飲食店経営者になるには?資格、年収、仕事内容、求人状況、やりがい、将来性などを徹底解説!

飲食店経営者

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パーソルテンプスタッフ株式会社に約6年在籍し、現在は人材紹介会社「株式会社アドバンスフロー」の代表取締役。
のべ約2,000名もの転職支援を行い、求職者が希望する仕事を得られるよう尽力。人材業界16年の経験から「転職はしっかりとした情報が得られれば得られるほど、理想の職場を見つけられる」と確信し、多くの人が情報を得られるよう、記事の監修も行う。

飲食業に興味があったり関わっていれば、自分のお店を持ちたいと思っている人も多いですよね。

ここでは飲食店にまつわる資格や飲食店経営者のやりがい、つらいことなどを紹介しています。

こちらの記事を読んで少しでも飲食店経営者に対する理解を深めていただければと思います。

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飲食店経営者になるには?

飲食店を開業するために必要な資格は「食品衛生責任者」と「防火管理者」の2つです。

「調理師免許」の資格がなくても飲食店の開業はできます。

しかし、調理師免許の資格がない場合は調理師と名乗ることは法で罰せられます。

また飲食店を開業するためには「保健所」と「消防署」への届け出も必要になります。

加えて、深夜12時以降に酒類を提供する場合には警察署に「深夜酒類提供引照点営業開始届出書」を提出する必要もあります。

飲食店経営者になるために絶対に必要な資格2つ

①食品衛生責任者資格
各地域の保健所長が実施する食品衛生責任者になるための講習をを受ければ食品衛生責任者になることができます。

講習は各地域で開催されていて、1日程度で終了します。

参考:食品衛生責任者養成講習会

※栄養士、調理師、製菓衛生師、食鳥処理衛生管理者、と畜場法に規定する衛生管理責任者若しくは作業衛生責任者、船舶料理士、食品衛生管理者の有資格者であれば講習を受講することなく食品衛生責任者になることができます。

②防火管理者
30人以上を収容できるお店をオープンする場合には取得しなければなりません。

防火管理講習には「甲種防火管理新規講習」「乙種防火管理講習」「甲種防火管理再講習」の3種類があります。

延床面積が300平米以上の場合は「甲種防火管理者」、300平米未満の場合は「乙種防火管理者もしくは甲種防火管理者」が必要になります。

どれも講習を受講すれば習得できる資格になります。

参考:防火・防災管理講習

飲食店経営者の一日は?

<飲食店で働く飲食店経営者の一日>

10時00分出勤
当日の予約状況を確認し、それに対して食材は十分か、仕込みなど不足しているものがないかなどを確認します。
従業員が揃ったら、共有事項や引継ぎ事項をミーティングで確認します。
11時00分開店
開店後は、全体に指示をし、まわっていないところがあればそのサポートにまわります。
15時00分一時閉店
ランチが終わったタイミングで一旦お店を閉めます。
この間に、従業員は食事を取ります。
試作品などある場合にはこの時間で試食会をすることもあります。
仕入れ業者とのやりとりなど、事務的作業はこの時間にします。
17時00分再度開店
ディナータイムに合わせて再度お店を開けます。
ランチと同じように、全体の管理と足りないところのサポートをします。
23時00分閉店
その日の売上と原価(仕入れや人件費)の計算をします。
24時00分退店
片付けや確認が全て終わったら、火の元を確認し、店舗を施錠して帰宅します。

飲食店経営者のやりがいとは?

飲食店経営者のやりがいは、顧客が「またこのお店に来たい。」と思ってくれることがやりがいです。

たびたび来店してくれるリピーターの存在は、経営者にとっては非常に嬉しく、ありがたい存在です。

店舗にファンが多いことは、経営する上で大きな励みになります。

リピーターが増え、安定的に売り上げが上がれば、店舗の拡大や複数出店のチャンスがあるので、リピーターが増えることがなによりのやりがいです。

飲食店経営者のつらいこととは?

飲食店経営者にとってつらいことは、安定的な売り上げを確保することが難しいことです。

飲食業は水物とも言われています。

世間の流行に大きく左右される部分もあります。

流行りの食材やスタイルに乗れた時は大きく売り上げを伸ばしますが、すたれれば売り上げも縮小します。

安定的に多くの顧客に受け入れられるような店づくりをするのは、簡単なことではありません。

お店の売り上げは経営者の手腕に左右されるため、プレッシャーが大きく、つらいと感じる人もいるでしょう。

飲食店経営者に向いている人 向いていない人

飲食店経営者に向いている人としてまず挙げられるのは、接客が得意な人です。

飲食業は顧客あっての仕事であり、常に多くの人とコミュニケーションを取ります。

接客が得意な人は、人の話をよく聞き、顧客が何を求めているのかを的確に理解することができるので、それが経営に繋がります。

また、スタッフの動かし方がうまい人も経営者向きと言えます。

反対に、誰かの指示がないとなかなか動くことができないという人は、飲食店経営者には向いていないでしょう。

飲食店経営者になった人の志望動機は何だった?

飲食店経営者の志望動機はさまざまです。

自分のお店をもちたい、起業家として成功したいなど、独立して自分で事業を行うことに憧れる気持ちから志望する人も多いでしょう。

また、飲食店のスタッフとして長く業界に携わり、知識やスキル、経験を活かして、さらに仕事のステップアップを図りたいと考え、経営者を目指す人も少なくありません。

また、顧客においしいものを提供したいという、料理人的な志向で経営者の道を選ぶ人もいます。

飲食店経営者の勤務時間や休日はどうなっている?

飲食店経営者の勤務時間は、開店から閉店まで自分自身も店舗で働いている場合もあれば、店舗は信頼できるスタッフに任せて経営者は事務所で9時から18時まで働いているという人もいます。

大きなチェーン店だと店舗に顔を出すことが少ない経営者もいますが、少数の店舗を持っている経営者であれば毎日のように店舗に顔を出して状況をチェックする経営者が多いでしょう。

そのため、経営者の休日は店舗の休日と重なる場合が多いです。

一般的に飲食店経営者は店舗で何かあったときに対応する必要があるため、休日でも出勤しなければならないこともあります。

飲食店経営者の将来性はどうなっている?

飲食店には味や食材に自信のあるお店、接客が得意なお店、コストパフォーマンスがいいお店などそれぞれの特色があります。

その特色を活かし、多くの人の人気を得て、リピーターを獲得できれば、安定した収入が見込めます。

また、売上が上がれば、既存店舗を拡大したり、ほかにも店舗を出店したり、事業をより大きく展開していくことも可能です。

時代の流れや流行も意識しつつ、どのような飲食店が求められるのかを考えながら経営していけば、飲食店経営者の将来性は明るいと言えます。

飲食店経営者の身につくスキルは何?

飲食店経営者に身につくスキルは、経営力とプロデュース力です。

経営者は常に集客方法を考え、コストと品質のバランスを考慮した仕入れをし、適切な人員配置をします。

他にもお店の壁の色から飾りつけ、お皿の種類、メニューの見せ方、などお店に置いてあるものひとつひとつを考えなければなりません。

そのため、経営力とプロデュース力は身につきます。

飲食店経営者のメリット・デメリットはどんなものがある?

飲食店経営者のメリットは、自分でお店の方針を決定できることです。

素材で勝負するか、味付けで勝負するか、価格で勝負するのかなど、まずお店の方針を自身で決定します。

自分の方針やアイディア次第で収益が大きく変わり、やりがいを感じられるでしょう。

収益が良ければ店舗拡大や多店舗展開もできるので事業を大きくするチャンスもあります。

しかし、デメリットとしては収入が安定しづらいこともあります。

飲食店は季節や流行りによっても影響を受けやすく、売上が変動しやすいです。

収入を安定させるためには、常に一定数の顧客を確保できるような工夫が必要です。

飲食店経営者のまとめ

飲食店経営者とは自分が決めた方針で自分で理想とするお店作りができるので、とても魅力的な仕事です。

しかし、飲食店は売り上げが安定しにくいことや従業員が確保しにくいことで、大変苦労する仕事でもあります。

事前に苦労することを予測して、それでも飲食店経営者になりたいという強い気持ちが必要です。

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この記事の執筆者
「法人派遣マッチング」ならびに
転職エージェント「♯就職しよう」運営
株式会社アドバンスフロー 代表取締役 中塚 章浩

大手人材サービス会社在籍で2,000名以上の就業に携わり、
「自分に合った派遣会社や人材紹介会社を選ぶ重要性」 を肌で感じてきました。この記事の執筆を通して、派遣会社や人材紹介会社を選ぶ際のミスマッチを少しでも解消できればと思っています。
現在、派遣会社と企業をつなぐ「法人派遣マッチング」と求職者と企業をつなぐ「転職エージェントサービス」を運営しており、それらから得られる最新情報をお伝えするべく、随時、記事の編集や更新も行っています。

経歴
パーソルテンプスタッフ株式会社に在籍後、2010年に株式会社アドバンスフローを設立し、求職者向け情報サイト「♯就職しよう」を運営。現在、#就職しようの執筆とともに、転職・就職などHR領域に関するサービスを多数展開中。 ・執筆者の詳しい経歴はコチラ
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