【介護士100人実態調査】現役介護士にうかがった「現状」と「介護の仕事に対する気持ち」

【介護士100人実態調査】現役介護士にうかがった「現状」と「介護の仕事に対する気持ち」

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パーソルテンプスタッフ株式会社に約6年在籍し、現在は人材紹介会社「株式会社アドバンスフロー」の代表取締役。
のべ約2,000名もの転職支援を行い、求職者が希望する仕事を得られるよう尽力。人材業界16年の経験から「転職はしっかりとした情報が得られれば得られるほど、理想の職場を見つけられる」と確信し、多くの人が情報を得られるよう、記事の監修も行う。

介護の仕事について、テレビや雑誌などのメディアでよく話題になりますが、
「やっぱり大変!」といっていたり、
「業界は変わったんだ!」といっていたり、
本当のところはどうなの?と思いませんか?

突然ですが、#就職しよう編集部の酒井と申します。今回のアンケートの実施と記事の執筆を担当しています。

わたしは、介護の仕事にまったく関係ない人間ですが、ニュースなどで紹介される介護業界の実態について「本当はどうなの?」と前々から感じていました。

今回、介護業界に転職したい方向けの記事をつくることになり、「それなら、現役で働いている人に話を聞こう!」と、このアンケートを企画し、現役介護士100人の方から話をうかがうことができました。

社内でデータを検証

アンケートを元に、介護士の現状をじっくり分析しました

アンケートでは、「給料」「夜勤」「人間関係」などさまざまな話を聞いていますが、介護という仕事の現実的な大変さを目の当たりにしながら、介護の楽しさも知ることができました。

50問近くの長いアンケートに回答していただいた現役介護士のみなさま、本当にありがとうございました。

この記事では、アンケートの中から抜粋した20の質問についての回答をまとめています。

未経験のわたしが感じたように、このアンケート記事を読んだあなたも「介護の大変さと楽しさ」を体感していただければ嬉しいです。

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【現役介護士100人】どんな介護士たち?

まずは、話をうかがった現役介護士100人の方々が、どのような性別・年代で、どれくらいこの業界にいるのかなどを伺いました。

性別・年代は?独身ですか既婚ですか?

今回、お話を伺ったのは介護士で働いている方100人で、年代や性別については次のとおりです。

男性 女性
20代 8名 21名
30代 16名 26名
40代 5名 15名
50代 5名 4名

また、独身・既婚の割合についてはこのようになりました。

独身 既婚
34名 66名

今、持っている資格はなんですか?

アンケートに回答いただいた方が、持っている資格のなかで圧倒的に多かったのが、介護福祉士です。

この「介護福祉士」という資格は、介護の資格のなかで唯一の国家資格なんです。

まだ介護業界の経験がない方は、介護の入門的な資格である介護職員初任者研修から取得しましょう。

資格を持っていることにより、仕事領域の幅が広がるだけでなく資格手当がつく場合もありますので、積極的に取得していきたいですね。

資格 人数
介護福祉士 74名
ヘルパー2級 13名
介護支援専門員 12名
実務者研修 12名
社会福祉士 9名
介護職員初任者研修 9名
資格を持っていない 5名
喀痰吸引 4名
社会福祉主事 3名
ケアマネージャー 3名
認知症ケア専門士 2名
認知症介護実践者研修 2名
その他 26名

(※複数回答)

介護業界に入ってどれくらいですか?

介護業界に入ってからの経験年数については、まだ1年程の方から長い方は20年以上の経験を持つベテランの方まで様々な結果となりました。

介護士アンケート回答1

経験年数 人数
1年 10名
1~3年 13名
3~5年 14名
5~10年 40名
11~20年 20名
20年以上 3名

介護業界に入って、何施設ほど経験しましたか?

介護業界に入って、これまでに何施設ほど経験したのかについては、2~3施設ほど経験したという方が全体の回答の約半数を占めました。

介護士アンケート回答2

経験施設数 人数
1施設目 35名
2~3施設 47名
3~5施設 11名
6~10施設 5名
11施設以上 2名

【現役介護士100人】どんなところで働いているの?

続きまして、現役介護士の100人のみなさんが今、働いている施設はどんなところなのか、実際の仕事内容や年収なども合わせて詳しくうかがいました。

どのような施設で働いていますか?

介護施設には、老人ホームやグループホームなどの「入所施設」、デイサービスなどの「通所施設」、その他には自宅を直接訪問して行われる「訪問介護」など入居条件や利用目的によっていくつかに分類されています。

施設の種類 人数
デイサービス 21名
有料老人ホーム(介護付含む) 21名
特別養護老人ホーム 16名
訪問介護 9名
病院 7名
介護老人福祉施設 6名
グループホーム 5名
事業所 4名
小規模多機能型居宅介護 4名
サービス付き高齢者住宅 3名
ショートステイ 3名
障がい者支援施設 3名
その他 4名

仕事内容についても施設によって異なります。そこで、詳しい内容について実際に働いている方の声を紹介します。

23歳男性・大阪府在住

【デイサービス】
朝と夕方の送迎から始まり、日中は機能訓練やパズルや脳トレ、手先を使ったゲームなどを提供している。それに加えて入浴、トイレ介助なども行なっています。

28歳男性・兵庫県在住

【有料老人ホーム】
日勤、夜勤の日常業務(生活の手伝い、主に食事、風呂、睡眠、娯楽)を行っています。担当を持つとその方のケアプランを考えたりもしています。

43歳女性・東京都在住

【訪問介護】
利用者さん宅に訪問しての家事や身体介護、また外出支援もおこなっています。

雇用形態は?

雇用形態については、半数以上の方が正社員でした。以前は正社員だったが、今は子育て中のためパートで働いているという主婦の方も多いようです。
介護士アンケート回答3

雇用形態 人数
正社員 66名
パート 24名
契約社員 7名
派遣社員 3名

年収はどれくらいですか?

年収については、200万円~300万円台で働いている方が多いようです。100万円前後の方は、パートとして扶養枠内で働いていらっしゃる方が多かったです。

介護士アンケート回答4

年収 人数
100万未満 7名
100万円代 15名
200万円代 27名
300万円代 36名
400万円代 13名
500万円代 1名
無回答 1名

また、『現在の施設での年収は、入社時と比べてアップしましたか?』という質問についての回答を紹介します。

38歳女性・群馬県在住

【年収200万円・デイケア5年目・パート】
入社時は正社員だったので下がりましたが、パートの方が時間の融通が利く分ラクでサービス残業も減りましたので時給で考えると変わらないです。

25歳男性・東京都在住

【年収300万円・デイサービス3年・正社員】
ほとんどアップしていません。

43歳男性・東京都在住

【年収460万円・3ヶ月前に現在の事業所に異動・正社員】
管理者候補での就業の為、上がっている。

入社時と比べ年収がアップした方がいる一方、ほとんど変わらないという回答もあり施設によってばらつきがあるようです。

アップした方の中には、「資格を取ったことによって資格手当がつくようになった」といった回答も多く見られました。

今の施設は夜勤はありますか?

夜勤があるかの質問については、「ある」と「ない」の回答がほぼ半々といった結果になりました。

夜勤の頻度については、少ない方で月に4回程度、多い方になると月に10回ということもあるようです。

介護士アンケート回答5

夜勤の有無 人数
ある 49名
ない 51名

残業はありますか?

残業については、半数以上の方が「ある」と回答。

介護士アンケート回答6

残業の有無 人数
ある 58名
ない 42名

残業時間は、月10~20時間が最も多い回答でしたが中にはサービス残業を強いられているといった声も見られました。

35歳女性・北海道在住

【介護付き有料老人ホーム勤務・正社員】
20時間程度はありますが、残業とは認定されません。シフト通りの時間でタイムカードを切らされます。

休日サイクルはどんな感じですか?

休日のサイクルについては、シフト制という回答がほとんどでした。

介護士アンケート回答7

休日サイクル 人数
シフト制 78名
土日休み 13名
不定期 4名
その他 5名

シフト制の方の内訳については、「バラバラで決まっていない」「週休2日で土日のどちらかが休み」「休み日数が固定(月8~10日)」などでした。

25歳女性・東京都在住

【障がい者福祉施設勤務・正社員】
シフト制です。土日の休みが貰える時と、休みが貰えず10連勤なんてこともあります。

55歳女性・岡山県在住

【デイサービス勤務・正社員】
日曜日とシフトで平日もしくは土曜日が1日休み

【現役介護士100人】介護の仕事についてどう思っている?

ここまでで、現役介護士100人のみなさんが、どんな方々でどんな勤務をされているかがよくわかりました。

では、介護士のみなさんは介護の仕事についてどう思っているのでしょうか?

介護業界と言えば、「きつい」「危険」「給料が低い」というイメージが定着しているのが現状です。

ここから先は、そんな介護の仕事について実際に働いている方はどんな風に感じているのか本音に迫っていきたいと思います。

給料は妥当?

仕事をする上で、やっぱり気になるのが給与面です。

そこで、今もらっている給料についてどう思っているのかについて聞いてみました。

現在の給料についてどのように感じているのかの問いに対し、約6割の方が「少ない」と感じている一方で、4割の方については「妥当」だと感じているという結果でした。

介護士アンケート回答8

給料について 人数
結構もらっている 3名
妥当 40名
ちょっと少ない 29名
かなり少ない 28名

体力はいる?

体力が必要かについては、ほぼ100%に近い人が「必要」と回答でした。

介護士アンケート回答9

体力について 人数
必要 98名
必要ではない 2名

利用者さんの介助時だけでなく、長時間に及ぶ夜勤など体力的負担も多くなるため、介護士では身体が最も資本となるようです。

26歳女性・東京都在住

【介護付有料老人ホーム勤務】
高齢者を抱き起したり支えたりするうえ、夜勤などもあるので体力は絶対必要

34歳女性・青森県在住

【特別養護老人ホーム勤務】
長時間の立ち仕事や、移乗介助があるので体力が必要。腰も痛めるのである程度の体力はつけていないとしんどくなる。

危険だと感じることがある?

仕事中に危険だと感じることがあるかについても、ほとんどの方が危険だと感じている結果になりました。

介護士アンケート回答10

危険なことは? 人数
ある 88名
ない 12名

介助時に怪我させないよう注意したり急な体調の変化にも気を配る必要があり、時には利用者さんから危害を加えられることもあるようです。

23歳女性・大阪府在住

【特別養護老人ホーム勤務】
車椅子利用の方が認知症のために歩けると思っていて歩行され転倒されるなどの事故はあります。体が弱っているので打ち所が悪いと命の危険があります。

39歳男性・佐賀県勤務

【介護老人ホーム勤務】
医学的な知識が非常に乏しく、熱がでても、意識が悪くなってもどうしていいかわからず、利用者の状態が悪化してから病院に運んで、医師から怒られる。しかし現場はどうしていいかわからない。

人間関係は大変だと感じることがある?

仕事をする上で避けて通れない人間関係。今回、「同僚との人間関係」と「利用者(またはその家族)との人間関係」の両方についてどのように感じているか質問をさせていただきました。

同僚との人間関係が大変だと感じる?

介護士アンケート回答11

同僚との人間関係は? 人数
大変と感じる 66名
そう思わない 34名

同僚との人間関係のが大変だと感じる理由として、介護に対する考え方の違う中で利用者の方に対応していくことの難しさを感じるといったこともあるようです。

41歳女性・京都府在住

【介護老人福祉施設勤務】
介護に対する考え方や、仕事の習熟度が違う人たちと連携をとらなくてはいけないから。

36歳女性・熊本県在住

【特養老人ホーム勤務】
介護に対しての熱意も違いますし、基本気づいた人がやる職場なので、やらない人への苛立ちは半端なく、大変な利用者を抱えているとみんな不安と苛立ちでギクシャクします。

利用者(またはその家族)との人間関係が大変だと感じる?

介護士アンケート回答12

利用者との人間関係は? 人数
大変と感じる 71名
そう思わない 29名

同僚との人間関係よりも、利用者やその家族との人間関係に苦慮する場合のほうが多いようです。

40歳女性・福岡県在住

【障がい者支援施設勤務】
ご家族との対応は大変ではないが、自分より年上の入所者がほとんどなので、プライドを傷つけず誘導するのが大変である。

35歳女性・北海道在住

【介護付き有料老人ホーム勤務】
家族が考えている介護の必要度と、こちらの考える必要度に違いがある場合。なんでもかんでも家族の希望通りに手を貸して介助してしまうと、利用者様本人の出来る力がなくなってしまうことがあります。まったく逆のパターンもあり、「うちのお母さんはここまでできるからやらせてください」と言われますができない場合もあります。

夜勤についてどう思いますか?

夜勤についてどのように感じているかの質問については、このような結果になりました。

介護士アンケート回答13

夜勤について 人数
大変 56名
やりがいがある 12名
夜勤をしたことがない 32名

夜勤では昼間に比べて少ない人数で、ナースコール対応やおむつ交換、徘徊する利用者の方への対応など多くのことをやらなければならないため、休憩する時間も取れないこともあるようです。

36歳女性・熊本県在住

【特養老人ホーム勤務】
一人での夜勤なので、一度に多くのことが起こった、とても対処できないときがあります。また記録もこまめに書くことを求められ、記録を書いて対応をしていたら休むことはできません。急変が出たらさらに詳しく記録、付き添いも行わなくてはならないため大変です。

しかしその一方で、全体の13%という少ない割合ですが夜勤に「やりがいがあると感じている」といった回答もありました。

一人のため気がラクだという点や、多くのことをやらなければならない夜勤だからこそやりがいを感じている、といった意見がありました。

30歳男性・栃木県在住

【有料老人ホーム勤務】
一人が多いので自分はいいです。以前は特養だったので見取りとかには慣れているつもりですし、何かあるのが当然なので。それを見なければいけないのがこの仕事だと自分は思っています。

介護に転職ってしやすい?

介護業界は、30代・40代の未経験者でも転職しやすいかについての質問については、「転職しやすい」という声が圧倒的でした。

介護士アンケート回答14

転職について 人数
転職しやすい 89名
転職しにくい 11名

実際に、現在働いている施設で求人の募集をしているかを尋ねたところ、86%が募集しているとも答えています。

資格は取ったほうがいい?

未経験の方が転職するなら「実務者研修」を習得してから転職した方がいいのかの質問については、「資格を取って転職すべき」と「未経験者でも良い」の真っ二つに意見が分かれました。

介護士アンケート回答15

実務者研修について 人数
取得してから転職すべき 47名
未取得でも転職すべき 53名

「資格を取って転職すべき」と答えた方からは、介護現場では即戦力が求められるのである程度の知識必要という声が多く見られました。

40歳男性・東京都在住

【病院勤務】
実務者研修の資格とは限りませんが、業務が忙しく1からしっかり教えてもえることはないので、ある程度の知識と技術は必要と感じたため。

その一方、「未経験者でも良い」と答えた方の中で多かったのが、人手不足のためとにかく人手が必要といった声でした。
また、経験ではなく本人のやる気が大切といった声も多く見られました。

34歳女性・青森県在住

【特別養護老人ホーム勤務】
働きながら取れば良いと思います。実際未経験者でも、正職員並みの仕事をこなせているし、技術さえしっかり教えてもらいできていれば、働けると思います。

介護業界のいい面はなんですか?

介護業界のいい面

介護の仕事の魅力・いいところについて尋ねたところ、実際に介護の現場で働いている方からたくさんの声を聞くことができました。

そこで、その一部をご紹介します。

人手不足なのでかなりの売り手市場。今後、確実に必要性が増す業界で給料が上がる見込みが高い。(34歳男性・東京都在住)
お世話する側ではなく、自分も育ててもらえる仕事です。色々なことをお年寄りから教えてもらいました。(40歳女性・福岡県在住)
自分の親が介護が必要になったとき、どんな事が必要なのか、どこに注意して施設を選べばいいか分かる。(39歳男性・佐賀県在住)
人の人生に寄り添い、生活を支えることで、幸せを共有できる魅力的な仕事。(41歳女性・京都府在住)
人間関係さえ形成してしまえば、辛いなんてこともないかなと思います。世間が付けたイメージ程、この業界もブラックではないとおもいます。(28歳男性・兵庫県在住)
人のための奉仕ができるので、自己肯定感は上げられる。老いることに対しての知識が持てる。自分の生き方についても考えることがある。(37歳女性・宮城県在住)
介護業界はだれでも、未経験でも問題なく入れます。地元の、自分の働きやすい環境で働ける。(38歳女性・群馬県在住)
介護は「心」で働く仕事だということ。(50歳男性・福岡県在住)
感謝される。その人の最後の時間を一緒に過ごせること。(32歳女性・鹿児島県在住)
お年寄り一人ひとりは本当に個性豊かです。個性のかたまりに接することなんてめったにできません。とっても楽しいですよ。(33歳女性・静岡県在住)

介護業界の悪い面はなんですか?

介護業界の悪い面

次に、介護業界のマイナス面や注意しなければならない点について尋ねました。

待遇面は業務の重さにたいして軽い。相手から感謝されることもあれば、病状が悪く辛く当たられることもある。(30歳女性・東京都在住)
利用者の家族やケアマネとの連携がとても大変。利用者の個別の対応に日々追われる。理想と現場のギャップに気を付ける。(32歳女性・長崎県在住)
人対人の環境で決して楽な仕事ではない。(28歳女性・岐阜県在住)
過重労働になり、肉体的疲労は付き物である。体力作りは必要です。働いている人の雰囲気によって施設の雰囲気が左右されていると思う。個性の強い方が多いと思うので事前に心の準備はしておくこと。サービス業であるという観念が当たり前になってるおり、お客様意識が高いので、クレームがあることは当然と思っておくべき。(37歳女性・宮城県在住)
人との付き合いが苦手な人はやめたほうがいい。(54歳男性・神奈川県在住)
体力勝負です。あと、給料も低いところが多いです。(25歳女性・東京都在住)
こちらが手を上げちゃいけないのに、あげられることは多くあります。痛いです。しんどいです。嫌なものもたくさん見ます。それに子供がいる場合施設で流行ってしまった感染症を自宅に持ち帰ってあなたが感染源になり得る可能性もあります。でもそれ以上に素晴らしい経験も長く仕事に就けば絶対に見られます。(26歳女性・千葉県在住)
綺麗な仕事ではないこと。思いが通じない事も普通。(49歳女性・埼玉県在住)
異業種と協働する場面も多いことが多いので注意が必要。(54歳女性・愛知県在住)
施設にもよるけれど、精神面も肉体面も削られていく。特に夜勤をするかどうかは慎重に判断すべきだと思う。(28歳男性・山梨県在住)

【現役介護士100人】これからどうなりたい?

介護士 今後

これから先、介護士としてどのように進んでいきたいかの質問については、「今後さらなるステップアップをしていきたい」や「業界を変えていきたい」といった声が多く見られました。

年齢が高くなり、現場での介護業務に限界を感じたため、ケアマネに転身します。(55歳女性・岡山県在住)
長く仕事が続けられるように、自分の体と相談しながら仕事が出来ればと思います(48歳女性・新潟県在住)
業界を良くしていきたい(24歳男性・神奈川県在住)
現在、施設での勤務は続けているが、地域で地域福祉と地方創生の連携を考えて活動している。最終的には、結果を出したい。(41歳女性・京都府在住)
利用者や家族に安心してもらえるような環境と介護を提供していきたい。利用者側だけではなく介護士側のケアも必要だと思うのでそのことを周りに理解してもらえるように伝えていきたい。(28歳女性・岐阜県在住)
私は介護に対してのイメージを根本的に変えていきたいと考えています。現場で働きながら、高校などに介護について伝えてイメージを変えていければなと考えています。(22歳男性・千葉県在住)
ダラダラと与えられた仕事だけをこなすのはあまり好きじゃないので、新人指導や、良い施設づくりに積極的にかかわっていきたい。(34歳女性・青森県在住)
介護職としてなら、まず利用者優先なのはわかるが、もっとスタッフが守られる職場にしていきたい。休める時に休め、残業をほぼなくせるようになど、あとはそれぞれスタッフがこうしたいという意見を吸い上げてやれる環境にしたい。実際、業務が多過ぎてそこまでまわらない(30歳男性・北海道在住)
家族から預かっているので、危険のないよう最期の時まで寄り添ってあげたいです。(37歳女性・鳥取県在住)
認知症の人が増えているので認知症専門士の資格を取り皆の力になりたい。(47歳女性・北海道在住)

【現役介護士100人】転職希望者へのメッセージ

介護士に転職を希望する方へ

最後に、これから介護士へ転職したいと思っている人へ向けたメッセージをご紹介します。

現場は人材が足りません。介護は誰でもできる仕事と言います。介護は誰でも始められる仕事ではありますが誰にでも出来る、続けられる仕事ではありません。覚悟を持って介護業界に入ってきてもらえたら嬉しいです。(32歳女性・長崎県在住)
介護業界は注目されている業界ですが、内容はかなり過酷です。十分な覚悟を決めてから転職することをおすすめします。(39歳男性・佐賀県在住)
一緒に介護を盛り上げましょう!(27歳女性・岡山県在住)
介護は答えがないので色々な人の意見を聞いて成長できるので楽しいです。私は口下手でしたが、介護の世界に入り話さないわけにはいかないため良く話すようになりました。自分も変われる職種だと思います。(33歳女性・静岡県在住)
以前は、介護職といったら大変というイメージを持ちやすかったと思うが、今ではさまざまなスタイルの企業があるので自分に合った職場をみつけてほしい(29歳女性・福岡県在住)
介護の仕事は、思っているよりも深く、辛く、暖かい仕事です。頑張ってください。(28歳女性・東京都在住)
健康第一!人を大切にすること。(39歳女性・神奈川県在住)
お相手は自分たちの大先輩であることを忘れずに。(54歳・在住)
介護は『やる気』『根気』『呑気』(50歳男性・福岡県在住)
介護は特殊な仕事ではありません。誰でも思いやりがあれば出来る仕事だと思います。私生活でも役に立つ知識が付きます。なので、やりたいと思うなら飛び込んでみても損はない仕事だと思います。(32歳女性・鹿児島県在住)

まとめ:介護士のみなさんは大変だけど元気に頑張っていらっしゃいました!

現役で働かれている介護士100名にうかがった「仕事の現状」と「介護という仕事への思い」、読まれてなにか感じることはありましたでしょうか?

やはり、厳しく大変な中で仕事されているというのが現状ですが、それでもやりがいや使命感、達成感をもって元気に働いていらっしゃることが、アンケートを読むことで伝わったのではないでしょうか。

アンケートを読み終わった今、
「やっぱり介護の仕事がしたい!」
「介護の仕事は無理だよ…」
さまざまな気持ちをもっている方が、いらっしゃるでしょう。

介護の仕事に就く就くつかないどちらにせよ、このアンケート記事があなたの進路を決める1つのきっかけになれば本当に嬉しいです。

もし介護の仕事を探したいなら
今回の現役介護士アンケートも参考にして40の転職サイトを比較調査した「介護士向けの転職サイトランキング」も下記で紹介しています。

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この記事の執筆者
「法人派遣マッチング」ならびに
転職エージェント「♯就職しよう」運営
株式会社アドバンスフロー 代表取締役 中塚 章浩

大手人材サービス会社在籍で2,000名以上の就業に携わり、
「自分に合った派遣会社や人材紹介会社を選ぶ重要性」 を肌で感じてきました。この記事の執筆を通して、派遣会社や人材紹介会社を選ぶ際のミスマッチを少しでも解消できればと思っています。
現在、派遣会社と企業をつなぐ「法人派遣マッチング」と求職者と企業をつなぐ「転職エージェントサービス」を運営しており、それらから得られる最新情報をお伝えするべく、随時、記事の編集や更新も行っています。

経歴
パーソルテンプスタッフ株式会社に在籍後、2010年に株式会社アドバンスフローを設立し、求職者向け情報サイト「♯就職しよう」を運営。現在、#就職しようの執筆とともに、転職・就職などHR領域に関するサービスを多数展開中。 ・執筆者の詳しい経歴はコチラ
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