分がどんな仕事だと働きやすいのか、まずは条件や基準などを明確にすることをおすすめします。
派遣という働き方は、さまざまな仕事から選択することができる働き方であるため、精神的・肉体的負担が少ない仕事を選ぶこともできますし、逆に責任と達成感を感じられる仕事を選ぶこともできます。
どのような働き方をすると自分が一番働きやすいのか、楽に働けるのかを考えることで、選択するべき求人が決まってきます。
一般的に働きやすいと言われる仕事でも、自分には合っていないということはよくあるものです。だからこそ自分がどこに働きがいや働きやすさを感じているをしっかりと考えることから始めてみてください。
2.相談しやすい派遣会社を選ぶ
自分が働きがいのある仕事を見つけるためには、気軽に相談でき、要望をしっかりと聞いていくれる派遣会社が必要です。
収入や働き方、勤務日数・勤務時間、どんなことをしたくないのか、どんなことに働きやすさを感じるかなど、細かい希望まで聞いてくれるような相談しやすい派遣会社を探すとより求人が見つかりやすくなります。
派遣会社にも得意分野や強みがそれぞれあります。
そのため、派遣会社の公式サイトの情報や実際に派遣社員として働いている人たちの感想などを参考すると、どのようなサービスを派遣会社が用意しているのかが分かりやすくなり、相談しやすい派遣会社を選びやすくなります。
自分に合った人材派遣会社・求人サイトは?
派遣会社や求人サイトを利用する際は、自分が納得できる求人が見つかるようにいくつかのサイトや派遣会社を比較して探すことをおすすめします。
ここからは、自分が納得できる求人を探しやすい、または紹介してもらいやすい派遣会社や求人サイトを、それぞれの特徴とともにご紹介します。
1.テンプスタッフ
テンプスタッフは、週5のフルタイム勤務だけでなく、週3~4の短期間・短時間勤務ができる派遣にも積極的に対応しています。
テンプスタッフは、事務職をメインに販売やエンジニアなど幅広い派遣に対応している派遣会社です。
多くは週5日のフルタイム勤務の派遣ですが、FlexibleCAREER(フレキシブルキャリア)という専門性を活かして業務時間を効率化した働き方も提案しています。
派遣社員が5時間から7時間、 週3日から4日などのフルタイムではない働き方ができるようにするもので、今まで経験してきた専門的なスキルを活かすことができる仕事が多く、スキル・経験をより磨きながらプライベートな時間も確保することが可能です。
また、派遣社員の経験を活かした働き方や、さらに専門性を高められるようなスキルアップ支援も受けられます。
2.リクルートスタッフィング
リクルートスタッフィングは、仕事を探している登録者に対しての相談サポートを手厚くしています。
リクルートスタッフィングは、事務やオフィスワークを中心に幅広い職種に対応している派遣会社です。
WEBだけで登録することが可能で利便性が高く、実際に担当者に会えない分、オンラインコンシェルジュサービスを行っています。
オンラインコンシェルジュサービスは、登録手続きの完了から7日間の間で予約できるもので、電話やビデオ通話で仕事探しのことについてコンシェルジュに相談することが可能です。
自分で必要と思えば相談することができ、派遣社員と派遣先企業のミスマッチが起きないように、派遣社員の希望を事細かに聞いてもらえるため、自分に合った仕事を探したいという方にもメリットになりえます。
3.パソナ
パソナでは、オーダーメイド型サービスが受けられます。
オーダーメイド型サービスとは、自治体ごとで異なる課題にパソナ独自の個別のアプローチを行うことで、派遣社員が希望通りの派遣先で働けるようにするものです。
就職率と定着率の高さも評価されているパソナは、人材活用支援のノウハウを活かした幅広いサービスメニューで派遣社員のサポートを行ってくれます。
4.アルバイトドットコム
アルバイトドットコムでは、単発バイトの仕事や週1日から2日の仕事、未経験者歓迎の仕事など、登録者が求める契約条件に合わせた仕事を探す事が可能になっています。
また、職種で探したり、給与・メリットで探したり、細かい設定で求人を検索できるのもアルバイトドットコムの特徴です。
5.エン派遣
エン派遣では、初めて働く派遣社員向けに、公式サイトでエン派遣の職種カテゴリーを元にした派遣で働ける職種について紹介されています。
派遣の魅力をより感じられる職種としてご紹介したデータ入力や事務、仕分けなどの軽作業などといった仕事についても情報が掲載されているため、どのような働き方ができるのか詳しく知ることが可能です。
様々な職種について多く解説されているので、掲載されている情報を参考に求人探しを行えます。
6.タウンワーク
タウンワークでは、短期や単発、夜勤の仕事、服装自由や髪型自由など、働き方から派遣先の環境まで、事細かな条件に当てはめて求人を探せるようになっています。
また、それぞれの仕事はどのような特徴を持っているのか、働く環境や必要なスキル・資格の情報まで詳しく掲載されているため、自分にとって働きやすいのか難易度が高いのかを見極めることができます。
更に、即日から働けたり、友達と応募できたりするようなものまで紹介されているため、バイト先やパート先など好きな条件でエリアごとの仕事を見つけることも可能です。
派遣3年ルールとは?避ける方法はあるの?
派遣の3年ルールとは、派遣社員は原則として派遣先企業の同じ部署や課などの「同一の組織単位」で3年を超えて働くことができない、というルールを指しています。
法律で決まられていることとはいえ、同じ場所で3年以上働きたいという方も当然いることでしょう。ここでは派遣3年ルールの適用を避けることができる抜け道ともいわれる方法について解説します。
関連記事>>【弁護士監修】派遣3年ルールとは?直接雇用の可能性や制度の抜け道を解説!
1.部署変更や直接雇用
派遣3年ルールのもとでは、同じ派遣先企業の同一部署で継続して働けないため、同じ派遣先企業内で部署変更が必要となります。
たとえば、派遣先企業の財務課で3年働いた後に、同じ派遣先企業の人事課で働くなどであれば問題ありません。
この場合、勤務する環境は変わったとしても、同じ派遣先企業で働けることになります。
ただ、定期的に部署を変更するのが面倒だという方もいるかもしれません。
その場合は、派遣先企業に直接雇用してもらえれば、ルールの制限を受けなくなります。必要に応じて直接雇用を目指すことも検討してみてください。
2.無期労働契約に切り替える
派遣会社との契約を無期労働契約(期間の定めがない契約)に切り替えると、3年の派遣期間制限のルールが適用されません。
したがって、無期労働契約に切り替えることで同じ職場で働き続けることが可能です。
以下の3つの要件がすべて揃ったとき、無期労働契約への申込権(無期転換申込権)が生じます。
- 派遣会社との有期労働契約期間が通算5年以上になる
- 契約更新を1回以上行っている
- 現時点で派遣会社との有期労働契約が締結されている
同じ職場で働くことを希望するのであれば、無期転換の条件を確認したうえで、派遣会社との契約を無期労働契約に切り替えることを検討してみてはいかがでしょうか。
抜け道3.クーリング期間を設ける
クーリング期間を経れば、同じ派遣先企業の同じ部署で再度働くことができます。
クーリング期間とは、派遣3年ルールで設定されている期間制限の通算期間がリセットされる空白期間です。
クーリング期間でリセットできれば、3年働いた同じ派遣会社の同じ部署で働くことができます。
クーリング期間の具体的な日数は、3ヶ月超(つまり3ヶ月と1日以上)であり、個人単位・事業所単位にかかわらず同じ期間です。
ただし、クーリング期間は、無収入かつ、有給休暇などもリセットされてしまう点などデメリットもあるため注意が必要です。
【FAQ】派遣の仕事に関するよくある質問
派遣事務の仕事内容は楽?それともきつい?
派遣事務の仕事内容はデスクワークが中心であり、楽と感じる方もいれば、きついと感じる方もいます。
初めて派遣事務になろうという方だとイメージが湧きにくいと思うので、いくつか特徴を解説します。
- 【①決まった作業を繰り返す、ルーチンワークが多め】
-
- 派遣事務の仕事内容は、決められた作業を繰り返す性質の仕事、いわゆるルーチンワークが多い傾向にあります。
頭を使わないなら楽でいいなと思うかもしれませんが、場合によっては数日〜数週間ずっとその作業が続く場合もあります。
自分が黙々と同じことを続けることに飽きる方だと思うなら、きついと感じる可能性があります。
- 派遣事務の仕事内容は、決められた作業を繰り返す性質の仕事、いわゆるルーチンワークが多い傾向にあります。
- 【②デスクワークで眼精疲労や腰痛になりやすい】
-
- 派遣事務はデスクワークでPCを使う仕事が多いため、何日か連続すると肉体的な疲労を感じやすい特徴があります。
ディスプレイの見すぎによる眼精疲労や、座りっぱなしによる肩こり腰痛が代表的です。
日頃からスポーツやジム通いの習慣があれば問題ないのですが、もし既に腰痛持ちであるのなら悪化する危険もあります。
- 派遣事務はデスクワークでPCを使う仕事が多いため、何日か連続すると肉体的な疲労を感じやすい特徴があります。
- 【③PCの操作スキルやシステムの理解が必要】
-
- 派遣事務の仕事では、PCの操作スキルが日常使用以上に必要になります。
スマホしか触ることがない、説明書は読んだことがないという場合には辛くなるかもしれません。
逆に、日頃からPCを触る機会が多かったり、物事の仕組みを理解するのに苦労しない方には問題にならないでしょう。
- 派遣事務の仕事では、PCの操作スキルが日常使用以上に必要になります。
深夜帯に就業する派遣の仕事は楽?大変?
深夜帯に就業する派遣の仕事は普段のライフスタイルや職種によっては大変と思う方の方が多いかもしれません。
深夜帯の派遣の仕事内容としては、倉庫内での商品の仕分けや梱包、シール貼りなどの軽作業から工場内での組み立て作業や生鮮食品の加工などの仕事まで様々な職種の求人が募集されています。
深夜帯の派遣の仕事で働く場合は、ライフスタイルが昼夜逆転してしまうので慣れないうちは大変だと感じると思います。
その生活リズムに慣れてくると大丈夫ですが、合う合わないもあるのでご自身の体力とライフスタイルに合わせた職種を選びましょう。
派遣先が自分に合っていて続けたい仕事であるとき、派遣元を変えて同じ派遣先で再雇用されることは可能?
基本的には派遣元を変えて同じ派遣先で再雇用されることは可能です。
しかし、派遣は法律で最長3年という派遣期間が定められています。
その為、派遣元を変えても派遣先企業の方でその最長の派遣期間(抵触日)を迎えてしまっていると同じ派遣先企業で再雇用されるのは難しくなります。
派遣先企業が抵触日を迎えた場合、派遣の受け入れを再度開始するには3ヶ月と1日以上派遣を利用しない期間が必要になるので、そのクーリング期間後であれば別の派遣会社からの就業は可能です。
派遣の仕事をちょっとでもサボるとクビになるの?
派遣の仕事をサボったりなどがあると、契約途中でもクビになる可能性はあります。
派遣は派遣会社と派遣先企業で派遣期間を取り決めて契約をしますが、勤務態度に問題があったり派遣先企業でのトラブルがあれば打ち切りになる可能性もあります。
少なくとも仕事をサボったりが発覚した場合は、次の契約更新がないという可能性も高くなるので注意が必要です。
派遣であっても、通常の直接雇用と同じく勤務態度は重要となってくるのでしっかりと業務に取り組みましょう。
派遣の仕事のクビを切られる前兆はあるの?
派遣切りなど「派遣の仕事をクビになる前兆」とは、どのようなものがあるのか説明します。
- 業務量やシフトが大幅に削られた場合
- 時給が減額されることになった場合
- 派遣先企業の業績が大幅に悪化している場合
- 派遣先企業が合併や方針の変更により人員削減を計画している場合
- 業務のミスや作業スピードに対して指摘をされることが多い場合
- 就業中の態度やマナーについて指摘されることが多い場合
派遣先企業で就業中に、上記のようなことが起こった場合、派遣切りなど派遣の仕事をクビになる前兆である可能性がありますのでご注意ください。
また、派遣先企業や派遣会社によっては「派遣の仕事をクビになる前兆」が一切ない場合もあります。
コロナが原因の派遣切りもあるって本当なの?
コロナが原因で、契約を途中で切る派遣先企業は少なからず存在します。
コロナが原因で業績が伸び悩み、マイナスを少しでも減らすために会社都合での派遣社員の退職もいつ起こるかわからない状況であることは事実です。
不当な理由であれば派遣会社と相談をして、本当に派遣先がどうしようもない理由で派遣切りとなった場合は、気持ちを切り替えて新しい派遣先を探しましょう。
まとめ
この記事をまとめると、
派遣の仕事は楽な仕事というものではなく、自分なりに楽と感じやすい・働きやすい仕事を選ぶことができる働き方です。
楽な仕事と一言でいっても、時間的な余裕を求めたり、人との関わりがあまりない環境を求めたりと、人それぞれで異なります。
・収入はどれぐらいまで
・どれだけの日数と時間を仕事にあてるのか
・力仕事をしたいのかしたくないのか
など、自分にとってどのような仕事が楽と感じるのか、働きやすいと感じるのか考えてから、派遣先企業を選ぶようにすることが大切です。
また、働きやすい仕事を見つけるには派遣社員の希望に応えてくれる派遣会社の協力も必要です。
できるだけ負担の少ない仕事を探す時でも、勤務日数や勤務時間、仕事の範囲など、条件に合った派遣先企業を探さなければなりません。
派遣会社にも大手企業に得意なところもあれば、中小企業の仕事に強い派遣会社などもあるため、大小関わらず幅広く仕事を紹介してくれるような派遣先企業がおすすめです。
しっかりと派遣社員の希望を聞いて、相談に乗ってくれる派遣会社を利用できるように、派遣会社などをしっかりと比較して登録しましょう。
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