英語だけでなく、税関や貿易などに関する専門的なスキルが必要な貿易事務や国際事務の派遣は、一般事務などと比べて求人数が少ない傾向にあります。
だからこそ事前に派遣会社に登録することで、派遣会社がもつ情報を早く得て、希望に合った求人を見つけやすくなります。
そこでこの記事では、貿易事務や国際事務の派遣に強い派遣会社をご紹介しています。
またこの記事では、専門家へのインタビューやアンケートを実施し、貿易事務に関する気になる情報もご紹介しています。
今すぐ貿易事務の仕事を探している方も、貿易事務も含めて転職先を探している方も、ぜひこの記事を一度読んでいただいて、お仕事探しのお役に立てば幸いです。
<アドバイザー> 株式会社マウンハーフジャパン 代表取締役社長 片山立志さん |
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株式会社マウンハーフジャパン代表取締役社長、日本貿易実務検定協会®理事長、早稲田大学EXT講師として現在に至る。またその間、嘉悦大学経営経済学部非常勤講師、日本経済新聞ビジネススクール講師などを務める。金融法学会会員、特定行政書士。
<著書> 『改訂4版 よくわかる貿易実務入門』 『改訂版 マンガでやさしくわかる貿易実務』 『改訂2版 「通関士」合格の基礎知識』 『2023年版 通関士試験合格ハンドブック』 他多数 ※掲載内容は取材当時の情報です。 |
目次
【求人数ランキング】貿易事務・国際事務の求人数が豊富な派遣会社はどこ?
貿易事務におすすめの派遣会社は、以下の3つのポイントで選びましょう。
- 1.「求人数が多い」
- と、貿易事務・国際事務求人が多いため、応募できる求人が増えます。
- 2.「スキルアップ支援が充実している」
- と、PCやOFFICE系ソフトのスキルを高めるチャンスが多くなります。
- 3.「WEB登録できる」
- と、気軽に登録ができるため、仕事が探しやすくなります。
貿易事務・国際事務の派遣求人数を派遣会社ごとに調査すると、以下の結果となりました!
第1位 パーソルテンプスタッフ 公式サイト |
第3位 スタッフサービスグループ 公式サイト |
第2位 アデコ 公式サイト |
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求人数 貿易・国際事務:1,260件 総求人数:51,438件 |
求人数 貿易・国際事務:540件 総求人数:20,472件 |
求人数 貿易・国際事務:519件 総求人数:15,961件 |
スキルアップ支援:〇 | スキルアップ支援:〇 | スキルアップ支援:〇 |
WEB登録:〇 | WEB登録:〇 | WEB登録:〇 |
→詳細はこちら | →詳細はこちら | →詳細はこちら |
第4位からはこちらをご覧ください。
第4位 パソナ 公式サイト |
貿易・国際事務:347件 総求人数:10,908件 |
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第5位 マンパワー 公式サイト |
貿易・国際事務:266件 総求人数:25,841件 |
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第6位 パーソルエクセルHRパートナーズ株式会社 公式サイト |
貿易・国際事務:204件 総求人数:5,248件 |
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第7位 リクルートスタッフィング 公式サイト |
貿易・国際事務:195件 総求人数:9,677件 |
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第8位 日本海事検定グローバルサポート株式会社 公式サイト |
貿易・国際事務:166件 総求人数:215件 |
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第9位 ヒューマンリソシア株式会社 公式サイト |
貿易・国際事務:130件 総求人数:7,415件 |
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第10位 株式会社アヴァンティスタッフ 公式サイト |
貿易・国際事務:54件 総求人数:1,406件 |
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第11位 株式会社近鉄コスモス 公式サイト |
貿易・国際事務:16件 総求人数:16件 |
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第12位 トヨタエンタプライズ 公式サイト |
貿易・国際事務:9件 総求人数:88件 |
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第13位 リバティー株式会社 公式サイト |
貿易・国際事務:8件 総求人数:12件 |
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第14位 株式会社ケイ・エム・ディ・エス 公式サイト |
貿易・国際事務:8件 総求人数:18件 |
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第15位 株式会社ベルキャリエール 公式サイト |
貿易・国際事務:5件 総求人数:129件 |
【求人数第1位】パーソルテンプスタッフ
「パーソルテンプスタッフ」が貿易事務におすすめの理由
- 事務職の取引実績が多いテンプスタッフには、大手商社の貿易事務求人が多数掲載されている。
- 海外企業とやり取りするために必要なビジネス英語をオンライン講座で気軽に学ぶことができる。
- 貿易事務の仕事内容や求められるスキルについて学べる無料セミナーを、専門の講師を招いて毎月開催している。
貿易事務・国際事務求人数 | 1,260件 |
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総求人数 | 51,438件 |
対応地域 | 全国 |
※求人数調査日:2023年10月13日
テンプスタッフは、創業から40年という歴史をもち、人材派遣会社のなかで5年連続売上1位という実績をもつ派遣会社です。
創業者である篠原欣子氏が、利益主義ではなく社会貢献をモットーとして設立した企業であり、派遣スタッフを大切に扱う派遣会社として有名です。だからこそ、派遣スタッフのフォローが手厚く、派遣先での悩みやトラブルにも率先して対処してくれます。
人との深いつながりが欲しい方や派遣スタッフへの手厚いサポートを必要とする方なら、登録しておくべき派遣会社でしょう。
また、テンプスタッフは、2019年1月1日付けで、海上輸送業界最大手である商船三井グループの中で、人材派遣・人材紹介事業を行っていた「商船三井キャリアサポート株式会社」の事業を継承しているため、他の派遣会社と比べて貿易事務や国際事務の求人を多く取り扱っています。
さらにテンプスタッフに正式登録をすると、貿易事務の仕事に役立つ「貿易実務基礎講座」「貿易英語セミナー」「通関士試験ガイダンス」といった講座やセミナーを無料で受講することができます。
無料講座やセミナーについては、テンプスタッフの公式サイトにて最新の情報をご確認ください。
パーソルテンプスタッフ-貿易事務入門・スキルアップについて
テンプスタッフ-ニュースリリース「商船三井キャリアサポート株式会社の人材派遣・紹介事業の事業継承について」
三井商船-パーソルテンプスタッフ株式会社による商船三井キャリアサポート株式会社の一部事業継承について
関連記事:テンプスタッフの口コミ
【求人数第2位】スタッフサービスグループ
「スタッフサービスグループ」が貿易事務におすすめの理由
- 事務職に特化した派遣サービスであるスタッフサービスは、専門的な知識を要する貿易事務の友人も多く掲載している。
- 無料アプリ「スタッフサービスぽけっと」では、貿易事務に関するオンライン講座を好きな時間に視聴することができる。
- スタッフサービスで派遣登録をすると、スタディサプリENGLISHが最初の7日間無料で使用でき、貿易事務に必要な英語スキルを学ぶことができる。
貿易事務・国際事務求人数 | 540件 |
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総求人数 | 20,472件 |
対応地域 | 全国(※拠点がないエリアでも紹介可能) |
※求人数調査日:2023年10月13日
関連記事:スタッフサービスの口コミ
【求人数第3位】アデコ
「アデコ」が貿易事務におすすめの理由
- 英語力を活かすことのできる貿易事務求人が多い。
- 英語での取引が多い貿易事務においてよく使われる英語表現を学ぶことができる動画コンテンツ(eラーニング)を受講することができる。
- 貿易事務の求人に応募する際有利になる通関士資格を取得できる提携スクールに、特別価格で通うことができる。
貿易事務・国際事務求人数 | 519件 |
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求人数 | 15,961件 |
展開地域 | 全国対応 |
※求人数調査日:2023年10月13日
関連記事:アデコの口コミ
【編集部特別取材!】貿易事務・国際事務の仕事探しにおすすめの派遣会社
こちらでは「貿易事務・貿易事務」のお仕事を探している方におすすめの派遣会社をご紹介いたします。
編集部が派遣会社様に直接取材してお話をお聞きしました。
インテレクト株式会社
画像引用元:インテレクト株式会社
担当者からのひとこと
インテレクト株式会社は、1997年に設立した貿易事務に特化した人材派遣会社です。
東京がメインの派遣対応地域で、状況によって神奈川・千葉・埼玉にも対応しています。
貿易事務スタッフを派遣するだけでなく、その育成にも力を入れていることが大きな特徴です。実際に未経験者でも積極的に採用し、約1か月間にわたって貿易事務の研修を行っているため、貿易事務が未経験であっても安心して利用できます。
そのほか、安定した月給制であること、就業後も充実したサポートを受けられることなどから業界内での評価は高く、約20年間、貿易事務業界で複数の企業と取引を続けられています。そのため、自分の希望に合う企業を見つけやすいです。
対応地域 | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県 |
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本社住所 | 東京都中央区新富1-7-7 新富センタービル6F |
主な求人職種 | 貿易事務 |
【アンケート調査】貿易事務または国際事務の派遣社員として働いたことがある方の体験談!
「#就職しよう」編集部では、読者の皆様に、より具体的な「貿易事務または国際事務で働く派遣社員の仕事の実態」に関する情報をお届けしたいと考えアンケート調査を実施しました!
アンケート調査方法の概要について | |
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調査方法 | クラウドワークスのアンケート機能を利用して調査を実施 |
調査期間 | 2023年6月13日~6月30日 |
対象者 | 「職種:貿易事務または国際事務」 「雇用形態:派遣社員」 として働いたことがある方 |
【派遣経験者の体験談】貿易事務または国際事務の派遣社員として働いたときのエピソード
40代・女性 |
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【仕事内容】メーカーで部品の見積・受注・発送処理、問い合わせ対応、顧客訪問 【働いた期間】5年~10年 【現在のお仕事状況】現在、派遣社員以外の雇用形態で貿易事務・国際事務として働いている(正社員、契約社員、パートなど) 【おすすめの派遣会社名】現状、どこがお勧めかわかりません。 |
【Q.派遣会社を選ぶときに重視するポイントは?】 ・派遣会社の知名度 ・地域密着型の派遣会社 ・担当者の業界や職種に対する知識や理解の深さ 【Q.上記を選んだ理由】 派遣会社が得意な分野と希望する職種が合っているかどうかを調べておくといいと思います。また地方であれば、複数登録してみるのもいいかと思います。 |
【Q.お持ちの資格の中で仕事に役立ったものは?】 TOEIC |
【Q.仕事にどの程度、語学力が必要でしたか?】 ・日常会話程度の語学力+専門的な単語を覚える必要があった |
【Q.仕事内容は向いていましたか?】 やや向いていると思う 【Q.上記を選んだ理由】 受注した額・利益を知ることができるので、数値で直接的に成果を見ることができる。また、顧客と自社の条件を詰めていく過程も楽しめることがあった。 |
【Q.派遣という働き方は合っていましたか?】 合っていた 【Q.上記を選んだ理由】 個人的には、正社員になると無駄だと思える仕事が増えた気がします。 |
【Q.仕事内容や派遣先企業についての満足度は?】 満足している 【Q.上記を選んだ理由】 能力や条件をチェックした上で派遣先を紹介していただいたと思うので、個人で職探しするより自分に合った職業に出会えたと思う。 |
【Q.給与や時給についての満足度は?】 不満がある 【Q.上記を選んだ理由】 正社員になった時に、所得の差に驚きました。 |
【Q.派遣会社の対応についての満足度は?】 満足している 【Q.上記を選んだ理由】 通勤用に会社近くの駐車場の件でも相談にのっていただいた。派遣時はこれといった不満はなかったですが、数ヶ月おきに様子確認で訪問してくれました。 |
20代・女性 |
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【仕事内容】大手企業で船会社の代理店としてドックレシートのチェックとB/Lの作成等、ターミナルで輸入CY、倉庫でバンニングに関する事務作業(全て同じ会社にて) 【働いた期間】3年~5年 【現在のお仕事状況】現在、貿易事務・国際事務の「派遣社員」として働いている(長期・短期問わず) 【おすすめの派遣会社名】スタッフサービス、ヒューマンリソシア |
【Q.派遣会社を選ぶときに重視するポイントは?】 ・派遣会社の知名度 ・求人数の多さ ・時給や月給 ・福利厚生や待遇 【Q.上記を選んだ理由】 登録後すぐに求人を紹介してくれるかどうか。希望地域での希望職種を多数取り扱っているか。派遣先でトラブルがあった際のサポート体制の確認。 |
【Q.お持ちの資格の中で仕事に役立ったものは?】 ・TOEIC |
【Q.仕事にどの程度、語学力が必要でしたか?】 ・語学力は必要ないが、マニュアルで仕事に使う英語などの単語を覚える必要があった |
【Q.仕事内容は向いていましたか?】 向いていると思う 【Q.上記を選んだ理由】 やりがいがあり、世界との繋がりを感じられるから。英語を使用できるから。 |
【Q.派遣という働き方は合っていましたか?】 合っていた 【Q.上記を選んだ理由】 もともと体調を崩しやすかったり、子供の体調不良等で突然休んでしまうことがあるため。 |
【Q.仕事内容や派遣先企業についての満足度は?】 満足している 【Q.上記を選んだ理由】 日々仕事をしていくうちにできることや知識が増えた。人間関係も良好で、上司にも恵まれた。車通勤も気楽で良い。 |
【Q.給与や時給についての満足度は?】 満足している 【Q.上記を選んだ理由】 TOEICの点数が高く、時給が50円プラスされたことがある。車通勤でも交通費が支給されている。 |
【Q.派遣会社の対応についての満足度は?】 満足している 【Q.上記を選んだ理由】 コロナの影響で雇止めになった際、既に数年間勤務していたことを考慮し、産休育休を取得させていただいたため。 |
貿易事務の仕事内容について
貿易事務は、事務職のなかでも「輸出・輸入業務」を専門的に取り扱う職種です。
貿易事務の仕事は、「書類作成」「データ入力・チェック」「輸出入の手配」「スケジュール管理」「取引先とのやりとり」といった業務が中心となります。
- 【輸出業務の主な仕事内容】
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- 輸出通関手配
- 通関や運送の手配
- 通関書類の作成など
- 【輸入業務の主な仕事内容】
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- 輸入通関手配
- 関税や消費税の納付
- 商品の納品管理
- 貨物の管理など
勤務する企業によって担当する業務の内容が異なります。
また、貿易事務の仕事では「英文書類」を取り扱う可能性があります。
主な勤務先は、国際物流会社、船舶会社、貨物利用運送事業者(フォワーダー)、海貸業者、倉庫会社など
国際事務の仕事内容について
国際事務は、事務職の中でも特に「英語」「中国語」などの外国語を使用する業務が多い職種です。近年では韓国語・フランス語などの貿易事務求人も増えています。
英文メールの作成、海外の企業との電話対応、書類作成などが主な業務内容となります。
英語や中国語などの外国語を使用する頻度が高いため、求人の応募条件に「TOEIC600点以上」「語学検定○級以上」といった語学に関する資格を必須条件に挙げている場合が多いです。
主な勤務先は、商社、商船、メーカーといった企業となる場合が多いです。
【FAQ】貿易事務・国際事務の仕事に関するよくある質問
ここでは「貿易事務・国際事務の仕事探し」をする際に、求職者の方が抱える疑問や質問についてQ&A形式で紹介します。
貿易事務に資格やスキルは必要?
貿易事務の仕事に就く際に「必要なスキル・資格」と「役立つスキル・資格」をそれぞれ紹介します。
また、企業によっては「英語や中国語など語学に関する知識や資格を応募の必須条件」としている場合があるので、求人情報で詳細を確認する必要があります。
資格によっては難易度の高いものや、専門の知識を習得する必要があるものもありますので、未経験の方は事前にしっかりと情報収集を行うことが大切です。
- 【貿易事務に必要なスキル・資格】
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- WordやExcelなどのパソコンの操作スキル
- ブラインドタッチ
- タイピングスピード
- 電話応対や来客対応
- スケジュールやタスク管理能力
- コミュニケーション能力
- (※企業によっては必須条件)英語の基本的な読み書きや簡単な英会話スキル
- 【貿易事務に役立つスキル・資格】
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- 英語、中国語、韓国語、フランス語など外国語の基本的な読み書きや簡単な語学スキル
- TOEIC、日商ビジネス英語検定など英語に関する資格
- 貿易に関する資格(貿易実務検定、通関士、国際航空貨物輸送に関する資格、ディプロマIATA/FIATAなど)
- Excelの計算式などに関する操作スキル
貿易事務の仕事はどんな人に向いている?
- 【貿易事務はこんな人に向いている仕事!】
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- 事務処理能力が高い人
- 作業スピードに自信がある人
- 黙々と作業をこなすことが好きな人
- 取引先とのやりとりもあるため、人と接することが好きな人
- 英会話や語学力を活かした仕事を探している人
なので、事務処理能力が高い人や、黙々と作業をこなすことが得意な人に向いている仕事と言えます。
業務の中で「国内外の企業の担当者とのやりとり」を行う必要があるため、英語などの語学力を活かして、海外の企業とコミュニケーションを取りながら仕事したい人には向いている職業です。
未経験でも貿易事務の仕事に就くことは可能?
貿易事務の仕事は、未経験の方でも就業可能です。
ただし、貿易事務の仕事は、専門用語や専門的な業務内容が多く、実務経験者や貿易事務に関する知識を持っている方のほうが採用されやすい場合があります。
未経験からチャレンジしたい場合は「「貿易事務に関する研修」を行っている派遣会社に登録し、事前に貿易事務に関する勉強をした上で仕事探しを行うことをおすすめします。
貿易事務の仕事には英語の知識が必要?
貿易事務の仕事に英語の知識や英語力がなくても就業可能な場合があります。
主な取引先が日本国内の企業となる場合は、英語の知識がない方でも応募できる場合があります。
しかし、貿易事務の求人の中には、基本的な英語知識や、日常会話レベルの英会話力、TOEICなどのスキルを必要とする企業も多いです。
英会話は苦手でも、英文の読み書きができれば問題ない会社もあります。
貿易事務の仕事を探すときは、求人内容をよく確認し、自分の英語スキルに合う求人を探すと良いでしょう。
また英語以外にも、中国語、韓国語、フランス語など、取引先企業の国によってそれらの語学力を持っている場合、仕事がスムーズに進む場合も多くあります。
貿易事務の仕事の将来性は?
貿易事務の仕事は今後も需要がある仕事と言えます。
日本は、輸出入の盛んな国の為、貿易事務は欠かせないものとなっています。
輸出入に変動はありますが、将来的にも無くなりにくい職種の1つです。
「事務職は将来AI導入で求人が少なくなる仕事」と言われることも多いですが、貿易事務の仕事は「対人とのやり取り」が多い仕事で、型に沿った業務だけでなく、イレギュラー対応なども多いためAIの導入は難しいと考えられています。
なので、貿易事務の仕事は今後も需要があり、将来性のある仕事とでしょう。
【専門家に聞いた】貿易実務の大変さと今後の成長のために必要なこと
貿易実務の仕事は、とても大変な仕事ですが、やりがいのある仕事です。
すでに貿易実務の経験がある方も、
これからチャレンジしたい方も、
長く貿易実務に携わるにはどうしたらいいのでしょうか。
この記事では、
日本で初めて「貿易実務検定®」を立ち上げた
株式会社マウンハーフジャパン
片山 立志さん
に、貿易実務について詳しくお聞きしました。
知識がなかった知らなかったでは済まなく会社の信頼を損なうことになります。輸出入手続きにおけるルールをしっかりと把握することが重要ですので、貿易実務検定®の学習をオススメいたします。
ミスを少なくするために、どのようなことに気を付けるべきでしょうか?
納期や品質等、特に気を付けなければいけない部分を把握しておくようにしましょう。
また、輸出入時の必要な書類等も事前に入手し内容を確認することが大事です。
間際になって何かあった場合、大幅な遅れの原因となる可能性があります。経験値を積めばどんなミスが起こりやすいか予想して先回り、リカバリーをすることができます。
そのうえで英文で書かれている船積書類の作成や内容の理解をするため、英語に慣れることも大事なポイントです。
もちろん船積書類に対する理解も重要です。繰返しになりますが、貿易実務検定®では特に貿易業務で使う英語や書類作成についても学習できますので、ぜひご活用ください。
今や世界はMADE IN WORLDと言われるほど貿易なしには成り立ちません。
実際に自身が携わっている商品を初めて手に取ったときの感動は今でも忘れません。
貿易業務は様々な商品に携われることができ、携わった商品でルールも異なってきますので、とても奥の深い業務であると思います。
その上で、自分のスキルを高めていくためには貿易実務検定®の資格取得を検討することをおすすめします。
貿易実務検定®の資格を取得することは対外的にその方がどの程度、貿易を理解しているかを簡単に表現できるということです。
例えば、転職の際に貿易業務に過去携わっていた・・といってもどの程度できるのかは不透明です。資格を持つことでどのような知識と業務遂行能力の証明になるのかが常に明確であると考えます。
様々なルールを覚え、それを実務に生かしていく必要があります。そのためにも多くのルールを学び、自分のものにしていく必要があり、どのくらいの知識があるのか確認するため、自身の貿易知識レベルを表明するために検定を利用することもよいかと思います。
最初は英語や専門用語で大変だと思いますが、理解をしてくるとだんだん面白みを感じてきます。
また、幅広い商品に携われるので、常に新鮮な気持ちで業務に向き合えると思います。
<アドバイザー> 株式会社マウンハーフジャパン 代表取締役社長 片山立志さん |
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株式会社マウンハーフジャパン代表取締役社長、日本貿易実務検定協会®理事長、早稲田大学EXT講師として現在に至る。またその間、嘉悦大学経営経済学部非常勤講師、日本経済新聞ビジネススクール講師などを務める。金融法学会会員、特定行政書士。
<著書> 『改訂4版 よくわかる貿易実務入門』 『改訂版 マンガでやさしくわかる貿易実務』 『改訂2版 「通関士」合格の基礎知識』 『2023年版 通関士試験合格ハンドブック』 他多数 ※掲載内容は取材当時の情報です。 |
まとめ
編集部・中塚
この記事をまとめると、
- 貿易事務・国際事務の仕事に強い派遣会社は、
「パーソルテンプスタッフ」です。 - パーソルテンプスタッフは、貿易事務・国際事務の求人を豊富にもっています。
- 求人数の多い派遣会社を選べば、貿易事務・国際事務の条件の他にも選択肢が広がり、希望の求人に巡り合う確率が高まります。
この記事が、あなたの転職活動・就職活動のお役に立てば幸いです。
貿易事務や国際事務に限らず、オフィスワーク全体や営業職など幅広い職種から仕事を探したい!そういう方は、こちらの記事をぜひチェックしてみてください。
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