男性は総務事務として採用される？採用された場合の3つの注意点と3つの問題をチェック！

記事監修
株式会社アドバンスフロー 代表取締役
中塚 章浩
著書「面接の疑問 Q＆A」・Twitter

パーソルテンプスタッフ株式会社に約6年在籍し、現在は派遣会社「株式会社アドバンスフロー」の代表取締役。
のべ約2,000名もの転職支援を行い、求職者が希望する仕事を得られるよう尽力。人材業界16年の経験から「派遣はしっかりとした情報が得られれば得られるほど、理想の職場を見つけられる」と確信し、多くの人が情報を得られるよう、記事の監修も行う。

「男性は派遣の総務事務に採用されるのだろうか？」
「採用された場合の注意点や問題があれば知りたい！」
このようなお悩みを抱えていませんか？

総務事務は女性向けの仕事というイメージがあるため、男性が働きたいと思っても採用されるかどうか不安になると思います。

また、総務事務に採用されたあと、働く上での注意点についても気になりますよね。

でも皆さん、安心してください！

この記事では男性が総務事務に採用された場合に考えられる注意点と問題について詳しく解説しています。

男性の皆さんが総務事務として活躍できることを心から祈っています。

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男性は総務事務に採用されるのか？

男性も条件によっては総務事務に採用されることがありますが、そのハードルはかなり高くなる可能性があります。

派遣先企業の多くは総務事務の求人に対して女性の採用を想定しているため、男性が応募してきた場合は、仕事をきちんとこなせる資質があるかを厳しくチェックされます。

お茶出しやコピー取り、ファイリングといった仕事を、不満を口にせずこなせるかを問われるのです。

また、派遣先企業の総務部で女性の比率が高い場合は、男性社員を採用したあと職場環境に馴染めるかどうかなどを心配されることもあります。

男性が総務事務として働く際の3つの注意点

総務事務が女性の仕事と捉えられているのは、男性が総務事務として働く場合にいくつかの注意点が生じる可能性があるためです。

その内容を1つ1つ確認し、自分にとって注意すべき問題となるかを応募前にチェックしておきましょう。

仕事内容は事務が中心である

総務事務の仕事はその名の通り事務がメインであり、事務には女性的なイメージが強いです。実際、女性特有の細やかさが求められる仕事が多いため、大抵の会社が事務担当として女性を採用したいと考えています。

これらの点もよく理解し、それでも働きたいという意思があるなら、勇気を出して応募してみましょう。

仕事に必要なスキルがいくつかある

総務事務の仕事をこなすにはパソコンスキルや整理・管理能力などが必要となります。

会社は即戦力となる人を採用したいので、前職でも事務の経験がある人を求めます。自分のスキルに自信がある人は、面接の際にしっかりアピールすることを忘れないでください。

昇格には時間がかかる

総務事務は、総務部の他のメンバーに比べるとそれほどの重責もなく、仕事の内容も事務が中心なので、昇格に時間がかかる可能性があります。

男性が仕事をする上で大きなモチベーションとなるのが、昇給や昇格です。しかし、女性の仕事として認識されている総務事務の仕事は、昇格があまり望めず、昇格できたとしても時間がかかります。

中には、総務部に所属して総務事務を担当すれば、いずれは総合職となり、課長や部長へ昇格できると考える男性がいます。しかし、一般職の総務事務が総合職に就くのは、知識や経験の面からまず不可能と考えておきましょう。

「総務事務としてコツコツ働き、相応の評価を得られれば十分」と考えられるかどうかが、男性がこの仕事を選ぶ上での重要なポイントになります。

男性が総務事務として働く際の3つの問題

男性が総務事務に採用された場合の注意点にある通り、事務職の仕事は女性向けのものがほとんどです。

ここからは、実際にどんな問題が生じるのかを解説していきます。自分がこれらの問題を乗り越えられそうか、よく考えてみましょう。

周囲が女性ばかりの可能性がある

総務事務に採用された場合、周囲が女性だらけとなるので、職場になじめなかったり肩身が狭い思いをしたりする可能性があります。女性側も扱い方が分からずに戸惑うでしょうし、男性が女性と同じ仕事をすることに理解を示さない人がいるかもしれません。

「女性と接することが苦痛ではないから大丈夫」と思っていても、実際に女性たちの中に入ると、思ったように行動できないものです。男性が総務事務として働くには、女性達の和に入るという壁を乗り越える必要があるということを認識しておきましょう。

給与がやや低めである

一般職である総務事務の仕事の給与は、総合職の給与に比べると低めです。

総合職では、業績を上げるなどして昇給と昇格の機会を得ることができます。しかし、補佐的な業務を行う一般職の総務事務の仕事は、総合職に比べるとどうしても評価が低めです。そのため、昇給や昇格の機会は少なく、給与も低くなります。

ある程度の収入を望む男性であれば、総務事務の給与は心細く感じられることでしょう。そうした給与面での不利もよく理解した上で、応募を決めるようにしましょう。

同年代が上司になる可能性がある

総務事務として就職した場合、同年代の男性が自分の上司になる可能性があります。

総務部には必ず管理職がいますが、そのほとんどは男性です。もし、自分と同年代の上司の下で働くことになった場合、何かとやりづらくなる可能性があります。

総務事務としての立場を理解していても、実際に同年代の人が自分の上司になれば、穏やかな気持ちではいられないでしょう。そうした気持ちから、つい反発したくなることがあるかもしれません。このような可能性があることも、事前に把握しておきましょう。

まとめ

総務事務は女性限定の仕事ではありませんが、女性がこの仕事に就くのが一般的と考えられてます。

この記事をまとめると、「男性も総務事務の仕事に就くことはできますが、さまざまな注意点や問題があると理解しておくことが必要」ということになります。

ただ、職場になじむことさえできれば、男性であっても総務事務の仕事にやりがいを感じられるでしょう。この記事が、あなたの就職活動のお役に立てば幸いです。

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