「今の会社が嫌だけど、転職はすべき?」
「転職活動ってどうしたらいいの?」
入社してまだ間もない第二新卒の方でも、長く勤めあげたベテランの方でも、初めての転職であれば、どこで誰に転職を相談すべきかが分からないことだらけですよね。
ここではそんな転職に不安な方のために、さまざまな転職相談先や転職のノウハウを紹介をしています。
具体的には…
- 転職相談できる6つの相談先
- 就職活動の相談は複数ですべき?絞るべき?
- 現役転職エージェント会社の方からの転職ノウハウを伝授
このような点について詳しく説明しています。
転職の相談先などに対する不安や疑問をしっかり解決した上で、転職活動を進めていきましょう!
この記事があなたの転職をサポートしていきます。
最初にチェック!おすすめ転職エージェント
転職相談できる6つの相談先
ここからは転職の相談が無料でできる相談先を6つ厳選して紹介します。
特にはじめて転職される方には安心できる相談先です。
① 転職エージェント
転職エージェントとは、人材紹介会社とも呼ばれていて、人を募集している企業と転職者をマッチングさせる仲介業者のことです。
転職する意思があって、具体的な転職先などを相談したい方におすすめする相談先のひとつです。
また医療やITなど業界に特化した転職エージェントもあるので、明確な希望業界があればそこの相談することをおすすめします。
転職エージェントについての詳細はこちらをクリック
転職エージェントのメリット
- 無料でプロのコンサルタントに転職相談ができる
- 転職エージェントには転職者の相談にのってくれるコンサルタントがいます。
コンサルタントは数多くの転職の成功も失敗も見てきています。
その経験から相談者にあった最適なアドバイスをしてくれます。
- 履歴書、職歴書などの書き方を教えてくれる
- 転職するには必ずと言っていい程履歴書と職務経歴書が必要になります。
多くの企業には書類選考があり、履歴書と職務経歴書は第一関門を突破するためには非常に重要な書類となります。
転職エージェントであればその書き方を丁寧に教えてくれます。
- 個別の相談にも乗ってくれる
- 「転職経験がなくてやり方が分からない」「書類選考が通らない」「自分に合う転職企業先が分からない」といった個別の相談に乗ってくれます。
- 求人広告には掲載されていない、非公開求人・特別枠の求人を紹介してくれる
- 転職エージェント会社は、一般的に求人広告には掲載されていないような自分にあった企業を紹介してくれることがあります。
- 企業の中で決定権を持った方や経営陣と会わせてくれる可能性がある
- 転職エージェント会社は普段から取引会社とのコミュニケーションが取れているので、希望すれば通常の面接では会えないような経営陣や先輩に会わせてくれることもあります。
- 面接日程やキャンセルの調整
- 面接日は転職エージェントを通じて、セッティングするので、自分の都合も言いやすいです。
- 面接対策を行ってくれる
- 転職エージェントは企業の欲しい人材を心得ているほか、その企業がよくする質問もよく知っています。
そのため、万全な面接対策を講じてくれます。
- 給与など条件の交渉
- 面接時では言いにくい給与や条件に関する交渉は転職エージェントがしてくれます。
そのため、お互いが納得した上で就職できる可能性も高いです。
MEMO
転職エージェントによってサービスは多少変わりますが、上記項目はほとんどの転職エージェントが対応してくれる内容です。
企業によっては、時間効率をよくするために来社不要でオンライン面談・電話面談を行ってくれるケースもあります。
いずれにしても、転職するならエージェント会社は使うべきサービスです。
転職エージェントのデメリット
- どのエージェント会社を選んでいいかがわからない
- 転職エージェントは小さなところを含めると15,000社以上あります。
その中から自分にあった転職エージェントを選定することができないこともあります。
- コンサルタントによってスキルにばらつきがある
- コンサルタントは転職エージェントを使う大きなメリットでもありますが、そのコンサルタントと「合う合わない」や、「コンサルタント自身のスキルが不足している」場合もあります。
- 自分の希望に合う求人を持っていないエージェント会社もある
- ITなど専門知識に特化したエージェント会社もありますが、希望職種によっては希望に合う求人がないエージェント会社もあります。
- エージェント会社の都合を押し付けてくる可能性もある
- 時にはエージェント会社の都合で入社日などをせかしてくる可能性もあります。
注意
転職エージェントのデメリットを解消するためにも、転職エージェントは複数登録した方がよいです。
複数登録することによって、自分に合うコンサルタントや仕事をを探しやすくなります。
また、エージェント会社も紹介手数料で成り立っているので、その仕組みを理解した上で賢く使うことが必要です。
転職エージェント利用者の転職活動の流れ
ここまで読み進めて、転職エージェントを利用したいと思った方のために、登録の流れを説明します。
【転職エージェントに登録・面談】
どの転職エージェントも、基本的にはWEB上に登録フォームを設けています。
登録が終わると面談日程の調整に入ります。
電話面談・オンライン面談を設けているところもあります。
【求人紹介・書類選考】
担当者との面談が終わり、希望の条件などを伝えたら求人の紹介およびエントリーが開始されます。
大手の転職エージェントであれば、1人あたり10~20社の求人を紹介するようですが、中には100社以上の求人を紹介してくるところもあります。
条件が絞られていれば、1~2社だけ紹介されるケースもあるので一概に言えませんが、自分の気に入るところだけ選考に進むようにしてください。
選考に進む旨を伝えれば、担当者が必要書類の提出や面接日程の日取りまで組んでくれます。
【面接練習】
企業に合わせた想定面接集をくれたり、希望すれば面接の練習をしてくれるところもあります。
転職エージェントによっては、この面接練習に力を入れているところもあるようです。
【面接・適性検査】
中途採用の面接は、2次~3次面接+適性検査というスタイルが主流ですが、企業によって変わります。
【内定・内定承諾】
面接ののち、転職エージェントの担当者から内定を伝えられます。
迷っているようであれば返答期限を確認するようにします。
もし別の企業の選考次第で決めたいので返答期限を延ばして欲しいなどの要望がある場合は、転職エージェントを通じて交渉してもらいます。
【退職手続き】
また現職への退職相談をしていない場合は、内定承諾のタイミングで相談しましょう。
人によっては現職の会社に強く引き留められる場合もあるため、退職交渉について転職エージェントにアドバイスを仰いでもよいでしょう。
【入社】
無事に退社日程が決まれば、早いタイミングで内定先企業に連絡し、入社日を確定します。
以上が、転職エージェントの利用方法の流れです。
②ハローワーク
ハローワークとは公共職業安定所のことで、厚生労働省が管理しています。
ハローワークは就職相談と求人情報提供のサービスのほかに、失業給付金や職業訓練の支援までをしてくれます。
転職前に職業訓練に通いたい場合や、失業給付金を受給しながら転職活動したい方におすすめな相談先です。
ハローワークについての詳細はこちらをクリック
ハローワークのメリット
- 地域密着企業の求人を紹介してくれる
- ハローワークは地域密着型企業の求人が多いため、地域に根差した企業で働きたい方にはよいです。
- 事業所が点在しているため、比較的自宅から通いやすい
- ハローワークは転職エージェントより事業所数が多く自宅から通いやすい場合が多いです。
- 就職相談と求人情報提供が無料
- 無料で就職相談をしてくれ、自分にあった求人情報を提供してくれます。
- 職業訓練をさせてもらえる
- ハローワークでは就職に必要な知識やスキルを身につけるためのハロートレーニングという職業訓練を実施しています。
パソコンの基礎からWEBデザインクリエーター、簿記、介護など多数の訓練科目があります。
参考
ハロートレーニング厚生労働省
- 失業給付やスキルアップのための給付金を受け取れる
- 失業中に転職活動いている場合は失業給付金を受け取ることができる場合があります。
在職中でもスキルアップのために学ぶ費用にかかる費用を一部負担してもらえるなどの制度もあります。
参考
雇用保険手続きのご案内ハローワークインターネットサービス
参考
職業訓練受講給付金(求職者支援制度)厚生労働省
MEMO
ハローワークの最大のメリットは職業訓練を受講できたり、各種給付金を受け取れるシステムがあることです。
ハローワークのデメリット
- 相談員に転職の知識があるとは限らない
- 転職エージェントのように、その分野に長けた専任はいません。
相談員によっては知識やスキルにバラツキがあり、行く度に相談員が代わることも良くあります。
- 企業の掲載情報が実際と違う場合もある
- ハローワークの求人は無料で掲載できるので「とりあえず」求人広告を掲載しておく企業も多数あります。
転職エージェントのように全ての求人掲載先に営業がついているわけでもないので、古い求人情報を掲載している企業もあり、掲載情報が信用できないこともあります。
注意
ハローワークは転職エージェントに比べて、相談員のスキルや求人情報の内容が薄いことがあるので、ハローワークのみでの転職活動だと情報量が不足する可能性が高いです。
ハローワーク利用者の転職活動の流れ
【窓口で必要書類を提出する】
ハローワークで求人を検索する時には特に必要書類はありませんが、失業給付金を受給したい場合は以下書類が必要です。
- 雇用保険被保険者離職票(1)
- 雇用保険被保険者離職票(2)
- マイナンバーカード
- 身分証明書
- 証明写真2枚
- 印鑑
そして求職申込書を記入し提出します。
【ハローワークカード受け取り】
上記書類を提出すると、ハローワークカードを受け取れます。
【紹介状の発行】
ハローワーク現地にて、紹介状を受け取ります。
【面接日程調整】
紹介状を用い、自分で企業へ連絡し応募の旨を伝えます。
面接日程の調整はすべて自分で行いましょう。
【面接・内定】
面接に入ると、ハローワークの職員からアドバイスをもらうことは基本的にありません。
直接企業とやり取りして進めていきます。
ハローワークでは求人情報の開示はありますが、そこからは自身で行動することが多いです。
以上が、ハローワークの利用方法の流れです。
③ジョブカフェ
全国各地に都道府県の運営にて設置されており、若者の自立、就職を応援するサービス施設です。
ジョブカフェは通称で、正式には「若年者のためのワンストップサービスセンター」と言います。
ジョブカフェの特徴としては、若年層のための就職支援に特化していることです。
ハローワークのような求人紹介はありませんが、ハローワークが併設されている場合が多いです。
イベントが充実しているのが特徴なので、若年層の方で、社会人としてのスキルを身に付けたい方や職業体験などをしてみたい方にはおすすめできる相談先です。
ジョブカフェについての詳細はこちらをクリック
ジョブカフェのメリット
- 若年層に合った転職・就職支援を受けることができる
- 若年層向けの就職支援なので、若年層に合ったフォローが期待できます。
- キャリアカウンセラーを有効活用できる
- ジョブカフェは民間の就職支援の企業に委託しているので、ハローワークよりキャリアカウンセラーの質が高いです。
キャリアカウンセラーがいるので、就職相談や面接の練習もしてくれます。
面接の練習や履歴書や職務経歴書の添削もしてくれます。
- さまざまなイベントがある
- 社会人としての基礎スキルを身につけるためのセミナーや人事担当者との交流会、職業別の仕事説明会、UIターン希望者のためのセミナー、職業体験など多種多様のイベントが盛りだくさんです。
- 充実した施設の利用が可能
- パソコン、プリンター、図書施設、カフェスペースなど、施設の内容が充実しています。
MEMO
ジョブカフェはカフェという通称の通り気軽に立ち寄ることができる就職支援センターになります。
特長は多種多様なイベントがあるので、興味のあるものに気軽に参加できることです。
ジョブカフェのデメリット
- キャリアカウンセラーのスキルにばらつきがある
- 転職エージェント同様、キャリアカウンセラーの経歴などによりスキルにばらつきがあります。
- 地域によってサービス内容が違う
- 地域によってサービス内容が違うので、最寄りのジョブカフェで受講したいセミナーが開催されていないなどはあります。
ジョブカフェ利用者の転職活動の流れ
各地域のジョブカフェで利用手続き方法が異なることもあります。
ここでは東京しごとセンターという29歳以下を対象としたジョブカフェの利用方法をご紹介します。
参考
ヤングコーナー 29歳以下の方東京しごとセンター
【受付】
直接ジョブカフェに出向き、総合相談の受付で利用申込書などに記入します。
初めて利用の方は、WEB上で案内のある「事前仮登録」を行うと手続きがスムーズになるのでおすすめです。
参考
ヤングコーナーご利用受付(事前仮登録)東京しごとセンター
【キャリアカウンセリング】
申込みをすると、キャリアカウンセリングおよびジョブカフェの利用説明を受けることができます。
【セミナー・イベント】
面接練習やマナー講座、就活の進め方に関するノウハウを知る講座など、さまざまなテーマに沿ったイベントを開催しています。
興味を持ったものを選択して受講しましょう。
【求人検索・求人応募】
ジョブカフェ自体では求人情報の提供はしていません。
併設しているハローワークなどを利用しましょう。
【内定・アフターフォロー】
選考中は、希望すれば面接対策を行ってくれます。
選考書類の添削を依頼することも可能です。
ハローワークと同様で、面接~内定までの企業とのやり取りは転職者自身が行います。
内定が決まり、就業開始後に不安な点がある場合は、再度ジョブカフェにて面談を行いアフターフォローを受けることもできるので安心です。
以上がジョブカフェの利用方法の流れです。
④ヤングハローワーク
ヤングハローワークは30歳未満の若者を対象にしたハローワークのことです。
ハローワーク同様、失業給付金や職業訓練を受けることもできます。
転職する意思があって、職業訓練に通いたい場合や失業給付金を受給しながら転職活動したい若者におすすめな相談先です。
ヤングハローワークついての詳細はこちらをクリック
ヤングハローワークのメリット
- 若年層に合った求人情報を提供してくれます。
- 求人情報はハローワークと同様ですが、若者向けの求人を多く紹介してくれます。
- 各種セミナーが開催されている
- 履歴書作成や面接の基本セミナーなどが開催されているので、気になったセミナーに参加することができます。
- カウンセリング時間が長めに設けられている
- 通常のハローワークよりカウンセリングの時間を長めに設けられているので、じっくりと相談することが可能です。
MEMO
通常のハローワークでできてヤングハローワークでできないことはないので、若年層はヤングハローワークに足を運ぶことをおすすめします。
ヤングハローワークのデメリット
注意
ハローワーク同様、全ての相談員に転職の知識があるわけではないことと、求人情報が最新ではないこともあります。
ヤングハローワーク利用者の転職活動の流れ
【受付】
各エリアにある施設にて受付を行います。
【キャリアカウンセリング】
職業相談コーナーにて、1対1でカウンセリングを行っています。
応募書類を作成するコーナーを設けている施設もあるため、ヤングハローワークにて書類を作成し、カウンセリングの際に添削して貰うことも出来ます。
また、職業適性診断などを利用し、より深く自分の就職準備を進めることも可能です。
【セミナー・イベント】
若者向けのさまざまなセミナーに参加出来ます。
同年代の方とグループワークを行っている場合もあるので、好きなテーマに参加してみてください。
【求人検索・求人応募・内定】
ここから先の流れはハローワークと同様です。応募後のやり取りは自身で行います。
参考
新宿わかものハローワーク 東京ハローワーク
⑤サポステ
サポステとは地域若者サポートステーションのことです。
「働くことに踏み出したい若者たち」に支援していく厚生労働省委託の支援機関です。
「コミュニケーションが苦手」「面接が怖い」「人間関係でつまずいた」「働いていく自信がない」などの若者からの相談をじっくり聞いてくれます。
求人紹介はしていませんが、働くことそのものや就活に自信のない方にはおすすめできる相談先です。
サポステについての詳細はこちらをクリック
サポステのメリット
- あらゆる講座がそろっている
- コミュニケーション講座やビジネスマナー講座、職場実習やパソコン講座まで総合面で就活を支援してくれます。
- 就活相談
- 履歴書、職務経歴書の書き方や面接練習をしてくれます。
- 就職後相談
- 就職後の悩みや不安に関してもフォローしていきます。
MEMO
サポステは就職に中々踏み切れない方のためのサポートなので、「自身がない方」「話すのが苦手な方」などさまざまな種類の悩みの相談にのってくれます。
サポステのデメリット
- 明確に転職活動のビジョンがある方には向いていない
- サポステはあくまでも転職活動に踏み出すためのサポートなので、明確に転職活動をしようとしている方には不向きです。
- 利用期間は6ヶ月間のみ
- 基本的に利用期間は6ヶ月のみとなっているので、短いと感じる方もいるでしょう。
サポステ利用者の転職活動の流れ
利用の流れは下記の通りです。
【予約・面談】
電話かメールにて問い合わせを行い、本人か保護者と面談を実施します。
電話受付しか行っていない施設もあります。
専門カウンセラーや医療機関を紹介されるケースもあります。
【キャリア相談】
登録を済ませたら、本格的なキャリア相談に入って行きます。
【支援プログラムの受講】
コミュニケーション講座、社会人入門セミナー、ジョブトレーニング、パソコン講座など、最適なプログラムを選び参加します。
【進路決定】
サポステでは直接の求人紹介を行っていない為、ハローワークにて引き続き求人を探してもらうなど、個別に進路を決定します。
参考
サポステって、どんなところ?サポステ 地域若者サポートステーション
⑥各種卒業校の就職相談施設
最後に、大学や短大、専門学校にある就職相談施設を利用するケースをご紹介します。
各種学校卒業後でも就職相談にのってくれるところもあります。
第二新卒の方で大学と企業の繋がりがありそうな場合はおすすめできる相談先です。
各種卒業校の就職相談施設についての詳細はこちらをクリック
各種卒業校にある就職相談のメリット
- 学校と企業との繋がりがあればいかせる
- 企業と学校の繋がりがある場合は、優先的にサポートしてくれることもあります。
- 通いなれた場所なので安心できる
- 卒業校なので通いなれていて、敷居が低く入りやすいです。
MEMO
新卒の就活時にも、よく就職相談室に通っていた方などは通いやすいでしょう。
各種卒業校にある就職相談のデメリット
-
- あくまでも在学生がメインで卒業生は後回しになることもあります。
- 職員の方は新卒採用の知識が多い
- 相談にのってくれる職員の方が新卒採用の知識をメインで持っている場合が多く、転職の知識がないこともあります。
各種卒業校にある就職相談の流れ
学校の就職相談施設を利用する場合、決まり切った流れはありません。自分に必要は項目だけピックアップして利用すると良いでしょう。
【面談を受ける】
各種学校のWEB上で問い合わせをするか、実際に現地に足を運んで面談を申し出ましょう。
学校の職員の方が、キャリア相談に乗ってくれます。
【資料を閲覧する】
だいたいの学校では、求人情報や先輩の入社した企業を一覧にして開放しているでしょう。
所属している学校の生徒限定の募集枠もあるため、有効に活用しましょう。
【OB/OG訪問】
大学でよく取り入れられているのがOB/OG訪問です。
自ら資料を閲覧し、気になる企業に就職している先輩とコンタクトをとります。
会社によってはOB/OGに一次面接の権限を与えている場合があるので、面接に通りやすくなる場合もあります。
【企業セミナーの受講】
各企業は、一定の大学・専門学校に足を運んで、企業紹介のセミナーを実施しています。
セミナーだけではなくインターンシップの紹介をしていることもあるので、チェックしてみてください。
【応募・面接】
転職エージェントのように、代理で応募はしてもらえませんので、自分で気になる企業へ応募し面接に進みます。
就職活動の相談は複数で同時進行すべき
ここまで6つのサービスを紹介してきました。
それぞれの特徴があるため、複数のサービスを利用して同時進行することをおすすめします。
同時進行すべきメリット
転職するならエージェント会社の手厚いフォローは欠かせないですが、もし転職する勇気が持てない場合はサポステにまず相談することもおすすめします。
また、失業給付金や職業訓練を受けたい場合はハローワークかヤングハローワークにも相談した方がよいでしょう。
まずはいくつかの興味あるサービスに出向いて、そこから自分に合うサービスだけをピックアップするのもいいです。
ひとつのサービスに絞らずに自分に合うサービスを見つけることが転職を成功させるためのポイントになります。
同時進行すべきデメリット
まだ離職しておらず現職で手一杯の方が、転職エージェント、ハローワークやジョブカフェを利用するとなると、自分で整理できなくなってしまうこともあります。
在職中に転職活動や転職の相談をしたい場合は無理のない範囲でサービスを受けることをおすすめします。
現役転職エージェント会社の方が伝授!転職のノウハウ
転職に関するプロである現役の転職エージェント会社の方に転職のノウハウについて質問ました。
転職相談をする前に参考にしてみてください。
転職する時期でおすすめできる時期はいつ?
いつでも問題ないです。
あえて言うなら、ボーナスをもらってから転職するケースが増えるので5月中旬と11月中旬は求人が増える傾向にあります。
また8月末と2月前半は新しい期の採用計画が出ることが多く、同じく求人が増える傾向にあります。
逆に、3月末から4月終わりまでは、新卒や新入社員の対応をしていることもあり、人事が機能しない企業もあります。
8月も夏休みなどの理由で採用が停滞することもあります。
転職すべき人、そうでない人はどんな人?
転職すべき人
- 今の仕事内容が嫌いな方
- 仕事内容に興味が持てず嫌いだと、仕事の効率がいつまで経ってもあがらないので辞めた方がよいでしょう。
- 物理的に今の会社でやっていけない場合
- 家族のことがあり、転勤できないが転勤を命じられた場合や、欠品が常態化し、売るものがないのに、成果が求められるなど、頑張っても物理的に無理な場合は辞めた方がよいです。
転職してはダメな人
- 他責での転職、改善ができない人
- 仕事がうまく行かない理由は、会社のせいだとばかり思っている方はどこに行っても変わりません。
まずはうまく行くように自分が変わることや、周りの環境を変えようとみずから動くことが必要です。
- やりたいことが明確でない、嫌だけしかない人
- 自分のやりたいことはないが、与えられた環境も嫌だと思う方は、主体性がないためまた短期での退職を繰り返す可能性があります。
まずは自分自身を振り返って自分のやりたいこと、できることを考え直すことが必要です。
書類選考はどうしたら通過しやすい?
- 5w1Hを職務経歴書に落とせている
- いつ、誰に どんな仕事をし、どんな成果が出た、そのために何をしたか、なぜそうしたのかが明確となっているものになっていれば、不要な書類選考落ちを回避できる可能性は高いです。
- エージェント会社を利用する
- エージェント会社は企業に本人に代わってプレゼンしてくれるので、書類選考が通過しやすいです。
また書類選考の添削もしてくれるので、書類そのものの仕上がりも良くなります。
注意
ただ、企業によっては過去の学歴や経歴を重要視するところもあり、どんなに書類選考の書き方がよくても落ちることもあります。
自己PRはどうしたらいい?
- 自分らしい成果とその成果を導けた行動を話せることが大切
- 自己PRとは自分を売り込むことを許された時間です。
成果を出せたことと、なぜ出せたのか、どんな行動をしたのかを語ることで自分のメリットを語ることで伝えられます。
- 企業のニーズを知る
- どんな人を採用したいのかを知っておきましょう。
ただ、漠然とPRするより、相手のニーズに合っていることを伝え、事実に基づくエピソードトークを展開すると良いです。
面接対策はどうしたらいい?
エージェント会社でもハローワークでも相談できる機関はほとんど面接の練習をしてくれたり、アドバイス貰うことができます。
ただ、どんな質問がされるか、どんな回答がその企業にとってベストなのかはエージェント会社が一番情報を持っています。
そのため、希望する企業が絞れている場合はエージェント会社に面接のアドバイス貰うことがベストです。
ブラック企業の見抜き方
一概には言えませんが、離職率、平均年齢、平均残業時間を聞いて総合的に判断するしかありません。
聞きにくい質問なので、エージェント会社やハローワーク経由で聞いてもらうのもいいでしょう。
まとめ
転職をする際の相談をどこにしたらいいか、お分かりいただけましたか?
転職エージェントは企業の知識、転職の知識、全てを兼ね揃えているので、最低ひとつは登録しておくべき相談機関と言えます。
ハローワーク、ヤングハローワークは求人情報がある上に、失業保険や職業訓練など各種給付を受けられます。
ジョブカフェは求人紹介はないものの、就職相談に乗ってくれるので気軽に立ち寄ることもできます。
サポステや各種卒業校は働くこと自体に自信がない方にも親身に相談に乗ってくれる機関です。
それぞれのメリットデメリットを理解した上で、まずはどこかに相談して転職への一歩を踏み出していただければと思います。
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