【派遣のプロが教える】派遣の仕事ってつらいの?辞めたいと思ったら?

「派遣ってつらいんじゃないの?」
「誰にも相談できないんじゃない?」

と思っていませんか。

派遣会社に長年勤務をして、現在は転職エージェントである「#就職しよう」の中塚が、派遣という仕事のつらさについて解説します。

これから派遣で働いてみたい!でもつらいんじゃないかと不安を感じている方にとって、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。

派遣の仕事ってつらいの?

理由はそれぞれ違いますが、派遣の仕事がつらいと感じる方はいます。

仕事の内容にもよりますが、仮に同じ仕事内容で直接雇用の方と派遣社員の仕事を比較すると、派遣社員の方が簡単ではありますがその分体力を使う作業を任される事が多いのも事実です。

ただし全ての派遣先企業がそうとは限りません。直接雇用の方と同じ作業を行う派遣先企業もありますので派遣の仕事が全て辛いとは限らないです。

派遣社員は実際にどんなところにつらいと感じる?

派遣社員として働いている方は、以下のような点をつらいと感じていることが多いです。

  1. 人間関係に馴染みにくい場合がある
  2. シフトや休みの融通が効きにくい場合がある
  3. 福利厚生面での待遇が違う場合がある

ここからは、それぞれの点についてより詳しくご紹介します。

1.人間関係に馴染みにくい場合がある

派遣社員と直接雇用の社員との間で、環境に慣れて人間関係を築けるまでに時間がかかる場合があります。

派遣先企業にもよりますが、特にあまり派遣社員の利用人数が少ない派遣先企業の場合は、直接雇用の社員が多いことから人間関係の構築に時間がかかることが多いです。

  • 会話に入っていけない
  • こちらから質問をしないと教えてもらえない

など、最初は人間関係に慣れるのに時間がかかってしまう場合があります。

もちろん全ての派遣先企業がそうとは限らず、派遣社員でも直接雇用の方と同様の丁寧な指導マニュアルや受入体制が整っている企業もあります。

2.シフトや休みの融通が効きにくい場合がある

直接雇用の社員と比べて、シフトや休みの希望が通りづらかったりすることがあります。

基本的に派遣社員に依頼するということは、派遣先企業は忙しく人手不足であることがほとんどです。そのため派遣社員の方は直接雇用と比べて、パート勤務が出来なかったりフルタイムの勤務をお願いされる場合が多いです。

派遣先企業にもよりますが、契約後にフルタイム勤務をお願いされる場合もあります。比較的小規模の派遣先の方が確率は高いですが、もちろん強制ではありませんので断って頂いても大丈夫です。派遣会社から通知される就業条件明示書にも、フルタイムの勤務時間は記載されていないため本人の了承が無い場合は契約違反となります。

また残業が出来る事が入社条件となっている事もあり、直接入社するよりもシフトの融通が効かない傾向にあります。

ただしシフトや休みの融通も全ての派遣先企業がそうとは限りません。派遣社員も直接雇用の方と同様に、パート勤務や休み希望の融通を効かせてくれる派遣先企業は当然あります。

3.福利厚生面での待遇が違う場合がある

派遣社員と直接雇用の社員では、同じ職場で働いても待遇が違うことがあります。

例えば、

  • 社員食堂が利用出来ない
  • 健康診断を実費で受けなければならない
  • インフルエンザの予防接種を実費で受けなければならない

などがあります。派遣社員は雇用元が派遣会社になるため、派遣先企業によっては直接雇用であれば受けられる福利厚生を受けらない事があります。

ただし健康診断については、法定上「フルタイム勤務で尚且つ1年以上の雇用見込みのある方」の場合は義務とされています。そのため派遣社員の実費ではなく派遣会社の費用負担で受けることができます。しかしながらそれ以外の場合、実費で受ける事になる場合が多いです。

つらいと感じたとき派遣会社に相談しても良いの?

もちろん派遣会社の相談していただいて大丈夫です。つらいと感じた場合は1人で我慢せずにすぐに派遣会社の担当の方に相談して下さい。

  • 職場でキツイ言い方をしてくる人がいる
  • 作業の内容がどうしても合わない、覚えられない

などの場合、派遣会社が派遣先企業に対して、部署の移動や作業内容の変更等の交渉を行います。交渉を行った上で派遣先が中々改善しない場合は、別の派遣先企業の紹介をします。

もし派遣会社の担当の方が中々話を聞いてくれなく動いてくれない場合は、別の派遣会社に登録して転職を検討してみる方がいいでしょう。

金銭面で辛いと感じる場合、時給アップ等は可能なの?

派遣社員の場合は最初に設定されている時給が高い分、1年経過しても時給が上がる可能性は低いです。

しかしながら派遣会社の担当の方に、時給アップの交渉は行ってみるべきです。

実際に時給を上げさせて頂いた交渉例として、以下のような相談で時給をアップさせてことがあります。

  • 「同じ現場なのに別の派遣会社の方が時給高いから、今の会社を辞めて別の派遣会社から勤めたいです。」
  • 「似たような作業内容で別の求人の方が時給が高いから今の派遣会社を辞めたい」

何れにしても、辞めるという言葉が出てしまうくらいの緊急性が無いと中々上げない事も多いですし必ず上げられるというわけでもありません。

又、あまりにも大きく金額を上げる事は難しく上がったとしても最大で100円程度でそれ以上の相談は応じる事が出来ない場合が多いです。

派遣会社としても勤怠が優秀な派遣社員さんは手放したくないのが本音です。こっそりと時給を上げて貰えたり、それが難しい場合はより高時給の派遣先企業の紹介を
行います。

どの派遣先企業も居心地が悪く惨めなものなの?

全ての派遣先企業が居心地悪いとは限りません。

傾向としては、全体の人数が50名を超えるような大きい規模の派遣先企業は、受入体制が確立しており指導マニュアルも準備しているため働きやすい傾向にあります。もしくは全体で5名以下のような小規模の派遣先企業もアットホームで働きやすい傾向が強いです。

それに対して、全体で20~30名前後の派遣先企業は丁度マニュアルなどが無く、入れ替わりが激しいと指導体制も整っていないことが多いことから、居心地が悪いと感じられることが多いです。

もちろん企業規模やマニュアルなどの情報は、派遣会社に聞けば教えてくれますが、派遣会社も基本的には入社させたいので質問する場合は「長く勤めている派遣の方はいますか?」と聞くと良いでしょう。いない場合やあなたが初めてですよと言われた場合は少し注意が必要です。

派遣会社側は、入社して頂いて初めて売上になるという部分と実際に入社してみたら意外と働きやすく定着したという事例も多いことから、ある程度情報をぼやかして良いイメージで伝えようとします。だからこそ情報を聞き取る際は、「長く勤めている人がいるか」など具体的に行った方が良いです。

ただし、派遣会社側も嘘の情報を伝えて直ぐに辞められてしまっては売上にならずに、更に派遣先企業に怒られてしまったりと手間がかかってしまっただけということになるため、まるっきり噓をついて入社させるということは行いません。

派遣が辛くて辞めたいと思ったらどうしたら良いですか?

辛くて辞めたいと感じた場合は、それが初日だとしても構わず派遣会社の担当の方に理由を添えて相談しましょう。

「見学させて頂いた内容と全く別の仕事をさせられた」
「思ったよりも作業内容が過酷だった」
「職場に嫌がらせをしてくる人がいる」
などの理由を明確に伝えるといいでしょう。

相談する際は電話ですぐに相談してもいいのですが、可能なら事前にメールで「お忙しいところすみません、お仕事の件で相談があるのですがお電話してもよろしいでしょうか」などの事前に前置きを行ういいでしょう。派遣会社の担当から親身に対応してもらいやすくなり、別の派遣先の紹介や今の職場の退職をスムーズに進めてくれます。

ただし、一向に派遣会社から電話がかかってこない場合は、派遣社員側から電話してしまいましょう。

よくすぐに退職するのは迷惑がかかるとありますが、必ずしも初日で辞めることが一番迷惑を限るとは限りません。意外と初日で辞められるよりも1ヶ月程度経過して1人前になったくらいで退職する方が困ると答える派遣先企業も多いのです。その点も含めて派遣会社の担当の方に相談してみましょう。

派遣が辛いと声を上げる職種や業界ってあるの?

派遣社員の方が辛いという職種や業界は存在します。

自動車部品等の夜勤がある製造業などは、派遣社員の方が圧倒的に時給も高いですがその分辛いことも多く、特に男性の方がその傾向が強いです。

女性の場合は男性よりも派遣社員の方が辛い状況は少ないですが、それでも食品を含めた製造関係の職場は、直接雇用の方がやりたがらない雑務や清掃等を頼まれる場合があるので派遣社員の方が辛い業種と言えるかもしれません。

コールセンター等も、時給が高い分即戦力を期待される派遣社員の方がノルマを高く設定され辛いと感じる事が多い傾向はあります。

それに対して働きやすい職場としては、季節雇用の農作業関係や全体の人数が少ない事務スーパーなどの接客業、清掃関係の作業が挙げられます。

直接雇用の方よりも内容がやさしい場合が多く働きやすいですが、その分時給が低めな傾向にあります。時給の高さというのも、その業種の仕事が辛いかどうかの判断材料になると言えます。

派遣の仕事は暇だから辛いという事はある?

基本的に暇になるという事は少ないですが、繁忙期や閑散期がある派遣先企業の場合は時期的に暇になってしまう事はあります。

閑散期で仕事がなく暇になる場合、一番良いのは職場の指揮命令者となる方や社員さんに「何かお手伝い出来る事はありませんか?」と聞いてみるといいでしょう。

逆に業務が忙しすぎてついていけないという事もあります。基本的には派遣社員は業務量が多くなる傾向があり、どうしてもついていけないという場合は派遣会社の担当の方や可能であれば職場の社員さんに相談するのも良いでしょう。

ただし自分ではついていけていないと思っても、派遣先企業からすれば問題の無いレベルであることも実際には多いです。本当についていけていない場合は派遣先企業から派遣会社の方に連絡が入り派遣会社の担当の方から指摘が入ります。連絡が無い限りはあまり気にしなくても大丈夫です。

派遣社員はずっとつらいままなの?

昔よりも派遣社員の待遇は改善されており、派遣の方が働きやすいという声も多くなっています。

今となっては派遣社員という働き方も世間一般に認知されており直接雇用の方と派遣社員の垣根というのも少なくなってきています。そのため、派遣だから辛いというケースも少しずつ改善されている傾向にあります。

実際に直接雇用で働くよりも派遣で働く方が働きやすいという声は多いです。

派遣社員として働く場合に大切なのは、自分の希望や条件などは遠慮せず派遣会社には伝えることです。

そして派遣として働くときは、出来れば1社だけではなく複数の派遣会社に登録しましょう。求職者の希望を親身に聞いてくれる派遣会社は必ずあるため、上手く派遣会社を利用する事により直接雇用で働くよりも働きやすい環境を得ることができます。

まとめ

この記事をまとめると、

確かにつらいという面もあります。
しかし職種や派遣先企業に注意すれば派遣の仕事は必ずしも辛いとは限らず、事実として派遣の方が働きやすいという声は多いです。

もし辛い状況や惨めな思いをした場合は我慢せずに直ぐに派遣会社に相談しましょう

複数の派遣会社に登録し、選択肢を増やす事でより働きやすい職場を見つける事が出来るので1社に決めず少なくても2~3社は登録し紹介を受けましょう。

この記事があなたの転職活動に役立てば幸いです。