【現役ITエンジニアに聞いた】IT転職に強い資格、役立つ資格は何?

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パーソルテンプスタッフ株式会社に約6年在籍し、現在は人材紹介会社「株式会社アドバンスフロー」の代表取締役。
のべ約2,000名もの転職支援を行い、求職者が希望する仕事を得られるよう尽力。人材業界16年の経験から「転職はしっかりとした情報が得られれば得られるほど、理想の職場を見つけられる」と確信し、多くの人が情報を得られるよう、記事の監修も行う。

「IT企業の転職に強い資格はあるの?」「仕事に役立つ資格はあるの?」と疑問に思いませんか。

「資格があったほうが、転職に有利!」「資格よりも実務経験があるほうが転職しやすい!」とまったく逆の意見もあり、結局どちらなのか困ってしまいますよね。

この記事は、これからIT関係で転職する方のために、元IT企業で働いた経験のある方や現在もIT企業で働いている方にアンケートを実地し、

  • 国家資格・ベンダー資格、どちらの資格が転職に有利?
  • 現役ITエンジニアの方々が持っていてよかった資格は?
  • 現役ITエンジニアの方々からのメッセージ

を聞いてまとめました。

ぜひ転職活動の参考にご覧ください。

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国家資格とベンダー資格、どちらを取ったほうが転職に有利?

国家資格とベンダー資格、どちらを取ったほうが転職に有利

具体的にどのような資格がいいのか?それについては、次の段落「IT転職に強い資格は何?アンケート結果!」にてご紹介しています。

ベンダー資格とは?
IT関連製品の販売や製造する、企業・メーカーが自社で出している商品をどれくらい使用できるのかを試験にした民間の資格です。

「国家資格」がやや有利

企業によって、ITの国家資格は、社内評価・資格手当の対象になっていることが多いからです。
また、新卒採用のエントリーに「ITパスポート」を取得していることが条件と書かれていることもあります。

アンケートでは、

ベンダー系よりも面接時に食いついてもらえたから。転職時等にベンダー系よりは重要視頂いたため。

という回答をいただきました。

「ベンダー資格」は転職に不利というわけではない

国家資格がやや有利とはお話しましたが、ベンダー資格が不利というわけではありません。
以下の回答のように、面接時で自分のスキルをアピールできます。

面接時にどのくらいのスキルがあるのか分かって頂ける為。

また、ベンダー資格は、転職でアピールできる以外にも、業務の中で必要だったという回答が寄せられました。

実務で必要な基礎知識が習得できたため、またクライアントからの評価も高いため。

クライアントと話して恥ずかしくないぐらいの最低限の知識を身に付けられたから。

クライアントが評価してくれるということは、少なからず会社の利益にもつながる可能性があります。
ベンダー資格も評価している企業も必ずあります。

IT転職に強い資格は何?アンケート結果!

IT転職に強い資格は何?アンケート結果

資格を持っているITエンジニア、またはIT関連で働いたことがある方50名の方に聞きました。

※2018年9月上旬 クラウドワークスにてアンケート実地

持っていてよかった資格は?転職に強い資格は?仕事で役に立った資格は?

基本情報技術者

アンケートにお答えいただいた、8割の方が取得している資格でした。

転職する際、有利に働きました。

基本情報しか持っていないが、正社員で入社した時に資格手当てが貰えた

未経験でIT業界への就職を希望していたのですが、どの企業もこの資格を持っていることに興味を持ち採用してくれました。入社後は資格手当も支給されたので取得して良かったと思っています。

応用情報技術者

応用情報技術者も基本情報技術者と同じで、6割の方が持っている資格でした。

会社での昇級の一つとして、昇級した。課の評価につながった。

クライアントと話して恥ずかしくないぐらいの最低限の知識を身に付けられたから。

資格手当が毎月出るようになったから。

ITパスポート・情報セキュリティマネジメント

新卒採用に、ITパスポートを取得されていたり、パソコンを扱う企業でも取得を進める企業が増えてきました。

▼ITパスポート

ITパスポートと基本情報技術者で就職が早く決まった。その他の資格は初給料に大きく影響

▼情報セキュリティマネジメント

IT業界はセキュリティのことは必須のため

入社時に評価された、社員登用の際に資格取得が評価の一つとなった

国家資格その他 高度資格

▼情報セキュリティスペシャリスト

高度試験の資格は名刺に記載できる

▼ITストテラジスト

上流フェーズでの要件の取りまとめや、クライアントとのシステム構想の相談を行うために必要となる素養が身に付くため。
会社の資格手当に該当していたため取得した。取得時の一時金月に20万円支給された。

ベンダー資格

▼オラクルマスター

転職の際、この資格を取得していることで、1次面接は免除して頂いた

▼MCP

名刺にロゴを入れたので少しだけ自慢出来る。

▼その他のベンダー資格・全般

社内外問わずとても高く評価されました。

ぶっちゃけ資格って転職時に必要だった?現役ITエンジニアからのアドバイス

なんと、YesとNoが同数票でした。

転職に資格は必要だという方の意見

やはり有利だと思う。結局は人柄だったりかもしれないが、書類選考で落ちたりはしない。

私の場合、文系出身だったので、応用情報技術者を持っていたことがアピールでき、面接の局面においても評価され、それが少なからず採用につながったと思えるから。

未経験からの転職で、IT関係の資格を持っていた場合、やる気があると思われ成功する事例もあるようです。

転職に資格はいらないという方の意見

仕事が出来ることを証明できれば、資格は不要だったため。

転職では、資格よりも、転職先の職場で活躍できるか否かの人間性が重要視されます。このため、資格はあってもなくても同じだと思います。

ITの資格は、その資格がないと仕事ができないというわけではないので、資格よりも実務経験の方が大事だと思ったから

人間性、即戦力、実務経験が大事との意見です。

これからIT系へ転職を希望する方にメッセージをお願いします。

資格は無いよりは有ったほうがいいが、一番はこれからも勉強していけるかどうかです(入社してから取ったほうがお得な資格も会社によってはある)。意欲があればなんとかなります。

まずは、今の仕事をきちんとこなし、経験を多く積むことだと思います。IT技術者は、専門的なスペシャリストが多いですが、何にでも対応できるゼネラリストだと転職しやすいと感じました。

転職においては、資格を活かした結果積んでいった実績を評価されると思うので、資格そのものよりも実績の方が重要視されると思います。

常に新しいことを学ぼうとする姿勢だと思う。日々新しくなるので、今の知識だけで充分と思わない方が良いと思う。

資格は持っていて評価されないことはないので、可能ならIT関係の資格の取得を勧める。しかし、資格だけで採用に直結するわけではないので、比重としては、前職の経験でIT関係の企業でも評価されそうなことをアピールすることを重視するべきだと思う。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。
転職に必要なのは、勉強していくこと・学ぶ姿勢が大事でした。

IT企業は、常に新しい技術を追究しています。そのためには、自分で常に勉強していかなければいけません。そのために、資格を取得し転職する意欲をアピールすることができます。ですが、資格を取得してからでは転職のチャンスを逃してしまう可能性があります。

資格の勉強中であっても、自分が入りたい企業があれば応募していきましょう!

よりよい転職をするなら…
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この記事の執筆者
「法人派遣マッチング」ならびに
転職エージェント「♯就職しよう」運営
株式会社アドバンスフロー 代表取締役 中塚 章浩

大手人材サービス会社在籍で2,000名以上の就業に携わり、
「自分に合った派遣会社や人材紹介会社を選ぶ重要性」 を肌で感じてきました。この記事の執筆を通して、派遣会社や人材紹介会社を選ぶ際のミスマッチを少しでも解消できればと思っています。
現在、派遣会社と企業をつなぐ「法人派遣マッチング」と求職者と企業をつなぐ「転職エージェントサービス」を運営しており、それらから得られる最新情報をお伝えするべく、随時、記事の編集や更新も行っています。

経歴
パーソルテンプスタッフ株式会社に在籍後、2010年に株式会社アドバンスフローを設立し、求職者向け情報サイト「♯就職しよう」を運営。現在、#就職しようの執筆とともに、転職・就職などHR領域に関するサービスを多数展開中。 ・執筆者の詳しい経歴はコチラ
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