でも実は、コールセンターでは男性もたくさん働いています。コールセンターは、むしろ男性が活躍できる職場といえるのです。
ここでは13年コールセンターで働いてコールセンター長も務めてきた私が、なぜコールセンターで男性が活躍できる職場なのかといったことや男性ならではの、メリット、反対に男性が苦労する面などもご紹介します。
もし、コールセンターで働くことを迷っている男性の方がいる場合、この記事を読めば男性ならではのメリットを活かしつつ、自分自身がコールセンターで活躍している姿を想像していただけるはずです。
目次
コールセンターでは男性はどれくらい働いている?
コールセンターのプロジェクトのなかでも、テクニカル系、クレーム系、営業系、夜勤系は、男性が比較的多く働いています。
コールセンターにもよりますが、6割から9割程度は男性と考えていいでしょう。
一方で、通信販売などの注文受付や、問い合わせ系は、女性の多いプロジェクトです。
扱う商品が女性もの(化粧品、下着)の場合は、100%女性ということもあります。
男性の多いプロジェクトでも、男性の少ないプロジェクトでも、男性は活躍することができます。
ここからは男性の多いプロジェクトについて詳細をご説明します。
男性の多いプロジェクト4つ
①テクニカル系
テクニカル系とはパソコンや通信サービスなどのサポートセンターのことをいいます。
一般的に、女性よりも男性のほうが、こうした分野に興味も知識もあるため、男性が多く働くプロジェクトです。
②クレーム系
クレームの一次対応は女性が行い、解決できなかった場合に男性が二次対応を行う場合もあります。
特に年配の男性は、自身のクレームの対応が女性から男性に変わるだけで「きちんと対応してもらえている」と感じることが多い傾向があります。そのため、女性と男性が同じ立場であっても、男性が二次対応を任されることがあります。
③営業系
営業系アウトバウンドの仕事は、男性も多く就いています。
特に、企業にアポイントメントを取るような、企業向けの営業では、男性が多く活躍しています。
これは、企業の営業部門に男性が多いのと同じと考えられます。
④夜勤系
24時間受付のプロジェクトは、夜勤で働く人もいます。
夜勤は安全性を考慮する必要があったり、仮眠室で仮眠を取りながら勤務する場合もあるので、男性が就くことが多いです。
また、夜間の電話はいたずら電話も少なくありません。そういった観点でも、男性のほうが向いているといえます。
男性ならではのメリット3つ
①昇給の可能性が高い
テクニカル系、クレーム系、営業系といった男性が配置されることが多いプロジェクトは、難易度が高い傾向にあります。その難易度に比例して、昇給の可能性も高くなるのです。
難易度の低いプロジェクトに配置された場合でも、管理職候補に就けば昇給することがあります。
どちらにせよ結果次第、頑張り次第ではありますが、昇給のきっかけは多いです。
②周りから頼りにされる
テクニカルサポートセンターなどでは、上司であるスーパーバイザーよりも、毎日電話を取っているオペレーターのほうが知識がある場合があり、頼りにされます。
また、女性の多いプロジェクトでも、男性は精神的に女性オペレーターやスーパーバイザーから頼りにされることも多いです。
スーパーバイザーや女性オペレーター、周りからから頼りにされる存在です。
③クレームを収めやすい
クレームの電話に女性が対応すると「女じゃ話にならん!」と言われてしまうこともあります。
今もなお、女性より男性のほうが地位が高いと考えている人は一定数存在しており、男性が対応するほうが、クレームは収まりやすい傾向にあります。
男性ならではのデメリット
コールセンターは、クレームを受けたり営業電話でガチャ切りされたりと、ストレスの溜まりやすい仕事です。
そのストレス解消法として、愚痴を言ったりおしゃべりしたりする女性も多く、それに嫌気がさす男性もいるでしょう。
そこで嫌な顔をせずきちんと対応すると、女性からも一層頼りにされ、活躍できる男性オペレーターとなることができるでしょう。
コールセンターで働く男性のまとめ
コールセンターでは、男性メインのプロジェクト、女性メインのプロジェクトがありますが、どちらのプロジェクトでも男性が活躍できる機会は多いです。
実際にコールセンターで働こうと思う男性は女性ほど多くありませんので、面接に行けば優遇されることも多いでしょう。
男性ならではの期待されること、任されることも多く、きっとやりがいを感じられると思います。
管理職へのデビューも早いでしょう。
また、今まで会社で働いたことがないという男性にとっては、コールセンターは社会人のマナーを学ぶことができる場でもあります。
オフィスデビューするには最適の職場といえるでしょう。



















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