【転職のプロが教える】転職エージェントから1社のみ応募して内定を得られる?

「1社に応募して内定を得られることはあるの?」
「転職エージェントの方が内定を得られやすい?」

と思っていませんか。

転職会社元社員で現役転職エージェントである「#就職しよう」の中塚が、転職エージェントと内定の関係について解説します。

転職エージェントに登録されて転職活動中の方にとって、この記事が少しでも役立てば幸いです。

転職エージェントから1社のみ応募して1社目で内定が決まるってあり得るの?

転職エージェント経由で応募し1社目で内定が決まる可能性はゼロではありませんが、限りなく低いです。

月に50名近い方の転職の相談を受けている転職エージェントであっても、1社に応募され1社目で内定が得られる方と遭遇するのは本当に稀です。

もちろん、その1社が企業も求職者もスキルや条件が双方見事合致する、という可能性がゼロではないのですが、なかなか難しいように感じます。

転職エージェント経由ならば、内定得られる可能性高いのか

内定が得られる可能性だけで考えると、求人サイトやハローワークに比べて内定を得られる可能性は低いかと思います。

理由としては、転職エージェントは採用コストが高い分、内定者への期待値が上がるからです。

企業が人材を採用するにあたり様々な手法をとりますが、一番コストがかかるのが転職エージェント経由の採用です。

ハローワークの採用は費用ゼロ、転職サイトの場合、掲載費用が平均40万、一方転職エージェントの場合は採用成功した場合、平均150万以上の費用が掛かります。

そのため転職エージェントの採用をする場合、企業としても採用する人材に対して期待値が上がります。

良い企業に出会える可能性は高くなりますが、一方で単純に内定が得られる可能性だけで考えると低いと感じます。

なぜ転職エージェントだと良い企業に出会う可能性が高い?

転職エージェントを利用できる企業は、財務体制が整っている企業である可能性が高いからです。

企業が採用活動を行う際の手法は、ハローワーク、自社のHPから採用、リファラル(社員からの紹介)、転職求人サイトなど様々ありますが、もっともコストが掛かるのが転職エージェントです。

転職エージェントの場合は、上記で記載したように平均150万以上の費用がかかります。

また企業の人事部も採用にかけられる予算が決まっており、その予算内で必要かつ優秀な人材を採用するかミッションとなります。

そのため、人事部で採用予算がある程度潤沢にある企業でないと転職エージェントは費用が掛かるため使用することができません。

つまり人材採用に費用をかけることができる財務体制が整っている優良企業に出会えるのは転職エージェントとなります。

転職エージェント経由で何社くらい応募したら内定って取れる?

20代というご年齢と経験を活かしたご転職であれば20社ほどの応募で良いかと思います。

転職エージェントの場合、採用代行も業務の一部のためエージェント内でも書類選考が行われます。

そのため、書類選考通過率は求人サイトやハローワークに比べると低く、20代であれば20-25%くらいの通過率かと感じています。

またキャリアチェンジや応募が殺到する大手企業を希望する場合は、書類選考のハードルはより高くなるので最低50社は応募しないと難しいかと感じます。

30代40代での転職の場合はどれくらいの応募数が必要?

30代40代のミドル層の場合、企業の採用の目線はより高くなるため、年齢と同じくらいの30-40社応募することをおすすめします。

20代の若手であれば経験が少なくても今後の将来性を期待し、「まずは面接してみよう」と企業も考えます。

一方でミドル層は入社後、即戦力を期待されます。また、人事としても自社にいるミドル層の社員と能力や経験を比較し、組織バランスを考えて採用されます。

そのため、書類上でわかるスキルや経験の判断が多くなり、書類選考の通過率は年齢が上がるほど低くなります。

だからこそ、ある程度の数を応募することをお勧めします。

ちなみに応募社数は多く必要ではありますが、30~40代のミドル層は書類選考通過後、ご経験が書類上で活かせると判断されているため、面接がスムーズに進むことが多い傾向です。

転職エージェント1社から20社30社と多くの企業応募することは可能?

転職エージェント1社から20-30社と多く応募することはもちろん可能で、転職を成功される方は平均20-30社以上応募されます。

転職エージェントから多くの求人を紹介されなかった場合、「転職エージェントが求人を扱っていない」「自身の希望する条件とスキルが現実的に合っていない」という2つの理由が考えられます。

転職エージェントが求人を扱っていないという理由ならば、登録された転職エージェントは、規模が小さいもしくは専門職の求人を求めている場合が考えられます。

小規模な転職エージェントは、企業情報を多く転職エージェントが持っている可能性は高いのですが、扱っている求人数は少ないです。

その場合は、大手の転職エージェントも掛け持ち利用するといいでしょう。

また、専門職に挑戦する場合は、専門職に特化した転職エージェントがあるため、特化型転職エージェントを活用することもおすすめします。

大手の転職エージェントを使用し、紹介される求人数が少ない、応募したい求人がない場合は「自身の希望する条件とスキルが現実的に合っていない」ことが多いです。

その場合複数の転職エージェントを活用しても状況が改善する見込みは少ないです。転職で希望は叶えられない、と現実を受け入れることをおすすめします。

ご自身の条件や転職で叶えたいことの優先順位をつけ、視野を広げて活動されると良いかと思います。

転職エージェント経由の求人からあっさり内定が出て躊躇したときは?

内定が出たことに躊躇しているのであれば、「なぜ躊躇しているのか」を振り返ることをおすすめします。

ご自身としてはあっさり内定が出たと感じられるかもしれませんが、企業は費用をかけ一緒に働きたい、と大きな決断をして内定を出しているので、まずは自信を持ってください。

しかしながら、内定受諾するか躊躇するならば、企業の情報が不足しているからなのか、職種のイメージがつかないのか、条件面で不安があるのか、など一度紙に書き出し整理されるとよいでしょう。

また、「なぜ自分が転職しようと思ったのか」に立ち戻り、その企業に転職して変えたいことが叶うのかどうかで判断されることをおすすめします。

もちろんこれらを一人ですることは難しいのです。

だからこそ転職エージェントがありますので、情報収集を依頼し思考整理を一緒に行うなど積極的に転職エージェントに相談しましょう。

よい転職活動を行う2つのポイント

よい転職活動を行うためのポイントは、行動量とスピードです。

納得できる企業と出会うためには、ある程度求人を応募し、面接に参加するという行動量が必要となります。

また、人気の企業は応募者が殺到する椅子取りゲームの早い者勝ちであり、転職エージェントの場合、求人の掲載期間などは設けておらず、採用が充足してしまえば終了となります。

そして転職活動が長期間に及ぶと業務のバランスを取り続けることも難しくなるため、ある程度期間を区切り、スピード感をもって集中して活動されると良いかと思います。

就業中の転職活動は、業務とのバランスをとることが難しくハードです。

ただ、転職は人生を大きく左右するものであるため、少し大変でも納得感がある活動をすることをお勧めします。

そのためには多くの情報を得て、比較し、ご自身で判断することかと思います。

まとめ

この記事をまとめると、

転職エージェントで1社のみから応募して内定を得るのはとても難しく、20社や30社など多くの企業に応募することが必要です。

転職活動は様々な企業に出会え、ご自身キャリアや価値観を振り返るとてもよい機会です。

ただご自身一人だと交渉事や客観的な目線がかけてしまうため、転職活動のプロであるエージェントをうまく活用してみてください。

ぜひ有意義な転職活動になることをお祈りしております。

この記事が、あなたの転職活動に役立てば幸いです。