【FP監修】派遣の経理の給与をズバリ教えて!年収にするとどれくらい?

記事執筆者株式会社アドバンスフロー編集部
担当ライター

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「派遣で経理業務として働いた場合、年収はどのくらいになるの?」と思ってませんか?

「派遣は時給がいいよ!」「派遣ってボーナスないんでしょ?」という噂もありますが、これらが本当なのかも気になるところです。

そこで、正社員で経理を16年経験した「#就職しよう」編集部ライターが、経理職の派遣スタッフの平均給与やボーナスがあるかないかを詳しくご紹介します!

さらに、この記事では「経理の派遣スタッフの給与をアップさせるポイント」も解説!派遣スタッフとして経理を目指している方の不安感や疑問を少しでも解消できるきっかけになれば嬉しいです。

転職のプロが伝授!「事務の転職」耳より情報

大手派遣会社6社の中で、経理事務の求人数が一番多い派遣会社は「テンプスタッフ」です。

「テンプスタッフ」の経理事務の求人数⇒3,757件(6社中1位!)
≪テンプスタッフの事務職・求人数≫
  • 一般事務⇒29,799件(6社中1位!)
  • 営業事務⇒12,318件(6社中1位!)
  • 経理事務⇒3,757件(6社中1位!)
  • 金融事務⇒2,176件(6社中1位!)
  • 人事・総務事務⇒5,850件(6社中1位!)
【調査日】2022年12月1日
【調査対象】テンプスタッフ、スタッフサービス、マンパワー、パソナ、リクルートスタッフィング、アデコ

テンプスタッフでは、通常の派遣求人の他に、「紹介予定派遣」「正社員」「契約社員」など、様々な求人を取り扱っています。

あなたの希望する働き方に合わせて、一般事務の仕事探しが可能です!

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経理の派遣スタッフの給与と手取り額

経理の派遣スタッフの給与と手取り額を比べ合う人々
経理事務の平均時給は1,200~1,500円です。地域によって平均時給に数百円ほどの違いがあります。

大手スタッフサービスによると、OA機器をあつかる職業の平均時給は1,200~1,500円となっています。

職種別の平均時給では、OA機器操作は約1,200~1,500円、電話での商品説明や顧客サポートなどをおこなうテレマーケティングは約1,100~1,300円、受付・案内などの業務は約1,000~1,300円となっています。そのほか秘書などは1,400~1,500円、クリエイティブ系の広告デザインや出版関連の制作・編集も1,400~1,500円程度です。

引用元:スタッフサービス「お悩み解決!派遣コラム|派遣スタッフの時給相場を知りたい」

しかし、勤務地によっては、同じ経理事務でも全然時給が異なるのが現状で、スタッフサービスに掲載されている経理事務の求人を、北海道(札幌市)と東京23区で比べると、以下のような違いが出ました。

最低時給 最高時給
北海道(札幌市) 1,000円 1,200円
東京23区 1,320円 3,000円

※2018年11月14日時点での当社調査結果です。

そのため平均時給を、地方都市ならば1,200円前後、大都市ならば1500円前後と見ておくと、それほど相違が大きくないでしょう。

時給1,500円なら月の手取りはいくら?

時給1,500円でフルタイム勤務なら、手取り金額は推定19万円程度になります。

MEMO

【派遣スタッフの給与計算方法】
1日の実働時間 × 時給 × 1ヶ月の実働日数
例)1日7時間 × 時給1,500円 ×1ヶ月22日
=約23万円

ただし、ここから「各種社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険など)」を差し引くため、手取りは推定19万円程度になります。

派遣社員も住居手当や交通費はある?

派遣社員も住居手当や交通費はある?
派遣スタッフには、各種手当てはありませんが、交通費は支給される場合とされない場合があります。

派遣社員の給与は、諸手当がない場合、1ヶ月の労働時間 × 時給が総支給額になります。

関連記事

派遣社員の交通費に関しては、2020年から法改正されて支給される場合が多くなりました。

派遣の交通費についてより詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。

派遣に交通費は支給されない?支給される?【社労士監修】派遣に交通費は支給されない?支給される?

派遣スタッフにボーナスはある?

派遣スタッフにボーナスはあるか考える女性
残念ながら、派遣スタッフにボーナスが支給されない場合がほとんどです。

ごくまれにボーナス有りの派遣もありますが、一般的にはボーナスはないと考えるべきです。

経理職の派遣スタッフの時給をアップさせる3つのポイント

経理職の派遣スタッフの時給がアップして喜ぶ女性
これから派遣スタッフとして働こうと考えている方に、少しでも高い時給の仕事を得るためのポイントをご紹介します。

  1. 時給が高いエリアで仕事を探す
  2. 時給が高い業種で仕事を探す
  3. 資格取得で時給がアップする仕事を探す

1.時給が高いエリアで仕事を探す

派遣スタッフの時給は大都市の都心部に行くほど高いため、通勤できる都市部を狙って仕事を探してみましょう。

先程もご紹介しましたが、大手スタッフサービスの求人で比較すると、地域によって時給が全然違いますが、実は首都圏のなかでもエリアによっては以下のように時給に差が出ることがあります。

最低時給 最高時給
埼玉県 1,050円 1,500円
東京23区 1,320円 3,000円

※2018年11月14日時点での当社調査結果です。

交通費の支給がないと、遠い勤務地に通勤するのは大変になりますが、通勤圏内に高時給エリアがあるなら、そちらを狙って仕事を探すほうがいい求人に出合いやすいです。

2.時給が高い業種で仕事を探す

経理の派遣社員の中でも、銀行・証券・医療系は時給が高い傾向にあります。

それらの業種の時給が高い原因は、なんといっても業務の難易度です。

経理事務でも専門的な知識が必要になるため、難易度が高く、慎重に仕事をこなせる人材が必要です。だからこそ、時給を上げてでも優秀な派遣スタッフを雇いたいという企業側の意図があります。

3.資格取得で時給がアップする仕事を探す

資格があると、高時給の求人に応募ができたり、同じ業務内容でも時給が高くなる傾向があります。

経理事務なら、「簿記」の資格が有効ですが、それ以外にも「貿易実務検定」や「MOS」なども仕事探しに有利になります。また資格ではないですが、「英語」のスキルも有効です。

銀行や証券など金融系で働く場合は、「証券外務員資格」も有効です。

証券外務員資格は、金融商品を取り扱う営業・接客系の職種で必須な資格ですが、経理事務であっても取得を必須とする求人は多いですし、業界でのキャリアアップにもつながるため取得をおすすめします。

これらのスキルや資格があることで、より高時給の求人に応募できる可能性が広がります。

今、無資格だと高時給の仕事は難しいですが、就業中に資格取得すれば時給単価があがるケースもあるため、資格取得を検討している旨を派遣会社の担当者に伝えて、しっかりと求人を吟味しましょう。

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▽資格取得するならどれ?元経理事務が、経理で使える資格をご紹介しています。

【キャリアアドバイザー監修】経理の仕事は資格が必要?絶対必要な資格、あれば有利な資格は?

▽派遣スタッフの時給は交渉次第!?時給交渉のコツをご紹介しています。

【派遣社員も昇給できる?】派遣スタッフの時給を上げる時給交渉のコツ

まとめ

時給が高い経理職の求人を見て計算する女性

派遣で経理の仕事をしたら、どの程度の給与かわかりましたか?

経理事務の平均時給をご紹介しましたが、地域や業種によって差があるのも事実です。

少しでも高い時給で働けるように、ご紹介した3つのポイントを使いながら、納得の行く仕事を見つけてください。

監修者のひとこと

高時給を獲得するには、資格取得による差別化が不可欠です。

簿記やMOSは汎用的で実務で役立つ資格ですが、ステップアップとして証券外務員や宅建資格を目指してみるのもよいでしょう。

資格保有者しか取り組むことができない独占業務を扱うことが出来れば、時給1,500円以上の求人に応募できる機会が格段に増えるからです。

時給を重視するのであれば、高時給を得られる業界・業種に必要な資格を取得するのも有意義だと思います

記事監修者ファイナンシャルプランナー
牧野 章吾

新卒で証券会社に入社し、東京都内の上場法人を担当。その後独立し、現在では証券アナリスト・ファイナンシャルプランナーとしての知見を活かし、キャリアや資格・副業に関する支援サイト「My Option」の運営や記事監修等を行っている。
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この記事の執筆者
「法人派遣マッチング」ならびに
転職エージェント「♯就職しよう」運営
株式会社アドバンスフロー 代表取締役 中塚 章浩

大手人材サービス会社在籍で2,000名以上の就業に携わり、
「自分に合った派遣会社や人材紹介会社を選ぶ重要性」 を肌で感じてきました。この記事の執筆を通して、派遣会社や人材紹介会社を選ぶ際のミスマッチを少しでも解消できればと思っています。
現在、派遣会社と企業をつなぐ「法人派遣マッチング」と求職者と企業をつなぐ「転職エージェントサービス」を運営しており、それらから得られる最新情報をお伝えするべく、随時、記事の編集や更新も行っています。

経歴
パーソルテンプスタッフ株式会社に在籍後、2010年に株式会社アドバンスフローを設立し、求職者向け情報サイト「♯就職しよう」を運営。現在、#就職しようの執筆とともに、転職・就職などHR領域に関するサービスを多数展開中。 ・執筆者の詳しい経歴はコチラ
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