実は未経験者が転職エージェントや派遣会社を登録しても、別な職業を紹介される可能性があります。
この記事では、
- 未経験者が転職エージェントから求人を紹介してもらうにはどうしたらいいか
- 未経験者をサポートしてくれる転職エージェント
- 未経験者をサポートしてくれる派遣会社
をご紹介していきます。
以下の記事では、営業や事務はもちろん、ハイクラス向けやアパレル、医療系などさまざまな職種に強い転職エージェントを一気に確認できます。
目次
IT業界・WEB業界の未経験者は転職エージェントを利用するのは厳しい?
IT業界やWEB業界未経験の方でも転職エージェントを利用することは可能です。ただし、経験者の方と比べ紹介される求人の種類が限定される場合があります。
以下は当編集部でIT・WEB系の転職エージェントを「未経験者OK」や「業務未経験者可」で求人数を調べて比較した表を見てください。
※クリックして拡大できます。 ※2020年1月下旬時点の求人数です
どの転職エージェントも経験者求人に比べると未経験者求人は少ないです。
このことからIT・WEB等の技術系の転職エージェントは未経験者へ求人が少ないため、紹介するのが難しいことがわかります。
そこで、未経験者の方には「プログラミングの基本」について知識を身につけた上で転職活動を進めることもおすすめします。
プログラミングコードの基本が書ける・理解ができるようになれば、努力が認められ転職の確率はかなり上がります。
この記事では、未経験者でもサポートしてくれるオンライン学習がある転職エージェントをご紹介します。
一般的な転職エージェントと違い、プログラミング・デザインを学べる環境があるので、未経験の方でも安心して転職活動を進めることができます。
IT業界・WEB業界の未経験者のサポートにおすすめの転職エージェント
EN:TRY(エントリー)
- プログラミングコードを書いて、書類選考なしで応募ができる
- プログラムを触ったことがなくても、サイト内にあるpaizaラーニングでオンラインで学べる
ITエンジニアへ転職をしたい方は、EN:TRY(エントリー)がおすすめです。
登録した後に、プログラミングスキルチェックがあります。
応募できるレベルまでスキルを上げなければいけませんが、転職し仕事をこなすには必要なことです。
ギノ株式会社ではゲームで学べるサイトもあるので、そちらでも勉強することができます。
運営会社 | ギノ株式会社 |
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求人地域 | 全国 |
掲載職種 | ITエンジニア、プログラマー、SE、アプリケーション開発エンジニア、WEBエンジニア、iOSエンジニア、サーバーサイドエンジニア、フロントエンジニアなど |
サポート |
【編集部特別取材!】ITエンジニア 未経験者におすすめの派遣会社
ここでは編集部が特別に取材した未経験からでもできる派遣業務ができる派遣会社をご紹介いたします。
株式会社リクル
画像引用元:株式会社リクル
- 未経験でも紹介人材派遣として就業が可能
- 未経験者の学習・研修制度がしっかりあるので安心
担当者からのひとこと
私たちは東京を中心にエンジニアや機械設計関係、電気電子、検査業務、IT系など技術者の求人を取り扱う人材紹介・人材派遣会社です。
日本人だけでなく、外国籍の方も多数活躍しています。大手企業の案件も多く、派遣として活躍後、直接雇用となった実績も多数あります。
また、研修制度もしっかりしており、就業前の研修や定期的な研修を行っていますので、スキルアップをしたい方や他の業界からの転職者にもおすすめです。
2019年創業の新しい会社ですので、一緒に会社をつくっていきましょう。
エンジニア・機械設計関係などの技術者として働きたい方は、ぜひ弊社ホームページよりお問い合わせください。
展開地域 | 関東中心 |
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対応職種 | エンジニア、機械設計関係、電気電子、検査業務、IT系 |
本社住所 | 東京都千代田区神田須田町1丁目14-1 ヒューリック神田須田町ビル10階 |
株式会社Gizumo(ギズモ)
画像引用元:株式会社Gizumo(ギズモ)
- 研修カリキュラムがあるので、未経験からエンジニアを目指すことができる
- 3か月から1年を目安にアウトプット重視の実践的なカリキュラム
担当者からのひとこと
株式会社Gizumo(ギズモ)は、「人の未来を創る」をビジョンに掲げ、プログラミング未経験・初中級者を対象としたエンジニア育成事業を行っています。
当社では「未経験から正社員のエンジニアを目指せる」環境や研修カリキュラムが充実しています。
研修カリキュラムは「エンジニアになる」ためではなく「エンジニアとして大成する」ことを目的としており、3か月から1年を目安にアウトプット重視の実践的な内容となっています。
また、研修では、現役エンジニアがメンターとして一人ひとりをサポートしています。複数のコミュニケーションツールを使用しプログラミング未経験の方でも、わからないことをリアルタイムで質問、解決して成長できる環境を準備しております。
すでにプログラミングの実務経験があるエンジニアの方が、資格支援制度や上級者向けセミナーなども充実しているため、さらにスキルアップをしながら現場で活躍することができます。
「未経験だけどエンジニアになりたい」「エンジニアとしてスキルアップしながら働きたい」という方からのご連絡・ご応募をお待ちしております。
展開地域 | 東京都中心に神奈川県、埼玉県、千葉県 |
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対応職種 | WEB・システム開発、社内IT業務 |
本社住所 | 東京都渋谷区渋谷3-28-15渋谷S.野口Bldg.7階 |
IT未経験で転職に失敗する原因とは?
IT未経験で陥りやすい失敗の大きな原因は、事前の情報収集不足です。
自分の主観が入ったイメージだけでは、業界や職種についての事前理解は不十分と言えるでしょう。
IT業界に入って自分のキャリアを積んでいけるかを判断するためには、エンジニアの良い面だけでなく大変な面も理解する必要があります。
未経験だからこそ公平な視点で、実際に働く人の経験談や業界・職種の特徴、IT知識など様々な角度から情報収集を行うことが必要です。
ITエンジニア未経験者が「転職に失敗した…」と感じるのは「事前の情報収集不足」が原因となることが多いです。
ここではITエンジニアへの転職に失敗しないために「事前に確認すべきポイント」を紹介します。
IT転職で失敗しないために事前に確認するポイント
転職先を決めるときに、入社条件の確認が大切なのはどこの業界・職種でも同様ですが、IT業界ならではの注意点があります。
- 企業がどのような商流で仕事をしているかを知る
- 入社後の条件を細かくチェックする
- 長期的にどのようなキャリアプランがあるかを確認する
- 自分がエンジニア職に向いているか試してみる
これらのポイントを押さえて企業や転職エージェントとコミュニケーションをとることで、「入社してから想像と違った」というギャップをできる限り少なくできます。
また、自分自身で業界や企業研究する際にも、確認ポイントを認識しておきましょう。
1.企業がどのような商流で仕事をしているかを知る
応募する企業がどのような商流にある会社なのかを理解することで、企業のイメージがしやすくなります。
IT業界の特徴として、発注元となる企業からシステム開発の依頼を請けた企業が更に別の開発会社へ仕事を委託し、その企業が更に下請けへ委託と何重にも委託する多重構造があります。
この何重にも委託を重ねる多重構造から商流が下の方になるにつれ、短納期で給与が低いという劣悪な就業環境になりがちです。
もちろん商流が下の方でも、未経験でシステム開発の基本を学ぶには良い経験になることもあるため一概には言えません。しかしながら働く環境を重視したい人は、できる限り元請けに近い位置でプロジェクトに関われる企業を選ぶと良いでしょう。
2.入社後の条件を細かくチェックする
就業条件は、仕事のやりがいや会社への満足度にも関わってくるため、就業条件は細かくチェックしましょう。
就業条件は経験の有無に関わらず、働く上でとても大切なポイントです。
「未経験で条件を重視している印象を与えてしまうとマイナスではないか」と選考の場で条件について聞きにくいと感じる人もいるでしょう。自分では聞きにくいと感じる人は、転職エージェントを利用しても良いでしょう。
3.長期的にどのようなキャリアプランがあるかを確認する
エンジニアにはアプリケーション開発やインフラ構築、ユーザーサポート、プロジェクトマネジメントなど多くの職種があります。
職種によって、仕事の特徴や求められる経験・給与などが大きく変わってきます。
未経験ではまずIT業界の経験を積むこともとても大事ですが、入社する企業の持っているプロジェクトや扱う技術によってキャリアの選択肢が限られます。
わからないからまず内定が出たところに入社するではなく、
- IT業界にどのような職種があるか
- 自分が目指したい職種はどれか
- キャリアを実現するためにどのような経験が必要か
など、未経験でも自分の軸を持ち、キャリアの方向性を考えておきましょう。
4.自分がエンジニア職に向いているか試してみる
入社してからエンジニアに向いていないとならないように、システムの基本構造やプログラミングの基礎勉強をはじめてみましょう。
基本情報技術者試験などの資格取得ができれば、勉強になるだけでなく転職活動にも有利になります。
しかしながら資格取得までいかなくても、構造を勉強したりプログラミングを経験してみることで、自分がITに興味が持てるかを判断ができます。
今はスマートフォンのアプリや無料でできるプログラミング学習もあるため、自分に合った学習方法を活用しましょう。
IT業界の転職はコロナの影響を受けている?
IT業界の転職状況は、コロナの影響を受けて若干の変化が起きています。
まず、面接は直接行われることがほぼなく、多くはリモートのみで内定まで至ります。
求人数についてはピークだった2018〜2019年頃よりは減少していますが、未だ高い状況にあります。
最も影響を受けたのは2020年4〜8月頃で、一度目の緊急事態宣言が発令されたころです。
その頃には各企業が採用をストップしてしまい、求人倍率は大きく下がりました。
しかし、2020年秋頃にはIT業界の求人数は9割くらいまで回復しています。
この求人数の回復は、企業がリモートワークの体制整備をIT企業に依頼したり、DXを推進する動きが起きたりしたことが背景にあります。
2021年現在としてはコロナによる影響はあまり考えず、転職活動を行っても大丈夫なタイミングであるといえるでしょう。
まとめ
この記事をまとめると
未経験者が転職エージェントを利用し、求人を紹介してもらうには…
プログラミングコードがある程度書ける・理解できる ことが重要です。
そのためには、オンライン学習や研修制度が充実している転職エージェントや派遣会社がおすすめです。
未経験者は大変だと思いますが、努力は応募先企業に伝わります。頑張りましょう!
以下の記事では、営業や事務はもちろん、ハイクラス向けやアパレル、医療系などさまざまな職種に強い転職エージェントを一気に確認できます。