「エンジニアの経験を積んでおけば転職しやすい?」
「独学の知識はIT経験者の求人に応募できる?」
などの疑問を持っていませんか?
IT業界は人材の枯渇状態が続いており、転職市場は売り手市場となっています。
しかし、いくらエンジニアが枯渇しているからといって、ITエンジニアとして経験を積んでおけば、自分の好きなタイミングで条件の良い企業へ転職できるというわけではありません。
この記事では、IT経験者が転職を考える際に注意すべき点や有利なスキルについて紹介します。
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目次
IT経験者は転職しやすい?
転職しやすさの指標である有効求人倍率を見ると、2021年3月の情報通信業は1.89倍となっており、転職しやすい市場と言えます。
計 求人倍率 |
一般常用 求人倍率 |
パート常用 求人倍率 |
|
---|---|---|---|
情報処理・通信技術者 | 1.89 | 1.99 | 0.23 |
引用元:厚生労働省東京労働局「東京の一般職業紹介状況」のデータを元に表を作成
開発経験を転職サイトに登録をしておくと、スカウトの連絡も少なくなくないでしょう。
しかし、条件が良いからと言って安易に転職を決めてしまうと、入社してから後悔するケースもあります。
同じ開発言語の経験と言っても、企業によりスピード感や使用するツール・ミドルウェアなど技術環境や必要な知識が異なります。
もちろん、応用できる知識も多いですが、それが自分がやりたい業務なのか、経験としてプラスになるのかは冷静に判断しましょう。
転職先の選択肢がある状況だからこそ、安易に考えずに自分の市場価値を知った上で、転職先とタイミングを見極めることが大切です。
IT転職は経験がないと難しい?
ITエンジニアへは経験が無くても転職が可能です。
IT業界は慢性的な人手不足のため、未経験者を教育する仕組みを整えている企業が増えてきています。
特に20代~30代前半の若手であれば、新しいことを教えてもその後の就業可能な期間が長いため、採用されやすいでしょう。
未経験者の採用で企業が1番重視していることは仕事へのやる気とコミュニケーション能力です。
少しでも事前に業界やITの知識について勉強しておくと、やる気をアピールすることができます。ITパスポートなどの基礎知識を習得できる資格を取得しておくのもおすすめです。
独学での開発経験は経験者と言える?
独学での経験は職歴ではないため、職歴書に書くことはできません。
近年ではプログラミングへのハードルが下がり、アプリケーションやWEBシステムを独学で開発した経験がある方もいるでしょう。しかし、それらの経験は履歴書には記載ができません。
しかし、ITエンジニアは成果やスキルを評価される職種です。
実際に開発したアプリケーションや書いたコードを見せることができれば、実績として選考の場でも有利になるでしょう。
独学のみでは実務経験必須という条件は満たすことができませんが、応募時に成果物を見せて、チャレンジしてみても良いかもしれません。
また、実務経験に雇用形態は問わないため、アルバイトや派遣、業務委託にて開発経験があれば、経験として職務経歴書に書くことができます。
IT転職に有利となるスキルとは?
IT転職を有利にするためには、自分の市場価値をきちんと理解することが大切です。
いつまでに転職したいかを明確にし、「それまでに現職でどのような経験を積むか」「何を自己学習すべきか」の計画を立てましょう。
以下転職に有利となるスキルを紹介します。
1.強みと言える技術力
自分の強みと言える技術を1つ身に付けましょう。
選考の場ではその身に付けた技術力だけでなく、技術を身に付けるための過程も評価に値します。
自分がどのような技術を持っており、どのような経験をしてきたかを他人に話せるように、スキルの棚卸しをしておきましょう。
2.コミュニケーション能力
基本的に開発はチームで行われるため、チームメンバーや顧客と円滑なコミュニケーションが取れることは、非常に重宝されるスキルとなります。
チーム開発は独学では経験できない、実務経験者ならではのスキルです。
転職への準備として、日ごろの業務の中でもコミュニケーションにより業務が円滑に進んだ事例や顧客との良好な関係を築いた事例などはまとめておきましょう。
3.文章作成能力
ITエンジニアで重宝されるのが文章作成能力です。
エンジニアは技術の設計書や要件定義書、顧客へのレポート・メール作成など文書を作成する場面が非常に多くあります。
特に、上流工程を担当するようになると、顧客へ提出するドキュメントを作成したり、他人が作成したものをレビューする機会も増えてきます。
ITのどの企業・職種でも共通するスキルのため、業務の中で読み手に伝わる文章を心がけましょう。
IT経験者が転職を成功させるためのポイントは?
IT経験者が転職を成功させるポイントは2つあります。
1.自分の市場価値を知ること
転職する際には、IT業界という広い範囲で、自分がどの程度のスキルを持っていて、どのような業務に対応できるかを把握する必要があります。
企業に属していると、どうしてもその企業のやり方や基準が当たり前になってしまいます。
なかなか自分を客観的に見ることは難しいため、共通の基準である資格を取得したり、転職エージェントを活用して客観的な意見を聞いたりすることが自分の市場価値を知ることに繋がります。
2.キャリアの方向性を明確にしておくこと
ある分野で専門性を磨きたいと考えたときには、ある程度方向性を決めておくことが大切です。
若いうちは色々と試してみることも良いですが、1つの技術を習得するためには時間がかかります。だからこそ、ある程度の方向性は決めておくことが重要になります。
また経験者の転職には、その人が長く務めてくれるかを判断するために、必ず転職理由を聞かれます。
キャリアの方向性を決めて、説得力のある理由を答えることができれば、転職がマイナスに捉えられることはないでしょう。
IT経験者が異業種へ転職するのは難しい?
ITエンジニアの経験がある人が異業種への転職を考える際には、少しでも経験やスキルを活かせる職種を選ぶと転職しやすいでしょう。
具体的な例を挙げると、ツール開発が得意な人は経営企画など数字を管理する職種、コミュニケーション能力を活かしたい人は営業職などです。
IT以外を選びたい理由にもよりますが、同じIT業界内でも異なる職種や、異なる分野のサービスを扱っている企業であれば仕事の特徴や働き方は大きく変わってきます。
一概にIT以外と考えるのではなく、どのような点を変えたいかというポイントで企業を選ぶと、選択肢も増え、希望を叶える企業が見つかりやすくなります。
まとめ
この記事をまとめると、
IT業界が売り手市場の今、ITエンジニアの経験があれば、転職先は見つけやすいでしょう。
しかし、自分のキャリアにプラスになる転職をするためには、自分の価値を知り、能力を発揮できる企業を選ぶ必要があります。
目の前の業務で忙しい人も、一度自分のスキルやキャリアについて考える時間を設け、キャリアを叶えるために少しずつ行動に移していきましょう。
この記事があなたの転職活動に役立てば幸いです。
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