【派遣社員も昇給できる?】派遣スタッフの時給を上げる時給交渉のコツ

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パーソルテンプスタッフ株式会社に約6年在籍し、現在は派遣会社「株式会社アドバンスフロー」の代表取締役。
のべ約2,000名もの転職支援を行い、求職者が希望する仕事を得られるよう尽力。人材業界16年の経験から「派遣はしっかりとした情報が得られれば得られるほど、理想の職場を見つけられる」と確信し、多くの人が情報を得られるよう、記事の監修も行う。

「派遣スタッフに昇給はないの?」「時給は上がらないの?」と思っていませんか?

直接雇用だと、勤続年数が増えればそれなりに昇給しますが、派遣スタッフはどうなのかと心配に感じているのではないでしょうか。

そう思っている方に向けて、この記事では「派遣スタッフの時給は上がるのか?」について解説していきます。

また、時給をアップさせるための3つのポイントもご紹介しています。この記事が、派遣スタッフで楽しく働いて希望の給与を得るキッカケになれば嬉しいです。

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派遣スタッフの昇給や時給交渉はアリなの?

派遣スタッフの昇給や時給交渉はアリなのか考える女性

直接雇用だと、上司との面談などがあるため給与アップの話もしやすいですが、派遣スタッフの場合はどうなのでしょうか?

ここでは、派遣スタッフの時給交渉の可能性や、昇給する派遣スタッフはどれくらいいるのかについて詳しく解説します。

時給を上げる交渉はしても大丈夫!

「時給を上げて!」と言う派遣スタッフはいます。交渉しても全く問題ありません。

「時給のことを自分から言うのは気が引ける」と思っていませんか?派遣スタッフの場合、派遣会社や派遣先企業がからの提案を待っていても無駄です!

時給を上げたいと思うなら、自ら動いて「時給交渉」を派遣会社の担当者に行いましょう。

時給交渉をしたからという理由で、契約更新を断るようなことはありません。派遣会社の営業担当者もプロなので、時給アップができない場合はきちんとスルーします。

実際にどれくらいの人が交渉しているのでしょうか?

2016年にエン・ジャパンが行ったアンケートによると、派遣スタッフの20%が、時給交渉をしているということがわかっています。

そもそも時給交渉をした方(「交渉をしたら、お給料(時給)がアップした」「交渉をしたが、お給料(時給)はアップしなかった」)は20%に留まっています。
引用元:『エン派遣』ユーザーアンケート集計結果

時給交渉をしても昇給することは少ない

時給交渉しても、時給が上がったケースはごくごく一部にしかありません。

通常、派遣スタッフの給与は「派遣会社が派遣先企業」へ請求し、「派遣会社が派遣スタッフ」へ支給します。この場合、派遣会社も利益を得るため、マージンを取っています。

もし、時給を100円上げれば、派遣先企業には200~300円上げて請求しなければなりません。より大きな負担が派遣先企業にかかるため、派遣スタッフの時給を上げるのはなかなか難しいのです。

2016年にエン・ジャパンが行ったアンケートでは、時給交渉の有無に関わらず時給が上がったのはわずか16%にとどまっているという結果が出ています。

「お給料(時給)はアップしましたか?」と派遣社員の方に質問をしました。「交渉をせず、お給料(時給)がアップした」(9%)、「交渉をしたら、お給料(時給)がアップした」(7%)と給料アップを果たした方は16%と少数派でした。

『エン派遣』ユーザーアンケート集計結果
引用元:『エン派遣』ユーザーアンケート集計結果

交渉するだけタダ!ダメもとでも交渉してみると、いい結果がでるかもしれません。

時給をアップさせる3つのポイント

時給をアップさせる3つのポイントをアピールする男性

派遣スタッフが、時給交渉を行い時給をアップさせるには、知っておくべき3つのポイントがあります。

  1. 時給交渉は1年以上勤務してから
  2. 契約更新がベストタイミング
  3. 離職後に向けたスキルアップも重要

クリックすると、解説箇所にジャンプします。

ここからは、これら3つのポイントについて、それぞれ詳しく解説します。

1.時給交渉は1年以上勤務してから

派遣スタッフとしての働きぶりをみせるため、最低1年は勤務していないと時給交渉は難しい。

派遣スタッフで時給が上がるのは、よっぽど優秀で手放したくないと感じる派遣スタッフだけです。

「このスタッフは優秀だ!」と派遣先企業が感じるまでには、ある程度の実績を出すための時間が必要。だからこそ、1年ほど経ってから時給交渉すべきです。

契約時と実際の業務内容が違う
時給交渉は1年後からですが、業務内容が契約と違う場合は、即座に相談しましょう。多少の相違は当たり前ですが、異常なまでに業務内容が違う場合は、ごく稀に雇用契約と相違していると判断される場合もあります。

2.契約更新がベストタイミング

お互いゆっくりと話ができるため、契約更新の面談が一番交渉に向いているタイミングです。

時給交渉は派遣会社に行いますが、あまり会う機会の少ない派遣会社の営業担当者としっかり話せるのが「契約更新」です。契約更新で時給交渉するのが一番いいタイミングです。

実は、派遣会社の営業担当者は、契約更新のときに「時給交渉されるのでは?」とほとんどが思っています。

気が引けて話をしてこない方も多いですが、契約更新の時は毎回交渉してくる方も中にはいます。

検討に値する方なら真剣に考えますが、そうではない方はやんわりと断っているため、断られる覚悟でぜひ営業担当に言ってみてください!

3.離職後に向けたスキルアップも重要

時給交渉も大切ですが、3年後に離職した後に、より時給の高い仕事に就くためのスキルアップも大切です。

派遣スタッフは直雇用にならない限り、3年ごとに新しい仕事に就かなければなりません。

時給交渉は可能ですが、成就する可能性は低いです。それなら、3年後に新しい仕事を探すとき、今よりも時給が高い仕事に就けるようスキルアップしておく方が、確実に時給を上げられます。

時給交渉で上げられる時給は、50円前後が一般的。スキルアップすれば一気に100円や150円上げも可能ですよ。

【FAQ】派遣の昇給に関するよくある質問

派遣で就業前に時給交渉するのはあり?それともなし?

基本的には派遣で就業前に時給交渉するのはあまり良くありません。

事前に登録会などで履歴書を提出したりエントリーシートに色々と記入したりとアピールはできますが、実際に勤務実績がないので中々時給交渉に応じてもらえるケースはないでしょう。

就業前に時給交渉で成功するケースは、応募した仕事内容と同じ業務内容を長年経験していたり、その業務に必要な資格を持っていたりと履歴書上でも分かるスキルや経験があると成功する可能性もあります。

ただ、基本的には初めて登録する派遣会社などでは貴方がどの様な人かや、勤務態度、スキルなどがほとんど分からない状態なので、まずはその派遣会社での勤務実績をしっかりと作っていく事が時給交渉をする上で最も大切になってきます。

派遣の時給交渉が決裂した場合、その後に気まずくならない?

派遣の時給交渉が決裂した場合でも、気まずくなる事はないので安心してください。

その応募した仕事において時給交渉した経緯がちゃんとあり、理由があれば最終的に交渉決裂しても問題はありません。

ただ、特にその応募した仕事の経験もなく必要なスキルも保有していないのに時給交渉する事は辞めましょう。

派遣会社からの印象を下げることになり、信用を失ってしまうので注意が必要です。

派遣会社は仕事の紹介をしてくれる所ではありますが、派遣の場合雇用主が派遣会社になるので、むやみに時給交渉をするのではなく実績や勤務態度を認めてもらってから時給交渉するのが良いでしょう。

派遣の時給交渉で他社の時給を言っても大丈夫?

派遣の時給交渉でただ他社の時給を言って交渉するのはあまり印象が良くありません。

他社の派遣スタッフ全員が、あなたの所属する派遣会社の時給よりも多いのであれば派遣会社の担当者に相談する事で派遣先企業に交渉してくれる場合もあります。

なので一概に他社の時給を言う事がダメではありませんが、基本的には時給交渉の際は勤務実績やスキルなどを伝えて交渉する方が時給アップの可能性は高くなります。

時給交渉をスムーズに進める為には、雇用主である派遣会社との信頼関係を築くのがポイントです。

派遣で無期雇用の場合の時給交渉のタイミングはいつがいいのか?

派遣で無期雇用になった場合の時給交渉のタイミングは派遣会社によっても異なります。

今までの一般派遣とは違い無期雇用となると、派遣会社に常時雇用されているので安定した収入を得る事ができるのがメリットです。

派遣会社によって、昇給制度や賞与制度などが設けられておりそれぞれ会社での規定があります。

一般的な昇給のタイミングは年に1回決められた月に査定が行われます。

その場合、今までの勤務態度や実績などを元に派遣会社の方で昇給について決めていきます。

無期雇用に変わるタイミングで、条件面や昇給の事などはしっかりと事前に確認しておきましょう。

派遣の給料アップの交渉はメールでしても大丈夫?

派遣の給料アップの交渉は、できればメールではなく会って行う方が良いでしょう。

もちろん、派遣会社が自宅から遠く中々行けない場合などは電話などで伝える事も可能ですが、メールは中々ニュアンスが伝わりにくかったり相手の捉え方次第ではキツく感じてしまう場合もあるので時給交渉をスムーズには進めにくいです。

基本的には、派遣会社の担当者と会う事ができるなら対面で時給交渉を伝える方がスムーズに交渉が進める事ができます。

派遣会社の担当者が中々連絡が取れないなどやむを得ない場合はメールで給料アップを希望する旨を伝えてみましょう。

まとめ:時給は上がりづらい…交渉しつつもスキルアップを!

時給は上がりづらいので交渉しつつもスキルアップを勧める女性

時給交渉は1年以上働いていれば、ダメもとでもやってみるべきです。しかし時給が上がる可能性は低いのも事実です。

この記事でご紹介してきた通り、

  • 時給交渉は可能だが、成就しにくい
  • 交渉は1年経った契約更新がいい
  • 3年後に高時給の仕事に就くためのスキルアップが大切
です。

時給交渉で今の時給を上げる努力はしつつも、将来の自分のために「スキルアップ」にも目を向けていってください。

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この記事の執筆者
「法人派遣マッチング」ならびに
転職エージェント「♯就職しよう」運営
株式会社アドバンスフロー 代表取締役 中塚 章浩

大手人材サービス会社在籍で2,000名以上の就業に携わり、
「自分に合った派遣会社や人材紹介会社を選ぶ重要性」 を肌で感じてきました。この記事の執筆を通して、派遣会社や人材紹介会社を選ぶ際のミスマッチを少しでも解消できればと思っています。
現在、派遣会社と企業をつなぐ「法人派遣マッチング」と求職者と企業をつなぐ「転職エージェントサービス」を運営しており、それらから得られる最新情報をお伝えするべく、随時、記事の編集や更新も行っています。

経歴
パーソルテンプスタッフ株式会社に在籍後、2010年に株式会社アドバンスフローを設立し、求職者向け情報サイト「♯就職しよう」を運営。現在、#就職しようの執筆とともに、転職・就職などHR領域に関するサービスを多数展開中。 ・執筆者の詳しい経歴はコチラ
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