「IT業界の営業職って難しいの?」
このようなお悩みを抱えていませんか?
この記事では、IT業界の営業職について解説いたします。
IT業界の営業職への転職をお考えの方にとって、この記事がお役に立てば幸いです。
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目次
IT業界の営業職へ転職は難しいの?
IT営業は現在売り手市場となっており、未経験でも転職しやすい職種です。
大手人材サービスdoda調べによると、2021年5月の業界別・職種別転職求人倍率はIT業界が5.63、営業職が1.61となっています。
1を超えると売り手市場と言われている求人倍率において、業界・職種いずれの側面からも高い数値となっています。
業界別転職求人倍率
画像引用元:doda公式サイト転職求人倍率レポート(2021年5月)職種別転職求人倍率
画像引用元:doda公式サイト転職求人倍率レポート(2021年5月)
1. IT業界の営業職経験者
扱う製品が異なる場合でも、IT業界で営業をしたことがあるというのは大きな強みになります。
売り手市場の今は転職先の選択肢も多いでしょう。
2.非IT業界の営業職経験者
IT経験がなくても、営業のスキルは非常に重宝されます。
採用する企業にとって、営業の基礎を教える必要がないのは、大きなメリットです。
選考を有利にするために、少しでもITについて勉強したり、日常的に業界のニュースを読んだりしておきましょう。
3.業界・職種どちらも未経験者
IT営業は未経験でも転職できるチャンスがあります。
IT業界が人手不足のため、経験よりも「IT業界で営業をやりたい」という意欲を重視している求人も多いです。
人と接する業務経験や独学でもITの知識など、何かしら「IT営業に向いてる」と思わせる話題を準備しましょう。
IT業界の営業職はどのような仕事内容なの?
IT業界の営業職は企業の特徴により、以下に分かれます。
何を売るかで業務内容や必要なスキル・知識も異なります。
1.SIer
顧客の「こんなシステムが欲しい」という要望に対して、自社のサービスから「どの位のコスト・期間でどのようなものを作れるか」を提案します。
技術の知識が必要なため、内部のエンジニアと連携が欠かせません。ITのものづくりに関わっていきたい人には、SIerでの営業がおすすめです。
2.メーカー(ハードウェア・ソフトウェア)
PCなどのIT機器や、自社のソフトウェアを販売する営業です。
売るだけでなく、導入後のサポートを長期間対応するケースが多く、その製品の専門家として深い知識が身につきます。
3.WEBサービス
ホームページ制作やSEO対策など、WEBに関するサービスが商材です。
日常的に目にするWEBサイトに関わるので、未経験者にとっては身近で入りやすい領域です。
4.コンサルティング
顧客の課題に対して、「どんなシステムや仕組みがあれば解決できるか」を提案します。
ITの知識に加えて、顧客の業界や業務について深く知る必要があります。難易度は高いですが、給与水準も高い職種です。
5.ソフトハウス、エンジニア派遣
プロジェクトに必要な技術を持った人材を提案する営業です。
幅広くIT業界についての知識が身につき、さらには、エンジニアのキャリア支援など、人材育成の側面もスキルも高めることができます。
IT業界の営業の楽しい・おもしろいところはどこ?
IT営業の魅力について、以下2点のポイントで紹介します。
1.ものづくりに関わることができる
IT営業の楽しい点の1つとして、ものづくりに関わることができる点が挙げられます。
IT営業は契約してエンジニアへバトンタッチではなく、その後システムがリリースされるまでをフォローしていきます。
自分でプログラミングはしませんが、プロジェクトの一員として、システムが完成し、顧客の課題が解決されるまでを見届けることができます。
2.上位役職者と商談ができる
IT営業の楽しい点として、経営者などの上位役職者と商談出来る機会がある点も挙げられます。
扱う製品や企業規模にもよりますが、IT投資は企業にとって安くはない買い物です。
そのため、担当者として上位役職者が出てくることも多いです。
上位役職者の事業に対する想いを聞いたり、課題解決の相談にのったりすることは、ビジネスマンとしての視野を広げることに繋がるでしょう。
IT業界の営業のきつい・厳しいところはどこ?
IT営業の大変なところについて、以下2点のポイントで紹介します。
1.顧客の知識レベルに合わせたコミュニケーション
担当する顧客のレベルに合わせて、時に難易度の高い話を簡単にするコミュニケーションスキルが必要になります。
担当する顧客によって、ITの知識は様々です。ITに詳しいエンジニアもいれば、パソコン が苦手な担当者もいます。
営業として顧客と良い関係性を築く為には、相手の知識レベルに合わせた話をすることが大切です。
そのため、高いコミュニケーションスキルと必要知識の勉強が必要になります。
2.トラブル対応
ITのプロジェクトでトラブルが発生することも多く、その対応に追われることもあります。
製品の不具合やケアレスミス、納期遅れなど想定外のことも起こります。
そんな時、顧客の対応をするのは営業とプロジェクトマネージャーです。
トラブルによって顧客との関係を崩さないよう対応していくことが、厳しいと感じる人もいるでしょう。
IT業界の営業職はやはり年収が高めなの?
IT業界の営業職は、年収が高めの傾向にあります。
大手転職エージェントのマイナビエージェント調べによると、IT営業の平均年収は472万円です。
その他業界の法人営業の平均年収が447万円となっているため、比較すると高めの傾向にあります。
「専門知識が必要」な点と「人材が枯渇しており売り手市場」という点で、高めに設定している企業も多いでしょう。
ただし、ITの中でも「コンサルティング企業が高くWEB系企業が低め」など細かい業種や企業規模によっても年収は異なります。転職の際には、業務の難易度と年収のバランスを見極めることが大切です。
IT業界の営業はどのようなキャリアパスを描けるの?
IT営業の一般的なキャリアパスとしては、IT営業の管理職を目指すことです。
今後も継続的に需要が見込まれるIT営業の管理職は非常に市場価値が高いです。
管理職として経験を積んだ後に、より条件の良い企業への転職も叶うかもしれません。
他のキャリアとしては、IT営業のプロフェッショナルの道です。
所属している企業で知識や営業力を磨くことも可能ですが、専門性が高く、営業スキルも求められるコンサルタントを目指すと、収入も上げやすいでしょう。
IT業界の営業になるために必要な資格やスキルは?
IT営業に求められる資格やスキルは企業によって異なります。
まずは自分の希望する企業が何を求めているかを、求人情報やHPを見て確認することが大切です。
1.IT業界の営業職に必要な資格
IT営業は資格よりも実務で経験を積むことの方が重視されます。
また、求められるIT知識も企業により様々なので、事前に資格を取得するよりも、入社してから必要な知識を勉強する方が実務に役立つでしょう。
ただし、IT未経験の人は「ITパスポート」を勉強しておくと、基礎的な仕組みがわかり、製品やサービスについても理解しやすくなります。
2.IT業界の営業職に必要なスキル
IT営業に求められるスキルは多いですが、代表的なものを以下ご紹介します。
1.コミュニケーションスキル
営業職にコミュニケーションスキルは欠かせません。
特にIT営業は顧客と社内エンジニア、外注先など関わる人も多いです。
そのため、相手の要望を正確に理解するヒアリングスキル、自社のサービスを売り込むプレゼンテーションスキルも含めて、高いコミュニケーションスキルが必要です。
2.IT技術や顧客の事業への関心
IT業界は日々新しい技術やサービスが生まれており、新しい情報をキャッチアップするためには、興味を持って日ごろからアンテナを張ることが大切です。
自社のサービスだけでなく、業界について多くの情報を持っている営業は顧客にとってもありがたい存在になるでしょう。
IT業界未経験・営業職未経験でIT営業に転職するために大切なことは?
IT営業で未経験者を採用する際に、企業が重視することはコミュニケーションスキルとIT営業への意欲です。
自分の経験の中で、少しでも近しい経験や活かせるスキルがあるか考えてみましょう。業界や製品について勉強を始めることも転職にはプラスになります。
また、転職で未経験分野にチャレンジする際に大切なのは、「なぜその職種を選んだか」を自分の言葉で語れることです。
IT営業を選んだのが単なる思い付きという印象を与えてしまうと、何かにつまずくとすぐに辞めてしまうのではないかと企業側も不安になります。
なかなか言語化するのが難しいと思う人は、志望動機の書き方を調べたり転職エージェントへ相談したりして、サポートを受けてみましょう。
まとめ
この記事をまとめると、
営業職の中でも、専門性が高く、市場価値の高いスキルを身に付けることができるでしょう。
ただし、ITの中でもどのようなサービスを行っているかにより、身に付けられる知識・経験やキャリアパスも変わってきます。
IT業界が初めての人は、事前にしっかりと情報収集をして企業について理解をした上で、転職先を選びましょう。
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