【派遣のプロが語る】シニアにおすすめ派遣会社ランキング!評判や口コミも掲載

シニア 派遣会社おすすめランキング

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「まだまだ働けるときに働きたい!」
「でも、体力や健康の面で気になることもある…」
「自分ができる仕事はあるのかな?」

と思っていませんか。

やる気と不安があるからこそ、相談できる派遣会社がいる「派遣」という働き方がおすすめなのです!

この記事では、50~60代を中心としたシニア層の就業に強みをもつ派遣会社をご紹介しています。ご紹介する派遣会社は、シニアの就業実績がある派遣会社やシニア就業を専門としている派遣会社もあります。

また、シニアの就業に精通したアドバイザーに伺った
「シニアの求職の難しさと内定に向けたポイント」
もご紹介しています。

ぜひこの記事でご自身の不安を一緒に解消してくれる派遣会社を見つけ、より積極的ご自身のキャリアのために行動するきっかけのひとつとなれば幸いです。

アドバイザー 和田様
<アドバイザー>
NPO法人キャリアスイッチ

理事長 和田まり子さん

大手航空会社を退職後、キャリアコンサルタントの資格を取得し、兵庫高齢期就業支援コーナーの女性室長に抜擢される。

現在は、NPO法人キャリアスイッチの理事長として、さまざまな業界で活躍するスタッフとともに、シニアから若年層まで幅広くキャリア支援を行っている。

【求人数公開】シニアにおすすめの派遣会社ランキング

シニアにおすすめの派遣会社は、以下の3つのポイントで選びましょう。

1.「求人数が多い」
と、シニア世代向け求人が多いと、より応募したい求人が多くなります。
2.「口コミ・評判がいい」
と、担当者の対応力に期待できます。
3.「福利厚生が充実している」
と、仕事やプライベートをより充実させて働くことができます。

そこで今回は、シニアの派遣求人に強みを持った派遣会社の求人数を調査して、ランキングにしました。

【シニアの方におすすめ】 派遣会社ランキング
第1位
ウィルオブ
公式サイト
第2位
スタッフサービス
公式サイト
第3位
シニアジョブ
公式サイト
総合評価

4.55点

総合評価

4.11点

総合評価

3.89点

シニア向け求人数の多さ:4.15点
(求人数:34,169件)
シニア向け求人数の多さ:5.00点
(求人数:33,089件)
シニア向け求人数の多さ:3.89点
(求人数:21,619件)
短期単発求人の有無:〇 短期単発求人の有無:△ 短期単発求人の有無:×
→詳細はこちら →詳細はこちら →詳細はこちら

第4位からはこちらをご覧ください。

第4位
ランスタッド(製造・軽作業系)
公式サイト
総合評価

総合評価:3.77点

シニア向け求人数:5,687件

第5位
しごとら(オープンループパートナーズ)
公式サイト
総合評価

総合評価:3.46点

シニア向け求人数:193件

第6位
キャリア
公式サイト
総合評価

総合評価:3.13点

シニア向け求人数:1,825件

第7位
アデコ
公式サイト
総合評価

総合評価:3.12点

シニア向け求人数:173件

第8位
そうキャリ!(綜合キャリアオプション)
公式サイト
総合評価

総合評価:3.10点

シニア向け求人数:451件

第9位
フルキャスト
公式サイト
総合評価

総合評価:3.09点

シニア向け求人数:2,261件

第10位
レジけあ
公式サイト
総合評価

シニア向け求人数:★件

第11位
はつ・らつ・コミュニティ
公式サイト
総合評価

シニア向け求人数:調査不可

第12位
パソナ
公式サイト
総合評価

シニア向け求人数:49件

第13位
ヒューマンリソシア
公式サイト
総合評価

シニア向け求人数:304件

第14位
キャスティングロード
公式サイト
総合評価

シニア向け求人数:25件

第15位
JobTA (ジョブタ)
公式サイト
総合評価

シニア向け求人数:15件

第16位
パソナジョイナス
公式サイト
総合評価

シニア向け求人数:1件

第17位
テンプスタッフ
公式サイト
総合評価

シニア向け求人数:175件

第18位
アヴァンティスタッフ
公式サイト
総合評価

シニア向け求人数:97件

第19位
シニア東海
公式サイト
総合評価

シニア向け求人数:求人調査不可

第20位
日総ブレイン
公式サイト
総合評価

シニア向け求人数:22件

第21位
メイテックキャスト
公式サイト
総合評価

シニア向け求人数:7件

第22位
ソフトパワー
公式サイト
総合評価

シニア向け求人数:3件

第23位
MyShift SENIOR(マイシフトシニア)
公式サイト
総合評価

シニア向け求人数:3件

第24位
CADJOB
公式サイト
総合評価

シニア向け求人数:11件

第25位
株式会社シニア経理財務
公式サイト
総合評価

シニア向け求人数:求人検索不可

第26位
e仕事(日研トータルソーシング)
公式サイト
総合評価

シニア向け求人数:5件

第27位
シニアスキルワーカーズ
公式サイト
総合評価

シニア向け求人数:求人検索不可

求人数の調査概要はこちら
調査の企画・集計 株式会社アドバンスフロー
調査対象とした派遣会社について Googleで「シニア 派遣会社」という検索ワードで検索し、求人が確認できた派遣会社及び検索結果に表示された10ページ内のWEBサイトを閲覧。そのサイトに記載されていた「『労働者派遣事業許可』をもっている企業」
調査対象とした求人について 上記で調査対象とした派遣会社のWEBサイトで公開されている求人のうち、「条件:シニア」または「『フリーワード:シニア』で絞り込み」の条件に合致する求人数を調査。
調査日 2024年1月30日

※ランキングは「調査時点での求人数の多い順」であり、各派遣会社の優劣を意味するものではございません。派遣会社選びの際の1つの指標としてご利用ください。

ここからは、求人数ランキング上位の派遣会社について詳しく紹介します。

【求人数 第1位】ウィルオブ

ウィルオブ
画像引用元:「ウィルオブ」公式サイト

「ウィルオブ」がシニアにおすすめの理由

  1. コールセンターでの問い合わせ対応や工場での作業などでシニアが活躍している求人情報が多い。
  2. 派遣先の業界に特化した研修を誰でも無料で受けられるため、仕事に不安がある場合でも安心。
  3. ウィルオブの社員が派遣先に常駐しているため、困ったことがあればすぐに相談することができる。

「ウィルオブ」のおすすめポイント

就業前に無料の研修が受けられるので安心して仕事を開始できます。
仕事を始めた派遣スタッフの約80%が半年以上継続しています。
派遣先の会社にウィルオブの社員が常駐しているので、困ったことがあってもすぐに相談できるので安心です。
派遣会社名 株式会社ウィルオブ・ワーク
対応地域 全国
「シニア向け」の派遣求人数 34,169件
(求人数調査日:2024年1月30日)
取扱い職種 事務系/コールセンター系/販売系/介護系/保育系/軽作業系
取扱い雇用形態 派遣社員/正社員/紹介予定派遣/契約社員/パート・アルバイト
その他
許可番号 派13-080490(労働者派遣事業)

関連記事:株式会社ウィルオブ・ワークの評判・口コミ

【求人数 第2位】スタッフサービス

スタッフサービスTOP
画像引用元:「スタッフサービス」公式サイト

「スタッフサービス」がシニアにおすすめの理由

  1. 求人こだわり検索にて「中高年活躍中」がある
  2. 自宅からExcelやWord講座をスマホ・PCから受講できる
  3. 長期派遣が難しい場合でも、短期や期間限定などの短期間のお仕事求人がある

「スタッフサービス」のおすすめポイント

スタッフサービスは、ホットペッパーやじゃらん、Indeedを運営しているリクルートグループの企業です。大手なので安心して就業できます。
「総合派遣会社」といわれるスタッフサービスは、全職種で多くの求人をもっています。
派遣会社名 株式会社スタッフサービス
(運営サイト名:スタッフサービス
対応地域 全国
「シニア向け」の派遣求人数 33,089件
(求人数調査日:2024年1月30日)
取扱い職種 一般事務/営業事務/データ入力/人事事務/総務事務/経理事務/秘書/受付/英文事務/通訳・翻訳/貿易事務/学校事務/旅行事務/医療事務/企画・広報・マーケティング/金融事務(生保・損保)/金融事務(銀行・証券)/営業・販売・その他系/テレフォンオペレーター/テレマーケティング・コールセンター/営業/販売/CAD/DTPオペレーター/WEBデザイン/OAインストラクター・ユーザーサポート/SE・PG/ヘルプデスク/その他
取扱い雇用形態 派遣/紹介予定派遣/正社員/契約社員/パート・アルバイト・その他
許可番号 派13-011061(労働者派遣事業)

関連記事:スタッフサービスの評判・口コミ

【求人数 第3位】シニアジョブ

シニアジョブ
画像引用元:シニアジョブ

「シニアジョブ」がシニアにおすすめの理由

  1. 50歳・60歳以上の派遣・パート・転職を専門にしている派遣会社
  2. 週2~3から長期まで自分の都合に合わせた働き方ができる
派遣会社名 株式会社シニアジョブ
対応地域 全国
「シニア向け」の派遣求人数 21,619件
(求人数調査日:2024年1月30日)
取扱い職種 会計事務所/管理・事務/施工管理/建設コンサル/設計事務所・建築士/薬剤師/医師/自動車整備士/調理/保育士/介護/看護師/弁護士/社会保険労務士/医療事務・受付/葬儀屋・葬儀社/工場・製造/その他
取扱い雇用形態 正社員/契約社員/アルバイト・パート/派遣/紹介予定派遣/業務委託
許可番号 派13-307083(派遣事業所番号)/13-ユ-307556(職業紹介事業者番号)

【求人数非公開】シニアの派遣業務を行っている派遣会社

シニアの派遣業務を行っている派遣会社のなかには、派遣求人を公開していない企業もあります。

余裕があれば比較検討のために、前項で紹介したランキングの派遣会社とあわせて、チェックしてみてください。

どのような求人があるかなどは、登録前に派遣会社に直接問い合わせしてみましょう。

調査概要はこちら
調査の企画・集計 株式会社アドバンスフロー
調査対象とした派遣会社について Googleで「シニア 派遣会社」という検索ワードで検索し、検索結果に表示された10ページ内のWEBサイトを閲覧。そのサイトに記載されていた「『労働者派遣事業許可』をもっている企業」で、かつ「シニア」の派遣業務を行っている旨の記載があるサイトを抽出
最終調査日 2023年7月14日

※紹介順:順不同(派遣会社選びの際の1つの指標としてご利用ください)

1.株式会社フルキャストシニアワークス

「株式会社フルキャストシニアワークス」のおすすめポイント

株式会社フルキャストシニアワークスは、シニア世代向けに2016年に設立した人材派遣会社です。
物流、製造や清掃、オフィスワークなどの求人を幅広く取り扱っています。
未経験から始めやすいものや短時間のお仕事も紹介しているため、ライフスタイルに合わせて探したい方におすすめです。

派遣会社名 株式会社フルキャストシニアワークス(派遣許可番号:派 13-307451)
主な対応職種 倉庫内軽作業/客室清掃・ベッドメイキング/調理補助、洗い場/梱包/食品製造/その他
営業所のある拠点 東京都
問い合わせ方法 電話/問い合わせフォーム/WEB登録フォーム

2.株式会社パソナマスターズ

「株式会社パソナマスターズ」のおすすめポイント

株式会社パソナマスターズは、中高年やシニア世代向けの求人を中心に取り扱う人材サービス会社です。
管理部門や各種専門分野をはじめとするお仕事を紹介しており、経験やスキルを生かしたい方におすすめします。
福利厚生やサポート体制が整っているため、安心して業務に取り組むことができます。

派遣会社名 株式会社パソナマスターズ(派遣許可番号:派13-305072)
主な対応職種 事務・オフィスワーク・他/外国語事務/営業・販売・接客・他 テレマーケティング/IT・CAD・クリエイティブ/製造・作業/ヘルスケア・産業保健/医療・保育・介護/医薬・臨床・研究開発
営業所のある拠点 北海道/岩手県/宮城県/福島県/栃木県/群馬県/茨城県/埼玉県/千葉県/東京都/神奈川県/静岡県/愛知県/岐阜県/三重県/山梨県/新潟県/長野県/富山県/石川県/福井県/滋賀県/京都府/奈良県/和歌山県/大阪府/兵庫県/島根県/岡山県/広島県/山口県/香川県/徳島県/愛媛県/高知県/福岡県/長崎県/熊本県/大分県/宮崎県/鹿児島県/沖縄県
問い合わせ方法 問い合わせフォーム

3.株式会社キャリアプロジェクト

「株式会社キャリアプロジェクト」のおすすめポイント

株式会社キャリアプロジェクトは、建築業界経験者であるシニアエンジニアの人材派遣をメインとしている派遣会社です。

派遣会社名 株式会社キャリアプロジェクト(派遣許可番号:派13-301524)
主な対応職種 建築技術者/品質管理/施工管理/設計管理/CADオペレーター/内覧会アテンダント/建築営業職/事務/その他
営業所のある拠点 東京都台東区
問い合わせ方法 ホームページまたは電話、郵送

シニアの派遣に関するFAQ

シニアに強い派遣会社を探すときのポイントは?

50代以上のシニアに強い派遣会社を探すなら、「シニアの派遣実績が豊富にある派遣会社」かを確認して登録するといいでしょう

基本的に、派遣会社は「年齢」を理由に登録を断ることはありません。

しかしながら、シニアの派遣実績がある派遣会社であれば、自身が応募できる求人が多くなりやすく、その分、希望に近い仕事が見つかりやすくなります。

そこでシニアが派遣会社に登録する際は、以下をまず確認することをおすすめします。

  • 求人検索の条件選択で「シニア歓迎」「シニア活躍中」「50代応募可」などの絞り込み条件があるか
  • 派遣会社のサイトで、50代・60代やシニア世代の派遣について実績や積極的採用している旨の記載があるか

気になる派遣会社があったなら、登録前に派遣会社に問い合わせることも可能ですので、ぜひ不安を解消してから登録してみてください。

シニアも派遣社員から正社員を狙える?

シニア世代の派遣社員から正社員などの直接雇用への切り替えは、正直なところ難しいと言わざるを得ません。

年齢的に体力・健康面での心配もあることから、若年層(20~30代)よりも難易度が高くなってしまう傾向にあります。

確かに難しい傾向にありますが、今までの経験やスキルなど期待されての登用の可能性はあります。

シニア世代はなぜ派遣の仕事が決まりにくくなる?

シニア世代の仕事が決まりにくい理由はいくつかありますが、
その一つが
「若手を求める派遣先企業が多いから」
ということが言えます。

採用は年齢で決めてはいけないですが、成長性や体力的な面、ポテンシャルなども考慮すると20代の方が同時に応募された場合20代が選ばれやすいのが現状です。

もちろん上述したようにシニア世代だからこその蓄積された経験値に期待する企業もありますが、以下のような理由から若手を選んでしまう傾向にあります。

1:体力や労働環境等への対応の限界
シニア世代になると20代と比較して体力が落ちてしまう場合もありますし、最新技術の導入に対応しきれなくなる場合もあります。このような年齢による対応力の限界があることが要因のひとつになります。
2:社員との年齢差
業界によって異なりますが、シニア世代が一般職で就業をした場合、上司や同僚との年齢差が生じてしまう場合があります。その際双方が気を使ってしまうケースも考えられることから、紹介を見送るということもあります。

シニアに強い派遣会社を使うメリットは?

シニアに強い派遣会社を使うメリットは大きく3点あります。

  • シニア歓迎の求人がある
  • 派遣準備としての研修サポートが充実している
  • シニアの登録者を対応することに慣れており親切

仕事内容や勤務時間がシニア向けに少しやさしい内容になっていたり、登録者の都合に合わせて融通を利かせてくれたりするため、シニア歓迎の求人が多いことはメリットと言えるでしょう。

また、久しぶりに働くという登録者も多いでしょうから、研修サポートがあるということも安心できる要素です。

日頃からシニアの登録者を対応することが多いため、「ゆっくり分かりやすく説明する」「不安に感じやすいことを理解してくれている」という親切さがあることがメリットと言えます。

シニア歓迎の仕事ってどんな仕事?

シニア歓迎の仕事は多岐に渡って求人が出ています。

具体的な例としては、以下のような仕事でシニア歓迎求人があります。

  • スーパーの食品レジ打ち
  • 交通誘導や警備
  • コンビニ店内スタッフ
  • 食品加工工場での製造
  • ビル、商業施設の清掃
  • デイサービスでの介護
  • ホテルの清掃、ベッドメイキング
  • 物流拠点での配送仕分け作業
仕事の性質としては、複雑で臨機応変さが求められる仕事が少なく、覚えたことを繰り返して行うような仕事が多いです。

接客が不要で裏方に回るような仕事が多いのも特徴の一つです。

また、現役時代の職務経験が豊富であれば、オフィスワークや設備保全のように専門知識を活かせる仕事が見つかる場合もあります。

シニアだけが応募できる限定求人ってどんな仕事?

シニアだけの限定求人というのは、「現役時代の業務知識」をそのまま活用する求人であることが多いです。

企業側にとっては豊富な知識と経験を活用することができるのは、シニアといえ大きなメリットです。

加えて30〜40代と比べるとある程度リーズナブルな派遣料金であることから、あえてシニア限定としています。

具体的な仕事内容は、住宅のガス・電気機器の保安メンテナンスから、経理のような一般事務、若手の研修講師まで様々です。

また、会社員時代の勤務先で重要ポストにいた方であれば、その勤務先と取引をしたいと考えている企業との「顧問契約」によって顔つなぎするという仕事も見つけられます。

このように、基本的にはこれまでの経験・人脈を活かせる仕事としてシニア限定求人が見つかります。

60歳以上が派遣の法律で知っておくべきことは?5年ルールって何?

60歳以上の派遣者が知っておくべき法律としては、「派遣3年目の時点で60歳以上の方は、3年ルールの対象外になる」ということです。

本来、有期雇用契約の派遣ですと、いわゆる「派遣の3年ルール」によって3年までで派遣契約を打ち切る必要がありました。

しかし60歳以上の方では打ち切る必要がなく、そのまま派遣契約を続けて良いということになります。

60歳以上の派遣者も「5年ルール」による無期雇用転換権は発生する?

60歳以上の派遣者であっても有期雇用契約が5年を超えた際には、通称「5年ルール」によって無期雇用転換権が発生します。

【参考】無期転換ルールの よくある質問(Q&A)

つまり、有期雇用の派遣で5年継続して働いたら、派遣者からの申込みによって無期労働契約に転換できるということです。

3年ルールは60歳以上だと無効になるが、5年ルールは60歳以上でも有効と覚えると分かりやすいでしょう。

【専門家に聞いた】シニアの求職の難しさと、内定に向けたポイント

この記事をお読みになっている方のなかには、
「年齢が高くなって、仕事は見つかるだろうか…」
「今は仕事ができても、将来に不安を感じる…」
という方もいらっしゃるのではないしょうか。

そこでこの記事では、
兵庫高齢期就業支援コーナー
初代女性室長になられたご経験
がある
NPO法人キャリアスイッチ
和田まり子さん
に、シニアの求職・転職の難しさと内定のために大切なポイントについて、お話を伺いました。


若い世代の転職とシニア世代の転職はどのような点が違うのでしょうか?
実は若い世代の就職も人手不足にもかかわらず、難しいのです。

自分の成長や、やりがいを求めている若い世代は、ブラック起業かどうかを気にするあまり、迷ってしまい決められないという傾向にあります。

とは言え、若い世代では仕事に対しての成果の猶予期間が有りますが、中高年の場合はすぐに役立つ人材を採用したいと考えての採用がほとんどです。

長年、経験してきた強みが発揮できそうな会社に応募したいものです。会社に関するあらゆるリサーチをして臨んでください。


シニア世代が転職活動するにあたって、「面接」や「書類の書き方」において「注意すべきポイントや内定が取れやすくなるポイントはありますか
多くの会社に応募しないと結果が出ない現状ですが、コピペで作成した書類は分か
るものです。

コピペする部分があるにせよ、
応募先の会社にラブレターを出すような気持
で丁寧に作成してください。

コピペで何人もの相手に手紙を送っても、心を射止めることは出来ないように、各社に少しでもオリジナルな部分を入れて提出すれば通じるはずです。

また、面接も第一印象は大切ですから清潔感のある服装で臨んでください。

面接される人は、自分という商品をいかに売り込むかという気持ちで臨むことが必要です。つまり、即、戦力として役立つかをアピールすることが必要です。

さらに、応募会社にどのように貢献できるかをまとめておくことが大事です。


これから長く働いていきたい!と考えた際、70歳・75歳と仕事に就き続けるためには、もしくは仕事を見つけ続けるためには、どうしたらいいでしょうか?
経済産業省が提案している社会人基礎力に100年時代の基礎力として3つの視点が追加されています。

3つの視点とは、具体的に説明すると以下の通りになります。

1.どう活躍するか(目的)
自己実現や社会貢献に向けて行動する。
2.何を学ぶか(学ぶ)
学び続けることを学ぶ
3.どのように学ぶか(統合)
多様な体験・経験、能力、キャリアを組み合わせ、統合する

能力を発揮するために自己を認識してリフレクション(振り返り)しながら、それぞれのバランスをはかることが、キャリアを切りひらくうえで必要と位置付けられています。

しかしながら、特に2の「学び続けることを学ぶ」を実践している人はとても少ないです。

これを実践している人は、それなりに結果をだしていると実感しています。リスキリングやリカレント教育などの制度を活かして学び続けましょう。


シニアの就業では、「健康」や「就業意欲」が続くかどうか不安を感じるという声をよく聞きます。そこで実際にこのような不安が現実になることはあるのか、なった場合どうするべきか教えていただけますか。
自分の体調には気を付けないといけませんが、余り神経質になりすぎるのも良くないのではないでしょうか。

働く者の覚悟として、まさかの時の準備は日ごろから想定しておく工夫が必要です。

私も2度ほど大きな手術をし、その時は病室にPCを持ち込んで手術の2日目から仕事をしていましたが、「それは間違い!」と今なら言えます。仲間に助けてもらいながら、チームで持続可能な働き方をするようにしたいものです。


最後に、これから派遣での就業検討されているシニア世代の方に一言お願いします。
一般的にはシニア世代の転職は難しいと言われていますが、今まで働いてきた中で  自分として頑張ってきたことにプライドを持って臨んでください。

地位や役職経験のキャリアだけではなく、「褒めたい自分」が必ずあるはずです。

アドバイザー 和田様
<アドバイザー>
NPO法人キャリアスイッチ

理事長 和田まり子さん

大手航空会社を退職後、キャリアコンサルタントの資格を取得し、兵庫高齢期就業支援コーナーの女性室長に抜擢される。

現在は、NPO法人キャリアスイッチの理事長として、さまざまな業界で活躍するスタッフとともに、シニアから若年層まで幅広くキャリア支援を行っている。

まとめ

この記事をまとめると、

・シニアの方におすすめの派遣会社は、派遣の求人数が一番多い
ウィルオブ」です。
⇒たくさんの派遣求人があると選択の幅が広がり、希望の派遣求人に巡り合える可能性が高くなります。

理想の派遣求人を見つけるポイントは、1社でも多くの派遣会社に登録し、より多くの派遣求人を比較することです。
面倒でも、3社以上の派遣会社に登録することをおすすめします。

この記事が、あなたのお仕事探しのお役に立てば幸いです。

関連記事

こちらの記事では、シニア向けの求人情報が豊富に掲載されている転職サイトをランキングでご紹介しています。
>>【転職のプロ監修】「シニア・60歳以上の方向け」の転職サイトおすすめランキング

派遣だけでなくアルバイトや社員などの仕事も検討する際は大変便利なサイトばかりなので、ぜひ一度チェックしてみてください。

この記事の執筆者
「法人派遣マッチング」ならびに
転職エージェント「♯就職しよう」運営
株式会社アドバンスフロー 代表取締役 中塚 章浩

大手人材サービス会社在籍で2,000名以上の就業に携わり、
「自分に合った派遣会社や人材紹介会社を選ぶ重要性」 を肌で感じてきました。この記事の執筆を通して、派遣会社や人材紹介会社を選ぶ際のミスマッチを少しでも解消できればと思っています。
現在、派遣会社と企業をつなぐ「法人派遣マッチング」と求職者と企業をつなぐ「転職エージェントサービス」を運営しており、それらから得られる最新情報をお伝えするべく、随時、記事の編集や更新も行っています。

経歴
パーソルテンプスタッフ株式会社に在籍後、2010年に株式会社アドバンスフローを設立し、求職者向け情報サイト「♯就職しよう」を運営。現在、#就職しようの執筆とともに、転職・就職などHR領域に関するサービスを多数展開中。 ・執筆者の詳しい経歴はコチラ
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