元派遣&転職会社で約6年勤務
こんな疑問を抱えていませんか?
この記事では転職会社で6年の勤務経験のある筆者が、あなたの疑問を解決します!
この記事では…
- 一般事務の平均給与
- 一般事務の初任給
- 一般事務は年収が上がりにくい?
- 正社員と派遣社員の給与の差
このような点について、詳しく紹介しています。
転職活動のなかでは「給与について正しい情報を知る」ということはとても大切なポイントです。
この記事があなたの一般事務への転職をサポートしていきます。
あなたの転職成功を心から願っています。
一般事務の平均給与はどれくらい?
元派遣&転職会社で約6年勤務
そこで、今回は国税庁の「平成29年職種別民間給与実態調査」というデータをもとに「事務員の年代別・平均給与」を調査しました。
▼【事務係員】平成29年4月分平均支給額
年齢階層 | きまって 支給する給与 |
うち 時間外手当 |
うち 通勤手当 |
---|---|---|---|
~20歳未満 | 193,678円 | 15,127円 | 8,646円 |
20歳以上~24歳未満 | 245,551円 | 28,721円 | 13,388円 |
24歳以上~28歳未満 | 288,573円 | 40,567円 | 13,065円 |
28歳以上~32歳未満 | 319,755円 | 40,482円 | 13,017円 |
32歳以上~36歳未満 | 343,052円 | 44,501円 | 14,109円 |
36歳以上~40歳未満 | 351,238円 | 43,399円 | 14,749円 |
40歳以上~44歳未満 | 347,225円 | 38,370円 | 13,835円 |
44歳以上~48歳未満 | 358,703円 | 38,014円 | 14,885円 |
48歳以上~52歳未満 | 369,065円 | 37,066円 | 12,107円 |
52歳以上~56歳未満 | 373,682円 | 37,249円 | 13,045円 |
56歳以上~ | 372,111円 | 29,392円 | 12,531円 |
平均金額 | 329,430円 | 39,559円 | 13,549円 |
引用:国税庁「平成29年職種別民間給与実態調査の結果-表7 職種別、年齢階層別平均支給額」
事務員の給与の平均値は上記のような調査結果となりました。
このデータから、事務員の給与は36歳くらいまでは昇給を見込め、36歳以上になると金額にあまり変動がなくなる傾向にあるといえます。
※注意点※
国税庁のデータは一般事務のほか「営業事務・経理事務・総務事務」などすべての事務職の給与平均値となっています。
一般事務は他の事務職と比べ、専門性を必要としないので基本給が低いため、平均給与はこのデータ上の金額よりも低くなるということを頭に入れておきましょう。
表7 職種別、年齢階層別平均支給額民間給与の実態(平成29年職種別民間給与実態調査の結果)-国税庁
一般事務の初任給はどれくらい?
元派遣&転職会社で約6年勤務
今回は国税庁「平成29年職種別民間給与実態調査の結果」というデータをもとに初任給について調査しました。
「事務員の初任給」の目安となる金額を「大卒・短大卒・高卒」と最終学歴ごとにご紹介します。
▼事務員の初任給
大卒の場合…18.0~21.5万円
短大卒の場合…16.5~18.0万円
高卒の場合…15.0~16.5万円
企業規模(従業員数)に関わらず、これくらいの金額を初任給に設定している企業が多いようです。
※注意点※
国税庁のデータは一般事務のほか「営業事務・経理事務・総務事務」などすべての事務職の給与平均値となっています。
一般事務は他の事務職と比べ、専門性を必要としないので基本給が低いため、初任給はこのデータ上の金額よりも低くなるということを頭に入れておきましょう。
表4 事務員・技術者の初任給金額階層別、企業規模別、学歴別事業所分布民間給与の実態(平成29年職種別民間給与実態調査の結果)-国税庁
一般事務は年収が上がりにくいって本当?
元派遣&転職会社で約6年勤務
一般事務は営業職のように会社の利益に結びつく仕事をすることがなく、インセンティブ(報奨金)を手にすることがありません。
年収を確実に上げたい方は、求人票をじっくり読み「昇給制度」の整った会社を選ぶようにしましょう。
正社員と派遣社員の給与の差
元派遣&転職会社で約6年勤務
ハローワークや派遣会社の求人検索機能を利用して、一般事務の平均給与を調査したところ…
- 月収…派遣社員のほうが高いことが多い
- 年収…正社員・派遣社員どちらもあまり差がないことが多い
という結果となりました。
具体的な金額は…
正社員 | 派遣社員 | |
---|---|---|
月収 | (基本給)180,125円 +残業代 +交通費・その他手当 |
(基本給)249,590円 +残業代 |
年収 | (基本給)2,161,500円 +残業代 +交通費・賞与・その他手当 |
(基本給)2,995,080円 +残業代 |
上記の表からもわかるように、基本給は派遣社員のほうが高いですが、正社員には「賞与・交通費・その他手当」といった基本給以外の収入があるため、年収に換算するとあまり差がなくなります。
その他にも正社員には
- 昇給
- 育休・産休・介護休暇などの制度
このような昇給制度や福利厚生があるのでライフプランが変わっても安心して長く働き続けることができるという点が正社員と派遣社員の大きな違いです。
また、派遣社員は「時給制」で働くことが多いため「祝日が多い月」や「病欠をたくさん取ってしまった月」など、勤務日数により収入にバラつきが出てしまうことがあります。
その点、正社員は「月給制」の場合が多いので安定した収入が得られます。
一般事務の求人を選択するときの参考になさってみてください。
まとめ
元派遣&転職会社で約6年勤務
一般事務の給与についてご理解いただけましたか?
この記事のポイントをおさらいしましょう。
- 一般事務の平均給与(目安)は…
●全年代の給与平均は329,430円
●36歳までは昇給がある可能性が高い - 一般事務の初任給(目安)は…
●大卒の場合…18.0~21.5万円
●短大卒の場合…16.5~18.0万円
●高卒の場合…15.0~16.5万円 - 一般事務の年収は…
●他の職種に比べ上がりにくい
●正社員を目指す人は、昇給制度の整った企業を選ぼう - 正社員と派遣社員の給与は…
●月収…派遣社員のほうが高い
●年収…正社員と派遣、どちらも同じくらい
ただし、正社員は給与以外の面で福利厚生や産休や介護休暇を利用できるので安心して長く働くことができる
一般事務には正社員や派遣社員など、さまざまな働き方があります。
正社員と派遣社員の「給与の違い」や「メリットやデメリット」をしっかり把握したうえで、転職活動を進めていきましょう。
あなたの一般事務への転職成功を心から願っています。
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