事務関係の仕事から転職を考えたとき、経理事務ならこれまでの経験が活かせるのではないかと思うものです。
しかし、具体的に何をすれば経理事務になれるのか?と考えると、ここでつまづいてしまいますよね。
でも大丈夫!この記事では経理事務になる4つの方法をわかりやすくご紹介しています。さらに、応募前に確認すべきことや注意点もしっかり網羅しているので、読むだけで転職に関する不安が解消できます。
経理を16年経験した私。経理事務の仕事を具体的に理解しているので、転職を考えている皆さんが知りたい情報を細かく解説できるんです!
経理事務の仕事に就いて業務をしっかり把握すると、一生使えるスキルが自然と身に付きます。将来の飛躍を目指す皆さんが経理事務の仕事に就けることを祈っています。
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経理事務になる前に確認すべき4つのこと
転職してから「こんなはずじゃなかった!」と慌てないように、大切なポイントを確認してから応募するようにしましょう。
経理事務が自分が合っているかよく考える
経理事務の主な業務はお金の管理になるので、ある程度の計算能力やパソコンスキル、簿記の知識が必要になります。
数字が苦手だったりパソコンや電卓を自由に扱えない人に関しては、経理事務の仕事そのものが苦痛になる可能性があります。
また、過去に経験した事務の仕事では書類や伝票を手書きで処理していたり、お金に関する業務を一切担当していないと、すんなり経理事務の仕事をこなせません。
キリっとしたイメージがある経理事務に魅力を感じ、安易に働いてみたいと思っても仕事が合っていなければ長くは続かないものです。
応募する前に、自分に経理事務が合っているかどうかよく考えてみましょう。
自分の職歴や資格で経理事務がこなせるか考える
受付事務や営業事務で働いたことがあると、なんとなく経理事務もこなせると錯覚することがあります。
しかし、実際には仕事の中身がかなり違うので思うように仕事をこなせない可能性があります。
事務と名のつく仕事は世の中に多数ありますが、経理事務についてはメインの業務がお金の管理になるので、他の事務職と同じように考えてはならない部分があるのです。
例えば、お茶出しと電話番とファイリングがメインの事務を数年経験した人が、エクセルで関数を組んで会社経費を管理するのはまず無理な話です。
過去にエクセルを使って縦横の合計を出す程度の経理業務を経験していたとしても、エクセルの関数やマクロを使う業務を求められたらこなせないと思います。
今までの経験の中に、経理事務に活かせる職歴や資格がどれくらいあるのかをよく考え、今の自分が経理事務をこなせるかをよく考えておく必要があります。
できるだけ多くの求人票を見て仕事内容を比較する
経理事務の求人票をいくつか見比べてみると、求められるスキルや資格が微妙に異なっているので、なるべく多くの求人票を見て自分に合った経理事務を探すことが大事です。
A社は「簿記2級以上、エクセル上級者(関数、マクロ必須)」と求人票に書いているのに対し、B社は「簿記不要、エクセル経験者(簡単な関数のみ)」と書かれていれば、職歴も資格もない人はB社に応募したほうが採用の確率が上がります。
経理事務を募集する会社は多数ありますが、どこまでのレベルの仕事をするかは会社によってかなり異なってきます。
転職後にすんなり仕事に馴染むには、自分のスキルと経験に合った経理事務を探すことが大事です。
取得しておくと有利になる資格をチェックする
経理事務に応募する前に有利となる資格の存在を把握し、時間的に余裕があれば取得しておくと採用されやすくなります。
自分の職歴や資格に自信がないと勇気を持って応募できませんが、有利な資格があれば堂々と応募することができます。
下記の資格の中にチャレンジできそうなものがあれば、自分が取得できそうか調べてチャレンジしてみましょう。
簿記
経理の仕事に欠かせない資格は簿記です。簿記は会社の経費と利益を計算し、残預金はどのくらいになるのかを表で管理するスキルを身に付ける資格です。
また、年に1回取りまとめる貸借対照表と損益計算表も簿記のスキルがないと対応できないため、会社としては簿記取得者を経理事務に採用したいと考えます。
求人票に「簿記○級取得者」と書かれている場合は、簿記を取得していなければその会社の経理事務をこなせないと考えましょう。
転職前に時間的余裕がある人は、簿記にチャレンジして取得しておくと将来的にも有利になるのでおすすめです。
日本商工会議所・簿記検定 ホームページ日本商工会議所・簿記検定
日商PC検定試験
パソコンは経理事務に欠かせないツールなので、パソコンに関する知識やスキルを測定する日商PC検定を取得しておくと有利になります。
日商PC検定試験では、実務に必要なネットワークの知識やスキル、ビジネス文書や業務データの作成や管理に必要な技能などを測定しします。
経理業務はパソコンを使って作成した書類をネットワークで送ったり、サーバーに保管するという作業を繰り返すため、これを問題なくこなせるパソコン知識が必要です。
パソコンにあまり自信がない人やもう少し知識とスキルを増やしておきたい人は、ぜひ日商PC検定にチャレンジしてみましょう。
日本商工会議所・日商PC検定 ホームページ日本商工会議所・日商PC検定
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
経理業務に欠かせないエクセルを基本操作しか理解していないと経理事務を十分にこなせないため、さらに複雑な機能を理解しているとアピールできるMOSを取得しておくと有利です。
お金の管理をする経理業務では、エクセルの機能を最大限に活かして業務を迅速化させます。そのために必要なエクセルやワードの知識を養えるのがMOSなのです。
MOSを取得しておくと経理業務以外の仕事に就きたい時にも重宝します。エクセルやワードを使ったことがある人やさらに知識を得たい人はぜひチャレンジしてみましょう。
MOS ホームページマイクロソフト・MOS
経理事務になる4つの方法
その方法は下記の4つですので、自分が一番応募しやすい方法を選んでみてください。
派遣会社に登録して仕事を紹介してもらう
派遣会社は企業のニーズに合ったスキルや職歴を持つ人材を派遣するのが役目なので、登録しておくとさまざまな経理事務を紹介してもらえます。
但し、派遣会社から紹介される経理事務の求人は、要資格者や経験者を求めているものが多いため、職歴やスキルに自信がある人におすすめの応募方法です。
派遣については雇用形態を理解してから応募したほうが後々のトラブルを防げますので、スタッフサービスが説明している雇用形態を下記の引用で確認しておきましょう。
アルバイトは勤務先の企業の募集に直接応募して、採用選考の末、直接雇用契約を結びます。一方、派遣スタッフは派遣会社と雇用契約を結び、ご就業先の企業に派遣され、派遣先からお仕事内容の指示を受けます。つまりアルバイトの場合、雇用主は実際に働く企業ですが、派遣スタッフの雇用主は実際に働く企業ではなく、派遣会社です。お給料も、派遣元の企業から支払われます。
引用元:スタッフサービス
ハローワークに登録して仕事を探す
ハローワークは公共職業安定所が運営する職業紹介所であり、申し込みをすると就職相談をしたり適性や希望に合う職場を紹介してもらうことができます。
ハローワークを利用するには求職登録が必要です。最寄りのハローワークに出向き求職申込書を記入すれば、その日のうちにハローワークカードが発行されて求職の相談や紹介を受けられます。
求職申込書に書くのは以下の内容です
- 過去の就業履歴
- 名前、住所、電話番号
- 希望の職種や収入、職業形態や勤務日など
ハローワークは求職に関して問題がないと判断した人に対し求職登録を許可し、紹介状を作成してくれます。
人材を探している企業側にとしては、ハローワークに登録して応募してきた人の働く意欲と身元を確認できるメリットがあります。
逆に、ハローワークは企業に対し、求職者を最低限守る社内規定などを条件として人材を紹介するので、少しでも良い環境で働きたい人におすすめです。
ハローワークインターネットサービス ホームページハローワークインターネットサービス
ネットで求人を探して応募する
ネット社会の現代では、インターネットを通じて簡単に求職検索ができます。
求人サイトも多数あるので、パソコンやスマートフォンを利用して空き時間に経理事務の仕事を探したい方におすすめの方法です。
ネットに掲載されている求人の種類はかなり多く、高いスキルが求められる経理事務から簡単なものまであるので、色々な求人を見比べることができます。
但し、ネットで求人を探す際にはどんな会社が求人サイトを運営しているのかをよく確認してください。
実態がはっきりしない会社が運営するサイトから求人を探すよりは、求人サイトの中でも大手といわれる会社を選んだ方が安心です。下記を参考にして探してみましょう。
リクルートエージェント株式会社リクルートホールディングス
マイナビ転職株式会社 マイナビ
doda
JOBNETマンパワーグループ株式会社
無料求人誌で仕事を探して応募する
スーパーやコンビニなどの出入り口に置かれている無料求人誌を活用すれば、働きたい地域の経理事務を探すことができます。
無料求人誌はその地域の求人だけを集めているので、自宅の近隣で経理事務を探している人におすすめです。
無料求人誌に掲載されている経理事務も難しいものから簡単なものまで様々です。こちらもやはりどんな会社が発行しているかをチェックしておくと良いでしょう。
株式会社アイデムのJob aidemやリクルートのタウンワークなどは、求人情報も多く発行している会社が求人業界の大手なのでおすすめです。
経理事務になる際の3つの注意点
応募する前に下記の3つの注意点を把握し、トラブルを回避するようにしてください。
経理事務なのか経理職なのかをよく確認する
「経理事務に応募したつもりなのに、実際に就職したら経理職だった」これはよくあるトラブルです。
ある程度の規模の会社には経理部がありますが、この経理部で働くことを経理職といいます。経理職は会社のお金を取りまとめる仕事なので、専門知識が必要です。
これに対し、会社を構成する各部門の経理を担当するのが経理事務です。その部門で使える経費を管理したり伝票処理やファイリングを行うので、ある程度の知識があれば務まります。
経理職と経理事務を間違えて応募し、採用されてしまうと大変です。特に人手不足の会社は応募者の希望を詳しく調査せずに採用することもあるので注意が必要です。
この記事を読んでいる皆さんは経理事務を希望していると思いますので、求人票をよく見て間違えないようにしましょう。
経理事務の内容は会社によって異なる
応募する会社の業種や導入している経理システムによっては、経理事務の業務内容が大きく異なってきます。
海外と取引が多い会社なら、輸出管理や海外送金を行う必要があります。
パソコンは最終的な経費管理にだけ使い、普段は紙ベースで伝票などを管理している会社なら、どんな計算も電卓で作業をし、大量の伝票をファイリングすることになります。
実際に働き出してからその会社の経理業務に戸惑わないようにするためには、応募の際に具体的な業務内容を確認しておくとよいでしょう。
庶務の仕事も必要な経理事務がある
個人経営の会社や規模の小さな会社では、事業所に存在する事務が経理事務1人という状況が多々あります。
この場合は経理事務だけを行うのではなく、庶務的な仕事も任される可能性があることを認識しておいてください。
庶務的な仕事とは、来客へのお茶出し、コピー取り、各種文書作成、居室の掃除、電話番、などです。
経理事務の仕事ばかりを想像して転職してしまうと、庶務的な仕事を与えられることに不満を感じることがありますが、小さな会社ではよくあることなのです。
事業所の人数が10人以下などの会社に応募する際には、どの範囲までの業務を担当するのか確認してみると良いでしょう。
理想の経理事務の仕事に転職しよう!
理想の経理事務を見つけるには、いくつもの方法を利用して多数の求人に目を通し、自分に合っている求人をピックアップして比較することが大事です。
応募前に確認すべきことと注意点を頭の中にしっかり叩き込み、あなたにとって最高の経理事務を見つけ出してみてください。
経理職を目指したい方は必見です。



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