【派遣のプロが教える】工場での派遣の仕事って最悪なの?

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パーソルテンプスタッフ株式会社に約6年在籍し、現在は派遣会社「株式会社アドバンスフロー」の代表取締役。
のべ約2,000名もの転職支援を行い、求職者が希望する仕事を得られるよう尽力。人材業界16年の経験から「派遣はしっかりとした情報が得られれば得られるほど、理想の職場を見つけられる」と確信し、多くの人が情報を得られるよう、記事の監修も行う。

「工場派遣の仕事って最悪なの?」

と思っていませんか。

この記事では、工場派遣について解説します。

これから工場派遣の仕事をしたいという方にとって、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。

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工場での派遣の仕事は最悪なの?

工場での派遣のお仕事は最悪とは限らないです。

まず、工場とは言っても食品工場や電子部品の工場や自動車部品の工場等たくさんの種類があり、それぞれメリットデメリットがあります。

工場関係全体的に言える事としては、基本的に決まった工程で作業を行います。そのため、結果を求められる営業などの仕事と比べると、黙々と作業を行う事が得意な人は環境も安定しているので精神的な負担も少なく働きやすいです。

逆にいつも似たような作業をするのは苦手な方にとっては、最悪と言えるかもしれません。

工場での派遣勤務が最悪と言われる理由は?

工場での派遣勤務が最悪と言われる理由として、以下のような理由があります。

  1. 残業が多くて、体力的にきつい
  2. お金は稼げるけど自由な時間がない
  3. 人間関係がつらい

などがあります。

ただこれらの理由は、すべての工場派遣に共通しているのではなく、どのような工場で働くかによって変わってくるのが現状です。

そこでここからは実際に工場での派遣で勤務された方の例に、最悪と呼ばれる理由としてよく聞かれる声をご紹介いたします。

例1:自動車のブレーキ部品の製造等の製鋼関係の工場

製鋼関連の工場では、2交代勤務で尚且つ、残業が多くて体力的にきついお金は稼げるが自由な時間が取れない。
慣れてくると正社員の方とあまり変わらない作業をするようになるが、最初から時給が高い設定になっているせいか時給が上がりにくくボーナスが出る事も基本的には無い。

例2:お菓子の食品工場

仕事は流れてくるお菓子が割れたりしていないか、不良品を取り除くだけの簡単なお仕事で、特に残業も無く休みも週休2日か希望すればそれ以上と悪くない環境です。

でも毎日細かい事を指摘してくるお局さんがいて精神的にかなり辛い。楽な仕事に限って自分の立場を守ろうと新人をいじめるようなお局さんがいる場合が多い。

例3:業務用プリンターの組み立て

主に電動ドライバーを使って手順通りに組み立てるだけのお仕事なので、最初に覚える時は大変でしたが覚えてしまえば正直楽なお仕事です。
クリーンルームでの作業を行っているので休憩に行くたびに作業着から着替えて休憩室に行って、また戻る時は作業着を着てコロコロを全身にかけてその後エアーシャワーを浴びてから現場に戻るので休憩時間の10分程度はあってないようなものです。

工場勤務の派遣求人に落ちる(不採用)になることはある?

工場勤務の派遣求人に不採用になる事はあります。

確かに工場の派遣は人気が低く、人手不足で採用されやすいという傾向にはありますが、その分離職率が高いです。

派遣先企業からすれば、通常より高い時給を払った上で制服を用意して、教育も行ったのに数日で辞められてしまうというのは避けたいのです。

そのため大量の人数を募集しているからと言って、必ずしも採用されやすいとは限らないので注意が必要です。特に待遇が良く人気のある求人の場合は、他にも応募する人が多いためより採用されにくくなります。

楽な工場派遣の求人はどんなもの?

工場派遣の中でも、比較的人気が高いのが季節限定の野菜や果物の選別等のお仕事です。

時給は低い場合が多いものの、普段着で作業が出来て、仕事内容も不良品を取り除いたり箱詰めするだけと簡単でシフトも融通が利くので毎年応募してくる方も多いです。

期間が決まっているというのも精神的な働きやすさに繋がっていると思います。

長期での仕事としては、1人で黙々と作業するのが好きな方なら「プリンターやPCの組立などのお仕事」がおすすめです。

プリンターやPCの組み立て等のお仕事は、時給も高く、覚えてしまえば誰かに文句を言われる事も少ないので工場の求人の中ではおすすめです。

逆に組み立てなどの細かい作業が苦手という方は、「食品工場」が単純作業が中心で体力的にもつらくない場合が多いので働きやすいでしょう。

また体力には自信があり一気にたくさん稼ぎたいという方ならば、「自動車関係」もおすすめです。

ただ注意してほしい点としては、残業や休みが少ない会社だとストレスが溜まりやすく人間関係が良くない場合があるのでその点には注意が必要です。

工場派遣のメリット・デメリット

ここからは、工場派遣のメリット・デメリットをそれぞれ分けて解説いたします。

工場派遣のメリット

工場派遣のメリットとしては、作業が基本的に簡単な単純作業で時給も高いという点が一番大きいです。

また、業務中のトラブルや状況変化にも左右されにくく、例えば減産などで定時前に退社する事になってもしっかりと補償が出る場合がほとんどです。そのため暇だからと急に帰されることも業種や職種と比べると収入面等が安定しているといえます。

さらには、他の業種と比べるとコミュニケーションを取る量も少ない傾向にあるため、あまり人と話す事が得意ではなく、モクモクと作業したい方もオススメのお仕事です。

工場派遣のデメリット

毎日単純作業の繰り返しなので、変化が無くて飽きてしまったり、他のお仕事で通用するスキルが身につきにくかったりする点が大きなデメリットになります。

また高時給の工場派遣で働こうとすると、日勤夜勤がある交代勤務制の場合があったり、残業があって生活習慣が不規則になってしまったりする場合があります。

逆に、日勤で残業もなくあまり汚れたりもしないような工場派遣だど、時給が低い傾向にあります。更に勤務時間やシフトの調整もしにくいといった所はデメリットになることもあります。

まとめ

この記事をまとめると、

工場の派遣のアルバイトは必ずしも最悪とは限りません。

工場派遣はデメリットもありますが、メリットも多くあります。多くの方が工場での業務が好きで勤務されていますので、少しでも興味があるならまずは派遣会社に相談してみるといいでしょう。

この記事があなたの転職活動に役立てば幸いです。

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この記事の執筆者
「法人派遣マッチング」ならびに
転職エージェント「♯就職しよう」運営
株式会社アドバンスフロー 代表取締役 中塚 章浩

大手人材サービス会社在籍で2,000名以上の就業に携わり、
「自分に合った派遣会社や人材紹介会社を選ぶ重要性」 を肌で感じてきました。この記事の執筆を通して、派遣会社や人材紹介会社を選ぶ際のミスマッチを少しでも解消できればと思っています。
現在、派遣会社と企業をつなぐ「法人派遣マッチング」と求職者と企業をつなぐ「転職エージェントサービス」を運営しており、それらから得られる最新情報をお伝えするべく、随時、記事の編集や更新も行っています。

経歴
パーソルテンプスタッフ株式会社に在籍後、2010年に株式会社アドバンスフローを設立し、求職者向け情報サイト「♯就職しよう」を運営。現在、#就職しようの執筆とともに、転職・就職などHR領域に関するサービスを多数展開中。 ・執筆者の詳しい経歴はコチラ
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