株式会社アドバンスフロー 代表取締役
中塚 章浩
著書「面接の疑問 Q&A」・Twitter
パーソルテンプスタッフ株式会社に約6年在籍し、現在は派遣会社「株式会社アドバンスフロー」の代表取締役。
のべ約2,000名もの転職支援を行い、求職者が希望する仕事を得られるよう尽力。人材業界16年の経験から「派遣はしっかりとした情報が得られれば得られるほど、理想の職場を見つけられる」と確信し、多くの人が情報を得られるよう、記事の監修も行う。
「派遣スタッフとして働くまでの流れってどんな感じなの?」と疑問に思っていませんか?
派遣会社に登録してから、派遣スタッフとして働くまで、大きく分けて6つのステップがあります。
△クリックすると各ステップの詳細までジャンプします。
派遣には直接雇用とは違う面もありますが、ぜひこの記事で「派遣という働き方」を知るキッカケの1つになれば嬉しいです。
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目次
- 1.登録したい派遣会社を決める
- 2.派遣会社の登録会に予約する
- 3.登録会に参加・面談をする
- 4.求人に応募する・紹介される
- 5.顔合わせ・雇用契約
- 6.就業開始
- 登録型派遣と紹介予定派遣の違いは?
- 派遣社員(登録型派遣)と紹介予定派遣のメリット、デメリット
- 転職エージェントと派遣会社の違い
- 失業保険の手続きから受給までの流れ
- 【FAQ】派遣登録に関するよくある質問
- 派遣会社に登録だけして就業しなくてもいいの?
- 派遣登録はオンラインで完了する?派遣会社にWEB登録する方法
- 40代以上でも派遣会社に登録できる?
- 派遣から正社員登用されるときの流れは?
- 看護師や介護などの特化型派遣会社から派遣就業するまでの流れは?
- 短期や単発の派遣バイトの流れは通常とはどのように違うの?
- 派遣の契約更新の際の流れは?
- 派遣の契約書を書くときの流れは?
- 派遣が契約解除し辞める(退職)際の流れは?
- 派遣の職場見学で、不採用サインはあるの?
- 派遣登録には身分証明書が必要?不要?
- 派遣登録には住民票の提出が必要?
- 派遣の面談のときに担当者に聞いてはいけないこと、言わないほうがいいことはある?
- 派遣の仕事が決まるまでの期間はどれくらい?
- クレジットカードの勤務先欄に登録だけしている派遣会社名を記入しても大丈夫?
- まとめ:まずは派遣会社を決めるところから始めよう
1.登録したい派遣会社を決める
登録する派遣会社を決めるポイントは、自分が希望する求人を多くもっているかどうかです。
希望する職種によって、登録すべき派遣会社は違います。そのため、自分が希望する職種の求人が多い派遣会社を探し、そこから3社程度登録しましょう。
「どの派遣会社が求人数が多い?」
「自分のやりたい仕事が多いのはどこ?」
派遣会社1社1社調べた結果を、▽こちらの記事で解説しています。
2.派遣会社の登録会に予約する
登録する派遣会社が決まったら、WEBサイトや電話で登録会への参加を申し込みます。
派遣で働くには、まず「派遣会社に登録」することが必要で、登録をするためには「登録会に参加することが原則必要」となります。
そのため、派遣会社が決まったら、早速登録会の予約を行いましょう。登録会は平日開催が基本ですが、土日や夜間開催も多々あります。
3.登録会に参加・面談をする
登録会の一般的な流れと時間は、次の通りです。(※事前に「登録シートの入力」をしていた場合は、その分時間が短縮されます。)
- 派遣システムの説明(10分)
- 登録シートの入力(20~30分)
- スキルチェック(30分)
- コーディネーターとの面談(30分)
多くの方が登録会で不安を感じるのが「スキルチェック」と「面談」です。
どちらも上手に出来なかったらダメ!というものではなく、あくまでも、あなたが社会人としてのマナーや常識を備えた人柄や性格であること、そして現時点でのスキルを見極めるためのものです。
準備はもちろん必要ですが、過度に神経質になる必要はありません。
- 履歴書・職務経歴書
- 身分証明書(保険証や運転免許証など)
- 印鑑(シャチハタNG)
- 筆記用具
「どんな準備をしたらいいの?」
▽以下の記事で、それぞれの準備方法など詳しく解説しています。
4.求人に応募する・紹介される
登録すると、派遣会社の求人ページが使えるようになるため、そこで求人を探して応募していきます。
自分で探すのと同時に、派遣会社側から求人を紹介される場合もあります。条件に合う求人があれば、登録会の面談で紹介されることも多いです。
なお、1つの求人に複数が応募したり、派遣先企業が性別や年齢、スキルなどを具体的に提示していたりすると、派遣会社の中での「社内選考」が行われます。
派遣先企業が求めている人材により近い登録者を選ばなければならないため、応募すれば必ずしもすぐ働けるという訳ではありません。
5.顔合わせ・雇用契約
無事に派遣先企業が決まったら、まずは派遣会社の担当者と一緒に派遣先企業に行って仕事内容など確認します。
派遣では、派遣先企業がスタッフの採用・不採用を決めてはいけないという法律があります。そのため、この「顔合わせ」は、あくまでも就業するための職場見学や仕事内容の確認が目的になります。
万が一、顔合わせした後で就業を辞退したいとなった場合、まずは派遣会社の営業担当やコーディネーターに相談しましょう。辞退は不可能ではありませんが、信用問題になるため極力避けるべきです。
無事に顔合わせ後に就業することが決まれば、ここで派遣会社と雇用契約を結びます。
6.就業開始
就業初日は、決められた場所・時間に派遣会社の営業担当と待ち合わせて出社することが多いです。
ついに就業!その日は、初日ですのでスーツ着用の上、待ち合わせ時間には余裕をもって行動しましょう。
「初日はなにを持っていったらいい?」
「もしかして挨拶とかあるのかな?」
派遣社員の方も「初日の挨拶」があるところがほとんどです。就業初日の準備は▽こちらの記事で解説しています。
紹介予定派遣とは?
元派遣会社勤務・現役の転職エージェント
その試用期間中の働き方、能力を見て最終的に社員としてその労働者と雇用契約を結ぶかが決定されます。
これと同じことを人材派遣の形態で行うのが紹介予定派遣です。
採用する会社と労働者の双方が満足すれば直接雇用契約が結ばれます。
いずれか一方が満足しなければ雇用契約は結ばれません。
登録型派遣と紹介予定派遣の違いは?
元派遣会社勤務・現役の転職エージェント
ただし、直接雇用契約であっても、すべて正社員としての雇用契約ではなく契約社員としての雇用契約の可能性もあります。
派遣社員(登録型派遣)と紹介予定派遣のメリット、デメリット
メリット |
・様々な求人から希望する仕事を選択することができる ・様々な職種、企業で経験を積むことができる ・契約期間が決められているので「退職届」などの準備をする必要がない など |
---|---|
デメリット |
・1つの企業で長く安定して働くことができない ・派遣先企業の直接雇用の社員と比べ給与や手当てが少ない可能性が高い など |
メリット |
・派遣期間終了後、正社員や契約社員として直接雇用される可能性がある ・実際に派遣先企業で働き、職場環境や業務内容を事前に確認できる ・自分のスキルを実際の職場でアピールできる など |
---|---|
デメリット |
・直接雇用が前提だが、正式な雇用が確約されているわけではない ・求人数が登録型派遣に比べ少ない など |
転職エージェントと派遣会社の違い
転職エージェントと派遣会社は、どちらとも登録された人材を企業に紹介する点で共通しており、違いがわかりづらいかもしれません。
転職エージェントは主に正社員としての転職をサポートしています。その一方で、派遣会社は派遣社員として派遣先に人材を送り出しています。
転職エージェントを通して正社員で内定が決まった場合は無期雇用となりますが、派遣会社から派遣される人材は、同じ事業所で3年を超えて働くことはできません。
失業保険の手続きから受給までの流れ
失業保険は退職したすぐその日からもらえるのでしょうか?
実際に手続きから受給するまでどれだけの時間がかかるのか解説します。
離職票の受け取りまで1ヶ月待たなければならない
派遣会社の場合、失業保険の手続きに必要となる離職票の受け取りは1ヶ月待つように厚生労働省から指導されているため、ハローワークへの提出も1ヶ月待たなければなりません。
派遣社員の場合、契約と契約の間の期間と離職とを区別するために、雇用契約が終了したら派遣会社は次の派遣先を探す期間として1ヶ月間待つよう厚生労働省に指導されています。そのため離職票はその後の発行となります。
引用元:PASONA(パソナ)「派遣社員も失業保険が貰える!? ~受給条件や手続きの流れについて~」
退職したからといってすぐに手続きができない点にはご注意ください。
失業保険に必要な手続き
失業保険を受けるための手続きの大まかな流れは、以下のような順になります。
- 受給資格の決定
- 受給説明会
- 失業の認定
- 受給
受給者資格はハローワークによって行われる受給要件の確認後に決定されます。
その後、重要事項の説明などがある受給説明会で、雇用保険受給資格者証と失業認定申告書の2つを受け取ることになります。
後は原則として4週間に1度行われる失業の認定が行われ、失業給付を受給するという流れになります。
預金口座に手当が振り込まれるのは、失業の認定を行った日から通常5営業日となります。
各種手続き時に必要なもの
受給資格決定に必要なもの
- 1.雇用保険被保険者離職票
- 2.個人番号が確認できる書類
- マイナンバーカード・住民票など
- 3.身分証明書
- 運転免許証・マイナンバーカード・保険証など
- 4.写真2枚
- 縦3cm×横2.5cm正面上半身/3ヶ月以内に撮影したもの
- 5.本人名義の口座番号がわかるもの
- 通帳・キャッシュカード
- 6.印鑑
失業認定に必要なもの
失業の認定を受ける際には、受給説明会で配られる失業認定申告書に求職活動の状況などの記入が終わり次第、雇用保険受給資格者証とあわせて提出することになります。
実際に失業給付がもらえるまでにかかる期間
様々な手続きが必要となる失業給付ですが、特定受給資格者の場合は7日間の待期期間と、申請から約1ヶ月後の振込になります。
また一般受給資格者の場合は、7日間の待期期間と2ヶ月の給付制限が設けられることになるため、振込に3ヶ月程度はかかることを覚えておきましょう。
【FAQ】派遣登録に関するよくある質問
派遣会社に登録だけして就業しなくてもいいの?
派遣会社に登録だけして、就業しなくてもOKです。
「派遣会社に登録したけど、結果的に一度も就業しなかった」という方は意外と多いです。
派遣会社に登録すると、仕事探しの幅が広がるため、「良い仕事があれば派遣として働きたい!」と考えが少しでもある方には、派遣会社への登録をおすすめします。
また、派遣会社は3社以上登録するのが当たり前です。派遣会社側もそれを分かっているため、登録だけで就業されないことも慣れています。だから気にせずにどんどん登録しましょう。
▼関連記事▼
>>派遣は登録だけして働かない人多数! それでも登録すべき3つのメリット
派遣登録はオンラインで完了する?派遣会社にWEB登録する方法
最近はオンラインですべての手続きが完了できます。
派遣会社にWEB登録する場合は、派遣会社の公式サイトにアクセスし、サイトの入力フォームに沿って必要事項を入力します。
その際、履歴書、職務経歴書、運転免許証、パスポート、健康保険証などの身分証明書の添付が必要となる場合があります。
派遣会社によって、必要な書類が異なりますのでご注意ください。
派遣会社への登録はWEBで完了する?登録に必要な書類はなに?40代以上でも派遣会社に登録できる?
40代以上の方でも派遣会社への登録は可能です。
派遣先企業のなかには経験者の方を希望する場合も多く、年齢に見合った職歴やスキルがあれば、希望職種への就業も可能です。
また、職歴に自信がない方でも「未経験応募可能の求人」や「大量募集の求人」など年齢を気にせず応募しやすい求人もあります。
年齢や職歴に不安がある方は、派遣会社の担当者に相談をし、向いている仕事や初心者の方でも挑戦しやすい仕事を教えてもらうことも可能です。
派遣から正社員登用されるときの流れは?
派遣には下記で紹介する「3つの種類」があり、派遣社員から正社員を希望する場合は、2の「紹介予定派遣」から社員を目指す方法が一般的です。
さらに3の「常用型派遣」では、派遣会社の正社員になるという方法もあります。
登録型派遣は、派遣会社に「登録」して仕事を探し、選考・顔合わせを経て、派遣会社から派遣されたスタッフとして派遣先企業で仕事をする働き方です。
あくまでも派遣会社のスタッフという位置づけであり、1つの派遣先で働ける期間は、最長3年間と決まっています。
登録型派遣から紹介予定派遣に切り替え、正社員登用されることもあります。
紹介予定派遣とは、登録型派遣と似ており、派遣会社に登録し、まずは派遣会社のスタッフとして派遣先企業で仕事をスタートさせます。
最長6ヶ月を経て、派遣先企業とスタッフが双方合意すれば、派遣先企業の契約社員や正社員として直接雇用に切り替わる流れです。
常用型派遣とは、派遣会社の契約社員や正社員として派遣先企業に出向いて働くスタイルです。そのため、登録するのではなく、派遣会社に採用されなければならずハードルは高くなります。
採用後は、他の派遣と同じで、派遣先企業に出向いて仕事をするのですが、万が一、仕事が任期満了となり、次の派遣先企業が決まるまで無職の状態でも派遣会社からちゃんと給料が出ます。登録型派遣では、一切給料はでません。
看護師や介護などの特化型派遣会社から派遣就業するまでの流れは?
看護師や介護などに特化した特化型派遣も、総合型派遣と流れは変わりません。
- 派遣会社の登録説明会への予約
- 登録説明会への参加
- お仕事の紹介
- お顔合わせ
- 就業開始
この中で、最も重要なのが登録説明会への参加です。
登録説明会では、個人情報は勿論ですが、これまでの経歴・持っているスキルなどを登録します。
看護や介護のお仕事だと、未経験でも始められますが、業界経験や持っている資格などは必ず確認されます。
介護職員初任者研修やホームヘルパーなどの資格があれば、未経験でも紹介されるお仕事が増えるのでアピールする事をお勧めします。
短期や単発の派遣バイトの流れは通常とはどのように違うの?
短期や単発の派遣バイトも就業開始までの流れは、通常の派遣とあまり変わりません。
登録説明会への予約→登録説明会への参加→仕事の紹介、という流れになります。
ただ、仕事の紹介のやり方や応募するための動き方は違います。
単発での派遣は電話でのお仕事紹介があり、電話で合否が決まる点が特徴です。
長期の派遣は電話だけで決まる事は殆どありません。
また、メールでお仕事を紹介する会社もありますが、募集が定員で締め切られるスピードが非常に早いのも特徴です。
短期や単発の派遣に応募する人はその日の収入を得るために、早く仕事を確保しようとします。
結果、募集開始から締切までのスパンが短くなるのです。
その後、お仕事が決まると、電話やメールにて、条件や当日の集合場所等の連絡があり、就業日までに雇用契約書等が郵送されてきます。
派遣の契約更新の際の流れは?
派遣の契約更新の際には、営業担当または派遣会社の事務担当から連絡が入ります。
まず、次回の契約期間の更新意思があるかどうか、電話やメールで確認されます。
そこで、大きな問題がなければ、更新分の契約書にサインしてもらう形になります。
記入の方法は、来社して直接書きに来てもらう、郵送で取り交わす、電子契約で締結する、などのパターンがあります。
近年だと電子契約の割合が増えていますが、来社して書きに来てもらう派遣会社もまだあるので、印鑑の用意はしておくと無難です。
契約書を問題なく締結したら、一部は個人用として保管してください。
後々、雇用に関する不明点やトラブルがあった際に契約書が役に立ちます。
派遣の契約書を書くときの流れは?
契約書の締結までの流れは次の通りです。
- 顔合わせの結果、勤務開始が決定する
- 勤務開始日を調整して決定する
- 勤務開始日までの期間に雇用契約書を締結する
- 勤務初日を迎え、仕事が始まる
雇用契約書にサインをするのは③のタイミングになります。
連絡は営業担当から来ることが殆どですが、雇用契約書について説明を行ったり、手続きの処理を担当する人は別の人が対応するケースも見られます。
雇用契約書にサインを行う場合は、同時に社会保険の手続きをする場合があります。
雇用者保険被保険者証や年金手帳、振込口座の通帳などが必要になることがあるので、事前に営業担当に連絡を入れて、何を準備する必要があるか確認しましょう。
また、当日は印鑑が必要になるので、電子契約でない場合は持参する必要があります。
派遣が契約解除し辞める(退職)際の流れは?
契約を解除して退職をする場合は、次のいずれかのパターンで対応しましょう。
- 営業担当から契約更新の意思確認の連絡が入った際に更新をしない旨を伝える
- 契約途中で営業担当に連絡を入れて退職したい旨を伝える
まず、一番無難な流れは、①の方法です。
通常、派遣での契約は期間が存在し、1ヵ月~3ヶ月程度のスパンで更新されます。
派遣の契約が切れる1ヵ月くらい前に営業担当から、就業意思の確認連絡が入ります。
その際に更新をしませんと意思表示すれば残りの契約期間を勤務した後に退職が可能です。
しかし、中には契約更新の意思確認をしない会社も存在します。
その場合には、②の様に営業担当に連絡して伝えましょう。
退職の事については、派遣会社の就業規則に退職の規定があるので、規定に則って退職の申し出を行うと良いでしょう。
問い合わせをするのに気が引ける場合は、雇用契約書にも書いてある場合があるので、確認することをお勧めします。
派遣の職場見学で、不採用サインはあるの?
一般的な不採用サインとして
- 派遣先の担当者からの質問が少なく、面談を短く切り上げようとする
- 派遣先の担当者の態度が雑
- 話す中で『ご縁があれば』というセリフが頻出する
などが挙げられます。
すでに不採用を決めている場合は、担当者にとって職場見学は消化試合のようなものです。そうした思いが言動の端々に現れた結果なので、上記のようなサインが見られた場合は潔く気持ちを切り替えるようにしましょう。
派遣登録には身分証明書が必要?不要?
派遣会社に登録する際には、本人確認のため、必ず身分証明書の提出が必要となります。
派遣登録の際に身分証明書として利用できるのは主に以下のような証明書になります。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
- 保険証
- 住民票など
もし、運転免許証やマイナンバーカードといった身分証明書をお持ちでない方は、比較的準備するのが簡単な住民票の取得をおすすめします。
派遣登録には住民票の提出が必要?
派遣会社の規定にも依るので一概には言えませんが、住民票の提出は必須でない場合が多いです。
派遣会社に登録をする場合、必ず必要になるものが身分証明書です。
主に運転免許証やパスポート、年金手帳、マイナンバーカードなどが挙げられます。
この身分証明書の中には住民票も含まれており、住民票を身分証明書として提出することも可能です。
ですが、これはあくまで住民票が身分証明書として提出できるということであり、住民票を必ず提出しなければならないということではありません。
運転免許証やパスポートがあれば、住民票の提出は必要ありません。
また、住民票を身分証明書として提出する場合は、派遣として働く時点で住んでいる地域に住民票を移す必要があるので注意しましょう。
派遣の面談のときに担当者に聞いてはいけないこと、言わないほうがいいことはある?
面談の時に印象が悪くなるような質問や発言はあります。
派遣会社は当然ながら、会社の評判を下げる様な仕事ぶりをする人を避ける傾向があります。
実際に営業担当の私も、やる気が無いと捉えられる質問をされると紹介したくないと感じます。
「休日はあるか?休日に派遣先から業務連絡はないか?」「残業はないか?あるとすれば1日何分くらいか?」「シフトの希望はどれくらい融通が利くのか?」などの質問を繰り返されると、仕事をしたくないのかなと感じてしまいます。
他には自分の意見は聞いてもらって当然という態度での発言も要注意です。
「自分は仕事ができているから時給を上げて欲しい」「通勤時間はドアtoドアで30分未満がいい」「ストレスの少ない仕事がいい」など、自信過剰な発言や細かい条件を提示されると、いつかトラブルになりそうな印象を持ってしまいます。
何か求めることがあれば、要求ではなく、相談として話すと良いでしょう。
派遣の仕事が決まるまでの期間はどれくらい?
一般的には派遣の仕事が決まるまでは1週間~1カ月前後(顔合わせ1回で決まる場合)になることが多いです。
早い方では、登録説明会から2~3日後には仕事を開始したという方もいらっしゃいます。
派遣会社の登録説明会に参加してから、働き始めるまでは主に以下のような流れとなります。
- 仕事紹介の連絡
- 顔合わせの日程調整
- 顔合わせの日程調整
- 合否連絡と就業日の日程調整
また、派遣スタッフの中には様々な事情により2~3ヵ月経過しても派遣の仕事が決まらないという方もいます。そういう場合は「別の派遣会社に登録してみる」「希望職種や希望条件の幅を広げてみる」といった方法で仕事に就くチャンスを増やすことをおすすめします。
クレジットカードの勤務先欄に登録だけしている派遣会社名を記入しても大丈夫?
クレジットカードの勤務先欄に、登録だけしている派遣会社名を記入することはおすすめしません。
クレジットカードの審査では本当に就業しているのかどうか、勤務先に確認の電話がされます。
登録だけして一度も働いたことがないとなると、派遣会社としても「就業していない」と答えることになります。
つまり、結果として「働いていない」ということは審査にも通らないということになってしまいます。
また、実際に派遣社員として働いているとしても、就業実績としては数ヶ月〜1年程度なければ安定収入があるとは判断されず、審査に通りづらいということも覚えておきましょう。
まとめ:まずは派遣会社を決めるところから始めよう
元派遣会社勤務・現役の転職エージェント
派遣で働くことは、直接雇用と比べて違う面が多々ありますが、まずは「派遣会社」を見つけないとなにもスタートしません。
まずは自分が登録すべき派遣会社を探して、登録会の予約という第一歩を踏み出してみてください!
最初にチェック!
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▽派遣登録で分からないことがある……。それならこちらの記事ですべて解説しています。
【派遣のプロが語る】初めての派遣登録の流れ|派遣会社選びから登録会までの詳しい流れが一気にわかる