元派遣営業が伝授する!派遣登録を上手に・有利に進める11のコツ

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パーソルテンプスタッフ株式会社に約6年在籍し、現在は派遣会社「株式会社アドバンスフロー」の代表取締役。
のべ約2,000名もの転職支援を行い、求職者が希望する仕事を得られるよう尽力。人材業界16年の経験から「派遣はしっかりとした情報が得られれば得られるほど、理想の職場を見つけられる」と確信し、多くの人が情報を得られるよう、記事の監修も行う。

「初めての派遣登録、上手く登録するコツはないの?」そう思っていませんか?

派遣の仕事にワクワクしていても、最初は誰でも不安に感じるものです。もし事前に乗り切るコツが分かれば、不安も解消できますよね。

実は上手く登録するコツはちゃんとあります。派遣会社で2000人以上のスタッフを見てきた私が11つのコツを伝授いたします!

派遣登録は派遣会社に自分を知ってもらう場所です。「どこに注意すればいいのか」を知れば、初めてでも上手に進められます。

さらにもっと自分をアピールするために、もう1ランク上の「有利に登録するためのコツ」もご紹介します。

この記事を読み終わる頃には、自分をよりアピールできて良い仕事を紹介してもらうための登録準備ができますよ。

その他に派遣登録なら当たり前な「複数登録をするときのコツ」も解説しています。

この記事が初めての派遣登録で不安な気持ちを解消し、ワクワク感を持って真剣に挑めるお役に立てれば嬉しいです。

最初にチェック!おすすめ派遣会社

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うまく派遣登録する4つのコツ

うまく派遣登録する4つのコツをアドバイスする女性

登録のために初めて派遣会社に行くときに気をつけたいのが、

  1. 身だしなみ
  2. 持ち物
  3. 心構え
  4. 時間厳守

の4つです。

ここではこれら4つのコツを詳しくご紹介します。

1.身だしなみをきちんと整えよう

派遣会社の登録会には、清潔感のある「オフィスカジュアル」で参加するのがおすすめです。

「オフィスカジュアル」とは次のような服装です。

  • シャツ・ブラウス
  • ニット
  • カーディガン
  • パンツ(黒・紺・ベージュ)
  • スカート
ジャケットや襟付きのシャツが必須ではありません。
また、コーディネートに自信がない方はスーツを着用してもOKです。

▼関連記事▼
>>派遣登録会におすすめの服装14選/主婦・大学生・看護師・40代・工場などシーン別に紹介

2.持ち物はしっかりと確認しよう

本人確認書類や印鑑などが必要ですが、派遣会社によっても違うので確認は忘れずに!

派遣登録に持っていくものは、

  • 本人確認書類
  • 印鑑
  • 筆記用具
が一般的です。さらに記入済みの履歴書と職務経歴書も持参しましょう。個人情報を入力がよりスムーズにできます。

ただし派遣会社によって持ち物は違います。口座情報や顔写真を持参するよう言われることもあるため、登録予約の際に確認しましょう。

例えば大手スタッフサービスだと下記の4つを持っていきます。

ご持参いただくもの
登録会当日にお持ちいただく物については下記をご確認ください。
なお、都道府県によって異なりますのでご注意ください。
(1) ご本人様確認用の書類(運転免許証、パスポート、個人番号カード、公的医療保険の被保険者証、住民票など)
※年金手帳・マイナンバー「通知カード」でのご本人様確認は行っておりませんので、それ以外の書類をお持ちください。
※住民票は「本籍」・「個人番号(マイナンバー)」が記載されていない物
(2) 印鑑
(3) 職務経歴メモ(職務経歴が確認できるものを持参されると、登録手続きがスムーズに済みます。ただし職務履歴書をこちらでお預かりすることはございません。)
(4) 予約ID・予約パスワードの控え(予約完了メールに記載、または電話予約時に通知)。
引用元:スタッフサービス「登録会について」

3.面接に近い心持ちで参加しよう

面談次第では登録しても仕事紹介が少なくなります。就職面接と同じ気持ちで挑みましょう。

派遣の登録では派遣業務の説明、一般常識やPCスキルのテスト以外に「コーディネーターとの面談」も20分程度あります。

面談は今までの経歴や勤務条件を確認する場所ですが、派遣会社は「安心して仕事を任せられる人」かを見極めています。

面談で失敗して登録できないことはありませんが、派遣会社内部で「登録は難しい」と登録されてしまうこともあります。

もしあまりにも酷い態度だと、その後の仕事紹介は少なくなるでしょう。だからこそ就職の面接と同じくらいの準備をしておけば、気持ちにも余裕が出てきますよ。

4.会場には10分前到着を目指そう

派遣会社は時間を守れる人かどうかも見ています。余裕を持って10分前到着で動きましょう。

実際は開始の5分前に会場にいればOKです。

しかし移動中に「迷ってしまった…」「混雑で思うように進めない…」など起こるものです。

そのとき焦らずにいるために、10分前到着ができるよう行動しましょう。早過ぎても近くで少し待てば済むことです。

万が一、急病や事故・列車の遅延などで遅刻しそうなら、すぐに派遣会社に連絡して指示をもらいましょう。

無断遅刻や欠席は絶対にダメです。必ず行けないと分かった時点で連絡しましょう。

より有利に登録する4つのコツ

より有利に登録する4つのコツを理解した女性

登録時のデータを元にして、派遣会社はあなたにぴったりな仕事を紹介していきます。
だからこそしっかりアピールしましょう!

ここではより自分をアピールして、有利に登録するためのコツを4つご紹介します。

1.職務経歴書を今一度確認しよう

履歴書や職務経歴書を確認して、スキルや経歴に抜け漏れがないかチェックしましょう。

自分の強みは1つ残らず伝えるために、履歴書や職務経歴書を持参するだけでなく、事前に更新もしておくべきです。

そうすることで自分の今までの経歴を整理でき、面談でもしっかり話せるようになります。

「こんなのはスキルにも強みにもならない…」

そう自分で決めないでください!意外とそう感じた仕事があなたの魅力の1つになるのです。

小さな仕事でも自分がやってきた仕事はしっかりプレゼンできるようにしましょう。

2.スキルチェックの準備をしよう

派遣登録のスキルチェックは一発勝負でやるのではなく、事前におさらいしておきましょう。

登録では設置されているパソコンで「スキルチェック」もします。これはタイピングスピードやEXCEL・WORDなどOFFICEソフト使える範囲を確認するテストです。

派遣会社はこのテスト結果を「就業先へ紹介しても大丈夫な人か」を判断する目安の一つにしています。

例えば、未経験で事務職を希望する場合、派遣会社はタイピングスピードを確認し、遅いなら紹介は難しいと判断します。事務職はタイピングスピードが当然求められるので…。

タイピングを練習するソフトは数多くあります。自信がない方は、事前に練習してスキルチェックへ挑みましょう

他にも実は、テストに隠れて「文字のキレイさ」も見られています。

意外と就業先から「字が綺麗な人を紹介してほしい」という要望は多いです。特に営業アシスタントや秘書業務は代理で執筆するケースも多いため、文字のキレイさは重要です。

ちなみにスキルチェックの結果が不満なら再試験も可能です。

関連記事
スキルチェックの一例など詳しいことはこちらの記事でも紹介しています。

派遣会社の登録会で行う「スキルチェック」は何をテストされる?【エクセルなどの出題内容例あり】

3.就業条件はあらかじめ決めておく

絶対に譲れない条件とできれば優先したい条件に分けて就業条件を整理して決めましょう。

面談では就業の条件も確認します。例えば、

  • 就業職種や業種
  • 就業曜日や時間
など聞かれます。

条件はまず全て伝えておきましょう。そのなかで絶対条件と状況次第で変動できる条件も伝えておきます。

あれこれ条件を言えば確かに仕事件数は減ります。しかし絶対ダメな条件の仕事を紹介されて困るのは自分です。

後から条件を言えば、派遣会社は無駄に動くことになって以降の紹介にも影響するします。だからこそ先にしっかりすり合わせておくほうがお互いのために良いんです。

4.過去の退職理由も整理しておく

面談では過去の経歴も聞かれます。ごまかすことなく正直に話をするほうが良いですよ。

社会人も数年経てばその間に、勢いだけで退職してしまった…など「若気の至り」と言うべき失敗もあるものです。

派遣登録の面談では直近の退職理由だけでなく、過去の転職についても聞かれます。

聞かれたくない過去かもしれませんが、正直に話をしてください。過去に勢いの退職があっても、今後は長く仕事をしたい気持ちを伝えれば不利になりにくいです。

派遣会社は複数を登録すべき!その時注意したい3つのコツ

複数の派遣会社を登録しようと準備している女性

派遣会社は1社では良い仕事が見つかる確率がかなり低いです。最低でも3社以上は派遣登録すべきです。

でも、複数登録には注意すべき点もあります。

ここでは上手に複数登録する3つのコツをご紹介します。

1.正直に別会社登録中と言ってOK

別の派遣会社に登録している・登録する予定は正直に伝える方がいいんです。

他にも就職活動するのは当然です。派遣会社でも当たり前のことなので、引け目は感じる必要ありません。

正直に伝えておけば、良い仕事の紹介があったら派遣会社側でうまく調整してくれるます。

例えば「◯◯の仕事は魅力的!でも別で応募した派遣の仕事の合否が出てないから無理…」こんなときも相談しやすいですし、派遣先とも調整して就業可能な状況を作ってくれます。

派遣登録だけでなく正規雇用の採用試験を受けている場合も同じく正直に伝えてください。

2.2つ以上の仕事がかぶったら注意

より良い仕事が他の派遣会社から来た場合、どっちの仕事をするべきか注意が必要です。

複数の派遣会社に登録していれば、同時や選考に進んでから仕事の紹介が来るのは普通です。

もし社内選考中だったら別会社の紹介に決めて辞退しても大丈夫です。しかし社内選考に受かって就業先への顔合わせまで進んだら、別のオファーが良くても辞退するのはNGです。

NGしてしまえばあなただけでなく派遣会社の顔にも泥を塗ることになります。もう仕事の紹介ができなくなることもあるため、この場合は辞退しましょう。

3.手当たり次第の派遣登録はダメ!

派遣会社には各自得意分野があります。自分の希望にあった派遣会社に登録しましょう。

たくさんの紹介から選びたいから、たくさんの派遣会社に登録するのは正直無駄です。

派遣会社には得意分野があるため、登録した派遣会社からの紹介が全然希望ではない職種になることがあるからです。

特に、

  • アパレル・販売
  • 看護・介護・保育

を希望なら專門の派遣会社に登録すべきです。
それ以外ならばスタッフサービスなど「総合人材派遣会社」に複数登録するのがいいですよ。

まとめ:派遣登録のコツは自分を有利にするため

派遣登録のコツは自分を有利にするため

いかがでしたか?

この記事で紹介したコツをまとめると、

  • 職務経歴書の更新と過去の経歴の整理
  • スキルチェックのおさらい
  • 就業条件の整理
を予約を入れたときからスタートしましょう。

  • 身だしなみ
  • 持ち物
を前日までにはしっかりと準備して、当日は開始時間の10分前に到着するように動きます。

これらのコツを行うことで、仕事をまかせられる人材として登録されることでしょう。

要は社会人として当たり前のマナーを守りながら、自分を最大限に引き出せる準備をして行こうということです。

この記事が派遣登録でしっかりと魅力をアピールできるきっかけになればとても嬉しいです。

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この記事の執筆者
「法人派遣マッチング」ならびに
転職エージェント「♯就職しよう」運営
株式会社アドバンスフロー 代表取締役 中塚 章浩

大手人材サービス会社在籍で2,000名以上の就業に携わり、
「自分に合った派遣会社や人材紹介会社を選ぶ重要性」 を肌で感じてきました。この記事の執筆を通して、派遣会社や人材紹介会社を選ぶ際のミスマッチを少しでも解消できればと思っています。
現在、派遣会社と企業をつなぐ「法人派遣マッチング」と求職者と企業をつなぐ「転職エージェントサービス」を運営しており、それらから得られる最新情報をお伝えするべく、随時、記事の編集や更新も行っています。

経歴
パーソルテンプスタッフ株式会社に在籍後、2010年に株式会社アドバンスフローを設立し、求職者向け情報サイト「♯就職しよう」を運営。現在、#就職しようの執筆とともに、転職・就職などHR領域に関するサービスを多数展開中。 ・執筆者の詳しい経歴はコチラ
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