税理士とは?仕事内容、資格、年収、求人状況、やりがい、将来性など

税理士とは


税理士の仕事内容は?

税理士の仕事

税理士は、その名のとおり、税に関する仕事を行います。
具体的には、納税者の代理として税金の申告を行う「税務代理」、税務署に提出する「税務書類の作成」、税関連の相談に乗る「税務相談」が主な仕事です。

この3つは税理士の資格がなければできない独占業務で、いわば、会計業務や納税に関するプロフェッショナルというわけです。

税理士の主な就職先は?

税理士の就職先

税理士の主な就職先は、

  • 「会計事務所や税理士事務所」
  • 「税務署や市区町村の自治体」
  • 「一般企業の経理・財務・会計部門」
  • 「コンサルティング企業」
の4つです。

それぞれ担当業務が異なり、税理士としてどのような仕事がしたいのかという希望に合わせて就職先を選びます。

税理士の1日は?

時間

一般的な税理士事務所で働く職員の1日の仕事は、「顧客のところに出向いて行う業務」と「事務所内で行う業務」の2つに分かれます。

顧客のところに出向く業務としては監査などがあり、1日当たり1~2件程度の監査を行います。事務所で行う業務としては顧客の決算作業などがあり、出先から戻ったあと順序立てて行います。

8時30分 出社
メールのチェック
9時00分 朝礼
今日の業務予定や訪問予定などを全員で共有
10時00分 アポイント1件目
顧客を訪問して、決算書の暫定版を提出し、打ち合わせる
12時00分 昼食
外出先で昼食
13時30分 アポイント2件目
顧客を訪問し、新規事業に関する融資先と融資額の相談を受ける
15時00分 帰社
顧客から依頼された仕分け業務と入力業務をアシスタントへ依頼
16時00分 会議
各顧客に関する今後の展開を会議で共有
18時00分 退社
業務日報を提出し、帰宅

税理士になるには?

税理士になるためには、試験に合格して資格を取得する必要があります。その試験を受験するには、定められた受験資格を満たす必要があり、その条件は学識・資格・職歴によって異なります。

学識による受験資格
大学、短大または高等専門学校を卒業した者で、法律学または経済学を1科目以上履修した者
大学3年次以上で、法律学または経済学を1科目以上含む62単位以上を取得した者
一定の専修学校の専門課程を修了した者で、法律学または経済学を1科目以上履修した者
司法試験合格者
公認会計士試験の短答式試験に合格した者
資格による受験資格
日商簿記検定1級合格者
全経簿記検定上級合格者
職歴による受験資格
法人または事業を行う個人の会計に関する事務に2年以上従事した者
銀行、信託会社、保険会社などにおいて、資金の貸し付け・運用に関する事務に2年以上従事した者
税理士・弁護士・公認会計士などの業務の補助事務に2年以上従事した者
参考

税理士試験受験資格の概要国税庁ホームページ

参考

税理士試験の概要国税庁ホームページ

税理士になるための学校・学費は?

学費

税理士になるためには必ずしも学校に通う必要はなく、独学で試験に合格する人もいます。
試験の合格を目指すための資格の学校もあり、資格の学校TACの場合、2年~3年のコースで総額75万円前後かかります。

参考

税理士試験の学校費用資格の学校TACのホームページ

税理士になるための試験の難易度は?

税理士の試験では、必須2科目を含む5科目に合格する必要がありますが、
いずれの科目も合格率が10~20%前後と、難易度の高い試験です。
なお、税理士試験を受ける必要のない公認会計士の合格率は10%程度と、難易度がより高くなっています。

税理士の給料・年収は?

MR給与

厚生労働省の調査によると、2015(平成27)年度の税理士(公認会計士含む)の年収は6,727,200円でした。
独立している税理士であれば、年収1000万円以上という人も珍しくありません。
民間企業に勤務する税理士の場合は、企業規模によって年収が大きく左右されますが、基本的には高給といえるでしょう。

参考

税理士の年収厚生労働省

税理士のやりがいとは?

税理士やりがい

税理士のやりがいの一つに、「仕事を通じて多くの人を手助けできる」ということが挙げられます。
日本は税金の種類が多く、専門知識のない一般人が税額を正しく計算したり申告したりするのは難しいです。
その補助ができるのが税理士で、個人から企業まで多くの人から頼りにされる存在です。

税理士のつらいことは?

つらいこと

税理士の大きな業務として「税額の計算」がありますが、それはとても複雑で、法律が変われば計算方法が変わることもあります。
計算の間違いなどによって税を正しく収めることができなくなると、税理士だけではなく、依頼した納税者も社会的信用を損失することになります。
そうならないよう、税理士には正確な仕事が求められます。
この点をつらいことに挙げる人も少なくありません。

税理士に向いている人、 向いていない人は?

細かい積み重ね

税理士に向いているのは、細かい業務の積み重ねを苦にしない人です。
チームで仕事をすることも多く、顧客と向き合う仕事ですので、コミュニケーション能力の高い人も向いているでしょう。
反対に、細かい計算が苦手な人、大雑把な性格の人は、税理士にはあまり向いていないといえます。

税理士になった人の志望動機は?

電卓を持つ男性

税理士になった人に志望動機を聞くと、「自分自身の性格や特性に合っていた」「会計業務に興味があった」など、興味や特技を生かせるといったことが挙げられました。
また、収入の高さなどを挙げる人もいました。

税理士の雇用形態は?

雇用形態

税理士の主な雇用・就業形態としては、民間企業などに雇われて働く形態と、自分で事務所を開くなどして独立して業務を行う形態の2種類があります。
将来的な独立を見据えて、さまざまな企業・業種で転職を繰り返すという人も少なくありません。

税理士の勤務時間や休日は?

カレンダー

民間企業に勤務する場合は、雇用契約に則って企業の勤務時間に合わせて仕事を行います。独立して税理士として仕事をする場合は、自分自身で勤務時間を決めることができます。

とはいえ、税理士の顧客は中小企業が多いことから、税理士の休日も必然的にカレンダーどおりの土・日・祝日となることが多く、お盆や正月に長期休暇がとれるところもあります。
しかし、繁忙期である確定申告の時期は休日出勤も少なくありません。また、顧客が週末も営業している場合はそちらに合わせることもあります。

税理士の求人・転職状況は?

転職状況

税理士業界は景気や社会情勢に影響を受けやすく、需要は高まっています。
一方、受験生や合格者が減少傾向にあり、とくに若手の人材が減っていることから求人も増えており、20代や30代の人材であれば就職・転職活動が行いやすい状況です。

税理士の将来性は?

AI

AI(人工知能)などの発達により、「資格があれば安泰」というわけではなくなりつつあります。
今後も税理士として活躍するためには、その資格でできることや、AIには難しい顧客との綿密なマッチングなどを考えなくてはなりません。

税理士の仕事で身につくスキルは?

スキル

税理士として仕事することで身につくスキルとしては、
計算能力はもちろん、数字を見て財産の状態や利益・損失を読み解く力、税金への理解力などがあります。
顧客との打ち合わせなどでは、コミュニケーション能力なども身につくでしょう。

税理士のキャリアアップの選択肢は?

税理士としてキャリアアップするためには、専門性を高める必要があります。そのためには、
顧客の幅を増やす、難易度のより高い業種に挑戦するといったことが挙げられます。

また、新たにアドバイザーとしての需要も高まっており、より高度な税制への精通もキャリアアップに一役買ってくれます。

税理士のメリット・デメリットは?

税理士として働くメリットは、安定収入を得ることができる点です。
資格があれば全国で活躍することができます。

デメリットは、独立が難しい点です。知識があれば独立できるというわけではなく、営業力や人脈などを得る必要があります。


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