株式会社アドバンスフロー 代表取締役
中塚 章浩
著書「面接の疑問 Q&A」・Twitter
パーソルテンプスタッフ株式会社に約6年在籍し、現在は人材紹介会社「株式会社アドバンスフロー」の代表取締役。
のべ約2,000名もの転職支援を行い、求職者が希望する仕事を得られるよう尽力。人材業界16年の経験から「転職はしっかりとした情報が得られれば得られるほど、理想の職場を見つけられる」と確信し、多くの人が情報を得られるよう、記事の監修も行う。
「仕事が暇すぎる…」
「毎日同じことの繰り返し、このまま年齢を重ねていくのか…」
「職場の人間関係に不満はない場合は、転職しないほうがいいの…?」
『20代の転職』について調べていくと、このようなコメントを見かけることがあります。
・この悩みを解決する手段はあるのか
・『人間関係に不満がない職場』を本当に転職すべきなのか
についての対処法をリサーチしてみました。
この記事では『仕事が暇すぎる』ことが理由で転職を考え始めた方がとるべき行動をご紹介します。
- 『暇すぎる仕事』タイプ別の対処法
■転職活動をするなら在職中に始めよう!
■閑散期に繁忙期に向けての準備をしよう! - 『暇な時間』の有効活用法
■Office系の書式のグレードアップ
■新しい仕事を作りだす!
■職場の整理整頓
■資格取得を目指して勉強する
『仕事が暇すぎる職場』を簡単に辞めてしまう前に、『いまの自分に出来ること』をしっかりと見つめなおしましょう!
以下の記事では、営業や事務はもちろん、ハイクラス向けやアパレル、医療系などさまざまな職種に強い転職エージェントを一気に確認できます。
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目次
転職したい理由は「仕事が暇すぎる」だけ?
「仕事が暇すぎる」とはどういった状況なのか…
- 就業時間に対して、自分の仕事量があまりにも少ない
- 新人(経験値が低い)なので仕事をあまり回してもらえない
- 会社全体を見ても全員の仕事量が少ない
▼①と②の場合
先輩や上司に相談をすることで仕事量が増える可能性があります。
「どんな小さい仕事でもやります!何かあれば声掛けてください!」と一声添えるようにしましょう。
▼③の場合
『割り振るべき業務がそもそもない』可能性が高いので、仕事をバリバリこなしたい!いまの仕事量じゃ満足できない!という方は転職を視野にいれてもいいでしょう。
転職をするか、いまの仕事を続けるか迷ったときには
『10年後、20年後、いまの会社で働いている自分』を想像してみましょう。
良いイメージが浮かびましたか?
あまり良いイメージは浮かびませんでしたか?
迷いがあるうちに、先走って転職をしてしまうと『隣の芝生は青く見える』状態になってしまい、
前職の良かった面ばかりを思い出し、転職を後悔してしまう可能性があります。
自分ひとりで決められない場合は、知人に相談したり、転職エージェントに登録をしてキャリアアドバイザーに相談することをおすすめします。
転職エージェントでは
『求人動向』や『市場価値』など多くの転職情報を保有しています。
第三者に相談した結果、転職をせずにいまの職場に留まることを選ぶ方も多いです。
転職情報や第三者の意見などを参考にしながら、自分の将来について焦らずじっくりと考えてみましょう。
『暇すぎる仕事』タイプ別の対処法
①「人間関係や職場環境に不満はない」
人間関係に不満はない職場というのはとても恵まれた環境です。
このような状況の場合、すぐに転職をすることはおすすめしません。
とはいえ、毎日時間を持て余している状態が続くと、モチベーションが下がってしまいますよね。
そんなときは自分から仕事を作り出す努力をしてみましょう!
②「もっとバリバリ仕事がしたい!仕事内容がしっかりしている会社に転職したい!」
バリバリ働きたい人にとっては『暇すぎる職場』に在籍し続けることは苦痛かもしれません。
そんな方には『いまの職場に在籍しながら転職活動を進める』ことをおすすめします。
▼在籍しながらの転職活動をおすすめする3つの理由
・離職期間は短いほうが転職に有利
・在籍した状態で転職活動を行うほうが、無職の状態で転職活動を進めるよりも精神的・経済的な負担が少ない
・『暇な環境』を利用して年収アップに繋がる資格を取得した上で転職活動を開始することもできる
③「いまの会社の将来性が不安/昇給も見込めない」
仕事が暇すぎて会社の将来性が不安。先輩や上司を見ていても昇給は見込めない…
こういった状況の場合、転職を視野に入れることをおすすめします。
いまよりも仕事内容が充実している企業
昇給制度のしっかりした企業
転職する際にこういった条件を織り込みながら、求人を探していきましょう。
この場合も、②と同様に『在籍しながらの転職活動』をおすすめします!
④「繁忙期と閑散期の差が激しく、繁忙期になるといつも転職を考えてしまう…」
どんな企業でも繁忙期と閑散期があります。
「繁忙期が忙しいから!」という理由以外に『辞めたい理由がない』場合、転職はあまりおすすめしません。
※「繁忙期は数か月単位で続く…毎日終電まで残業している…」
年中繁忙期のような会社に勤めていて、心身共につらい場合は転職を視野に入れるべきです。
▼『スムーズに仕事をこすために』閑散期のうちに繁忙期に向けての準備をしよう!
繁忙期の仕事をスムーズに処理できるように、閑散期の空き時間を有効活用しましょう
・繁忙期は何の業務に一番時間が掛かったか
・繁忙期の事務処理をスピードアップさせるために出来ることはないか
繁忙期は目の前の仕事に忙殺されてしまい、こういったことを考える余裕がなくなってしまいます。
次回の繁忙期にいままでよりも余裕をもって仕事に取り組めるよう、閑散期にしっかりと準備をしましょう。
『仕事』を自分で作りだす?『暇な時間』を有効活用しよう!
転職するかどうか悩んでいる場合は、まずいまの職場でできること、やるべきことがないか考えてみましょう。
「暇すぎるので仕事を辞めたい」と悩んでいる方はとくに『事務職』の方が多いです。
ここでは事務職の方の勤務時間を充実させるための『いまの職場でできること・やるべきこと』を紹介します。
①社内で使用している、WordやExcelなどOffice関連の書式をグレードアップさせよう!
社内で使用している書式で使いにくいものはありませんか?
時間があるときに、書式の変更・計算式の追加など入力処理がスムーズに行えるようにシートの内容を変更していきしょう。
また「Excelを修正できるほどの知識・スキルがない…」といった方は、空き時間を利用して参考書やOffice関連サイトを参考に『Excelの計算式を作成・修正する練習』をしましょう!
※転職する場合にも
『Office関連の操作がどの程度出来るのか』
『Excelの計算式をどこまで理解しているのか』
などの実務経験は非常に重要なポイントです。
参考書の練習問題をこなすことも大切ですが、会社で運用中のWordやExcelのシートを利用して、実践的な経験を積み重ねることでスキルは確実に向上します!
②新しい仕事を作りだそう!
Office関連の知識やスキルがある場合、新たな仕事を自ら作り出すことも可能です。
「営業部の月間売上金額と個人成績を一枚のシートにまとめたい」
「月末に在庫の確認がしやすいように、管理方法をもっとわかりやすくできないだろうか…」
自分の業務や、部署内の業務をよりスムーズにするために、新たなシートや書式を作成してみましょう。
自分ひとりで作成できない場合は
「こんなシートがあったらいいな…」
「こんな計算結果を求めたい場合はExcelでどの関数を使えばいいんだろう…」
悩んでいる点を元にインターネットでキーワード検索をしてみましょう!
イメージに近い計算式やテンプレートが見つかる可能性は大いにあります。
③職場の整理整頓をしよう!
職場に書庫や物品庫、 文房具のストック置き場など、ついつい乱雑になりがちな場所はありますか?
空き時間を利用して、こういった場所の整理整頓しましょう!
『職場がキレイになる』ことで、職場の空気がよりよくなり、自分だけではなく社員全員が働きやすい環境を生み出すことができます。
④資格取得に向けた勉強をはじめる?!
仕事の空き時間が多い場合、仕事に関連した資格やスキルアップに繋がる資格の取得に向けて、勉強をするのもおすすめです。
ただし職場によっては『勤務時間中に業務以外のことをするなんて!』と目くじらを立てる人がいる場合もあります。
いくら暇だからといって、勝手に勉強を始めるのではなく、
直属の上司にどのような資格取得にむけて勉強したいのかを説明をし、了承をもらった上で勉強を開始することをおすすめします。
まとめ:「いまの職場が暇すぎるから転職したい」と考えるのはワガママではなく、やる気があるから!
「いまの職場が暇すぎるから転職したい」という悩み。
ブラック企業で働いている人にとっては『贅沢な悩み』のように感じられますが、実はこういった悩みを抱えている方は多いです。
- 仕事量が少ないこと、毎日定時で退社できることを幸せに感じることができる人。
- 逆に、仕事量に物足りなさを感じフラストレーションをためてしまう人。
『社会人』である限り、『働く』ことは人生の一部です。
転職を検討した結果、『いまの職場で働き続けることを選ぶ方』も案外多いです。
自分にとって心地よい環境で仕事ができるよう、自分の将来設計をじっくり考えながら転職活動を進めていきましょう。
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