面接対策のやり方|何から始める?人事が見ていることから始める3つの順番

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面接対策 #就職しよう 代表 中塚章浩の顔写真

この記事を書いた人
中塚 章浩
株式会社アドバンスフロー 代表取締役/面接対策「#就職しよう」
2,000回の面接に同席して、何度も見てきました。ハキハキ答えているのに落ちる人は、話し方ではなく、準備を始める「順番」をまちがえています。
✓大手人材会社・リクルートを経て独立。人材業界16年
✓のべ約2,000名の転職を支援し、約2,000回の面接に同席
✓厚生労働大臣許可 有料職業紹介事業 01-ユ-300586

この記事は、面接が決まったけれど、何から手をつければいいか分からない人のために書きました。

結論を先にお伝えします。面接対策は、次の3つの順番でやります。

  1. 人事が見ていることを知る
  2. 自分を整理して、会社と重ねる
  3. 伝え方を練習する

この記事を読み終えると、次の3つが分かります。

  • 面接対策の3つの順番と、なぜその順番なのか
  • 順番ごとに、何をどうやるか
  • 今日、最初にやること

結論:面接対策は「人事が見ていること」から始める

面接対策は、人事が見ていることを知り、自分を整理して会社と重ね、最後に伝え方を練習する、の順番でやります。練習から始めると、ずれた答えを上手に話す練習になってしまうからです。

多くの人は、面接対策と聞くと「よく聞かれる質問の答えを作って、練習する」ことから始めます。

ところが、答えを作る前に知っておくことがあります。それが、人事が何を見て合否を決めているか、です。

これを知らないまま答えを作ると、自分では良い答えのつもりでも、人事が求めていない話をしてしまいます。

なぜ練習から始めると受からないのか

練習で直るのは「話し方」だけで、「何を話すか」は直らないからです。答えの中身がずれていれば、どれだけ上手に話しても評価は上がりません。

私が同席した面接で、何度も見た場面があります。

ハキハキと、つまらずに、きれいな言葉で答えている。なのに、面接官の表情が動かない。

理由は、その答えが、その会社が求めている人の話になっていなかったからです。

たとえば、チームで動く人を求めている会社に、「一人で黙々と数字を上げてきました」とアピールしても、響きません。話し方がどれだけ上手でも、同じです。

だから、話し方の練習は最後にやります。

順番1:人事が見ていることを知る

人事は、評価表にそって「仕事ができるか」「会社に合うか」「すぐに辞めないか」の3つを確かめています。まず求人票と採用ページから、その会社が求めている人を3つ書き出します。

人事が確かめているのは3つ

会社にはそれぞれ面接の評価表があり、何を見て合否を決めるかは、面接の前から決まっています。項目の名前は会社によって違いますが、確かめていることは次の3つにまとまります。

人事が確かめていること 面接で聞かれる質問の例
仕事ができるか(経験・スキル) これまでの仕事を教えてください/成果を出したことは何ですか
会社に合うか(考え方・人柄) なぜ当社なのですか/大事にしていることは何ですか
すぐに辞めないか なぜ転職するのですか/入社後にやりたいことは何ですか

つまり、面接の質問は、この3つを確かめるために投げられています。質問の意味が分かると、答えの方向がずれなくなります。

求人票から「求める人」を書き出す

その会社が何を求めているかは、求人票に書いてあります。次の手順で書き出してください。

  1. 求人票の「仕事内容」「求める人物像」「歓迎条件」の3か所を開く
  2. 何度も出てくる言葉に線を引く(例:「チーム」「お客様に寄りそう」「主体的に」)
  3. 線を引いた言葉から、求める人を3つの文にする
書き出しの例(事務職の求人)

  • ほかの部署と連絡をとりながら、仕事を前に進められる人
  • 数字や書類のミスを、自分で見つけて直せる人
  • 決まったやり方を、もっと楽になるように変えられる人

採用ページと会社の言葉から足す

求人票だけで足りないときは、会社の採用ページ、社長のメッセージ、社員インタビューを読みます。

そこで何度も出てくる言葉は、その会社が大事にしている考え方です。さきほどの3つの文に足すか、言葉を置きかえてください。

今日やること(ここまでで終わってOKです)
受ける会社の求人票を開き、「求める人」を3つの文で書き出してください。紙でもスマホのメモでもかまいません。これが、このあとの全部の土台になります。

順番2:自分を整理して、会社と重ねる

自分の過去の出来事を書き出し、その中から「会社が求める人」と重なる出来事だけを選んで、答えの材料にします。例文を探して覚えるのではなく、自分の出来事から答えを作ります。

面接でよく聞かれる質問は7つ

面接の質問は、会社が違っても、だいたい次の7つです。

  1. 自己紹介をしてください
  2. これまでの仕事を教えてください
  3. なぜ転職するのですか(転職理由)
  4. なぜ当社なのですか(志望動機)
  5. あなたの強みは何ですか(自己PR)
  6. あなたの短所は何ですか
  7. 何か質問はありますか(逆質問)

この7つの答えを、次の手順で作ります。

答えの材料は、自分の出来事から出す

ネットの例文を探して覚えると、面接官にはすぐ分かります。その人の出来事が入っていないので、深く聞かれたときに答えられないからです。

答えの材料は、自分の出来事です。次の手順で書き出してください。

  1. これまでの仕事を、1社目から順に、やってきた業務を全部書き出す(思い出すだけ。良い悪いは考えない)
  2. その中から「前より良くなった」と言える出来事に印をつける
  3. 印をつけた出来事ごとに「何をしたか」「結果どうなったか」を1行ずつ書く

「前より良くなった」とは、たとえば次のどれかです。どれか1つあれば材料になります。

  • お客さんや上司に言われた言葉がある(「助かった」「次もお願い」など)
  • 数字が変わった(時間が減った、ミスが減った、件数が増えた)
  • 任される仕事が増えた

会社と重なる出来事だけを答えにする

順番1で書き出した「求める人」の3つの文と、自分の出来事を、左右に並べます。重なるものだけを答えに使います。

会社が求める人(順番1) 自分の出来事(順番2)
ほかの部署と連絡をとりながら、仕事を前に進められる人 営業部と経理部の間に入り、請求書の締め日のずれをなくした。月末の残業が毎月10時間ほど減った
ミスを自分で見つけて直せる人 入力のチェック表を自分で作り、差し戻しがほぼなくなった
やり方を楽になるように変えられる人 (重なる出来事がない → この会社では強く押さない)

重なる出来事があれば、それが志望動機と自己PRの中心になります。重ならないところは、無理にアピールしなくてかまいません。

順番3:伝え方を練習する

答えの中身ができてから、声に出して録画し、見返して直します。文章を丸暗記せず、話す順番と出来事だけを覚えます。

声に出して、スマホで録画する

  1. スマホを顔の高さに置き、7つの質問に順番に答えて録画する
  2. 見返して、次の3つをチェックする
    • 1つの答えが1分(長くても2分)におさまっているか
    • 最初の一言で、何の話か分かるか
    • 出来事と数字が入っているか
  3. 直したら、もう一度録画する

文章を丸暗記しない

丸暗記した答えは、一言忘れると止まってしまいます。そして、深く聞かれたときに答えが続きません。

覚えるのは、話す順番と、出来事と数字だけにします。言い回しは毎回少し変わってかまいません。

接続詞を入れて、聞く人の負担を減らす

面接は文章とちがい、面接官は聞き返せません。話の先が見えると、聞く人は理解しやすくなります。

「なぜなら」「たとえば」「その結果」「まとめると」のような接続詞を入れると、面接官は次にどんな話が来るかを予想しながら聞けます。

例
私の強みは、部署の間に入って仕事を前に進めることです。たとえば、営業部と経理部で請求書の締め日がずれていたので、両方の担当者と話して締め日をそろえました。その結果、月末の残業が毎月10時間ほど減りました。

面接まで何日あればいい?日数の目安

私の経験では、3つの順番を一通りやるのに2週間あると落ち着いて準備できます。1週間しかなくても、順番1と順番2を先にやれば間に合います。

これは、私が面接対策をしてきた中での目安です。調査の数字ではありません。

残り時間 やること
2週間 1週目に順番1と順番2、2週目に順番3(録画して直す)を3回以上
1週間 最初の3日で順番1と順番2、残りで録画を2回
3日以内(くわしくはこちら) 順番1(求める人の3つの文)と、7つの質問のうち「転職理由」「志望動機」「自己PR」の3つだけ準備する

何日前から始めて、全部で何時間かかるかは、面接対策はいつから?合計時間と逆算の予定表で詳しく書いています。

Web面接(Google Meet・Zoom)で追加でやること

Web面接でも、やる順番は同じです。追加で、画面の映り方と音の確認を前日までにやります。

  • カメラを目の高さにして、顔が明るく映るか確認する
  • イヤホンかマイクを使い、声が聞こえるか家族や友人と試す
  • 本番で使うアプリ(Google Meet、Zoom など)で、録画して見返す

2,000回の面接に同席して見た、順番を間違えた例

ネットの「こう言うべき」を集めて練習していた学生は落ち続けていました。人事が見ていることに合わせて答えを直しただけで、内定が出るようになりました。

誰もが知る大学の学生で、話してみると好青年でした。でも、周りが内定をとっていく中、自分だけ全然とれない。

ネットやSNSで「こう言うべき」という情報を集めすぎて、自分に合わない答えを抱えこんでいました。落ちる、調べる、また落ちる、のくり返しです。

人事は、きれいな文を聞きたいのではありません。その人がどんな人で、会社に合うかを見ています。ところが本人は、ネットの言い方ばかりで、自分の人柄が何も入っていませんでした。

そこで、順番1(人事が見ていること)に戻って答えを直しました。話し方の練習には、ほとんど手をつけていません。それだけで、内定が次々と出るようになりました。

よくある質問

面接対策は一人でもできますか?

順番1と順番2は、一人でもできます。順番3は、録画すれば一人でも練習できます。ただ、自分の答えが人事にどう聞こえるかは、自分では分かりにくいです。一度は人に聞いてもらうことをおすすめします。一人でやる手順とチェック項目は、面接対策を一人でやる方法で書いています。

新卒の就活でも、同じ順番でいいですか?

同じ順番でできます。新卒の場合は、順番2の「これまでの仕事」を、アルバイト・部活・ゼミ・趣味の出来事に置きかえてください。

答えを紙に書いて覚えるのはダメですか?

書き出すのは良いことです。ダメなのは、書いた文をそのまま丸暗記することです。覚えるのは、話す順番と出来事と数字だけにしてください。

まとめ:面接対策は3つの順番でやる

  1. 人事が見ていることを知る:求人票から「求める人」を3つの文で書き出す
  2. 自分を整理して、会社と重ねる:自分の出来事を書き出し、会社と重なるものだけを答えにする
  3. 伝え方を練習する:録画して見返し、丸暗記せずに話す

まずは今日、受ける会社の求人票を開いて、「求める人」を3つの文で書き出すところから始めてください。

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まず読む

練習のしかた

質問ごとの答え方

立場ごとの面接対策

相談先の選び方

気持ちが折れそうなとき

一人で直らないときは、LINEで相談してください

自分の答えが人事にどう聞こえているかは、一人では分かりにくいです。私が面接官になって本番と同じ面接をし、どこで評価が下がっているかを、その場でお伝えします。

  • 札幌対面(札幌駅から歩いて1分のワーキングスペース)または全国オンライン(Google Meet)
  • 2,000回近い面接に同席した経験から、3つの順番のどこでつまずいているかを見つけます
  • まずはLINEで一言からで大丈夫です

面接対策の詳しい内容を見る(札幌・全国オンライン)

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この記事の執筆者
「法人派遣マッチング」ならびに
転職エージェント「♯就職しよう」運営
株式会社アドバンスフロー 代表取締役 中塚 章浩

大手人材サービス会社在籍で2,000名以上の就業に携わり、
「自分に合った派遣会社や人材紹介会社を選ぶ重要性」 を肌で感じてきました。この記事の執筆を通して、派遣会社や人材紹介会社を選ぶ際のミスマッチを少しでも解消できればと思っています。
現在、派遣会社と企業をつなぐ「法人派遣マッチング」と求職者と企業をつなぐ「転職エージェントサービス」を運営しており、それらから得られる最新情報をお伝えするべく、随時、記事の編集や更新も行っています。

経歴
パーソルテンプスタッフ株式会社に在籍後、2010年に株式会社アドバンスフローを設立し、求職者向け情報サイト「♯就職しよう」を運営。現在、#就職しようの執筆とともに、転職・就職などHR領域に関するサービスを多数展開中。 ・執筆者の詳しい経歴はコチラ
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