保育で大変なクラスは?

保育士あずかり



執筆者 : 保育士の勤務経験を活かして執筆しています。

保育園では、どの年齢のクラスが大変か?


保育園では、子どもたちの年齢に応じた保育が必要で、その年齢なりの難しさもあるため、どの年齢でも大変な仕事です。

例えば、0歳児であれば何もできない年齢のため、飲み物を飲ませたり、オムツを交換したりと常にお世話が必要です。

一方で、5歳児であれば、ほとんどのことが自分でできるため保育士の手がかからないですが、反面、イベントが多く就学準備も必要になってきます。

どの年齢のクラスも大変ですが、年齢で違った成長が見られることは、保育士の楽しみです。

年齢別で大変なところはどんなところか?


年齢によってできることが違うため、子どもの成長に応じた保育が必要になってきます。
年齢ごとに大変なところはどんなところか紹介します。

0歳児の保育で大変なところ

  • 0歳児はまだ言葉を喋ることが出来ないため、泣き声や表情の変化から状況の判断をしなくてはいけません。
  • 少しでも目を離すと誤飲やケガの危険が高いため、常に気が抜けません。
  • お昼寝の時には、乳幼児突然死症候群(睡眠中、突然死に至る病気)になる危険があるため、数分おきに呼吸や顔色を確認しなくてはいけません。
  • 同じ0歳児でも、月齢や一人ひとりの成長スピードが違うため、成長に合わせた保育が必要になります。
  • デリケートな時期で気温の変動やちょっとしたウイルスで病気にかかりやすいため、衛生管理や健康管理を徹底しなくてはいけません。

1歳児の保育で大変なところ

  • 1歳になってもまだ月齢で差があるため、一人ひとりの成長に合わせた保育が必要になります。
  • 1歳児は、歩行移動ができ好奇心も増す年齢です。そのため、興味が向いたら突進していったり、目についたものを口にいれたりと、突拍子もない行動をすることが多くなります。それゆえ常に周囲の状況と子どもたちの様子に目を光らせる必要があります。
  • 1歳半ごろから自我が目覚め始めるため、自分の思いどおりにならないと泣いてしまったり、周囲の友達を叩いたり、噛んだり、引っ掻いたりといったトラブルへの対応が必要になります。
  • トイレトレーニングが始まる年齢ですが、子どもそれぞれでできるようになるまでの時間や進捗が違うため、個別に対応をしなければいけません。

2歳児の保育で大変なところ

  • 2歳児は、自己主張がとても強くなり「魔の2歳児」といわれるイヤイヤ期に入るため、思い通りにいかないと反抗したり、かんしゃくを起こしたり、泣き出したりする子どもたちを個別に対応する必要があります。
  • 運動機能や会話レベルが上がり、お友達と一緒に遊ぶことが増えますが、ケンカも増えるため、仲裁に入りながらも会話で解決できるように導いていく対応をしなければいけません。

3歳児の保育で大変なところ

  • 3歳児は学習能力が高くなり、知能も発達してくるため、さまざまなことについて質問されることが多く、さらに、クラス人数もふえるため、何度となく繰り返される質問攻めに対応しなければなりません。
  • 運動能力もより活発になるため、高いところに登るなどの危険な遊びをしないよう注意する必要があります。
  • 周囲の友達と一緒に遊ぶことが多くなることで、ケンカも増えるため、友達と遊ぶ際に必要なルールや仲直りの仕方などを教えなくてはなりません。

4歳児の保育で大変なところ

  • 4歳児は「話をすることが楽しい」と感じ始める年齢のため、子どもたち複数名から同時に話しかけられることが多くなるため、それらを平等に聞きながら保育をしなければなりません。
  • 競争心が芽生えることでのケンカが多くなり、3歳児以下とは違った仲裁の仕方やルールを教えていく必要があります。
  • 遊びが一段とダイナミックになり、大きなケガにつながりやすくなることから、遊びや運動の前にルールや注意点を理解させなくてはいけません。

5歳児の保育で大変なところ

  • 5歳児は保育園の最年長として「運動会」や「発表会」などで演目の難易度が上がるため、日々準備や練習に追われます。
  • 小学校の準備として、園児に小学校を見据えた生活のルールを教えなくてはいけません。保護者にも就学の心構えについて理解し協力してもらえるよう説明を行います。

年齢別での対応方法は?


年齢によって大変ところが違うと、対応方法も異なってきます。
どんな対応が必要なのか、年齢別に紹介します。

0歳児の対応方法

  • 0歳児は、会話が出来ず自分の気持ちや状態を伝えることができないため、泣く笑うといった行動や表情を注意深く観察することが必要です。また、コミュニケーションをとるには、常に目を合わせてほほ笑み、声をかけてあげることが必要です。
  • ハイハイが出来るようになると、どんな物でも手に触れたものは口に運んでしまうため、あらかじめ周りに誤飲するようなものを置かないようにすることが必要です。
  • 歩行が出来るようになっても、バランスを崩して転倒することが多いため、周囲に頭をぶつけてしまうものがないか、あらかじめ確認しておくことが必要です。
  • 免疫力が低く、少しのウイルスでも病気になる可能性が高いため、おもちゃや哺乳瓶の消毒を行い、常に衛生管理に気を付けることが必要です。

1歳児の対応方法

  • 1歳児は行動範囲が広がり、園内や園庭の遊具で遊ぶことが出来るようになるため、あらかじめ周囲に危ないものがないかの確認と、ケガをしないようにサポートをしてあげる必要があります。
  • 自我が芽生え自己主張できるようになりますが、言葉で気持ちを伝えることができないため、友達を噛む、引っ掻くといったトラブルが増えます。保育士が仲立ちしながら言葉で伝えることを根気よく教える必要があります。
  • 一人ひとり成長に合わせた対応ができるように、月齢の違いで出来ることと出来ないことに大きな差があるということをあらかじめ保育士が理解しておく必要があります。

2歳児の対応方法

  • 2歳児のイヤイヤ期は大人になる過程でとても大切な時期のため、気持ちを受け止めて温かく見守ってあげることが必要です。
  • お友達と仲良く楽しく遊ぶために必要な言葉(貸して、入れてなど)を知ってもらうため、保育士も遊びの中で積極的に会話を入れていく必要があります。

3歳児の対応方法

  • 3歳児は質問が多く、納得するまで質問を繰り返すため、曖昧に済まさず的確に答え、時には一緒に考えることが必要です。
  • 運動能力が発達し、高い遊具に登ることが出来るようになるため、あらかじめ正しい遊び方を説明し、ケガをしないように注意する必要があります。
  • 簡単なルールを理解できるようになるため、お友達同士で順番を守って遊んでいるか、おもちゃなど貸し借りできているかを保育士は見守る必要があります。

4歳児の対応方法

  • 4歳児は自分の話に夢中になり話が止まらないことが多いため、みんなの話を順番にそして平等に聞いてあげることと、保育士からの大切な話がある場合は、おしゃべりの中断を促す必要があります。
  • 競争心が芽生え集団で遊ぶことの楽しさを知ってもらうために、あらかじめ正しいルールを説明したうえで、運動や鬼ごっこを積極的に遊びに取り入れる必要があります。

5歳児の対応方法

  • 5歳児は小学校の準備や年長としてのイベントが多くなるため、保育士は前もって余裕のある計画、日程を組んでおく必要があります。
  • 時間や数の理解が出来るようになるため、遊びのルールだけではなく時間を守ることなど小学校を見据えた生活のルールを細かく伝え、集団行動が出来るように促す必要があります。

保育士の1日の流れ

時間 仕事内容
7:00 出社(早番勤務の日)
→早番出勤の日はこの時間に出社します。登園する園児の受け入れ準備のため、園内の空調を整え、教室やホールなどの見回りをして安全を確かめます。
7:30 園児が登園
→登園した園児は、朝の会までホールで自由に遊んで過ごします。保育士は登園する園児たちの受け入れを行ったり、自由遊びをしている園児たちの安全を見守りながら、保護者の方から離れない園児のフォローも行います。
8:30 出社(通常勤務の日)
→通常勤務の日はこの時間に出社します。早番で出社している保育士と一緒に園児を受け入れます。
9:00 朝の会
→朝の会は、クラスごとに行う場合もあれば全園児で行う場合もあり、保育園によって異なります。朝の会ではみんなで元気よく朝の挨拶を行い、朝の歌を歌います。手遊びや体操を行うこともあります。
9:30 クラス別保育
→クラスごとに集まって、決められたカリキュラムを進めていきます。カリキュラムの内容は日によってさまざまで、事前に内容を決めておきます。お散歩や水遊び、お絵かき、工作などをすることもあれば、運動会や発表会などの練習をすることもあります。
11:30 昼食(給食)
→給食の準備をします。基本的には配膳から片付けまで保育士が行いますが、園児の年齢が高くなると配膳や片付けを園児自身が行うこともあります。その場合、保育士は、園児が盛り付けなどをきちんとできるように支援します。
13:00 お昼寝
→お昼寝布団を出して園児のお昼寝の準備をし、園児を寝かしつけます。園児が寝ている間は様子を見守りながら、日誌や連絡ノートを書きます。
14:30 起床
→園児を起こして、布団を片付けます。
15:00 おやつ
→おやつの準備を行い、配膳します。食べ終わったら片付けます。
15:30 自由遊び
→ホールの見回りをして、危険がないか、園児たちの安全を確認します。
16:00 帰りの会
→教室に戻り、園児の帰る準備をします。園児たちに配布物や連絡ノートを渡し、通園カバンに入れさせます。その後、本読みや紙芝居を行い、帰りの歌を歌い、帰りの挨拶を行います。
16:30 お迎え
→保護者の方が園児のお迎えに来ますので、保育園での今日の園児の様子を伝え、保護者の方からも相談事を伺います。延長保育も含めて18時過ぎまで、園児を順次引き渡します。
19:00 ミーティングなどの翌日の準備・片付け
→保育士どうしで明日の保育内容などの打ち合わせを行います。壁面や教材を準備したり、片付けや掃除も行います。
19:30 退社
→明日の準備が終わると、保育士の勤務は終了。帰宅します。

初任で受け持つことが多い年齢のクラスは?


初任で受け持つクラスの年齢は、就職した保育園によって異なります。

例えば、人手不足の保育園であれば、その時点で空いているクラスの担任になることがあり、保育士1年目から3歳児や4歳児、5歳児のクラスを一人で担任することもあります。
規模が大きい保育園や、保育士の人数が充実している園では、1年目は副担任やサブ(サポート)に就いたり、0~2歳児の場合は複数名で担任を行うため、ベテランの保育士と一緒に0~2歳児クラスを受け持ったりします。

まとめ


保育士1年目は何歳児のクラス担当になっても大変ですが、学ぶこともたくさんあります。

例えば先輩の行動を真似をしたり観察をして、保育士としての行動を学ぶこともできますし、実際に自分自身が経験をして初めて学ぶこともあります。
いろいろな年齢のクラスを経験すると、年齢ごとの成長を学ぶことができ、スキルアップにつながっていきます。
どの年齢のクラスになっても学ぶことを楽しみながら、保育士の仕事を頑張っていきましょう。

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