【転職のプロが教える】看護師は転職サイトを使わない方がいい?不採用になりやすいって本当?

「看護師は転職サイトや転職エージェントを使わない方がいいの?」
「転職サイトを使ったら不採用になりやすい?」

と思っていませんか。

転職会社元社員で現役転職エージェントである「#就職しよう」の中塚が、看護師転職に転職エージェントや転職サービスを使うべきか解説します。

転職を考えている看護師の方に、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。

看護師は転職サイトや転職エージェントを使わない方がいいって本当なの?

看護師は転職サイトや転職エージェントを使わない方がいいとは、必ずしも言い切れません。

確かに、悪質な転職サイトや転職エージェントはあります。特に看護師など医療系人材は採用率が高く、紹介した病院などに登録者が入職を決めることで得られる紹介手数料を得やすいです。

よって、利益を出すのに効率が良いため、営利目的のみで安易に設立された転職エージェントもあるのです。

しかし一方で転職サイトや転職エージェントを利用することでしか得られないメリットもあります。

優良な転職サイトや転職エージェントを選べば、かえって転職活動を有利に勧められることがあります。

看護師が転職サイトや転職エージェントを使う時のメリットは?

看護師が転職サイトや転職エージェントを使う時のメリットは、主に下記の4つです。

  • 履歴書や職務経歴書の添削や、面接対策などのサポートを受けられる
  • 施設の口コミなどについて教えてもらえる
  • 転職エージェントによってはキャリアコンサルタントが面接に同席してくれる
  • 給料や労働条件を交渉してくれる

転職のプロによる添削を受けた応募書類や、過去に同じ施設の面接であった質問などの情報を得られるため、他の応募者に差を付けられます。

施設で働いている人の口コミを応募前に知ることができるので、入職後のミスマッチのリスクも低くなります。

また中には面接の場所までナビゲートの上、面接に同席してくれる転職エージェントもあります。

応募前に労働条件の交渉も行ってくれるので、面接に行ったら話が違ったなどのリスクもありません。

給料アップの交渉も、転職エージェントが代行してくれます。

看護師が転職サイトや転職エージェントを使う時のデメリットは?

看護師が転職サイトや転職エージェントを使う時のデメリットは、下記の3つです。

  • 連絡がしつこいことがある
  • 採用のハードルが上がることもある
  • 求人の質は当たり外れが激しい

中には、連絡がしつこい転職エージェントもいます。看護師は人数が限られているので、転職エージェント同士で登録者の取り合いになっていることが背景です。

連絡がしつこいのが嫌な場合は、連絡の頻度を減らしてほしい、連絡の時間帯を限定したいなどの旨を転職エージェントに伝えましょう。

また、看護師側の年齢やスキルによっては、かえって採用されにくくなることもあります。

求人の質は、転職エージェントの担当者が施設に営業をして獲得した超優良求人もあれば、転職エージェントに看護師を紹介してもらわないと採用できない不人気施設もあります。

看護師が転職サイトや転職エージェントを使うと不採用になりやすくなるって本当なの?

看護師が転職サイトや転職エージェントを使うと不採用になりやすくなるケースはありますが、かなり少数です。

確かに転職サイトや転職エージェント経由で応募してきた看護師を採用すると、施設が転職エージェントに紹介手数料を払う必要があるので、採用のハードルが上がることもあります。

しかし人柄や年齢・スキルに関しては採用基準を満たしているのに、転職サイトや転職エージェントを使ったことが原因で不採用になることはほとんどありません。

紹介手数料払いたくなさに、必要な人材を不採用にすることは考えにくいです。

転職サイトや転職エージェントを使った方がいい看護師の特徴は?

転職サイトや転職エージェントを使った方がいい看護師の特徴は、下記の4つです。

  1. 看護師としての就業経験がある20~30代までの看護師
  2. 応援看護師など特殊な雇用形態希望
  3. 訪問看護ステーション就職希望
  4. CRAや企業の保健師など一般企業志望

1.看護師としての就業経験がある20~30代までの看護師

看護師としての就業経験がある、20~30代までの看護師はむしろ転職サイトや転職エージェントを使った方がよいです。

20~30代の看護師は施設形態に関係なく需要が非常に高く、特に病棟であれば病院側が喉から手が出るほど欲しい人材のため、年収アップにも応じてもらいやすいです。

転職エージェントの力を借りればより安全に、かつ上がり幅も大きく給料交渉ができます。

看護師としての就業経験があれば、第二新卒の看護師にもおすすめです。

次の転職で失敗したくないならば尚更、転職のプロである転職エージェントに今後の自分のキャリアに関して相談したり、口コミを聴いたりした方がよいです。

2.応援看護師など特殊な雇用形態希望

応援看護師など特殊な雇用形態を希望している看護師も、転職サイトや転職エージェントの利用をおすすめします。

多くの病院はできれば常勤か期間の定めのないパートを採用したいので、基本的に応援看護師の採用を公にはしていません。

自分で直接応募するとなると病院をピックアップし、自分で1件1件交渉することになってしまいかなり非効率的です。そのため転職エージェントを活用すると効率的に求人を確認できます。

ただし転職エージェント選びを間違えると、求人を紹介されないこともあるので要注意です。

パート希望の看護師も、勤務時間など労働条件の交渉を転職エージェントに任せられるのでおすすめです。

3.訪問看護ステーション就職希望

訪問看護ステーションへの就職を希望している看護師も、転職サイトや転職エージェントの利用に適しています。

近年の在宅治療のニーズの高まりにより、看護師を必要としている法人が多いため、他の勤務施設に比べ勤務時間や給料について交渉が成功しやすい傾向があります。

自分の希望条件により近い就職先を転職エージェントに探してもらい、転職活動を効率化できます。

給料の交渉も転職エージェントにお任せし、給料アップに成功する確率を更に高めましょう。

4.CRAや企業の保健師など一般企業志望

CRA(臨床開発モニター)や企業の保健師など、一般企業に就職を希望している看護師も転職サイトや転職エージェントを使った方がよいです。

上記のような求人は応募が殺到してしまうことを避けるために、ハローワークなどには求人を公開しないことが多いです。

また一般企業での就業は、看護師としての知識やスキルだけでなくコミュニケーション能力も重要なので、転職エージェントに1次面接の代行を依頼している背景もあります。

ただし、転職サイトや転職エージェントによっては求人を全く持っていないこともあるので注意が必要です。

転職サイトや転職エージェントを使わない方がいい看護師の特徴は?

転職サイトや転職エージェントを使わない方がいい看護師の特徴は、主に下記の3つです。

  1. 看護師としての就業経験が全くない新卒
  2. 国公立病院・大学病院・精神科病院志望
  3. 年齢が50歳以上

1.看護師としての就業経験が全くない新卒

看護師としての就業経験が全くない新卒は、かえって職場の選択肢が狭くなってしまうため転職サイトや転職エージェントを使わない方がよいです。

教育コストが中途採用の看護師に比べてかかる新卒を採用するのに、転職サイトや転職エージェントを使ってしまうと紹介手数料までかかってしまうため、合理的でないと考える病院が多いからです。

履歴書など応募書類の書き方に迷う場合は、大学や専門学校の就職課に相談した方がよいででしょう。

2.国公立病院・大学病院・精神科病院志望

国公立病院・大学病院・精神科病院のいずれかのみを志望する看護師も、転職サイトや転職エージェントの利用はおすすめできません。

転職サイトや転職エージェントでも、上記のような病院の求人は扱っていますが数が少ないです。

国公立病院や大学病院は知名度が高く、精神科病院は人気があり自力で人員を集められるので、転職サイトや転職エージェントをあまり使いません。

上記のような病院をあくまで転職先として視野に入れているレベルであれば、転職サイトや転職エージェントの利用もおすすめですが、上記のような病院以外は希望していないならば利用しない方がよいです。

3.年齢が50歳以上

年齢が50歳以上の看護師も、転職サイトや転職エージェントを使うよりも自分で施設に直接応募した方がよいです。

40歳代以下の看護師に比べ定年退職までの期間が短いため、採用時に発生する紹介手数料を払う事に慎重になる病院もあります。

転職サイトや転職エージェントを利用して、納得のいく転職を叶えられる50歳以上の看護師も大勢います。

しかし直接応募に比べると、採用のハードルはかえって上がってしまう傾向は否めません。

看護師の採用に転職サイト=紹介会社を使わない病院の特徴は?

看護師の採用に転職サイトや転職エージェントを使わない病院の特徴は、主に下記2点のいずれかです。

  • 紹介会社を使わなくても看護師を採用できている
  • 経営が危ない
前者は国公立病院や大学病院などの知名度が高く規模の大きい病院や、精神科病院など人気の診療科を専門としている病院が多いです。

後者は、看護師の人数は足りていないが、転職サイトの掲載料・転職エージェントに紹介手数料を支払うことすら難しいほどに経営が危ない状態である傾向があります。

自宅から近い中小規模病院にもかかわらず転職サイトには掲載がないまたは、転職エージェントから紹介されなかったが、病院の公式ホームページを見ると看護師を募集している場合は後者のような状況である可能性があります。

悪質な転職サイトや転職エージェントの特徴は?

悪質な転職サイト・転職エージェントの特徴は、提案する求人のメリットしか言わず、デメリットを教えてくれないことです。

デメリットを伝えることは、入職後のミスマッチを防ぐには非常に重要なことです。

重要なことであるにもかかわらず、デメリットを一切言わない転職サイトや転職エージェントは、紹介した施設で看護師が長く働いてほしいという意識が欠けていることが多いです。

メリットだけを伝え、看護師側の気持ちを盛り上げて応募させるように仕向け、早く内定をもらい紹介手数料を得たいという邪な意図があります。

悪質な転職エージェントかもしれないと感じたときは、他の転職エージェントにも登録してみましょう。

看護師の転職サイト・転職エージェントで特におすすめなのはどこ?

看護師の転職サイト・転職エージェントで特におすすめなのは下記の5つです。

  1. 病院やクリニックの求人が豊富な「看護roo!」
  2. 常勤希望で給料アップを目指しているなら「看護のお仕事」
  3. 看護師資格を活かして一般企業に転職したいなら「パソナメディカル」
  4. 応援看護師志望なら「ナースパワー」
  5. 日勤パートや夜勤バイト希望なら「医療ワーカー」

探している求人の種類によって、おすすめの転職エージェントが異なります。

1.看護roo!

一般診療科の病院・クリニックの求人を探しているならば、「看護roo!」が特におすすめです。

優良病院の求人はもちろん、特にクリニックは看護roo!にしかないレア求人もあります。

求人の総数が業界トップクラスに多いので、介護施設や訪問看護ステーションの求人数も申し分ありません。

2.看護のお仕事

給料アップを目指すならば、給料交渉が圧倒的に上手な「看護のお仕事」に登録して損はありません。

給料交渉が成功しやすい秘密は、他の転職エージェントに比べ施設側への連絡や訪問をより綿密に行っており、施設側からの信頼度が高いためです。

夜勤やオンコールに対応する常勤・日勤常勤を希望しているならば、特におすすめです。求人数も多く、特に病院・介護施設・訪問看護ステーションの求人が豊富です。

3.パソナメディカル

企業の保健師やCRA(臨床開発モニター)など、看護師資格を活かした一般企業の求人に強いのは「パソナメディカル」です。

一般人材の派遣や転職支援の「パソナキャリア」で信頼関係を築いた、大手優良企業から求人を依頼されているので、求人の質も良好です。

ただし、病院など一般的な医療系施設の求人は他の転職エージェントに比べて少ないです。

4.ナースパワー

応援看護師を志望するなら、「応援看護師」という雇用形態を作ったとも言われるパイオニアの「ナースパワー」がベストです。

他の転職サイトや転職エージェントでも応援看護師の求人は扱っているところはありますが、応援看護師の求人数が他社に比べ明らかに多いです。

寮付きなど、良心的な条件の求人が揃っています。

5.医療ワーカー

パートや夜勤バイト希望、または応募書類の作成や面接に自信がない看護師には「医療ワーカー」がおすすめです。

パート・夜勤バイト希望だと伝えると、中には優先順位を大幅に下げてくる転職サイトや転職エージェントもありますが、希望の雇用形態に関係なく一生懸命対応してくれます。

また履歴書や職務経歴書の添削も丁寧で、施設側が同席NGの場合を除き、面接にもキャリアコンサルタントが同席してくれるので、安心して選考を受けられます。

まとめ

この記事をまとめると、

看護師は転職サイトや転職エージェントを使わない方がいいとは、必ずしも言い切れません。

確かにデメリットはありますが、履歴書の添削や面接対策を受けられたり、給料の交渉を代行もらえたりなど、むしろメリットのほうが大きいです。

転職サイトや転職エージェントをうまく利用して、転職活動を有利に進めましょう。

この記事があなたの転職活動の役に立てば幸いです。