【転職のプロが教える】40代未経験から介護職になることはできる?

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パーソルテンプスタッフ株式会社に約6年在籍し、現在は人材紹介会社「株式会社アドバンスフロー」の代表取締役。
のべ約2,000名もの転職支援を行い、求職者が希望する仕事を得られるよう尽力。人材業界16年の経験から「転職はしっかりとした情報が得られれば得られるほど、理想の職場を見つけられる」と確信し、多くの人が情報を得られるよう、記事の監修も行う。

「40代から未経験で介護職に就職・転職はできるのかな?」

と思っていませんか。

この記事では、40代未経験からの介護職の就業について解説します。

40代未経験から新たな介護職への道にチャレンジしたいとお考えの方へ、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。

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40代未経験から介護職になることはできる?

40代未経験から介護職へ就職することはできます。

ただ未経験からの就職・転職となると無資格者になりますので、勤められる介護施設は限られます。

介護業界に精通していないと、どこの施設なら自分は応募できるのか見極めが難しいと思いますが、まず手っ取り早いのは求人票に「無資格可」の文言があるかどうかを確認しましょう。無資格・未経験でも募集している施設は多数あります。

また介護職の仕事は、性別問わず歓迎されることが多いです。

介護では力仕事が多いため、男性は力仕事がある場面で活躍できることが予測され、女性は細かいところまで気遣いできる方が多いといった印象を受けるため性別で不利になることはありません。

40代未経験から介護職になる人は多いの?

40代はもちろんのこと、50代もしくはそれ以上の方が介護職に就職されることも珍しくありません。

子育てや家事が一段落し、

  • 腰を据えて勤務できる職場を探している
  • 福祉関係にもともと興味があった
  • 働きながら資格取得を目指したい

など志望理由はそれぞれ異なりますが、40代未経験の流入は毎年いらっしゃる印象です。

また生活介護(掃除・料理・洗濯など)が少なからずあるので、家事や育児で培ったスキルを活かしたいと応募される方もいらっしゃいます。

40代未経験から介護職になるならどうしたらいい?

40代未経験から介護職を希望するなら、以下の3つのポイントを押さえておくといいでしょう。

  1. 雇用形態や勤務条件などを明確にする
  2. 介護の資格を取得する
  3. 転職エージェントなどに相談する

ここからはそれぞれのポイントについて、より詳しくご紹介します。

1.雇用形態や勤務条件を明確にする

まずは自身が介護職としてどのような働き方をしたいのか明確にすることが重要です。

  • 直接雇用のパートや正社員を希望するのか
  • 紹介予定派遣を希望するのか
  • 派遣社員として勤務したいのか

どの雇用形態で働きたいのか明確にしましょう。

併せて、勤務可能時間も面接時や転職エージェントとの面談時にもヒアリングを受けるので受け答えが出来るようにしましょう。

施設によって異なりますが、大きく分けると早番・日勤・遅番・夜勤の勤務形態があり勤務時間も異なります。例を挙げると、早番と言っても6:30始業の施設もあれば、7:30始業の施設もあります。また土日祝日は勤務が可能かどうか、週あたりの出勤日数も併せて明確にしておきましょう。

また併せて、実際に無資格未経験でご活躍されている職員の在籍数や実績などもヒアリングしていくといいでしょう。無資格未経験者の流入が多い施設の方が、先輩職員も戸惑うことなく指導にあたれるからです。

2.介護の資格を取得する

介護職員初任者研修の資格取得を検討しましょう。

無資格でも勤務できる施設はたくさんあるため、介護職への就職・転職では資格取得が必須ではありません。

ただ、より体の構造の熟知でき介護技術向上などが期待できることから、資格取得された方がよりスムーズに勤務できると言えます。

資格に興味がある方はまずは初任者研修の受講を検討されるといいでしょう。

3.転職エージェントなどに相談する

転職をすること決めたなら、介護求人を扱っている転職エージェント(人材紹介会社・人材派遣会社)へ相談してみましょう。

特に派遣・紹介予定派遣での就職・転職を考えるならば、雇用形態が少し特殊であることから、人材派遣会社への相談が必要です。

正社員やパートの仕事であっても、転職エージェントを利用すると施設の内部(これまで無資格の方の採用はあったかどうか、現状の求人情報等)や面接で聞かれる内容、雰囲気なども教えてもらえる場合があります。

未経験での就職・転職で感じる不安要素をなくすためにも、感じた疑問を積極的に相談できます。

資格を取得してから転職するべき?それとも働きながら資格取得をするべき?

今すぐに働きたい方は、まずは転職エージェントに相談して、通勤できそうな介護施設に見学に行かれることをお勧めします。

資格は勤務しながら取得を目指した方が、現場での経験と座学で学んだ知識をリンクする事が出来るため、イメージが湧きやすく資格の勉強もスムーズに進みやすくなります。また入職後に資格取得を応援する制度がある施設もあるので、経済的な負担を抑えられる可能性もあります。

もちろん資格を取得し基礎知識を備えてから入職されるケースもあり、基礎知識を備える方が勤務できる施設の幅も広がるというメリットはあります。ハローワークでも資格取得をフォローしてくれる市町村もあるので是非検索してみてください。

40代未経験から介護職になるのは体力など不安な面もあるけど大丈夫なの?

最初は大変と感じる場面は多いでしょう。男性の高齢者を抱えたり、重労働はつきものです。

もし体力面で不安があるのであれば、まずは短時間勤務の仕事をして、体が慣れたころに勤務時間や日数を増やす事も視野に入れて転職活動をしてみるといいでしょう。

あらかじめ体力面に不安があるということを、施設や転職エージェントに伝えておくことでスムーズに話が進みます。

介護の仕事は残業が多い・休みがないなど時間的に縛られる仕事なの?

全く残業がない施設は存在しません。職員の急な欠勤があれば他の職員がフォローする場面も出てくるのが現状です。

しかし、現状介護業界は深刻な人手不足であるため、業務内容を軽減する動きがみられる施設が多いです。なるべく残業をしない、休みを削らないように配慮しているようにしています。

ただ残業や休日などの条件が譲れないという場合は、入職する際に月平均の残業時間を確認することもミスマッチを防ぐ事が出来ると言えます。家庭の事情であまり残業が出来ないようであればその旨も予め伝えておきましょう。

まとめ

この記事をまとめると、

40代未経験から介護職へ就職・転職できるチャンスはあります。

未経験の業界に飛び込むことはとても不安な事が多いものです。

まずは情報収集として転職エージェントに問い合わせてみることをおすすめします。手厚く対応してもらえますし、求人票に記載がない情報を教えてくれることもあり、あっという間に採用が決まることもあります。

この記事が少しでもお役に立てば幸いです。

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この記事の執筆者
「法人派遣マッチング」ならびに
転職エージェント「♯就職しよう」運営
株式会社アドバンスフロー 代表取締役 中塚 章浩

大手人材サービス会社在籍で2,000名以上の就業に携わり、
「自分に合った派遣会社や人材紹介会社を選ぶ重要性」 を肌で感じてきました。この記事の執筆を通して、派遣会社や人材紹介会社を選ぶ際のミスマッチを少しでも解消できればと思っています。
現在、派遣会社と企業をつなぐ「法人派遣マッチング」と求職者と企業をつなぐ「転職エージェントサービス」を運営しており、それらから得られる最新情報をお伝えするべく、随時、記事の編集や更新も行っています。

経歴
パーソルテンプスタッフ株式会社に在籍後、2010年に株式会社アドバンスフローを設立し、求職者向け情報サイト「♯就職しよう」を運営。現在、#就職しようの執筆とともに、転職・就職などHR領域に関するサービスを多数展開中。 ・執筆者の詳しい経歴はコチラ
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