転職支援を超えた、人生支援。『POSIWILL CAREER』にインタビュー。
ポジウィルRの掲げるミッションは、『あるべき、こわそう』。
自身の「こうあるべき」という固定概念をこわし、人生の選択肢を増やしていくような会社でありたいというところをミッションとして掲げています。
今回は、ポジウィル株式会社が運営するPOSIWILL CAREERについて詳しくお伺いしました。
会社概要 | |
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会社名 | ポジウィル株式会社 |
設立 | 2017年8月 |
本社所在地 |
〒107-0061 東京都港区北青山3丁目3-5 東京建物青山ビル8F |
サービス内容 |
キャリアのパーソナルトレーニング キャリア支援サービス |
―POSIWILL CAREERの特徴を教えてください
POSIWILL CAREERはどう生きたいか?でキャリアをきめる『キャリアのパーソナル・トレーニング』を行っています。
某ダイエットの手法のように、1か月半~2か月(プランによって異なります)専属のトレーナーがつき、変化自体にまでコミットさせていただくという内容です。
基本的には、毎日のチャット相談を行います。更に週1回程度、60分間のZoomトレーニングで深めていきます。
―キャリアトレーニングの内容は?
やりたい事がわからない、人生このままで良いのかということに関しては、意外と家庭環境や幼少期に問題があることがあります。そのキャリアを選べない理由は結局、その人のもっと奥深いところにあることから、家庭環境や幼少期のヒアリングまで全部やらせていただいているという感じです。
特に自己分析には一番時間時間をかけており、「自分という人間がどういう人間か」を理解できるまで、1ヶ月かけて深堀ります。
1カ月間ひたすら自分と向き合い続けるコンテンツを提供しています。その中に「4L分析」というキャリアカウンセリングの理論を用いたワークや、「自分の理想の可視化」ワークがあるのですが、1番の特徴は「自分の本質的な悩みや課題と向き合っていく」ことだと考えています。
―キャリアを考える上で、自己分析は大切なのですね。
そうですね。ユーザー様本人の本質的な幸せのためには、本気で人生に向き合うことが必要不可欠です。
トレーニング中、時には耳に痛いことや、きついこともお伝えします。
その人自身が大切にしている価値観って、客観的に見るのは、難しいのかなと思っています。
身近すぎてある意味「当たり前」になっているので、それを言語化していくのは意外に難しい。
例えば、受験勉強をめちゃくちゃ頑張っている時って、頑張ることが当たり前すぎて「なぜ頑張れたか」よく分かりませんよね。そこにメスを入れていくのが、私たちの役割です。
本人が大切にしている価値観を「つまり、こう思ったのですね?」、「本当はこうしたかったのでは?」と対話するうちに、ユーザーさん自身の視界がクリアになる。そのようなサービスを提供しています。
―どういった方が利用されるのでしょうか?
有名大学や大手企業やなど、いわゆる「順風満帆」なキャリアを歩まれている方が多いですね。
コアのユーザー層は20代後半。年収レンジは400-500万層が多いです。
勉強も就職活動も頑張ってきて、一旦大手に入ったものの「とはいえ自分の人生、このままでいいんだっけ?」と悩んでいる若い人って、実はすごく多いんですよね。そういった方々が、自分の人生を振り返る機会として使ってくれている手応えがあります。
SNSで活躍をする同級生を見て焦るとかもここに該当しています。自分の人生、まあまあうまくやってはいるけれど、楽しそうに働いている人を見るとちょっとうらやましいとか、なんとなく焦るとか。
ひとことで言うと、「このまま今の会社にいていいのかな?」と、人生やキャリアに悩んでいる方にご利用いただいています。
―転職エージェントとの違いは?
目的の違いだと考えています。
求人情報や、そこにいくための面接対策など、転職をするために必要な情報を求めている方は、転職エージェントさんを利用されることが最適だと思います。
一方、「POSIWILL CAREER」は、そもそもどう生きたいかという「転職以前の人生相談」という表現が近いです。
求人を選ぶ前に「自分は何がしたくて、どういう人生にしたいのか」の判断基準がぶれていると、多様な求人を目の前にしても取捨選択ができませんよね。「描きたい人生から逆算して自己分析するサービス」というのが転職エージェントさんとの大きな違いです。
―転職したい方向けのプランはどのようなものですか?
転職をゴールにされている方には「キャリア実現プラン」という75日間のプランをご紹介しています。自己分析からスタートし、0から転職活動に伴走してほしい方のためのプランです。
キャリア実現プランでは、前半で自己分析を行い、後半で転職市場を行います。自分にはどのようなスキルや強みがあるのかを棚卸しし、それを元にユーザーさんと一緒に求人を吟味していきます。
ここで落とし穴となるのが、年収や待遇などの条件に引っ張られてしまうことです。
自己分析で『こういうふうに生きたい』というのが分かっていても、どうしても年収の高さや、表面的なかっこよさで求人を選んでしまいがち。
そうではなく、「その求人は、自分のありたい姿の延長線上にあるのか?」を1個1個精査をしていくのです。
また、求人選びだけではなく、模擬面接や職務経歴書のレビューも同時に行います。
―評判はいかがですか
ユーザー様に向き合う姿に対し「こんなに時間かけて、採算合うのですか」というご意見をいただくこともあります。
しかし、「ユーザーさんのキャリアに徹底的に伴走する」を突き詰めるという意味では、可能な限り時間をかけて向き合いたいと考えています。
『POSIWILL CAREER』は超・労働集約型ビジネスで、大変な部分もありますが、他の誰もがやらないからこその価値もあると思っています。
「人」とかかわる事業は本当に大変ですが、人が関わらないと解決できない課題もあると思うので、『POSIWILL CAREER』ではそこを大事にして事業を進めています。
―法政大学の教授がプログラムの監修をされているのですね
人材系出身者で成果を出している人の肌感覚によるような形で支援をしてしまうと、どうしてもサービスクオリティにぶれが出てしまうと思っています。一定した質を担保したい、すべてのユーザー様に効果があるようなサービスを提供したいという思いから、法政大学・田中研之輔教授に監修をしていただき、体系的なプログラムを作っています。
インタビューを終えて
多様な働き方が選べるようになってきている現代、理想のキャリアを選択する鍵は、自分がどのように生きていきたいかを明確にすること。
ポジウィル様が伸びているのは、自分の考えが及ばない部分に踏み込んで、とことん寄り添い、答えを導き出してくれる、そんな姿勢があるからだと感じました。