この記事は、面接が明日・3日後・1週間後に迫っていて、「もう時間がない」と焦っている人のために書きました。
結論を先にお伝えします。時間がないときは、全部をやろうとしないでください。次の3つだけ準備します。
- 求人票から、その会社が求めている人を3つの文で書き出す
- 転職理由・志望動機・自己PRの3つの質問だけ、答えを作る
- 声に出して、1回だけ録画して見返す
前日からでも、この3つなら2時間半ほどでできます。
結論:時間がないときは「3つの質問」だけ準備する
時間がないときは、転職理由・志望動機・自己PRの3つだけ準備します。この3つは、人事が確かめている「すぐに辞めないか」「会社に合うか」「仕事ができるか」に、それぞれ答える質問だからです。
面接でよく聞かれる質問は7つほどありますが、時間がないときに全部を準備しようとすると、どれも中途半端になります。
人事は、面接の評価表にそって、次の3つを確かめています。その3つに、まっすぐ答える質問だけを先に準備します。
| 人事が確かめていること | 答える質問 |
|---|---|
| すぐに辞めないか | 転職理由(なぜ転職するのですか) |
| 会社に合うか | 志望動機(なぜ当社なのですか) |
| 仕事ができるか | 自己PR(あなたの強みは何ですか) |
自己紹介・短所・逆質問は、この3つができてから、時間が残っていれば準備します。
面接が明日(前日)の人がやること
前日は、求める人の書き出しに30分、3つの質問の答えづくりに1時間、録画して見返すのに30分、持ち物と道の確認に30分。合わせて2時間半ほどです。
求人票から「求める人」を3つの文で書き出す(30分)
- 求人票の「仕事内容」「求める人物像」「歓迎条件」の3か所を開く
- 何度も出てくる言葉に線を引く(例:「チーム」「お客様に寄りそう」「主体的に」)
- 線を引いた言葉から、求める人を3つの文にする
これが、このあとの答えの「方向」になります。ここを飛ばすと、答えの方向がずれたまま本番に行くことになります。
転職理由・志望動機・自己PRの答えを作る(1時間)
3つの質問それぞれに、次の3行で答えを作ります。長い文章は書きません。
- 結論(一言で答える)
- 出来事(何をしたか・結果どうなったか。数字があれば入れる)
- 会社とのつながり(求める人の3つの文のどれと重なるか)
①私の強みは、部署の間に入って仕事を前に進めることです。
②営業部と経理部で請求書の締め日がずれていたので、両方の担当者と話して締め日をそろえました。その結果、月末の残業が毎月10時間ほど減りました。
③御社の「ほかの部署と連絡をとりながら進める」仕事で、この経験を活かせると考えています。
声に出して、1回だけ録画する(30分)
スマホを顔の高さに置き、3つの質問に答えて録画します。見返して、次の3つだけを直します。
- 1つの答えが1分におさまっているか
- 最初の一言で、何の話か分かるか
- 出来事と数字が入っているか
前日は、何回も録画しなくて大丈夫です。1回見返して直すだけで、話の長さと順番が整います。
持ち物・服装・会場までの道を確認する(30分)
- 持ち物:履歴書・職務経歴書の控え、筆記用具、求人票のメモ(求める人の3つの文)
- 服装:アイロン、靴の汚れ、髪型を確認する
- 道:会場までの行き方と、かかる時間を調べる。10分前に着く時間に出る
- Web面接の場合:使うアプリ(Google Meet、Zoom など)にログインし、カメラと音を試す
面接まで3日ある人がやること
3日あれば、1日目に求める人の書き出しと3つの質問の答えづくり、2日目に残りの質問と録画、3日目に直しと確認、の順番でできます。
| いつ | やること | 時間 |
|---|---|---|
| 3日前 | 求める人を3つの文で書き出す → 転職理由・志望動機・自己PRの答えを作る | 1時間半 |
| 2日前 | 自己紹介・短所・逆質問の答えを作る → 6つの質問に答えて録画する | 1時間半 |
| 前日 | 録画を見返して直し、もう1回録画する → 持ち物・服装・道の確認 | 1時間半 |
面接まで1週間ある人がやること
1週間あれば、最初の3日で自分の出来事を書き出して答えを作り、残りの日で録画の練習を2回以上できます。
| いつ | やること |
|---|---|
| 7〜5日前 | 求める人を書き出す → これまでの仕事の出来事を書き出す → 7つの質問の答えを作る |
| 4〜2日前 | 録画して見返し、直してまた録画する(2回以上) |
| 前日 | 持ち物・服装・道の確認。志望動機と自己PRを1回ずつ声に出す |
一人で練習するときの手順とチェック項目は面接対策を一人でやる方法、2週間以上ある人の予定の立て方は、面接対策はいつから?合計時間と逆算の予定表で書いています。
時間がないときに、やらなくていいこと
時間がないときは、ネットの例文を集めること、全部の質問を丸暗記すること、マナーの本を読みこむことは、やらなくていいです。どれも時間がかかるわりに、合否に効きにくいからです。
- ネットの例文を集める:自分の出来事が入っていない答えは、深く聞かれたときに続きません。面接官にもすぐ分かります
- 全部の質問を丸暗記する:一言忘れると止まってしまいます。覚えるのは、答えの3行(結論・出来事・会社とのつながり)だけで十分です
- マナーの本を読みこむ:マナーは、入室・服装・退室の基本ができていれば大丈夫です。落ちる理由は、マナーより答えの中身のことがほとんどです
当日の朝にやること
当日の朝は、求める人の3つの文を見返し、3つの質問の答えを1回ずつ声に出します。新しいことは覚えません。
- 求める人の3つの文を見返す(今日の答えの方向を思い出すため)
- 転職理由・志望動機・自己PRを、1回ずつ声に出す(口を慣らすため)
- 出る時間と持ち物を、もう一度確かめる
よくある質問
前日だけの対策でも、受かりますか?
受かるかどうかは、面接の中身と会社との相性で決まるので、約束はできません。ただ、前日でも「求める人」と「3つの質問」に絞って準備すれば、何も準備しないまま行くより、答えの方向がずれにくくなります。
準備しなかった質問をされたら、どうすればいいですか?
求める人の3つの文のどれかにつなげて答えます。たとえば短所を聞かれたら、「〜が苦手ですが、こう工夫しています」と答え、工夫の部分を求める人に近づけます。
緊張して、作った答えを忘れたらどうしますか?
答えの3行のうち、最初の「結論」だけ思い出せれば大丈夫です。結論を言ってから、出来事を思い出しながら話してください。丸暗記していないぶん、言い回しが変わっても問題ありません。
まとめ:時間がないときは3つに絞る
- 求める人を書き出す:求人票から3つの文にする(30分)
- 3つの質問だけ答えを作る:転職理由・志望動機・自己PRを、結論・出来事・会社とのつながりの3行で(1時間)
- 1回録画して見返す:長さ・最初の一言・数字だけ直す(30分)
まずは今、受ける会社の求人票を開いて、求める人を3つの文で書き出すところから始めてください。
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