「ITエンジニアは転職で年収1,000万円目指せる?」
「どんなスキルがあれば転職で年収を上げられる?」
そんな疑問を持っていませんか?
この記事では、ITエンジニアが転職で年収1,000万円を目指すコツや役立つスキルなどを解説します。
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目次
エンジニアで年収1,000万円は可能?
ITエンジニアが年収1,000万円になることは可能です。
しかし、大手転職サービスdodaによると、ITエンジニア全体での平均年収は450万円ほどであり年収1,000万円に到達することは容易ではありません。
ITエンジニアは他職種よりも給与が高水準の傾向がありますが、順当にスキルを積んでいけば給与が自動的に上がっていく訳ではなく、市場価値の高いスキルの習得と高い給与水準を持つ企業を選ぶことが必要です。
年収1,000万円を叶えるために選ぶべき企業とは?
年収1,000万円を叶えるために重要なことの1つは「企業選び」です。
どんなに市場価値が高いスキルを身に付けても、属する企業に高いスキルを有していることを評価する制度や資金がなければ、社員に給与として還元されません。
そのため年収1,000万円を目指して給与を重視した転職先を選ぶならば、転職を希望する企業の給与実績や制度も細かくチェックしましょう。
給与水準が高い傾向のある企業として、以下の3つの企業をご紹介します。
- 外資系ITコンサルティング企業
- 大手ITメーカー
- 大手SIer
1.外資系ITコンサルティング企業
一般的に外資系の企業は給与水準が高く、またITコンサルティング企業はより高年収が期待できる傾向にあります。
アクセンチュア株式会社や日本アイ・ビー・エム株式会社のようなITコンサルティングを行う企業では、30代で年収1000万円に到達する可能性があります。
その分コンサルタントとしての高い能力が求められ、場合によっては英語力も必須となります。
またプロジェクトの過渡期には残業が増えることも多いため、ワークライフバランスを重視したい方は注意が必要です。
なかなか他の企業で同等のスキルを積むのが難しいため、入社してからスキルアップをするつもりで、自分が応募できる求人が出ていればチャレンジしてみるのもいいでしょう。
2.大手ITメーカー
自社製品に強みを持ったメーカーは収益が安定しやすく、給与水準が高い傾向にあります。
日本マイクロソフト株式会社などの外資系メーカーはもちろん、日本電気株式会社(NEC)や富士通株式会社も高いスキルの習得や管理職に就くことで、年収1000万円が叶う可能性があります。
3.大手SIer
主にプロジェクトの元請けとなる大手SIerも給与が高水準の傾向があります。
IT業界は多重構造であり、2次請け・3次請けと多重構造の下層に行くにつれて、給与水準が下がる傾向にあります。
公共や金融関連の大規模プロジェクトの元請けとなる企業であれば、売上も高くプロジェクト管理など重要なポジションのエンジニアは高い年収が得られる可能性があります。
SIerへの転職を検討する方は、株式会社NTTデータや伊藤忠テクノソリューションズ株式会社などの大手SIerの求人を探してみましょう。
年収1000万円の可能性がある職種とは?
給与水準の高い企業を紹介しましたが、その中でも年収1000万円を目指すには、給与が上がりやすい職種を選ぶことが大切です。
ここで、年収1000万円に到達する可能性のある職種として、以下3つの職種を紹介します。
- プロジェクトマネージャー
- ITコンサルタント
- 最新技術のスペシャリスト
1.プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは、ITプロジェクトの管理職ポジションにあたります。
管理職ではありますが、プロジェクトが円滑に進むよう進捗管理やクライアントとの調整・交渉など窓口の役割も担っています。
プロジェクトにおいて責任ある立場であるため、給与もプログラマーやSEに比べて高いことが多いです。
2.ITコンサルタント
ITコンサルタントはクライアントの課題に対し、どのような仕組みや技術・システムで解決するかを提案します。
クライアントの深い業務理解と高い問題解決能力が必要なため、高収入が期待できます。
3.最新技術のスペシャリスト
最新技術を持つエンジニアは、多くの企業が求めていますが知識のあるエンジニアが少なく、市場価値が非常に高いです。
今の最新技術としては、具体的にはAIやビッグデータ、IoTといった技術があります。
最新技術の知識があれば新卒でも1000万円以上の提示をする企業もあり、知識が収入に直結しやすい分野でもあります。
IT転職で1000万円を目指すために役立つスキルとは
高収入を目指すには、通常の技術スキルに加えて市場価値の高いスキルを身に付けることが大切です。
IT業界は動きが早く、技術トレンドが常に変化していますが、現時点で転職市場において重宝されやすいスキルを以下3つご紹介します。
- マネジメントスキル
- 英語
- 最新技術(IoT、AI、ビッグデータなど)
1.マネジメントスキル
マネジメントスキルは技術トレンドに左右されずに、高収入が期待できるスキルです。
プロジェクトマネジメントには、関わるプロジェクトの技術や業務理解は必要ですが、軸となるマネジメントスキルはどのようなプロジェクトにも応用できます。
優秀なプロジェクトマネージャーほど、技術や業務分野に左右されずにマネジメントスキルを発揮できるため、転職市場でも非常に重宝されます。
2.英語
大手IT企業はグローバルに事業展開をしている企業が多く、顧客や開発拠点が海外ということも少なくありません。
そこで活躍するのがブリッジSEと呼ばれる、海外と英語でコミュニケーションを取り、調整や管理ができるエンジニアです。
文化や仕事の進め方が異なる相手と、1つのチームとして機能するよう調整することは、英語力だけでなく、高いコミュニケーション能力が求められます。
3.最新技術(IoT、AI、ビッグデータなど)
最新技術は文献や情報も少ない為、知識を身に付けるには自身で探求していくことが必要ですが、少しでも知識があると転職時の大きな武器になります。
年齢や実務経験問わずに、知識やスキルが評価されやすい分野でもあるため、高収入を目指したいエンジニアは勉強を始めてみると良いでしょう。
まとめ
この記事をまとめると、
ITエンジニアが年収1000万円を目指すことは可能ですが、高収入が期待できる企業選びや高い技術の習得が必要です。
転職後すぐに1000万円を目指すのではなく、1000万円に到達する可能性のある企業で経験を積み、徐々に給与を上げていくのが、結果的には近道になる可能性もあります。
この記事があなたの転職活動のお役に立てば幸いです。
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