株式会社アドバンスフロー 代表取締役
中塚 章浩
著書「面接の疑問 Q&A」・Twitter
パーソルテンプスタッフ株式会社に約6年在籍し、現在は派遣会社「株式会社アドバンスフロー」の代表取締役。
のべ約2,000名もの転職支援を行い、求職者が希望する仕事を得られるよう尽力。人材業界16年の経験から「派遣はしっかりとした情報が得られれば得られるほど、理想の職場を見つけられる」と確信し、多くの人が情報を得られるよう、記事の監修も行う。
「一般事務に転職するにはどうすればいいの?」
そんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、そんなあなたの悩みを解決します!
たとえば…
- 【ハローワーク/派遣会社/転職エージェント/転職サイト】の特徴と求人数
- 一般事務の正社員になるにはどうすればいいの?
- 未経験者でも一般事務になれるの?
- 一般事務に向いているのはこんな人!
- 「志望動機の作り方」と「面接で意識すべきポイント」
など、一般事務への転職に役立つ情報をご紹介します。
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目次
一般事務の「求人数」と「雇用形態」の傾向
一般事務になるためには、ハローワークや転職エージェントといった「転職支援機関」を利用して転職活動を行うのが一般的です。
この記事では「各転職支援機関の一般事務の求人数」を「正社員・契約社員・派遣社員」といった雇用形態ごとに調べてみました。
- ハローワーク
- 派遣会社
- 転職エージェント
- 転職サイト
※調査方法
調査日:2018年10月18日
地域:東京都
職種:一般事務・OA事務
【転職支援機関/一般事務の求人数】
雇用形態別:求人数 | 正社員 | 契約社員など | 派遣社員 |
---|---|---|---|
ハローワーク | 1,411 | 368 | 65 |
テンプスタッフ | 123 | 83 | 7397 |
リクルートスタッフィング | – | – | 3,008 |
パソナ | – | – | 2,069 |
スタッフサービスグループ | – | – | 1,896 |
マンパワーグループ | 5 | 10 | 740 |
パソナキャリア | 378 | – | – |
LHH転職エージェント | 218 | – | – |
リクナビNEXT | 444 | 74 | 8 |
マイナビ転職 | 385 | 66 | 5 |
一般事務全体の求人は
【派遣社員>正社員>契約社員】
の順番に求人数が多いことがわかりました。
また、転職支援機関ごとに求人数をみていくと
- 「派遣会社は一般事務求人が多いので、いますぐ一般事務の仕事に就きたい人は派遣会社に登録すべき」
- 「正社員の求人は派遣社員に比べ少ないため、正社員になりたい人はハローワークと転職エージェントをフル活用した転職活動をすべき」
各転職支援機関の特徴を理解することで、「無駄がない、スムーズな転職活動」を進めていくことができます。
「一般事務」求人を探す4つの方法
一般事務の求人を探すには、下記の転職支援機関を利用して求人検索するのが一般的です。
- ハローワーク
- 派遣会社
- 転職エージェント
- 転職サイト
ここでは
- 各転職支援機関の「メリット・デメリット」
- 正社員や派遣社員など「雇用形態別の求人数と傾向」
これらを理解することにより、「自分の目的に合わせた転職活動」をスムーズに進めることができます。
※調査方法
調査日:2018年10月18日
地域:東京都
職種:一般事務・OA事務
①「ハローワーク」特徴と求人数
ハローワークの「一般事務の正社員求人」は他の転職支援機関と比べ、圧倒的に求人数が多いです。
「一般事務の正社員求人」を検索する場合、まずはじめにハローワークを利用してみましょう!
▼「ハローワーク」を利用するメリット
- 正社員求人の掲載数が多い
- 企業名を公開して求人を出している企業が多いので検討しやすい
▼「ハローワーク」を利用するデメリット
- 自分で応募したり、企業と連絡を取る必要がある
▼「ハローワーク」一般事務の求人数と傾向
サイト名 | 正社員 | 契約社員 など | 派遣社員 |
---|---|---|---|
ハローワーク | 1411 | 368 | 65 |
また、ハローワークは一般事務の「契約社員」や「官公庁の臨時職員」の求人の掲載数が多いので、このような仕事を探している方にはハローワークの利用をおすすめしています。
②「派遣会社」特徴と求人数
「正社員じゃなくてもいいから、とにかく一般事務として働きたい!」
そんな場合は派遣会社へ登録し、一般事務の仕事を紹介してもらいましょう。
派遣会社は一般事務の「派遣社員求人」を多く持っており、応募のチャンスも増えます。
また、「未経験可」や「経験不問」といった求人も所有しているため「未経験の方が一般事務になれる可能性」が高くなります。
▼「派遣会社」を利用するメリット
- 一般事務の求人数が常に多いので一般事務職に就ける可能性が高い
- 無料のパソコン講座やオフィスマナー講習などのサービスを行っている(派遣会社により内容が異なります)
- 紹介予定派遣の場合、一定期間が過ぎたあとに企業と直接雇用に切り替えてもらうことができる
▼「派遣会社」を利用するデメリット
- 通常派遣の場合、同企業・同部署で3年間までしか働けない可能性がある
▼「主な派遣会社」一般事務の求人数と傾向
サイト名 | 正社員 | 契約社員 など | 派遣社員 |
---|---|---|---|
テンプスタッフ | 123 | 83 | 7397 |
リクルートスタッフィング | - | - | 3008 |
パソナ | - | - | 2069 |
スタッフサービス | - | - | 1896 |
マンパワーグループ | 5 | 10 | 740 |
応募条件、勤務地、時給、交通費の有無など自分のスキルや希望条件に当てはまる求人があればどんどん応募してみましょう。
「派遣社員求人」の中には、派遣社員と入社したあと「企業との直接雇用」となる求人もあります。
一つの企業に長く勤めたい方は、そういった求人を検討してみてください。
採用の可能性を増やすためには「2~3社以上の派遣会社に登録すること」をおすすめしています。
③「転職エージェント」特徴と求人数
「一般事務の正社員に転職したいけど、スキルや経歴に不安がある!」
そんな方には転職エージェントを利用した転職活動をおすすめします。
転職エージェントは「正社員への転職をサポートする無料転職支援サービス」です。
「応募書類の添削サービス」や「面接対策」といった、転職活動に不安がある方、自信が無い方に役立つサービスが充実しています。
▼「転職エージェント」を利用するメリット
- 応募書類の添削・面接対策・面接後のフィードバックなどを無料で行っている
- キャリアカウンセリングを通じて自分の経歴を客観的に確認することが出来る
- 応募の際は転職エージェントが推薦文を提出してくれる(転職エージェントによりサービスの内容が異なります)
▼「転職エージェント」を利用するデメリット
- 一般事務の求人数がハローワークや派遣会社と比べ少ない
▼「主な転職エージェント」一般事務の求人数と傾向
サイト名 | 正社員 | 契約社員 など | 派遣社員 |
---|---|---|---|
パソナキャリア | 378 | - | - |
LHH転職エージェント | 218 | - | - |
初めての転職活動や、自分のスキル・経歴に自信のない方には登録をおすすめしています。
④「転職サイト」特徴と求人数
「求人検索から応募まで、すべて自分で行いたい!」
「いろんなサイトの求人をまとめて検索したい!」
そんな方には転職サイトを利用した転職活動をおすすめしています。
▼「転職サイト」を利用するメリット
- 自分のペースで転職活動を進めることができる
- いろんな転職支援機関の求人情報をまとめて検索することができる
▼「転職サイト」を利用するデメリット
- 直接応募できる求人以外にも、派遣会社に登録が必要な求人などが混在しているので確認が必要
- すべての手続きを自分で行うので、スケジュール管理が苦手な人には向かない
▼「主な転職サイト」一般事務の求人数と傾向
サイト名 | 正社員 | 契約社員 など | 派遣社員 |
---|---|---|---|
リクナビNEXT | 444 | 74 | 8 |
マイナビ転職 | 385 | 66 | 5 |
色々なコンテンツを上手に利用しながら「自分に合った転職方法」を見つけてください。
一般事務の正社員になるには
一般事務の正社員求人は常に人気があり、倍率の高い職種です。
特に近年、企業は一般事務を「正社員」ではなく、雇用期間に定めがある「派遣社員」として採用することが多く、新卒採用・中途採用ともに「正社員」の採用枠が年々減少しています。
そのため、正社員求人は公開されるとすぐに応募が殺到し、期限前に募集を締め切ってしまう企業もあります。
「正社員」として一般事務への転職を考えている方は、
- 新着求人票をこまめにチェックする
- 気になる求人があればすぐに応募できるよう、履歴書や職務経歴書を用意しておく
一方、「派遣社員」は求人数も多く、実務経験がない方でも採用される可能性が高いです。
雇用形態に関わらず「いますぐ一般事務の仕事に就きたい!」と考えている方は派遣社員の求人に応募することをおすすめします。
未経験者は一般事務になれるのか?
未経験の方でも「一般事務」になることは可能です。
一般事務の仕事には「専門的な知識や実務経験」を必要としないため、他の事務職と比べ未経験者が目指しやすい職種といえます。
ただし「未経験者」と「経験者」が同じ求人に応募した場合、書類選考や面接で未経験者のほうが不利となる可能性があります。
選考の際に、自分の長所や強みをでしっかりアピールできるよう、応募書類の推敲や面接対策など「事前の準備」をしっかりと行うことが大切です。
「一般事務」に向いているのはこんな人
一般事務に向いているのは「事務処理能力が高く、スケジュール管理能力が高い人」です。
一般事務は他の事務職と比べ、業務内容の幅が広いため
- 仕事のスピードと正確さ
- 仕事の優先順位を組み立てる力
- 突発的な仕事にも柔軟に対応できる
こういった能力を持ち合わせている方に向いている仕事と言えます。
「一般事務」への転職に必要なスキル
一般事務への転職には「Office系スキル(Excel、Word、PowerPointなど)」やタイピングスピード・ブラインドタッチ」といったパソコンスキルが必要不可欠です。
この2点が「一般事務への転職に必要な理由」について紹介していきます。
Office系スキル(Excel・Word・PowerPointなど)
一般事務の仕事はパソコンを使った作業が多い傾向にあります。
ExcelやWord、メール操作などパソコン基本的な操作は一般事務の職に就く上で最低限必要なスキルです。
タイピングスピード・ブラインドタッチ
タイピングスピードの速さやブラインドタッチは「事務処理能力の高さ」に繋がる重要なスキルです。
もし自信がない場合はインターネット上の練習サイトを利用して腕を磨きましょう。
「一般事務」に生かせる経験・スキル
一般事務の仕事には前職の「接客スキル」や「整理整頓・字が綺麗に書ける」といったスキルを生かすことができます。
接客スキル(販売・営業・テレフォンオペレーター)
一般事務未経験の方でも接客スキルがある方は、その経験を生かすことができます。
一般事務の仕事には電話応対や来客応対がつきものです。
接客業やテレフォンオペレーターの仕事の経験がある方は、電話応対や来客応対のスキルが備わっているといえます。
転職活動の中で経験談を上手にアピールすることで、企業の人事担当に好印象を与えるとができます。
整理整頓
一般事務の業務の中には「事務所内の整理整頓」という作業が含まれていることが多いです。
普段から整理整頓が好きな方はその能力を生かすことができます。
字が綺麗な人
一般事務の業務のなかには「文字を書く業務」も存在します。
- 郵便物の宛名書き
- ご祝儀・ご香典の代筆
「字を綺麗に書ける人」はこのようなときに、その能力を生かすことができます。
「一般事務」への転職活動で注意すべき2つのポイント
一般事務への転職活動では
- 「志望動機が他の応募者と似たり寄ったりになりそう」
- 「面接でなにをアピールすればいいかわからない」
といった悩みを抱える方が多いです。
ここでは「一般事務への転職活動で特に注意すべき2点」
- 「志望動機の作り方のポイント」
- 「面接時に意識すべきポイント」
について紹介していきます。
①志望動機の作り方のポイント
志望動機を作成するときは「一般事務職を志望する理由」ではなく「その企業を志望する理由」を考えましょう。
「その企業を志望する理由」をしっかりと伝えることで「その企業に入りたい!」という意思が企業の採用担当者に伝わりやすくなります。
事前に企業調査をしっかりと行い
- 御社の製品に愛着があり、是非この企業で働きたいと思いました
- 御社の○○という経営方針に共感し、企業の一員として働きたいと思いました
- 御社の女性社員に対する「働き方改革」の体制に魅力を感じ、この企業なら末永く働くことができる環境だと思いました
- パソコン作業が得意だから
- 仕事内容が自分に向いていると思ったから
このような理由は「その企業を志望する理由」ではなく「一般事務職を志望する理由」なので、採用担当者の心には響きませんので、くれぐれも注意しましょう。
面接時に意識すべきポイント
面接時に意識すべきポイントは「口角を上げる」「採用担当者の目を見て話す」の2点です。
この2点を意識することにより「コミュニケーション能力が備わっている人」という印象を採用担当者に与えることができます。
一般事務はさまざまな社員の仕事をサポートする機会が多く「コミュニケーション能力が備わっている人を採用したい」と考えている企業が多いため、こういったアピールは非常に大切です。
ここからは面接で意識すべき2点について、さらに詳しく紹介していきます。
①口角を上げる
面接のときに一番意識するべきなのは「口角を上げる」ことです。
口角が上がると「自然な優しい笑顔」を作ることができ、採用担当者に良い印象を与えることができます。
面接のように短い時間でその人を評価しなければならない場合「不愛想な人」はコミュニケーション能力が低いと判断されてしまう可能性が高くなります。
面接で緊張しやすい人は「日常生活の中でも常に口角を上げてみる」ことを意識してみましょう。
不思議と緊張した状態でも口角を上げることができるようになります。
②採用担当者の目を見て話す
昔から定番の面接対策ですが「採用担当者の目を見て話す」というのはとても重要なポイントです。
緊張している状態でも、できるだけ相手の目(顔)を見ながら面接の受け答えを行ってください。
「面接に自信がない、どうしても緊張してしまう」
そんな方は転職エージェントに登録して「無料の模擬面接サービス」を受けてみましょう。
(サービス内容は転職エージェントにより異なります)
まとめ
一般事務になるための「転職方法」と「ポイント」がわかりましたか?
「一般事務」はいつの時代も人気のある職種です。
採用の狭き門を突破するためにも、この記事で紹介した「一般事務になるために大切なポイント」は確実に覚えてくださいね。
▼「一般事務になるために大切なポイント」のおさらい
- 一般事務の求人数は…
「正社員」よりも「派遣社員・契約社員」が多い - 一般事務に必要なスキルは…
Office系スキル、タイピングスピード、ブラインドタッチ - 一般事務に向いている人は…
事務処理能力・スケジュール管理能力が高い人 - 一般事務に生かせるスキルは…
接客経験、整理整頓が得意、字が綺麗 - 志望動機に悩んだときは…
企業情報を調べて「その企業を志望した理由」をまとめる - 面接で意識すべきポイントは…
口角を上げる、採用担当者の目を見る
以上のポイントを押さえて、転職活動を行っていきましょう。
あなたの転職成功と一般事務としての活躍を心から願っております。
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