この記事は、面接の練習相手がいなくて、一人でどうやって面接対策をすればいいか分からない人のために書きました。
結論を先にお伝えします。一人でやる面接対策は、次の3つの手順で進めます。
- 紙に書く:求める人と、自分の出来事を書き出し、答えの3行を作る
- 声に出して録画する:スマホで本番と同じように答える
- 見返してチェックする:決まった5つの項目だけを見て直す
大事なのは、ただ何回も話すことではなく、「何を見て直すか」を決めておくことです。
結論:一人の面接対策は「書く→録画→チェック」の3つ
一人でやる面接対策は、紙に書いて答えの中身を作り、録画して自分の話し方を見て、決まった項目でチェックして直す、の3つです。チェックする項目を先に決めておくと、一人でも直す場所が分かります。
一人で練習するときに一番困るのは、「どこが悪いのか分からない」ことです。面接官役がいないので、言われないと気づけません。
だから、一人でやるときは、面接官が見ていることを、先にチェック項目として持っておきます。そのチェック項目で、自分の録画を見ます。
手順1:紙に書いて、答えの中身を作る
最初に、求人票から求める人を3つの文で書き出し、自分の出来事を書き出して、答えを「結論・出来事・会社とのつながり」の3行で作ります。話す練習は、この中身ができてからです。
求める人を3つの文で書き出す
- 求人票の「仕事内容」「求める人物像」「歓迎条件」を開く
- 何度も出てくる言葉に線を引く
- 線を引いた言葉から、求める人を3つの文にする
自分の出来事を書き出す
- これまでの仕事を、1社目から順に、やってきた業務を全部書き出す
- その中から「前より良くなった」と言える出来事に印をつける(言われた言葉・数字が変わった・任される仕事が増えた、のどれか1つあればOK)
- 印をつけた出来事ごとに「何をしたか」「結果どうなったか」を1行ずつ書く
答えを3行で作る
- 結論(一言で答える)
- 出来事(何をしたか・結果どうなったか。数字があれば入れる)
- 会社とのつながり(求める人の3つの文のどれと重なるか)
文章にはしません。3行のメモにしておくと、丸暗記にならず、本番で言い回しが変わっても困りません。
手順2:声に出して、スマホで録画する
スマホを顔の高さに置き、質問を自分で読み上げてから答えて録画します。本番と同じ服装・姿勢でやると、見返したときに本番に近い姿が分かります。
- スマホを顔の高さに置く(本や箱を重ねて高さを合わせる)
- 質問をメモに書いておき、自分で読み上げる(例:「なぜ転職するのですか」)
- 1問ずつ答えて、録画を止めずに次の質問へ進む
- まずは、転職理由・志望動機・自己PRの3問から始める
鏡の前で練習する方法もありますが、話しながら自分の顔を見ると、どうしても話に集中できません。録画して、話し終わってから見るほうが、直す場所がはっきり分かります。
手順3:見返して、5つの項目だけチェックする
録画は、長さ・最初の一言・出来事と数字・会社とのつながり・表情と声の5つだけを見ます。全部を直そうとせず、1回の練習で直すのは1〜2個にします。
| チェック項目 | 見るところ | 直し方 |
|---|---|---|
| 1. 長さ | 1つの答えが1分(長くても2分)におさまっているか | 出来事を1つにしぼる |
| 2. 最初の一言 | 最初の一言で、何の話か分かるか | 「結論から言うと」ではなく、結論そのものから話し始める |
| 3. 出来事と数字 | 何をして、どうなったかが入っているか | 「時間が減った」「件数が増えた」など、変わったことを1つ入れる |
| 4. 会社とのつながり | 最後に、求める人と重なる話で終わっているか | 求める人の3つの文の言葉を、そのまま1つ使う |
| 5. 表情と声 | 目線がカメラか、声が聞き取れるか | カメラの横にふせんを貼り、そこを見て話す |
直したら、もう一度録画して、直した項目だけを見ます。これを3回くり返すと、答えの形がそろってきます。
一人で練習するときに、やってはいけないこと
一人で練習するときにやってはいけないのは、答えを文章で丸暗記すること、ネットの例文をそのまま使うこと、録画を見ないで回数だけ重ねることの3つです。
- 答えを文章で丸暗記する:一言忘れると止まってしまいます。覚えるのは3行のメモだけにします
- ネットの例文をそのまま使う:自分の出来事が入っていないので、深く聞かれたときに続きません
- 録画を見ないで回数だけ重ねる:同じところでつまずいたまま、くせが固まってしまいます
一人の練習で直ること、直らないこと
一人の練習で直るのは、話の長さ・順番・表情など「伝え方」です。一方で、自分の答えが人事にどう聞こえるか、答えの中身がずれていないかは、一人では分かりにくいです。
| 一人で直ること | 一人では分かりにくいこと |
|---|---|
| 話が長すぎる・短すぎる | その答えが、人事の評価を上げているか下げているか |
| 最初の一言で何の話か分からない | 深く聞かれたときに、答えが続くか |
| 目線・声の大きさ・表情 | 選んだ出来事が、その会社に合っているか |
私が2,000回近く面接に同席してきて感じるのは、一人で練習している人ほど、話し方はうまくなっているのに、答えの中身がずれたままのことがある、ということです。一度は人に聞いてもらうことをおすすめします。
一人の練習に、ほかの人の目を足す方法
録画を家族や友人に見てもらう、AIに答えを読ませて質問を出してもらう、プロの模擬面接を1回受ける、の3つの方法があります。
- 家族や友人に録画を見てもらう:「最初の一言で何の話か分かった?」「長いと思った?」の2つだけ聞く
- AIに質問を出してもらう:答えの3行をAI(ChatGPTなど)に読ませ、「面接官としてこの答えに深掘りの質問を3つして」と頼む。深く聞かれたときに答えが続くかを試せます(頼み方はChatGPTで面接対策|プロンプト5つ)
- プロの模擬面接を1回受ける:答えの中身が人事にどう聞こえるかが分かります
よくある質問
一人の練習は、何回くらいやればいいですか?
録画して見返して直す、を3回くり返すのが目安です。回数より、毎回「何を直すか」を決めてから録画することが大事です。
自分の録画を見るのがつらいです。
最初はみんなそう感じます。音を消して表情だけ見る回と、画面を見ないで声だけ聞く回に分けると、見やすくなります。
Web面接の練習も、一人でできますか?
できます。本番で使うアプリ(Google Meet、Zoom など)を自分だけで開いて録画すると、画面の映り方まで本番と同じように確かめられます。
まとめ:一人の面接対策は3つの手順でやる
- 紙に書く:求める人と自分の出来事を書き出し、答えを3行で作る
- 録画する:スマホを顔の高さに置き、質問を読み上げてから答える
- 5つの項目でチェックする:長さ・最初の一言・出来事と数字・会社とのつながり・表情と声
まずは今日、転職理由・志望動機・自己PRの3問だけ、録画してみてください。
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気持ちが折れそうなとき
一人で直らないときは、LINEで相談してください
答えの中身が人事にどう聞こえるかは、一人では分かりにくいです。私が面接官になって本番と同じ面接をし、どこで評価が下がっているかを、その場でお伝えします。
- 札幌対面(札幌駅から歩いて1分のワーキングスペース)または全国オンライン(Google Meet)
- 一人の練習で直らなかった「中身のずれ」を一緒に直します
- まずはLINEで一言からで大丈夫です
その原因は、話し方ではありません。もっと手前にあります。
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